31【完結】王太子を支えるために頑張っていたけど、婚約破棄をされました。

華蓮

文字の大きさ
53 / 54

2人の道

しおりを挟む
「フロンティア。王妃になって良かったかな?」

「プライズが、私が女王になることを拒んでくれたのね」

「どうしてそれを、、、」
照れくさそうに話すプライズが可愛かった。


「皇后様と話をしたの。あなたが、王族に手をかけたから、私たち2人の責任ですってね。」


皇后様が、プライズには処罰するけど、対外的には処罰ではないと内容を教えてもらった。

プライズはずっと私が女王になることを拒んでいた。
伯爵のままがいいと。

今回のことで、皇后様が、プライズ様を国王にすると判断され、プライズ様は断れなくなった。

「俺は、平民でもいいんだ。フロンティアと2人ならどんな生活でもいい。」


「私もそうよ。プライズ様と過ごせるなら、、、」


「国のことを考えると、やっぱり私たちが戻るべきだとは思うんだ。
でもフロンティアを女王にはしたくない。だから、私が国王を引き受けることにした。状況が状況なので、断れないしな。
フロンティア。王妃として支えてけれないか?
俺の横で笑っていてくれないか?」

「もちろんです。私はあなたについて行きます。」

プライズ様は私の体のことを一番心配している。女王になってしまったら、無理をすることをわかっている。だから、国王として、私の前に立ってくれる。

「フロンティア。ずっと俺の横で笑っていて欲しい。だから、、、、」

「私は、無理はしません。あなたのために生きると決めたから、
だから、あなたを支えたい。あなたと一緒なら大丈夫。
ちゃんとつらい時は、言うから。甘えるから、だからもう心配しないで。
あなたが考える国を。」

プライズに抱きついた。
「大丈夫だから。」

「ああ。ありがとう。2人で新しい国を作ろう。」

プライズは改革をした。
フロンティアに悪く関わった者は容赦なく切り捨てた。
降格も当然だった。

そして、新しくシステムを作り、能力主義にすることにした。

プライズやフロンティアは、変装して、現場を見ることもした。

今までにない改革だっ国王は、プライズ。
王妃は、フロンティア。
2人ならきっとうまくいくと。

民もみんなが喜んだ。


プライズとフロンティアは、新しい改革をし、今までの生活とは全く違った。

平民でも意見があれば、目安箱に入れて、国王のところまで、話が上がるようになっていた。
今までのように握りつぶされることはなかった。
ただ、罪を犯したものに対しては、かなり厳しい対応だった。
更生システムを作り、それでも更生できない者は、かなり厳しい施設に入れられる。

そこから出ることはほとんどない。

それがわかっているから、犯罪が少なくなる。

今までより、民は良い生活になり、貴族も自ら進んで、案を出し、より良い国づくりをするようになった。


そして、2人には可愛い男の子が生まれ、その2年後には女の子が生まれた。

フロンティアは、幸せに暮らせた。
もうあの時には戻りたくない。
みんなが幸せに暮らせることを強く望んだ。


王太子を支えるためだけに生きてきた私、あの日婚約破棄されたおかげで、お兄様の隣にいることができた。王太子には、少し感謝をしている。
あのままだったら、私はもうこの世にはいない。
可愛い子供に会えなかった。
こんな幸せな時間過ごせることはなかった。

幸せな時間を過ごせることができた。
永遠に、、、、








しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

王子様への置き手紙

あおき華
恋愛
フィオナは王太子ジェラルドの婚約者。王宮で暮らしながら王太子妃教育を受けていた。そんなある日、ジェラルドと侯爵家令嬢のマデリーンがキスをする所を目撃してしまう。ショックを受けたフィオナは自ら修道院に行くことを決意し、護衛騎士のエルマーとともに王宮を逃げ出した。置き手紙を読んだ皇太子が追いかけてくるとは思いもせずに⋯⋯ 小説家になろうにも掲載しています。

幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~

二階堂吉乃
恋愛
 同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。  1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。  一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。

教養が足りない、ですって

たくわん
恋愛
侯爵令嬢エリーゼは、公爵家の長男アレクシスとの婚約披露宴で突然婚約破棄される。理由は「教養が足りず、公爵夫人として恥ずかしい」。社交界の人々の嘲笑の中、エリーゼは静かに会場を去る。

どうぞ、おかまいなく

こだま。
恋愛
婚約者が他の女性と付き合っていたのを目撃してしまった。 婚約者が好きだった主人公の話。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜

美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?

処理中です...