87 / 105
86.剣術大会③
しおりを挟む
「カレンさん!」
私は声がしたほうを振り返る。
「レコ君!?」
見れば目もとを赤くさせたレコが、真っ直ぐな眼差しでこちらを見つめていた。
そんな力強い目もできるようになったのね。
前髪もばっさり切って、以前のレコと比べると見違えるよう。
レコも騎士服、似合ってるわ。濃い色の髪に藍色の目。肌が白いから、騎士服の濃い緑色の中にあって、清々しい雰囲気が漂う。かっちりとした騎士服姿がちょっと大人びて、絵に書いたような好青年姿。他の攻略対象者と違って、派手さはないけど、ちょっと中性的な感じが優しそうで、また違う魅力を放っている。
文学少女が幾人も木の陰から見守ってそう。
「どうしたの? もう行く時間じゃ――」
「試合が始まる前にどうしても、カレンさんに会っておきたくてっ!」
レコが思いの丈を吐き出すような勢いで言うと、背筋を真っ直ぐにして見つめてくる。
「今日までずっと剣の特訓を頑張ってきました。少しでも強くなってると信じて、今日頑張ります。応援してくれますか?」
その返事がイエスかノーかによって、まるで人生が左右されるかのような真剣な面持ちだ。「いいえ」と答えたら、もう二度と彼が立ち上がれないほどショックを受けそうな気がした。
そんな強い目で見てくるほど、頑張ったのね。
ゲームでは剣術大会に出てこなかったレコ。
園芸が得意の優しい印象の子だったのに、今は特訓の成果か、体つきもなんだか逞しくなったみたい。剣術を通して、自分に自信を持てるように変わったなら嬉しい。
私は微笑んだ。
「もちろん。応援してるわ」
レコの目がぱっと輝いた。
「ありがとうございます!!」
「ふふ。頑張ってね」
私はにこにこ笑う。本当、初々しくて可愛いわ~。
「あっ、じゃ、じゃあ、ご利益貰っても良いですか!!」
レコがぎゅっと目を瞑った勢いで言う。
「ご利益?」
「はい。それがあれば、戦ってる時、力も勇気も何百倍もみなぎるような気がして……」
ちょっと顔を下に向けて、顔を赤くして言う。
必勝祈願のお守りのことかしら? 残念だけど、あれ買ってないのよね。ゲームでは必ず買ってたのに、今回バルタザールの件で忙しくて失念してたのよ。気づいた時には当日だったわ。
でも、何百倍もみなぎるなら、あげたかったな。
「私もあげたいんだけど――」
持ってないのよね、と言おうとしたところで――。
「本当ですか!! ありがとうございます!」
ぱっと顔を輝かせたレコに遮られた。
「そ、それじゃあ――」
ぎゅっと目を瞑った真っ赤になったレコの顔が近づいてきたと思ったら、「チュッ」と軽い音がほっぺたから鳴った。
「えっ!?」
私は柔らかい何かがあたった頬に手をあてる。
「やった」
レコの顔が離れ、赤い顔で恥ずかしそうに下を向いてはにかむ。
「そ、それじゃ、僕行きますね!」
恥ずかしさで耐えきれなくなったのか、レコが慌てて走り去っていく。
私が頬に手を当てたまま、しばらく呆然と突っ立っていると――
「カレンさん」
「先生っ!」
ラインハルトが現れた。
「もうほとんどの生徒は向こうに行ってるよ。カレンさんも行かないと。僕も今から行くところだから、一緒に行こう」
「は、はい!」
立て続けの攻略対象者からのキスで、頭がパンク状態のまま歩き出す。
裏庭を抜け、会場へ向かう木立のなか、ラインハルトが口を開いた。
「なんだが、男子が白熱してるみたいだね」
「え、ええ、そうですね」
年に一回しかない大会だから、攻略対象者初め男士たちが夢中になるのも頷ける。
でも、今はそれよりキスのことを考えたい――
「僕も参加したかったな」
ぽつりと呟かれた意外な言葉に、今度はそっちに意識が持ってかれた。
「えっ! 先生、剣操れるんですか?」
「これでも学園の生徒だっだからね。授業では剣術を選択していたよ。意外?」
ラインハルトが私の反応に可笑しそうに笑いながら、首を傾げて尋ねてくる。
「はい」
ラインハルトは肉体派っていうイメージがなかったから、剣を操る姿が想像できない。
でも、学園時代のラインハルトも格好良かったんだろうな。
「じゃあ、先生も剣術大会出たことがあるんですね。もしかして、優勝したりなんか?」
「優勝は流石に出来なかったよ。一番最高が三位かな」
「すごいじゃないですか!」
やっぱり攻略対象者は伊達じゃなかった。
「大したことじゃないよ。僕より上がいたし」
そうやって、謙遜するラインハルト、本当好き! 自分を押し出さない、余裕がある大人の雰囲気がいつも漂ってる。
「じゃあ、きっとモテたでしょうね」
「どうだったかな? でも一番よくモテるのはやっぱり優勝者だよ」
「強いからですね」
「ううん。実はこの学園、ジンクスがあってね。優勝者の人が卒業式に告白して結ばれた二人はずっと幸せでいられるって話だよ。それにあやかりたい女子が多かったんだよね」
「知りませんでした。素敵ですね」
ゲームだと好感度『好き』以上、かつ必勝祈願のお守りをあげた攻略対象者は必ず優勝してた。そして攻略がうまくいってれば最後にはその攻略対象者から告白される筋書きだった。
じゃあ優勝できたのは愛の力だったのかしら。
「優勝者が僕の親友でね。その親友からどうやって卒業式の日告白すればいいか、相談されたよ」
「へえ。どういうアドバイスしたんですか」
ラインハルトが突然立ち止まった。
「先生?」
私も倣って立ち止まる。
向きなおったラインハルトがその綺麗な指で、すっと私の髪をとった。手を腰にやり、片足をひいて身を屈めると、下目遣いで私を見つめた。長身で均整のとれた体つきのラインハルトがやると、どんな格好も様になる。
「『あなたのことを生涯かけて守ると誓います。どうか僕の運命の人になって頂けますか』」
そのままチュッと髪に唇を落とした。
「だったかな?」
ラインハルトが私の髪を手にとったまま、微笑んだ。
――ボンッ! 頭が破裂した。
なんという紳士的で気障な台詞を考えたんですか!!
ああ、こんな何人もの攻略対象者から口付けを受けるなんて、運を全部使いきって、今日私死ぬんじゃないかしら。
「会場に着いたね。僕は教師の席に行くから。カレンさんはあっちだね。――剣術大会、楽しんで」
ラインハルトのその緑色の目が、なんだかいたずらっぽい少年のような目をしたまま笑うと、長い足で階段を登っていった。
私は声がしたほうを振り返る。
「レコ君!?」
見れば目もとを赤くさせたレコが、真っ直ぐな眼差しでこちらを見つめていた。
そんな力強い目もできるようになったのね。
前髪もばっさり切って、以前のレコと比べると見違えるよう。
レコも騎士服、似合ってるわ。濃い色の髪に藍色の目。肌が白いから、騎士服の濃い緑色の中にあって、清々しい雰囲気が漂う。かっちりとした騎士服姿がちょっと大人びて、絵に書いたような好青年姿。他の攻略対象者と違って、派手さはないけど、ちょっと中性的な感じが優しそうで、また違う魅力を放っている。
文学少女が幾人も木の陰から見守ってそう。
「どうしたの? もう行く時間じゃ――」
「試合が始まる前にどうしても、カレンさんに会っておきたくてっ!」
レコが思いの丈を吐き出すような勢いで言うと、背筋を真っ直ぐにして見つめてくる。
「今日までずっと剣の特訓を頑張ってきました。少しでも強くなってると信じて、今日頑張ります。応援してくれますか?」
その返事がイエスかノーかによって、まるで人生が左右されるかのような真剣な面持ちだ。「いいえ」と答えたら、もう二度と彼が立ち上がれないほどショックを受けそうな気がした。
そんな強い目で見てくるほど、頑張ったのね。
ゲームでは剣術大会に出てこなかったレコ。
園芸が得意の優しい印象の子だったのに、今は特訓の成果か、体つきもなんだか逞しくなったみたい。剣術を通して、自分に自信を持てるように変わったなら嬉しい。
私は微笑んだ。
「もちろん。応援してるわ」
レコの目がぱっと輝いた。
「ありがとうございます!!」
「ふふ。頑張ってね」
私はにこにこ笑う。本当、初々しくて可愛いわ~。
「あっ、じゃ、じゃあ、ご利益貰っても良いですか!!」
レコがぎゅっと目を瞑った勢いで言う。
「ご利益?」
「はい。それがあれば、戦ってる時、力も勇気も何百倍もみなぎるような気がして……」
ちょっと顔を下に向けて、顔を赤くして言う。
必勝祈願のお守りのことかしら? 残念だけど、あれ買ってないのよね。ゲームでは必ず買ってたのに、今回バルタザールの件で忙しくて失念してたのよ。気づいた時には当日だったわ。
でも、何百倍もみなぎるなら、あげたかったな。
「私もあげたいんだけど――」
持ってないのよね、と言おうとしたところで――。
「本当ですか!! ありがとうございます!」
ぱっと顔を輝かせたレコに遮られた。
「そ、それじゃあ――」
ぎゅっと目を瞑った真っ赤になったレコの顔が近づいてきたと思ったら、「チュッ」と軽い音がほっぺたから鳴った。
「えっ!?」
私は柔らかい何かがあたった頬に手をあてる。
「やった」
レコの顔が離れ、赤い顔で恥ずかしそうに下を向いてはにかむ。
「そ、それじゃ、僕行きますね!」
恥ずかしさで耐えきれなくなったのか、レコが慌てて走り去っていく。
私が頬に手を当てたまま、しばらく呆然と突っ立っていると――
「カレンさん」
「先生っ!」
ラインハルトが現れた。
「もうほとんどの生徒は向こうに行ってるよ。カレンさんも行かないと。僕も今から行くところだから、一緒に行こう」
「は、はい!」
立て続けの攻略対象者からのキスで、頭がパンク状態のまま歩き出す。
裏庭を抜け、会場へ向かう木立のなか、ラインハルトが口を開いた。
「なんだが、男子が白熱してるみたいだね」
「え、ええ、そうですね」
年に一回しかない大会だから、攻略対象者初め男士たちが夢中になるのも頷ける。
でも、今はそれよりキスのことを考えたい――
「僕も参加したかったな」
ぽつりと呟かれた意外な言葉に、今度はそっちに意識が持ってかれた。
「えっ! 先生、剣操れるんですか?」
「これでも学園の生徒だっだからね。授業では剣術を選択していたよ。意外?」
ラインハルトが私の反応に可笑しそうに笑いながら、首を傾げて尋ねてくる。
「はい」
ラインハルトは肉体派っていうイメージがなかったから、剣を操る姿が想像できない。
でも、学園時代のラインハルトも格好良かったんだろうな。
「じゃあ、先生も剣術大会出たことがあるんですね。もしかして、優勝したりなんか?」
「優勝は流石に出来なかったよ。一番最高が三位かな」
「すごいじゃないですか!」
やっぱり攻略対象者は伊達じゃなかった。
「大したことじゃないよ。僕より上がいたし」
そうやって、謙遜するラインハルト、本当好き! 自分を押し出さない、余裕がある大人の雰囲気がいつも漂ってる。
「じゃあ、きっとモテたでしょうね」
「どうだったかな? でも一番よくモテるのはやっぱり優勝者だよ」
「強いからですね」
「ううん。実はこの学園、ジンクスがあってね。優勝者の人が卒業式に告白して結ばれた二人はずっと幸せでいられるって話だよ。それにあやかりたい女子が多かったんだよね」
「知りませんでした。素敵ですね」
ゲームだと好感度『好き』以上、かつ必勝祈願のお守りをあげた攻略対象者は必ず優勝してた。そして攻略がうまくいってれば最後にはその攻略対象者から告白される筋書きだった。
じゃあ優勝できたのは愛の力だったのかしら。
「優勝者が僕の親友でね。その親友からどうやって卒業式の日告白すればいいか、相談されたよ」
「へえ。どういうアドバイスしたんですか」
ラインハルトが突然立ち止まった。
「先生?」
私も倣って立ち止まる。
向きなおったラインハルトがその綺麗な指で、すっと私の髪をとった。手を腰にやり、片足をひいて身を屈めると、下目遣いで私を見つめた。長身で均整のとれた体つきのラインハルトがやると、どんな格好も様になる。
「『あなたのことを生涯かけて守ると誓います。どうか僕の運命の人になって頂けますか』」
そのままチュッと髪に唇を落とした。
「だったかな?」
ラインハルトが私の髪を手にとったまま、微笑んだ。
――ボンッ! 頭が破裂した。
なんという紳士的で気障な台詞を考えたんですか!!
ああ、こんな何人もの攻略対象者から口付けを受けるなんて、運を全部使いきって、今日私死ぬんじゃないかしら。
「会場に着いたね。僕は教師の席に行くから。カレンさんはあっちだね。――剣術大会、楽しんで」
ラインハルトのその緑色の目が、なんだかいたずらっぽい少年のような目をしたまま笑うと、長い足で階段を登っていった。
3
あなたにおすすめの小説
【完結】溺愛?執着?転生悪役令嬢は皇太子から逃げ出したい~絶世の美女の悪役令嬢はオカメを被るが、独占しやすくて皇太子にとって好都合な模様~
うり北 うりこ@ざまされ2巻発売中
恋愛
平安のお姫様が悪役令嬢イザベルへと転生した。平安の記憶を思い出したとき、彼女は絶望することになる。
絶世の美女と言われた切れ長の細い目、ふっくらとした頬、豊かな黒髪……いわゆるオカメ顔ではなくなり、目鼻立ちがハッキリとし、ふくよかな頬はなくなり、金の髪がうねるというオニのような見た目(西洋美女)になっていたからだ。
今世での絶世の美女でも、美意識は平安。どうにか、この顔を見られない方法をイザベルは考え……、それは『オカメ』を装備することだった。
オカメ狂の悪役令嬢イザベルと、
婚約解消をしたくない溺愛・執着・イザベル至上主義の皇太子ルイスのオカメラブコメディー。
※執着溺愛皇太子と平安乙女のオカメな悪役令嬢とのラブコメです。
※主人公のイザベルの思考と話す言葉の口調が違います。分かりにくかったら、すみません。
※途中からダブルヒロインになります。
イラストはMasquer様に描いて頂きました。
悪役令嬢に成り代わったのに、すでに詰みってどういうことですか!?
ぽんぽこ狸
恋愛
仕事帰りのある日、居眠り運転をしていたトラックにはねられて死んでしまった主人公。次に目を覚ますとなにやら暗くジメジメした場所で、自分に仕えているというヴィンスという男の子と二人きり。
彼から話を聞いているうちに、なぜかその話に既視感を覚えて、確認すると昔読んだことのある児童向けの小説『ララの魔法書!』の世界だった。
その中でも悪役令嬢である、クラリスにどうやら成り代わってしまったらしい。
混乱しつつも話をきていくとすでに原作はクラリスが幽閉されることによって終結しているようで愕然としているさなか、クラリスを見限り原作の主人公であるララとくっついた王子ローレンスが、訪ねてきて━━━━?!
原作のさらに奥深くで動いていた思惑、魔法玉(まほうぎょく)の謎、そして原作の男主人公だった完璧な王子様の本性。そのどれもに翻弄されながら、なんとか生きる一手を見出す、学園ファンタジー!
ローレンスの性格が割とやばめですが、それ以外にもダークな要素強めな主人公と恋愛?をする、キャラが二人ほど、登場します。世界観が殺伐としているので重い描写も多いです。読者さまが色々な意味でドキドキしてくれるような作品を目指して頑張りますので、よろしくお願いいたします。
完結しました!最後の一章分は遂行していた分がたまっていたのと、話が込み合っているので一気に二十万文字ぐらい上げました。きちんと納得できる結末にできたと思います。ありがとうございました。
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
転生侍女は完全無欠のばあやを目指す
ロゼーナ
恋愛
十歳のターニャは、前の「私」の記憶を思い出した。そして自分が乙女ゲーム『月と太陽のリリー』に登場する、ヒロインでも悪役令嬢でもなく、サポートキャラであることに気付く。侍女として生涯仕えることになるヒロインにも、ゲームでは悪役令嬢となってしまう少女にも、この世界では不幸になってほしくない。ゲームには存在しなかった大団円エンドを目指しつつ、自分の夢である「完全無欠のばあやになること」だって、絶対に叶えてみせる!
*三十話前後で完結予定、最終話まで毎日二話ずつ更新します。
(本作は『小説家になろう』『カクヨム』にも投稿しています)
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
転生した世界のイケメンが怖い
祐月
恋愛
わたしの通う学院では、近頃毎日のように喜劇が繰り広げられている。
第二皇子殿下を含む学院で人気の美形子息達がこぞって一人の子爵令嬢に愛を囁き、殿下の婚約者の公爵令嬢が諌めては返り討ちにあうという、わたしにはどこかで見覚えのある光景だ。
わたし以外の皆が口を揃えて言う。彼らはものすごい美形だと。
でもわたしは彼らが怖い。
わたしの目には彼らは同じ人間には見えない。
彼らはどこからどう見ても、女児向けアニメキャラクターショーの着ぐるみだった。
2024/10/06 IF追加
小説を読もう!にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる