悪役令嬢となって復讐をっ!

杏仁豆腐

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11 不気味なお茶会 前編

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楽しかった晩餐会での出来事。
サザーランド公爵は王族に対して無礼な振る舞いをしたことにより自宅謹慎という処罰を受けました。
当然その娘ロッタ様も同じ処罰を受けたので御座います。
そして仕返しを愉しんだわたくしはと言うと毎日花嫁修業と言う名の拷問を受けておりました。
来る日も来る日も様々な教えを受け、肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまいました。
そして一日の最後に入るお風呂が唯一の楽しみだったです。


「本当に、疲れました。そう言えばロッタ様はどうなさったのでしょう。あれから社交界へ姿をお見せにならなくなりましたが…」
「出るに出れないのでしょう。ロッタ様は御父上様に相当怒られていたらしいと風の噂を聞き及んで御座います」


お風呂のお世話をするアリアがわたくしにそう言いました。
これでわたくしを苛める人が居なくなる、そう思っておりました。
しかしそれは一時の事だったので御座います。


翌日、お城にロッタ様とご一緒だったジャスミン様とアイーダ様がわたくしを訊ねて来られてきました。
わたくしは応接間にお通しするよう侍女に命じました。
何かわたくしに用事でもあるのかしら、そう思いながらお二人が待つ応接間に行くとお二人が座っていたソファから立ち上がり一礼されました。
わたくしも一礼をしてお二人の所へ向かい合わせの席に座りました。


「本日はどのようなご用件なのでしょう。ジャスミン様、アイーダ様」


わたくしは侍女にお願いして飲み物を頼みました。
お二人の顔を見つめているとなんだかウサギが蛇を怖がるようなお顔をしておりました。


「ミリア様、最近はお城で日々次期王妃としての勉学に励まれていると伺いました。あまり根を詰めるのもなんですし、たまにはわたくしたちと談笑等をしましょうかと、お誘い致しました。どうでしょうか、お時間御座いますでしょうか」


アイーダ様がそう言いながら顔を引きつっているのがはっきりと分かりました。
何かまた企んでいるのでしょうか。全く懲りない人たちです。
わたくしはアリアにわたくしの今後のスケジュールを確認するようお願いすると、明日は一日開いているとのことでした。
たまには貴族の方々と交流することも又わたくしのお仕事だと思いお二人のお誘いをお受けすることに致しました。


「明日、わたくしの御屋敷でお茶会等は如何でしょう? ミリア様」
「わたくしは構いませんが、侍女のアリアを同席させても問題御座いませんでしょうか」


アイーダ様の御屋敷でのお茶会にアリアを同席しても良いのかを訊ねると、問題ない、とお答えになりました。
お二人がわたくしに何か企んでいるという様子もないように見えましたが、念には念をということでアリアを同席させることに成功したのです。


「では、明日お待ちしております」
「ええ、此方こそ宜しくお願い致します」


ジャスミン様は終始無言のまま、アイーダ様がずっと仕切られていたのが気がかりです。
わたくしはアリアに頼んで明日のお茶会の裏事情を確認出来るのかを訊ねました。


「出来る限り調べてみます。ですが、恐らく何も無いかと思われますが……」
「保険……と言う事です。宜しくお願い致します、アリア」
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