31【完結】王太子を支えるために頑張っていたけど、婚約破棄をされました。

華蓮

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兄でなくても

絶対離さない。兄弟でないのだから、
夢が叶った。
神様は、俺の味方だった。
こんなご褒美でしかない。
嬉しすぎて仕方ない。


「ああ。兄妹ではないなら、遠慮しなくていいということだ。フロンティア。
俺はお前を好きだ。
幼い頃からずっと好きだった。兄妹だったから、この気持ちは、兄妹愛だからと蓋をしたんだ。
もう抑えられないよ。
我慢するつもりはない。一緒に帝国へ行こう」


「公爵は、、、」

「弟がいるだろう、、、
それに、俺はフロンティアを虐める奴らと一緒にいたくない。
実はな。帝国で、商会をしていてな。フロンティアが、王太子妃になった時、宰相としての権力の一つとしてお金をが必要だからな。

だから、公爵を出ても生きていける。手術代も出せる。」

「それでは、、、」

「公爵にいても手術をさせてくれないだろう、、、」

「それは、、、」

「手術を受けてくれ。自分のために、、そして、、俺のために、、結婚しよう。フロンティア。」

「お兄様、、、」

「フロンティアは、嫌?」

「わたしより良い人がたくさんいるのよ?わたしなんかではなく、、、」

「フロンティアがいい。幼い頃からずっとフロンティアのそばにいたい思ってた。」

「でも、、、」


「フロンティア嬢。今は自分の気持ちに正直になりなさい。プライズは、大丈夫だ。全てを受け入れてくれる。」

医師は部屋を出ていった

「フロンティア。」
真っ直ぐに私の瞳を見るお兄様。
ドキッとした。
兄ではないと聞き、私の心は、溶け始めた。

「お兄様」

「プライズと呼んでくれよ」

「プライズ様。」

なんだかしっくりきた。
お兄様と呼ぶのではなく、プライズと呼びたかったんだ。


「わたしも好きです。何度お兄様と結婚できたら幸せになれるのにと思った。
でも、、、兄妹だから、、、

お兄様が近くにいてくれるだけで良かったの。」

「好きだ。フロンティア。わたしのために生きてくれ。」

フロンティアは嬉しかった。初めて、私を必要としてくれてることが、、、


生きたいと思った。

私を好きって言ってくれる。

「はい。手術を受けます。お兄様と一緒にいたい。」


「良かった」
抱きしめられた。
プライズ様の胸の中は、温かった。
わたしの居場所はここと言ってくれるよう。


「プライズ様。愛しています」
フロンティアは、ぽろっ言葉を出すことができた。
フロンティアの思いが、、、本音が漏れた。

「フロンティア。俺も愛している。幸せにするから。ずっとそばにいてくれ。」



私の心が溶けていくのがわかった。
やっと人としての気持ちが芽生えたような、、、、。


 

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