36 / 105
35.計画
しおりを挟む
ゲームではヒロインが、フェリクスの打ち明け話を聞いたあと、自分も何かできないかとひとり考える。
そして、考え抜いた結果、密かにアルバート探しを始めるのだ。フェリクスに秘密で事を始めたのは彼に負担を感じさせないためと、充分傷ついた彼をそっとしておきたいヒロインの心情ゆえだ。
アルバートの容姿を頼りに、ヒロインは街の知り合いや道行く人々に聞いて回る。
フェリクスの知らないところで、フェリクスに尽くすヒロイン。
ゲームをプレイしていたあの時、ヒロインは本当に健気だなあと感心した。
そうしてしばらく経ったある日、手がかりがあるという情報がはいり、ヒロインはその情報源をくれた人物に会いに、ひとりで路地裏に入っていく。
しかし、それは偽の情報で、逆にヒロインは拐われそうになる。
その時、颯爽と助けに入るのがフェリクスだ。悪党を叩きのめすシーンのスチル、本当に格好良かった。
普段飄々としているから、シュッとした鋭い顔つきは本当に男前で、ヒロインを守りながら敵を倒す姿にくらくらした。
それに助けに入ったのも偶然じゃなかった。フェリクスはここ最近、ずっとヒロインが放課後何かをしているのに気づいて、こっそり跡をつけていたのだ。
ヒロインの行動の意図を知ったフェリクスは、初めすごく怒る。女の子ひとりで無茶をしたからだ。でも、自分のための行為だとわかっているから、最後は照れくさそうにお礼を言うフェリクスが可愛かった。怒ってる表情は怖かったけど、本気で心配してるのが伝わってきて、ああ大事にされてるなあって実感した。
まあ、そういうわけで、とっちめて捕まえた悪党を白状させると、アルバートの行方不明と繋がっていることが判明する。
ヒロインの手によって、アルバートの居所がバレるのを恐れた犯人一味がヒロインをおびき寄せて口封じに攫おうとしたってわけ。
思わぬ情報を手にいれたフェリクスは奴らのアジトを吐かせて、ヒロインとともに乗り込む。
そして、その場所で行方がわからなかったフェリクスの弟がとうとう見つかるのだ。
フェリクスとアルバートは涙の対面を果たす。
そのスチルもすごく良かった。
美少年ふたりが薄暗闇のなか抱き合う姿と上から降り注ぐ光。そして、発光するアルバートの肌。
とても綺麗だった。
発光するアルバートの『肌』――。そうアルバートは特別な体質を持って生まれた少年だったのだ。
この国には、太陽の光を浴びると紋様のようなものが浮かび上がる形で、肌が発光する人がまれに存在する。
そういった人は本当に希少で、原因もわからない上、遺伝でもない。
ただ、太陽の光を浴びて光ることから、天上人の生まれ変わりと信じられ、『光の聖人』と呼ばれ崇め奉られたことが過去にあったらしい。その神秘さから、何か不思議な力を宿している、とも信じられていた。
だが、それも今日ではただの迷信だと知れ渡っている。
けれど、現代の今になってもまだそういった古臭い考えを捨て切れない人はいるもので、そういった人たちにアルバートのような特殊な者は狙われやすかった。
だから、ルベル家の人間は、アルバートを人々の前に決して出さなかった。
領地内で何ひとつ不自由のないように、ひっそりと大切に育て、守ってきた。
フェリクスは領地内から出られない弟のために少しでも楽しみを与えようと、プレゼントに馬を与えたのだ。
それが裏とでた。まだやんちゃ盛りの十一歳の少年は与えられた馬に乗って遊びたがった。
いつもなら大人が付き添うが、その日ばかりは皆都合が悪かった。
あとでねという大人たちの言葉を待てず、アルバートはひとり馬を出してしまったのだ。
その日運悪く、領地内に悪党が入り込んでいるとも知らずに。
太陽に照らされ神々しく輝く少年に悪党はすぐに狙いをつけ、甘い言葉で誘い、アルバートを連れ去ってしまう。
そしてアルバートは地下組織のアジトに連れていかれ、そこで『光の聖人』を有難がる人々のために、見世物小屋の住人になったのである。
この真相を知ったとき、なにそのファンタジー要素は!?となったけど、よく考えてみれば、この世界自体ファンタジーなんだから、まあそんな摩訶不思議な症状もあるかと納得したんだよね。まあ、ゲームだし。
ちなみに湖で見つかった少年の遺体は、犯人一味が用意したものだった。
半年経っても捜索を続けるルベル家を諦めさせようと、犯人たちが用意した遺体だったのだ。
そんな関係ない少年を巻き込んでの卑劣な地下組織はフェリクスとヒロインの活躍のおかげで無事お縄となる。
そうして、アルバートも無事戻り、事件は解決するのだ。
その後はフェリクスによって、ヒロインへの猛烈なアプローチが始まる。枷が取れた上、救出の一翼を担ったヒロイン。惚れて当然なのである。今まで侍らかしていた女性は一体どこに行ったのか。一途で情熱的なフェリクスの登場である。
まあ、ファンは当然狂喜乱舞するよね。
そんなことを思い返しながら、私は悪党たちの居所に目星をつけた。
ゲームでは店の外観はわかっても、正確な住所まではわからない。
悪党たちのアジトがわかった途端、場面が切り替わってしまったからだ。
だから私はこの辺だろうと目星をつけて、辺りを探し回っていたら、数時間もしないうちに見つけてしまった。
なんてラッキー。
うん。ゲームで見た通りね。寂れた裏通りに佇む、グレーの煉瓦の壁。何の変哲もないドアの真ん中には三日月のマークの中に交差された鎌の印。ドアの横には何年も前に貼られたような色褪せたポスター。
「うん、これよ、これ」
私がひとり頷いていると、一緒についてきたアンナが口を挟む。
「カレン様、一体ここに何の用です? およそ貴族の令嬢が来るような場所じゃありませんけど」
こわごわと辺りを見渡す。
「大事な用があるのよ、ここに。よし、もういいわ。帰りましょう」
アンナがほっと息を吐く。
「帰ってから、お父様に王都の警備隊を呼んでもらいましょう」
本当は今すぐにでも悪党を懲らしめてやりたいが、何せこちらは女ふたり。ゲームではヒロインも攫おうとした卑劣な輩である。
簡単にやられてしまうのは目に見えている。
なら、一旦引き返して味方を引き連れてくるのが、利口だろう。
そう思った私だったけど、上手くいかなかった。
お父様にお願いしにいったら、拒否されてしまったのだ。
「何故ですか?! お父様!」
私が詰め寄ると、お父様が困ったように頭を掻く。
「カレン。王都の警備隊はおいそれと簡単に使えるわけじゃないんだ。怪しいという理由だけでは動かせない。そんなことになったら、王都中の人間が始終びくびくして暮らさなくてはならないだろう。少なくとも証拠を提示しなくては」
「そんな――」
計画失敗。
これじゃあ、奴らを捕まえられないじゃないの。どうすればいいわけ!?
一旦部屋に帰って考え直すべきか、と思った瞬間、天啓がやってきた。
私って天才。証拠がなければつくればいいのよ。
「では、お父様、こういうのはどうです?」
私はお父様の耳に手をあて、こしょこしょと耳打ちする。
聞き終わったお父様は、目玉が飛び出るほど驚いた顔をしていた。ちょっと色を失くしている。
「ふ、ふざけるのもいい加減にしなさいっ!! アンナッ! 今すぐカレンを部屋に連れていきなさい! 部屋から一歩も出さないように! ちゃんと見張っておきなさい!」
「はいっ!!」
普段温厚なお父様が形相を変えて言うものだから、アンナが驚いた勢いで返事を返す。
「さあ、カレン様、部屋に行きましょう」
アンナに引っ張られるように、私は部屋に引きずられていった。
部屋に着いた途端、アンナが待ってましたとばかりに興味津々な顔で質問してくる。
「カレン様、一体旦那様に何を言ったんです?」
「大したこと言ってないんだけど。お父様は大人の男性だからきっと頭が固いのね。うーん、どうしようかしら」
「絶対それだけじゃないと思いますけど。なんだか嫌な予感がします」
胡乱げな目つきをするアンナを無視して、私はぽんと手をつく。
「そうだ。こういうときは、当事者に協力してもらうのが一番よね。頼みやすいし、絶対嫌なんて言わないはずよ」
「あのーカレン様。私の存在忘れてます? ついさっき、じっとしているように言われたばかりじゃないですか。カレン様を見張るように言われた私の立場も理解してください」
「部屋から出ないように言われただけでしょ。手紙を一枚書くだけよ」
私は引き出しから便箋を取り出すと、ペンを走らせた。書き終わると封筒の中に入れて、アンナに差し出す。
「はい、これ。ルベル家のフェリクスに届けてちょうだい」
アンナが警戒するように封筒を見つめる。
「何よ。私は一歩も部屋から出てないわよ。約束を守ってるんだから、アンナも素直に聞いてよね」
アンナが溜め息を吐いた。
「わかりました。届けに行きますから、カレン様は今日は一日部屋から一歩も出てはいけませんよ」
「はいはい。わかりましたー」
私は間延びした返事をして、アンナを見送った。
「心配しなくても、今日は一日部屋から出ないわよ。今日はね」
私はにんまりと笑った。
そして、考え抜いた結果、密かにアルバート探しを始めるのだ。フェリクスに秘密で事を始めたのは彼に負担を感じさせないためと、充分傷ついた彼をそっとしておきたいヒロインの心情ゆえだ。
アルバートの容姿を頼りに、ヒロインは街の知り合いや道行く人々に聞いて回る。
フェリクスの知らないところで、フェリクスに尽くすヒロイン。
ゲームをプレイしていたあの時、ヒロインは本当に健気だなあと感心した。
そうしてしばらく経ったある日、手がかりがあるという情報がはいり、ヒロインはその情報源をくれた人物に会いに、ひとりで路地裏に入っていく。
しかし、それは偽の情報で、逆にヒロインは拐われそうになる。
その時、颯爽と助けに入るのがフェリクスだ。悪党を叩きのめすシーンのスチル、本当に格好良かった。
普段飄々としているから、シュッとした鋭い顔つきは本当に男前で、ヒロインを守りながら敵を倒す姿にくらくらした。
それに助けに入ったのも偶然じゃなかった。フェリクスはここ最近、ずっとヒロインが放課後何かをしているのに気づいて、こっそり跡をつけていたのだ。
ヒロインの行動の意図を知ったフェリクスは、初めすごく怒る。女の子ひとりで無茶をしたからだ。でも、自分のための行為だとわかっているから、最後は照れくさそうにお礼を言うフェリクスが可愛かった。怒ってる表情は怖かったけど、本気で心配してるのが伝わってきて、ああ大事にされてるなあって実感した。
まあ、そういうわけで、とっちめて捕まえた悪党を白状させると、アルバートの行方不明と繋がっていることが判明する。
ヒロインの手によって、アルバートの居所がバレるのを恐れた犯人一味がヒロインをおびき寄せて口封じに攫おうとしたってわけ。
思わぬ情報を手にいれたフェリクスは奴らのアジトを吐かせて、ヒロインとともに乗り込む。
そして、その場所で行方がわからなかったフェリクスの弟がとうとう見つかるのだ。
フェリクスとアルバートは涙の対面を果たす。
そのスチルもすごく良かった。
美少年ふたりが薄暗闇のなか抱き合う姿と上から降り注ぐ光。そして、発光するアルバートの肌。
とても綺麗だった。
発光するアルバートの『肌』――。そうアルバートは特別な体質を持って生まれた少年だったのだ。
この国には、太陽の光を浴びると紋様のようなものが浮かび上がる形で、肌が発光する人がまれに存在する。
そういった人は本当に希少で、原因もわからない上、遺伝でもない。
ただ、太陽の光を浴びて光ることから、天上人の生まれ変わりと信じられ、『光の聖人』と呼ばれ崇め奉られたことが過去にあったらしい。その神秘さから、何か不思議な力を宿している、とも信じられていた。
だが、それも今日ではただの迷信だと知れ渡っている。
けれど、現代の今になってもまだそういった古臭い考えを捨て切れない人はいるもので、そういった人たちにアルバートのような特殊な者は狙われやすかった。
だから、ルベル家の人間は、アルバートを人々の前に決して出さなかった。
領地内で何ひとつ不自由のないように、ひっそりと大切に育て、守ってきた。
フェリクスは領地内から出られない弟のために少しでも楽しみを与えようと、プレゼントに馬を与えたのだ。
それが裏とでた。まだやんちゃ盛りの十一歳の少年は与えられた馬に乗って遊びたがった。
いつもなら大人が付き添うが、その日ばかりは皆都合が悪かった。
あとでねという大人たちの言葉を待てず、アルバートはひとり馬を出してしまったのだ。
その日運悪く、領地内に悪党が入り込んでいるとも知らずに。
太陽に照らされ神々しく輝く少年に悪党はすぐに狙いをつけ、甘い言葉で誘い、アルバートを連れ去ってしまう。
そしてアルバートは地下組織のアジトに連れていかれ、そこで『光の聖人』を有難がる人々のために、見世物小屋の住人になったのである。
この真相を知ったとき、なにそのファンタジー要素は!?となったけど、よく考えてみれば、この世界自体ファンタジーなんだから、まあそんな摩訶不思議な症状もあるかと納得したんだよね。まあ、ゲームだし。
ちなみに湖で見つかった少年の遺体は、犯人一味が用意したものだった。
半年経っても捜索を続けるルベル家を諦めさせようと、犯人たちが用意した遺体だったのだ。
そんな関係ない少年を巻き込んでの卑劣な地下組織はフェリクスとヒロインの活躍のおかげで無事お縄となる。
そうして、アルバートも無事戻り、事件は解決するのだ。
その後はフェリクスによって、ヒロインへの猛烈なアプローチが始まる。枷が取れた上、救出の一翼を担ったヒロイン。惚れて当然なのである。今まで侍らかしていた女性は一体どこに行ったのか。一途で情熱的なフェリクスの登場である。
まあ、ファンは当然狂喜乱舞するよね。
そんなことを思い返しながら、私は悪党たちの居所に目星をつけた。
ゲームでは店の外観はわかっても、正確な住所まではわからない。
悪党たちのアジトがわかった途端、場面が切り替わってしまったからだ。
だから私はこの辺だろうと目星をつけて、辺りを探し回っていたら、数時間もしないうちに見つけてしまった。
なんてラッキー。
うん。ゲームで見た通りね。寂れた裏通りに佇む、グレーの煉瓦の壁。何の変哲もないドアの真ん中には三日月のマークの中に交差された鎌の印。ドアの横には何年も前に貼られたような色褪せたポスター。
「うん、これよ、これ」
私がひとり頷いていると、一緒についてきたアンナが口を挟む。
「カレン様、一体ここに何の用です? およそ貴族の令嬢が来るような場所じゃありませんけど」
こわごわと辺りを見渡す。
「大事な用があるのよ、ここに。よし、もういいわ。帰りましょう」
アンナがほっと息を吐く。
「帰ってから、お父様に王都の警備隊を呼んでもらいましょう」
本当は今すぐにでも悪党を懲らしめてやりたいが、何せこちらは女ふたり。ゲームではヒロインも攫おうとした卑劣な輩である。
簡単にやられてしまうのは目に見えている。
なら、一旦引き返して味方を引き連れてくるのが、利口だろう。
そう思った私だったけど、上手くいかなかった。
お父様にお願いしにいったら、拒否されてしまったのだ。
「何故ですか?! お父様!」
私が詰め寄ると、お父様が困ったように頭を掻く。
「カレン。王都の警備隊はおいそれと簡単に使えるわけじゃないんだ。怪しいという理由だけでは動かせない。そんなことになったら、王都中の人間が始終びくびくして暮らさなくてはならないだろう。少なくとも証拠を提示しなくては」
「そんな――」
計画失敗。
これじゃあ、奴らを捕まえられないじゃないの。どうすればいいわけ!?
一旦部屋に帰って考え直すべきか、と思った瞬間、天啓がやってきた。
私って天才。証拠がなければつくればいいのよ。
「では、お父様、こういうのはどうです?」
私はお父様の耳に手をあて、こしょこしょと耳打ちする。
聞き終わったお父様は、目玉が飛び出るほど驚いた顔をしていた。ちょっと色を失くしている。
「ふ、ふざけるのもいい加減にしなさいっ!! アンナッ! 今すぐカレンを部屋に連れていきなさい! 部屋から一歩も出さないように! ちゃんと見張っておきなさい!」
「はいっ!!」
普段温厚なお父様が形相を変えて言うものだから、アンナが驚いた勢いで返事を返す。
「さあ、カレン様、部屋に行きましょう」
アンナに引っ張られるように、私は部屋に引きずられていった。
部屋に着いた途端、アンナが待ってましたとばかりに興味津々な顔で質問してくる。
「カレン様、一体旦那様に何を言ったんです?」
「大したこと言ってないんだけど。お父様は大人の男性だからきっと頭が固いのね。うーん、どうしようかしら」
「絶対それだけじゃないと思いますけど。なんだか嫌な予感がします」
胡乱げな目つきをするアンナを無視して、私はぽんと手をつく。
「そうだ。こういうときは、当事者に協力してもらうのが一番よね。頼みやすいし、絶対嫌なんて言わないはずよ」
「あのーカレン様。私の存在忘れてます? ついさっき、じっとしているように言われたばかりじゃないですか。カレン様を見張るように言われた私の立場も理解してください」
「部屋から出ないように言われただけでしょ。手紙を一枚書くだけよ」
私は引き出しから便箋を取り出すと、ペンを走らせた。書き終わると封筒の中に入れて、アンナに差し出す。
「はい、これ。ルベル家のフェリクスに届けてちょうだい」
アンナが警戒するように封筒を見つめる。
「何よ。私は一歩も部屋から出てないわよ。約束を守ってるんだから、アンナも素直に聞いてよね」
アンナが溜め息を吐いた。
「わかりました。届けに行きますから、カレン様は今日は一日部屋から一歩も出てはいけませんよ」
「はいはい。わかりましたー」
私は間延びした返事をして、アンナを見送った。
「心配しなくても、今日は一日部屋から出ないわよ。今日はね」
私はにんまりと笑った。
12
あなたにおすすめの小説
【完結】溺愛?執着?転生悪役令嬢は皇太子から逃げ出したい~絶世の美女の悪役令嬢はオカメを被るが、独占しやすくて皇太子にとって好都合な模様~
うり北 うりこ@ざまされ2巻発売中
恋愛
平安のお姫様が悪役令嬢イザベルへと転生した。平安の記憶を思い出したとき、彼女は絶望することになる。
絶世の美女と言われた切れ長の細い目、ふっくらとした頬、豊かな黒髪……いわゆるオカメ顔ではなくなり、目鼻立ちがハッキリとし、ふくよかな頬はなくなり、金の髪がうねるというオニのような見た目(西洋美女)になっていたからだ。
今世での絶世の美女でも、美意識は平安。どうにか、この顔を見られない方法をイザベルは考え……、それは『オカメ』を装備することだった。
オカメ狂の悪役令嬢イザベルと、
婚約解消をしたくない溺愛・執着・イザベル至上主義の皇太子ルイスのオカメラブコメディー。
※執着溺愛皇太子と平安乙女のオカメな悪役令嬢とのラブコメです。
※主人公のイザベルの思考と話す言葉の口調が違います。分かりにくかったら、すみません。
※途中からダブルヒロインになります。
イラストはMasquer様に描いて頂きました。
悪役令嬢に成り代わったのに、すでに詰みってどういうことですか!?
ぽんぽこ狸
恋愛
仕事帰りのある日、居眠り運転をしていたトラックにはねられて死んでしまった主人公。次に目を覚ますとなにやら暗くジメジメした場所で、自分に仕えているというヴィンスという男の子と二人きり。
彼から話を聞いているうちに、なぜかその話に既視感を覚えて、確認すると昔読んだことのある児童向けの小説『ララの魔法書!』の世界だった。
その中でも悪役令嬢である、クラリスにどうやら成り代わってしまったらしい。
混乱しつつも話をきていくとすでに原作はクラリスが幽閉されることによって終結しているようで愕然としているさなか、クラリスを見限り原作の主人公であるララとくっついた王子ローレンスが、訪ねてきて━━━━?!
原作のさらに奥深くで動いていた思惑、魔法玉(まほうぎょく)の謎、そして原作の男主人公だった完璧な王子様の本性。そのどれもに翻弄されながら、なんとか生きる一手を見出す、学園ファンタジー!
ローレンスの性格が割とやばめですが、それ以外にもダークな要素強めな主人公と恋愛?をする、キャラが二人ほど、登場します。世界観が殺伐としているので重い描写も多いです。読者さまが色々な意味でドキドキしてくれるような作品を目指して頑張りますので、よろしくお願いいたします。
完結しました!最後の一章分は遂行していた分がたまっていたのと、話が込み合っているので一気に二十万文字ぐらい上げました。きちんと納得できる結末にできたと思います。ありがとうございました。
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
転生侍女は完全無欠のばあやを目指す
ロゼーナ
恋愛
十歳のターニャは、前の「私」の記憶を思い出した。そして自分が乙女ゲーム『月と太陽のリリー』に登場する、ヒロインでも悪役令嬢でもなく、サポートキャラであることに気付く。侍女として生涯仕えることになるヒロインにも、ゲームでは悪役令嬢となってしまう少女にも、この世界では不幸になってほしくない。ゲームには存在しなかった大団円エンドを目指しつつ、自分の夢である「完全無欠のばあやになること」だって、絶対に叶えてみせる!
*三十話前後で完結予定、最終話まで毎日二話ずつ更新します。
(本作は『小説家になろう』『カクヨム』にも投稿しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる