31【完結】王太子を支えるために頑張っていたけど、婚約破棄をされました。

華蓮

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帝国へ

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その日のうちに、馬車にのり、帝国に向かった。

もちろん。そのまま向かうことはできない。うちの馬車は街で乗り換えて、乗り合いの馬車で、帝国との境までいく。
うちの馬車は、アルファ国に向かっているように細工をする。そう。馬車一台くらい損失してもイイ。帝国に俺たちが入ったことを隠さないといけない。

俺が商会をしているなんてあの国のものは知らない。
知っているのは、パプリカだけだ。


荷物が少ない方がいい。

必要なものは、商会で買えばイイ。
だけど、フロンティアの大事なものは持っていきたいからフロンティアに持っていくものはあるか?と聞くと、何もないという。

「王太子には、ドレスや宝石を贈ってもらってはいましたが、、、。数も少ないですし、私に難しいドレスで、、いつも、ファミリアに奪われるのです。」

「初めから王太子は、フロンティアにファミリアの似合うドレスを選び、奪われることを知っていたということか、、、
そんな悪知恵だけは、働くのだな。」

「私が愛されなかったということですよ。あまり気にしていませんでしたけど、、、仕事が多すぎて、、、ワンピースが一番です。」

今回持っていくのものがあっても、持ち出すことは、難しいから、ないと言われるとほっとするが、
何もないと答えるフロンティアにかなしくなる。
俺は、フロンティアを甘やかそうと思う。
誰がなんと言っても。


父上から説得を言われてたから、早いうちに返事をしないといけない。
そのうち呼び出しがかかるから、ゆっくりしているとフロンティアを帝国に出せないから。

「疲れてるのに、ごめん、、、」

「大丈夫です。お兄様がいるから。」

「違うだろ?」
少し拗ねた顔したお兄様が可愛かった。

「プライズ様がいるから。安心できます。」

「離れないからな。安心して眠りな。私の少し硬い太ももを枕にしてくれ。」

「でも、、」
少し躊躇された。。
淑女の見本のフロンティアが、寝転がらないだろうな。

「嫌か?」

「お兄様が、、、プライズ様が大変かと、、」

自分の体調のが悪いのに、また俺のことを心配する。

「いいから。少しでも眠らないと。また倒れる。」

「なら、肩を貸してください。」

しばらくすると寝息が聞こえた。
良かった、、少しでも眠らないと体に負担がかかる。

その寝息にドキッともしたけど、安心する自分もいた。
俺の横にいてくれて、本当に良かった。

これからはもっと可愛がろう。わがままも言って欲しい。
安心して、俺のそばにいられるように。

兄としての気持ちと恋人しての気持ち2つの気持ちが混ざり合っていた。


病気も手術をしたら治るんだから、絶対に長生きさせたい。
俺との時間を長く、、
絶対大丈夫だ。死なせない。と思うプライズであった。




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