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10 晩餐会 後編
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「ミリア様。今戻りました」
「アリア? どうでしたか?」
わたくしはアリアを部屋に入れ情報を訊きました。
するとやはりわたくしの出す料理にゲテモノを入れる手はずになっていることを訊いたのです。
全く、あの人は懲りない人だとわたくしは思いました。
しかしそれを逆手にとって皆の前で見せしめにして差し上げますわ。
「――この段取りで宜しいでしょうか。ミリア様」
アリアの提案と言うのはこういうことで御座いました。
わたくしがお料理を口にする前に侍女たちに毒見をさせてわたくしが口にする前でお料理が不味いことを告げ、主催者であるサザーランド公爵に恥をかかせロッタ様を陥れるということで御座います。
今から彼女の悔しがる顔が目に浮かんでくるようです。
「分かりました。それで行きましょう」
「はい。ミリア様」
ーーーーそして晩餐会。
わたくしは国王様、ミラージュ王太子様、それに他の王族の方々とサザーランド公爵家の御屋敷に参りました。
御屋敷には数多くの貴族の方々やその令嬢の皆様がお集りでした。
食卓には大勢のお料理が準備されていました。
さぁ、復讐の時間で御座います。
「ミリア様、お越し頂き有難う御座います。ごゆるりとお過ごしください」
「はい。楽しませて頂きます」
ロッタ様、ジャスミン様、アイーダ様、ミリアリア様がわたくしの所に来るや否やそう仰いました。
これから起こることを彼女たちはご存じありません。
そしてアリアを横目に復讐が始まったのであります。
「こ、これは……何をお料理に入れたのですっ!」
アリアは突然大声で叫びました。
驚いた皆様方は一同にアリアを見つめております。
わたくしも驚いたように装いながらアリアを見つめました。
アリアはわたくしが据わるお料理を毒見したのであります。
「このお料理は何方がお作りになられたのですか?」
「こ、これは……」
ロッタ様がタジタジになりながら言い訳を考えております。
わたくしは心の中で『クスクス』と笑いました。
ああ、なんていい気分なのかしら。
もっともっと懲らしめてあげなさい、アリア。アリアはロッサ様の所へ行き、出されたお料理をスプーンで掬い目の前に差し出したのです。
「ロッタ様、これを一度お召し上がりください。ミリア様の席に置かれたお料理です。私は侍女として味見をさせて頂きました。しかし、これは……人が食べるお料理には思えません。どうですか、ロッタ様にこれが食べられますでしょうか」
「……っ!」
悔しがるロッタ様とその取り巻き達。
会場はざわつき始めました。
すると王太子がアリアの所へ行ロッタ様に差し出したスプーンを見てこう仰ったのです。
「どれ、私が味見してみよう」
だめ、それはゲテモノ料理なのですっ! 口にしてはダメっ。
わたくしはそう心の中で叫びました。
しかしその言葉は王太子には届きません。
王太子はアリアにスプーンを渡すよう仰いっています。
わたくしは王太子の所へ行き口を開きました。
「ミラージュ様。これはわたくしにお出しになられたお食事で御座います。なのでわたくしは食するのが道理で御座います。わたくしが頂きますわ」
するとお王太子は優しく微笑みながら、良いんだよ、と言ってスプーンを手に取りアリアが持っていたお料理を口の中に……。
「…っ、これ、これは……確かに」
王太子はそう言いながら咽てしまいました。
ああ、これでロッタ様のお立場が更に悪化してしまいました。
晩餐会はとんでもないことになったのです。
サザーランド公爵が王族に対しての振る舞い料理が酷い物だと皆の前で暴かれたので御座います。
ロッタ様は顔を真っ青にされて床に両膝をついて俯いてしまいました。
「申し訳ございますせんでした。わたくしが使用人たちに指示をして作らせました……」
「このような事をして済むと思っておるのかっ! 馬鹿者っ」
サザーランド公爵はロッタ様を皆の居る前で叱咤されました。
そして皆様に平謝りをして事なきを終えたのでございます。
ロッタ様は悔しかったのか、泣き叫びながら自室へお戻りになられました。
は~、凄くいい気分で御座います。皆の前で恥をかいていい見世物で御座いました。
「ミリア様。これでご満足かしら?」
「え……?」
アイーダ様がわたくしの傍につかつかとヒールの音を立てながら耳元でそう仰ったのです。
少し背筋がぞっとしました。
わたくしは何も言わずぼ~っとしているとアイーダ様はそのままロッタ様のお部屋へ向かい立ち去りました。
わたくしは今まで散々彼女たちに苛められ、田舎者と馬鹿にされ、皆の前でも酷い仕打ちを受けました。
まだまだ、これくらいで復讐を終わらすわけにはいきません。
次はどんな嫌がらせをして差し上げましょう。
「アリア、行きましょうか」
「はい。ミリア様」
大事になったお屋敷をわたくしとアリア、それに招かれた王族、貴族方もサザーランド公爵の御屋敷を後にしたので御座います。
その翌日、サザーランド公爵は王の命により謹慎処分を受けられました。
いい気味ですわ……ざまぁ、ですわ。
「アリア? どうでしたか?」
わたくしはアリアを部屋に入れ情報を訊きました。
するとやはりわたくしの出す料理にゲテモノを入れる手はずになっていることを訊いたのです。
全く、あの人は懲りない人だとわたくしは思いました。
しかしそれを逆手にとって皆の前で見せしめにして差し上げますわ。
「――この段取りで宜しいでしょうか。ミリア様」
アリアの提案と言うのはこういうことで御座いました。
わたくしがお料理を口にする前に侍女たちに毒見をさせてわたくしが口にする前でお料理が不味いことを告げ、主催者であるサザーランド公爵に恥をかかせロッタ様を陥れるということで御座います。
今から彼女の悔しがる顔が目に浮かんでくるようです。
「分かりました。それで行きましょう」
「はい。ミリア様」
ーーーーそして晩餐会。
わたくしは国王様、ミラージュ王太子様、それに他の王族の方々とサザーランド公爵家の御屋敷に参りました。
御屋敷には数多くの貴族の方々やその令嬢の皆様がお集りでした。
食卓には大勢のお料理が準備されていました。
さぁ、復讐の時間で御座います。
「ミリア様、お越し頂き有難う御座います。ごゆるりとお過ごしください」
「はい。楽しませて頂きます」
ロッタ様、ジャスミン様、アイーダ様、ミリアリア様がわたくしの所に来るや否やそう仰いました。
これから起こることを彼女たちはご存じありません。
そしてアリアを横目に復讐が始まったのであります。
「こ、これは……何をお料理に入れたのですっ!」
アリアは突然大声で叫びました。
驚いた皆様方は一同にアリアを見つめております。
わたくしも驚いたように装いながらアリアを見つめました。
アリアはわたくしが据わるお料理を毒見したのであります。
「このお料理は何方がお作りになられたのですか?」
「こ、これは……」
ロッタ様がタジタジになりながら言い訳を考えております。
わたくしは心の中で『クスクス』と笑いました。
ああ、なんていい気分なのかしら。
もっともっと懲らしめてあげなさい、アリア。アリアはロッサ様の所へ行き、出されたお料理をスプーンで掬い目の前に差し出したのです。
「ロッタ様、これを一度お召し上がりください。ミリア様の席に置かれたお料理です。私は侍女として味見をさせて頂きました。しかし、これは……人が食べるお料理には思えません。どうですか、ロッタ様にこれが食べられますでしょうか」
「……っ!」
悔しがるロッタ様とその取り巻き達。
会場はざわつき始めました。
すると王太子がアリアの所へ行ロッタ様に差し出したスプーンを見てこう仰ったのです。
「どれ、私が味見してみよう」
だめ、それはゲテモノ料理なのですっ! 口にしてはダメっ。
わたくしはそう心の中で叫びました。
しかしその言葉は王太子には届きません。
王太子はアリアにスプーンを渡すよう仰いっています。
わたくしは王太子の所へ行き口を開きました。
「ミラージュ様。これはわたくしにお出しになられたお食事で御座います。なのでわたくしは食するのが道理で御座います。わたくしが頂きますわ」
するとお王太子は優しく微笑みながら、良いんだよ、と言ってスプーンを手に取りアリアが持っていたお料理を口の中に……。
「…っ、これ、これは……確かに」
王太子はそう言いながら咽てしまいました。
ああ、これでロッタ様のお立場が更に悪化してしまいました。
晩餐会はとんでもないことになったのです。
サザーランド公爵が王族に対しての振る舞い料理が酷い物だと皆の前で暴かれたので御座います。
ロッタ様は顔を真っ青にされて床に両膝をついて俯いてしまいました。
「申し訳ございますせんでした。わたくしが使用人たちに指示をして作らせました……」
「このような事をして済むと思っておるのかっ! 馬鹿者っ」
サザーランド公爵はロッタ様を皆の居る前で叱咤されました。
そして皆様に平謝りをして事なきを終えたのでございます。
ロッタ様は悔しかったのか、泣き叫びながら自室へお戻りになられました。
は~、凄くいい気分で御座います。皆の前で恥をかいていい見世物で御座いました。
「ミリア様。これでご満足かしら?」
「え……?」
アイーダ様がわたくしの傍につかつかとヒールの音を立てながら耳元でそう仰ったのです。
少し背筋がぞっとしました。
わたくしは何も言わずぼ~っとしているとアイーダ様はそのままロッタ様のお部屋へ向かい立ち去りました。
わたくしは今まで散々彼女たちに苛められ、田舎者と馬鹿にされ、皆の前でも酷い仕打ちを受けました。
まだまだ、これくらいで復讐を終わらすわけにはいきません。
次はどんな嫌がらせをして差し上げましょう。
「アリア、行きましょうか」
「はい。ミリア様」
大事になったお屋敷をわたくしとアリア、それに招かれた王族、貴族方もサザーランド公爵の御屋敷を後にしたので御座います。
その翌日、サザーランド公爵は王の命により謹慎処分を受けられました。
いい気味ですわ……ざまぁ、ですわ。
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