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兄でなくても
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絶対離さない。兄弟でないのだから、
夢が叶った。
神様は、俺の味方だった。
こんなご褒美でしかない。
嬉しすぎて仕方ない。
「ああ。兄妹ではないなら、遠慮しなくていいということだ。フロンティア。
俺はお前を好きだ。
幼い頃からずっと好きだった。兄妹だったから、この気持ちは、兄妹愛だからと蓋をしたんだ。
もう抑えられないよ。
我慢するつもりはない。一緒に帝国へ行こう」
「公爵は、、、」
「弟がいるだろう、、、
それに、俺はフロンティアを虐める奴らと一緒にいたくない。
実はな。帝国で、商会をしていてな。フロンティアが、王太子妃になった時、宰相としての権力の一つとしてお金をが必要だからな。
だから、公爵を出ても生きていける。手術代も出せる。」
「それでは、、、」
「公爵にいても手術をさせてくれないだろう、、、」
「それは、、、」
「手術を受けてくれ。自分のために、、そして、、俺のために、、結婚しよう。フロンティア。」
「お兄様、、、」
「フロンティアは、嫌?」
「わたしより良い人がたくさんいるのよ?わたしなんかではなく、、、」
「フロンティアがいい。幼い頃からずっとフロンティアのそばにいたい思ってた。」
「でも、、、」
「フロンティア嬢。今は自分の気持ちに正直になりなさい。プライズは、大丈夫だ。全てを受け入れてくれる。」
医師は部屋を出ていった
「フロンティア。」
真っ直ぐに私の瞳を見るお兄様。
ドキッとした。
兄ではないと聞き、私の心は、溶け始めた。
「お兄様」
「プライズと呼んでくれよ」
「プライズ様。」
なんだかしっくりきた。
お兄様と呼ぶのではなく、プライズと呼びたかったんだ。
「わたしも好きです。何度お兄様と結婚できたら幸せになれるのにと思った。
でも、、、兄妹だから、、、
お兄様が近くにいてくれるだけで良かったの。」
「好きだ。フロンティア。わたしのために生きてくれ。」
フロンティアは嬉しかった。初めて、私を必要としてくれてることが、、、
生きたいと思った。
私を好きって言ってくれる。
「はい。手術を受けます。お兄様と一緒にいたい。」
「良かった」
抱きしめられた。
プライズ様の胸の中は、温かった。
わたしの居場所はここと言ってくれるよう。
「プライズ様。愛しています」
フロンティアは、ぽろっ言葉を出すことができた。
フロンティアの思いが、、、本音が漏れた。
「フロンティア。俺も愛している。幸せにするから。ずっとそばにいてくれ。」
私の心が溶けていくのがわかった。
やっと人としての気持ちが芽生えたような、、、、。
夢が叶った。
神様は、俺の味方だった。
こんなご褒美でしかない。
嬉しすぎて仕方ない。
「ああ。兄妹ではないなら、遠慮しなくていいということだ。フロンティア。
俺はお前を好きだ。
幼い頃からずっと好きだった。兄妹だったから、この気持ちは、兄妹愛だからと蓋をしたんだ。
もう抑えられないよ。
我慢するつもりはない。一緒に帝国へ行こう」
「公爵は、、、」
「弟がいるだろう、、、
それに、俺はフロンティアを虐める奴らと一緒にいたくない。
実はな。帝国で、商会をしていてな。フロンティアが、王太子妃になった時、宰相としての権力の一つとしてお金をが必要だからな。
だから、公爵を出ても生きていける。手術代も出せる。」
「それでは、、、」
「公爵にいても手術をさせてくれないだろう、、、」
「それは、、、」
「手術を受けてくれ。自分のために、、そして、、俺のために、、結婚しよう。フロンティア。」
「お兄様、、、」
「フロンティアは、嫌?」
「わたしより良い人がたくさんいるのよ?わたしなんかではなく、、、」
「フロンティアがいい。幼い頃からずっとフロンティアのそばにいたい思ってた。」
「でも、、、」
「フロンティア嬢。今は自分の気持ちに正直になりなさい。プライズは、大丈夫だ。全てを受け入れてくれる。」
医師は部屋を出ていった
「フロンティア。」
真っ直ぐに私の瞳を見るお兄様。
ドキッとした。
兄ではないと聞き、私の心は、溶け始めた。
「お兄様」
「プライズと呼んでくれよ」
「プライズ様。」
なんだかしっくりきた。
お兄様と呼ぶのではなく、プライズと呼びたかったんだ。
「わたしも好きです。何度お兄様と結婚できたら幸せになれるのにと思った。
でも、、、兄妹だから、、、
お兄様が近くにいてくれるだけで良かったの。」
「好きだ。フロンティア。わたしのために生きてくれ。」
フロンティアは嬉しかった。初めて、私を必要としてくれてることが、、、
生きたいと思った。
私を好きって言ってくれる。
「はい。手術を受けます。お兄様と一緒にいたい。」
「良かった」
抱きしめられた。
プライズ様の胸の中は、温かった。
わたしの居場所はここと言ってくれるよう。
「プライズ様。愛しています」
フロンティアは、ぽろっ言葉を出すことができた。
フロンティアの思いが、、、本音が漏れた。
「フロンティア。俺も愛している。幸せにするから。ずっとそばにいてくれ。」
私の心が溶けていくのがわかった。
やっと人としての気持ちが芽生えたような、、、、。
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