小さき文官は強大な騎士を手に入れる

朝子

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02.リーヴァイという名の騎士

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 リーヴァイ、という名前の騎士がいる。

 リーヴァイは孤児であるが、元々は父子家庭で育った。母親はリーヴァイを産んだ後、産後の肥立ちが悪く命を落としたのでリーヴァイの記憶の中にはいない。
 それでもかまわなかった。厳しくも優しい父が近くにいてくれたのだから。
 父は鍛冶師をしていて、腕っぷしが強く、リーヴァイから見てもかっこいい男だった。城下町のすぐ近くの村に住み、鋼から新たな剣の鍛造を行い、時には近隣住人の農具や工具を修理したりもしていた。

 幼いながらもそんな父の姿に憧れて、将来は父を手助けできる人間になりたい、そう思っていたのに、その気持ちが全て崩れ去ったのはリーヴァイが12歳の頃。

 当時近隣諸国との小競り合いが頻発しており、気をつけるようになんて御触れまで出ていたのに、一体何に気をつけろというのだとその頃のリーヴァイには理解ができず。

 近場の山に山菜を採りに行き戻ったリーヴァイが見たのは、敵国に襲われている自分の村だった。
 さほど大きくも無い村で、食料の補給でもしようと試みたのか、目に見える範囲の家には兵士が入り全てを奪いつくしているように見えた。
 夢でも見ているのか、きっとこれは現実ではなく、起きながらに見ている悪夢のような何かだとふらつきながらも誰にも見つからないように裏道を通り自宅へと走った。走って、走って、ようやく家に辿り着いた時、父は自らが作り出した剣を使い兵士に立ち向かおうとしているところだった。

「父さん!」

 そう、叫んだような記憶もあるし、叫ばずに父の元へ駆け寄った記憶もある。どちらが本物の記憶なのか今でもわからない。父は、リーヴァイをすぐ側にいた馬に乗せた。12歳になり父に似て身体も大きくなっていたというのに、苦もなく片手でリーヴァイを馬に押し上げた父は、斬りかかってくる兵士を返す剣でいなしながら、思いきり馬の尻を蹴り上げた。「お前は死ぬな」と叫んだ父の声を背中に、馬はどんどん父のもとから遠ざかる。暴れたように走り続ける馬のたてがみを掴んで「いやだ、もどれ、もどれよ、父さんのところにもどれ、とまれ、たのむ、とまれ、父さん、いやだ」そう、馬に訴え続けたところで、当然ながら馬は止まってはくれなかったし、その結果、リーヴァイは今も生きている。
 
 ——宿舎で眠れないまま横になっていたリーヴァイは、昔のことを思い出していた。
 普段頭の中に出てくることのない思い出であっても忘れているわけではないので、結局の所「思い出していた」というのも変な話だ。それは常に頭にあるのだから。

 あの後、走り続ける馬の上で叫びながら泣くリーヴァイを保護してくれたのが、現在所属している赤騎士団の団長だ。

 リーヴァイのいる国の騎士は4つの団で構成されており、赤、青、白、黒、と色分けされた騎士団には、それぞれに役割がある。
 赤騎士団は出自は問わず、やる気と才能のある者が国の中を護る。
 青騎士団は貴族が中心で、王族を護り王族と共にある。
 黒騎士団は魔剣を使う魔術士で構成されており、対人間、というよりは対魔物に力を発揮する。

 白騎士団は魔剣は使えずとも魔力を有するものが国外について若い頃から学び、国ごとの対策をしながら国の国境から外を警戒して護る。
 この中で、特に資格もなく入団できるのは赤騎士団のみ。いわば叩き上げの集団でもある。そうでなければリーヴァイは騎士になんてなれなかっただろう。そもそも当初リーヴァイは国内を護る赤騎士団ではなく、無理は承知の上で白騎士団に入りたかったのだ。
 父を、自身の村を潰した国に復讐がしたかった。……結局、その国自体はその後自国内で起こったクーデターで王が交代し、最終的に王の交代もうまくいかずに地図から消えてしまったのだが……。
 何事も考え方次第だ。赤騎士団で力をつけて、自身を育ててくれた国に恩返しができれば良い。リーヴァイは今はそう考えている。

 それに……リーヴァイには想い人がいる。
 親代わりの赤騎士団団長に連れられてでかけた王城での年に一度の慰労会のことだ。
 王族はもとより、国の名だたる文官や武官が集まるその慰労会は、それぞれ家族を連れてくるのが恒例となっていた。大人たちは酒を飲み、料理を食べ話し合う。子供は子供同士で集まり庭で遊んだり、菓子を食べたりする会だ。
 根っから庶民のリーヴァイは居心地が悪い。王族なんて知り合いがいるわけもなく、名だたる文官武官の名前もまだちゃんと覚えていないのに。庭の隅に立ちつくし、楽しそうにしている様子を眺めているのが関の山だ。
 だが、遠くから見ていると近くにいてはわからないこともある。
 王族の子供が中心となるのはある程度想定内だが、その他の子供の中にも目に見えない序列のようなものがある。みなが一目置いているものが数人いるように見えたが、その中でも一番たくさんの人に囲まれている人、……王族に限らず、名だたる武官文官貴族の子供たちが周囲を取り巻き、一言でも話したいと切望するその人は……。

「わぁ……」

 意識もせずに声が出てしまったその人は。

 太陽の光のようにきらきらと輝く細く長い髪を持ち、その髪が縁取る顔は色白のきれいな卵型、長く真っ直ぐなまつ毛に縁取られた目は宝石のような紫色に輝き、顔の中心をすっと通る鼻筋、その下にある少し厚めのつんとした唇は、子供だから可愛らしいというものではなく、人として完璧な形を保っている。
 まるで精巧に作られた人形のようなその人が、周囲の話に時に口をあけて笑い、時に唇だけでほほえみ、時におどけたようにしかめっ面を作る。そのしかめっ面ですら、リーヴァイの心の柔らかいところを刺激してくるのだから……。
 リーヴァイは、日が陰る頃まで遠くからその人を見ていた。親代わりの赤騎士団団長が迎えにきて「こんな離れた場所で誰とも喋らずにいたのか?」と驚いて声をかけてくるまで、真剣に見続けていた。

「……団長」
「どうした」
「あの、……あの、みんなに囲まれている美しい子は、……」
「……美しい……? ああ、あの皆に囲まれている方は、宰相の三番目のご子息でルカ様とおっしゃる。将来お父上の手助けをするべく文官を目指していると聞いたことがあるが、優秀な方だそうだ。きっとご希望通り文官となってこの国をもり立ててくれるだろうな」
「ルカ様」
「そうだ。宰相は貴族としての爵位もお持ちではあるが、普段は貴族ではなく宰相としてお過ごしだから有事の際は青騎士団ではなく、赤騎士団にてお護りすることになるだろう」

 その言葉を告げられたときこそ、その後のリーヴァイの人生が決まった瞬間でもあった。
 リーヴァイは孤児となってしまったので、できるなら騎士となり生活に苦労がないといい、などとぼんやり考えていた気持ちが、何が何でも赤騎士団の団員となり有事の際には自分がルカをお護りするのだ、それが俺の人生。そう思える程に、リーヴァイの人生設計は完全に決まってしまった。
 結局、もともと騎士としての素質もあったリーヴァイは人生設計の通りに歩みを続け、そして今に至るのだが。

「今日も、彼の方は、……」

 思わずため息が出た。嫌な意味のため息ではない。心の底から湧き上がる感嘆が思わず出させるような、そんなため息だ。

 最近は暑い日が多いため、鍛錬の後に団員で水浴びをすることが多い。ちょうどその時間に用事でもあるのか、ルカが近くの渡り廊下を通り武官の詰め所に行く、と気づいたのは騎士団の誰が最初だったか。少なくとも自分ではなかったことが悔やまれる。ルカのことであれば、一番に気づきたかった。
 ルカは万人に好かれている。赤騎士団の団員だけではなく、男も、女も、隙あらばお近づきになろうという意識が透けて見えている。ルカがいることに気づいた上で、勇気があるものは声をかける。絶対に応えてもらえないのは承知で、一緒に食事を! 共に酒を! そう誘いをかける。その誘いに乗ってきたことは一度もないというのをリーヴァイだけではなく、みな知っている。
 リーヴァイは誘いをかけるような真似はしない。ただただ、一瞬も彼の動きを逃したくないと見つめるだけだ。瞬きすら惜しい。応えてもらえるとは思っていない。軽口を叩く男と思われるのも嫌だ。それぐらいなら、ただただ彼を見つめていたい。美しい、あの姿を。

「……ふぅ……」

 今度はただのため息だ。
 美しいあの方の姿を見た夜はどうしても自分自身が熱を持ち、意識せずとも、大きく硬くなってくる。

「……今日も、でかいな……」

 悲しみ半分、ただの感想半分で、自分の勃ちあがった陰茎を見つめる。自分のものだが忌々しい。小さき者からすれば羨望を集めるようなソレは持つ者にとっては無用の長物だ。
 ここまででかくなくとも良いだろう、心底からそう思う。春を売るような店に行き、その道の本職の方にお相手願った時ですら「悪いけど根本にそこらの布を巻いて最後まで入らないようにして」と頼まれ、先端だけでも太いな……などと苦しそうに言われたものだ。
 こんなんじゃまともなお付き合いができるとも思えない。親代わりの団長には、良い人ができたらいつでも連れてきてくれ、なんて世間話的に笑顔で気安い調子で言われているが……女性の拳から肘程までありそうなコレを喜んで受け入れてくれる人がこの世に居るとは思えない。誰かに無理を強いるのはリーヴァイの好みではないのだから。

「……萎えた、な……」

 先ほどよりは小さくなった陰茎部分を見ながらこれまたただの感想を述べる。観察日記のようなものだ。
 硬く大きくなりました。とっても大きくてこんなもの入らないと言われたことを思い出しました。今度は元の大きさに戻りました。それでもやっぱり大きいです。
 ばかだ。そんな観察日記のような事を考え続けた所で、自身の陰茎が人並みになるわけではない。
 心も身体も萎えたしもう寝るか、と思った時、宿舎の部屋の扉が激しく鳴らされた。何事かあったような叩き方だ。飛び起きて急いで扉をあける。
 そこには、複雑な顔をした養父兼団長が立っていた。

「どうしました!」
「……ちょっと、遅い時間に悪いが、……中に入れてくれるか」
「勿論です、どうぞ」
「すまないな、夜遅くに」
「いえ、……座ってください、酒でもお持ちしましょうか?」
「いや……酔ってする話とも違うからな……」

 複雑そうな表情でテーブルへと着く養父は、未だ騎士服のままだ。
 随分と遅くまで仕事があるものだな、珍しい事もあるものだ。と思いながら、酒がだめなら、と茶を出す。養父は出された茶を手にして口を開き。閉じ、また開き、……そうしてようやくのように言った。

「単刀直入に聞くが……お前、結婚する予定はあるか? 近い将来もしくは、いずれは考えても良いなという予定は?」
「……はい?」
「……誰か、決まった相手は?」
「決まった相手はいませんが……ただ自分は、結婚する気は……」
「……ないのか?」

 今まで養父に結婚についてここまできっちりと突っ込んで聞かれたことなどなかったから、リーヴァイは少し戸惑う。
 だが、夜遅くに約束もなく騎士服のままでわざわざ訪ねてきたのだから、これは何かあるのだろう、そう思った。誠心誠意、きちんと答えなくてはいけない。

「そう、ですね、端的に言うとないです。そもそも出自が出自ですし、継がなくてはいけない家もありません。実の父は鍛冶師をしていましたが、自分はその道を継がずに騎士となりましたし……なので、結婚自体考えたことはないです。自分には、特別な相手もいません」
「そうか! 特別な相手はいないのか! よし!」

 最後の部分にだけ反応し、自身の膝を打ちながらなぜか養父は嬉しそうな顔を見せてきた。そこで喜ぶ意味が全く意味がわからないが、特別な相手がいないことで何か役にたてるのだろうか。

「あの、実の父亡き後、あなたに育てていただいて、騎士団に入ることができて感謝しています。何か、自分でお役にたてるようなことがあれば……団長のお役に立ちたいとは思っています」
「してくれるか?! 結婚を?!」
「結婚ですか?! え? 結婚するんですか?」
「……そうだ、結婚だ」

 まずい。リーヴァイは思った。役に立ちたいとは言ったが、結婚はまずい。夜のあれやこれやが関わってくる話はまずい。自らの超大なアレの話をしなくてはいけなくなるではないか。

「いや、結婚は……どうですかね、今の所、いや今後も結婚は、ちょっと……」
「……今と、生活が変わらないと言ったら、……どうだ」
「……生活が変わらない?」

 夜のあれやこれやはしなくていいと?

「そうだ。変わらない。ただ、外部に向けてお相手とたまに仲の良さそうな所を見せればそれでいい。それ以外は今と変わらない。同じ家に暮らしてもらう必要はあるが、宿舎のようなものだと思えば良い。寝室も別で構わないし、食事も別……に、なるのか? ちょっとわからないが、とにかく、あちらもお忙しい方だから……」
「お相手? あちら?」
「……そうだ、あちら……」
「既に何か具体的な話があるということですか? しかもあちらもお忙しい、との言い方……お相手は目上の方……」

 団長は、はははわかってしまったか、と笑った。

「笑い事ではないのですが……その、具体的な話をお聞かせください」
「ええと……お相手がな、縁談がひっきりなしで困っているそうでな。ついに隣国の王族から正式に申し出を受けたそうで……」
「隣国の王族! それは……大変ですね……」

 それを聞いただけで大変なことだというのがわかる。受けるにしても、断るにしても、一悶着あるだろう。

「本来お相手も結婚するつもりはなかったそうなのだが、隣国の王族なんかが出てくると話は変わってくるのでな……いっそ結婚してしまいたいそうだ。すでに結婚が決まっていたとなれば面目が立つだろう。その条件にお前がぴったりだ、と内々に打診を受けてしまった」
「条件とは……」
「……同じ国内の人間で、出自が貴族や王族ではないこと。国の中枢への繋がりを欲しているような仕事にはついていないこと。できれば年が近く嘘でもお互いに好いているように見せられること」
「あまり上の立場ではなく、その上で中枢への繋がりを欲していない人間が好ましいとは、……その方は国の中心に近い人物ということですか」

 国内だけではなく隣国の王族からも縁談が舞い込むほどの名の知れた人物で国の中枢におり、リーヴァイと年が近い。……よほどやり手の人物のようにも聞こえるが、それは一体……。
 考えてみても、リーヴァイの頭の中には誰の顔も浮かばない。

「お前もよく知る方だ」
「どなたも思い至らないですね……そもそも内々とは言え、結婚という重大な相手に選んでいただけるほど親しくさせていただいている方に覚えが無いのですが……」
「親しいかどうかはわからん」
「そんな乱暴な」
「条件がぴったりだ、と言っただろう」
「ああ、……そうでしたね。親しいかどうかではないのか……。それで、その方は一体……俺もよく知る方、とはどなたです」
「宰相の三男、文官のルカ様だ。お前もよく存じ上げているはずだ。なんなら初恋の君ではなかったか」

 ルカ様。
 養父のからかいに反応することすらできず、その名前が出た瞬間、リーヴァイの中で決まっていたはずの人生設計は、まるで現実とは思えない方向に変更を余儀なくされたのだった。

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