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1章:騎兵府襲撃事件
3話:早朝巡察
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街の警備は主に騎兵府が行っている。5つある師団が1カ月単位で持ち回りを決め、東西の関所近くにそれぞれある兵舎と、城から真っ直ぐに続くメインストリートにある中央関所の計3つの兵舎に駐留している。
当然メインストリートにある中央関所に隣接する兵舎が一番大きく、師団長がいる。東西の兵舎にも師団長の下につく副官がいて、常に城壁と関所の監視と警備を行っている。街の巡察も彼らの仕事だ。
今回の襲撃事件で一番の被害を出しているのは主に第一師団の者だ。今月は彼らが街警担当だった。負傷者が増えた事から通常業務に専念する事が決まり、本日より街の巡察は他の師団が受け持つ事となった。
同じ隊の仲間がそうした被害にあっていることに怒りを覚える者はいても、これを面倒がる者はいない。
この日の早朝、ランバートは第五師団預かりとして先輩隊員と共に、まだ朝靄の残る街の巡察に出ていた。
「それにしても、早朝巡察は少し眠いね」
同じ黒の制服を着た眼鏡の青年が締まりのない顔で笑う。勤続年数にすると1年ほど先輩にあたる彼は、少し冷える朝の空気に寒そうに体を擦った。
「それにしても、ランバートも不運だね。入って早々こんな事件が起こるなんて」
隣を歩くランバートは、それに曖昧な笑みを浮かべた。確かに慣れないままこのような事件が起こった事は不運だ。
ランバートの所属は騎兵府と決まったが、まだどこの師団に属するかは決まっていない。その隊を率いる師団長や、その隊の隊員との相性もある。更には各隊が持つ特性との相性もある。それらを見極める為、1カ月間は預かりとして各隊を移動するのだ。
今日は第五師団についている。
だが、ランバートからすればこれは一つの好機でもあった。実力を示す機会になるのではないか。そんな事を言えば怒られるだろうが、一刻も早い解決を望む気持ちは同じなのだからこのくらいの野心は許してもらいたい。
「今回の事件は根が深そうですね。実行犯のチンピラには情報が一切伝わっていないことや、指示を出した人物の姿がまったく見えてこない事からもただの反乱分子とは思えません」
「うん、そうだね。陛下に対して何かしらの害意を持っているのは確かだけれど、そういう組織は多いからね。5年前の戴冠式直前は大変な騒ぎだったみたいだし」
「それは俺も覚えています。陛下の戴冠に反対した貴族と軍部の一部が武力に訴えて反乱を起こしたとか」
貴族出身者なら、この事件は大きな衝撃を受けるものとして記憶に残っているだろう。金や権威に執着するあまり、家も命も捨てることになった人間が多かった。
そうした者の遺族や、難を逃れた当事者が今の反乱分子を組織していると聞く。それならば、どれだけの組織があるか知れない。
「未だにどの組織の仕業なのか、何が狙いなのかも分からないからね。奴らがその気になればこちらの被害はこんなものじゃない。一般人も巻き込んでもっと大規模な被害が出ていてもおかしくない」
「……下準備なのでしょうか。他の狙いがあって、俺たち騎兵府を襲うのは本来の目的を見えにくくするための目くらましとか」
核から目をそらすための陽動と考えるのがしっくりくる。それとも、徐々に力を削いでこちらの疲弊を待っているのか。だがそれならばもっと大きな騒ぎを起こせばより戦力を削ぐことができるはずだ。そうしないのは、何か大きな目的を背後に隠しているのか。
その時ふと、裏路地の辺りで人が動く気配がした。場所は東兵舎の近く。ここからワンブロックも行けば兵舎がある。
あいにく朝靄が濃く相手の人数や様子を知ることができないが、こんな早朝に誰が。
「ランバート?」
立ち止まって路地を睨むランバートを不審に思い、同じように立ち止まった先輩の声にランバートは反応して顔を向ける。確信はない。だがこの胸騒ぎは当たるように思う。
「すいません、先輩。俺ちょっと東兵舎の方へ向かいます」
「こんな路地裏を通ってかい?」
細い路地裏は大人の男が二人並んで歩くのがやっとの幅しかない。店の通用口やアパートの入口なんかが多く、犯罪も発生しやすいあまり近づきたくない場所だ。
それでもこの胸騒ぎはおさまらない。確信など無いが、確かめないのは気持ちが悪い。杞憂であればそれでいい。むしろその方がいい。だが、そうではなかった場合は恐ろしい事が起こる。
そう思ったら先輩の返答など待っていられなくて、ランバートは視界のきかない路地裏へと踏み出していった。
「ちょっと、一人で行くのは!」
「先輩はここで待っていてください。大丈夫、すぐに戻りますから」
そう残すと、ランバートは迷いなく路地裏へと入っていった。
足音を忍ばせて近づくと男が5人、どこかへと向かって歩いていた。普段から路地裏を使っているのだろう、その足取りに迷いはない。もしくは入念に下調べをしたか。
どちらにしても、その足は真っ直ぐに東兵舎のあるブロックへと近づいていった。
5人全員が武装して、こんな早朝に何をしに行く。
ランバートの胸騒ぎはやはり当たりのようだ。だが落ち着いて、焦って行動などしない。息を潜め、足音をしのばせ、身を隠しながら行く。武器は腰の剣と、上着の裏に隠し持っているナイフがいくつか。
奴らは何かを話しながら、ランバート同様息を潜めて動いている。そして、東兵舎のすぐ裏手にあるアパートで足を止めた。
何をするのか。緊張が背に走る。自然と息が浅くなった。高揚感に似た緊張と、興奮と、それとは真逆の冷静さがある。頭の中では一人として逃がさない為のシミュレーションが無意識のうちにされていた。
その目の前で、一人の男か容器に入った液体を撒いたのを見てランバートは背筋が凍るのを感じた。続いて男が出した火種を見れば何をするのか一目瞭然だ。
咄嗟に隠れていた物陰から飛び出した。姿勢を低くしたまま靄の中を進むランバートに、男たちは気付くのが遅れた。それぞれ武器を手に持つが、それはランバートの走るような剣に阻まれた。
「ぎゃぁぁ!」
火をつけようとしていた男の腕を切り付け、火種を弾くと同時に無力化すると続けざまに傍の男へと向かう。全員が剣を抜いていたが所詮は素人。振り上げたものを下ろすよりも早く、ランバートの剣は男達を切り伏せる。どれもが腕や足を狙ったもので、命に関わるものはない。
だが、その騒ぎの中でこのテロを諦めていない者がいた。最初に切られた男が火をつけたのだ。途端に嫌な臭いがし始める。撒いた油の燃える臭いにランバートは焦る。その間に逃げようとした男が裏路地を抜ける道を行くのを見過ごさず、ランバートはナイフを投げる。投げたナイフは真っ直ぐに男の足に刺さり、短い悲鳴を上げて転がった。
その間にも炎は大きくなろうとしている。全員の逃亡を阻止したまではいいが、水場を探す間に逃げられてはまずい。ランバートは声を上げようと息を吸いこんだ。その時だった。
「おら、ランバート! そこどけろ!」
「へ? わぁ!」
背後からかかった声に従う間もなく、後ろから大量の水をかけられる。頭からつま先までびしょ濡れだ。おかげで火はすぐに消し止められ、石造りの建物に僅かな黒いすすを残すだけですんだ。
ランバートは背後を確認した。そこには目立つ人物の顔がある。癖が強くきつく波打つ黒髪に、日に焼けた肌。ごつごつした輪郭に無精ひげを生やした体格のいい男は、獣のような金色の瞳をランバートに向けて、ニッと口の端を上げた。
「おっ、水も滴るいい男ってか?」
「グリフィス師団長……」
もう俺は水を滴らせる必要はありません。とは、流石にこの場では言えなかった。
「酷いじゃないですか。逃げる暇なんてありませんでしたよ」
「お前、そんな生意気な口きいていいわけかぁ? あぁ? 立派な規則違反だぞ」
腰に手を当てたグリフィスの背後には、彼が指揮する第五師団の面々が数人いて狭い路地は圧倒的に人口密集状態となった。その中に、さっきまで一緒だった先輩の姿があった。
「無事かい、ランバート」
なるほど、彼が上司に事を報告して追いかけてくれたわけか。
「よかったよ。君が一人で行ってしまうから心配したんだ。今は騒ぎも起こっているしね」
「報告有難うございます、先輩。おかげで俺は大目玉決定です」
なんて自嘲気味に言うと、彼は困った顔で笑って「しかたがないね」なんて言う。自業自得なのだから、しかたがないが。
「まぁ、結果から言えばお手柄だ。おかげで未然に防げたからな。ファウスト様にお小言もらってこい」
「やっぱり、そうなりますよね」
咄嗟に行動に出たのだが、立派な規則違反なのは間違いない。ランバートは苦笑して頷く。
その間にも駆けつけた隊員が路上に転がる男達を拘束し、東兵舎の中に連行していく。全員がそうして連れていかれるのを見届けた後で、ランバートはようやく動き出す事ができた。
当然メインストリートにある中央関所に隣接する兵舎が一番大きく、師団長がいる。東西の兵舎にも師団長の下につく副官がいて、常に城壁と関所の監視と警備を行っている。街の巡察も彼らの仕事だ。
今回の襲撃事件で一番の被害を出しているのは主に第一師団の者だ。今月は彼らが街警担当だった。負傷者が増えた事から通常業務に専念する事が決まり、本日より街の巡察は他の師団が受け持つ事となった。
同じ隊の仲間がそうした被害にあっていることに怒りを覚える者はいても、これを面倒がる者はいない。
この日の早朝、ランバートは第五師団預かりとして先輩隊員と共に、まだ朝靄の残る街の巡察に出ていた。
「それにしても、早朝巡察は少し眠いね」
同じ黒の制服を着た眼鏡の青年が締まりのない顔で笑う。勤続年数にすると1年ほど先輩にあたる彼は、少し冷える朝の空気に寒そうに体を擦った。
「それにしても、ランバートも不運だね。入って早々こんな事件が起こるなんて」
隣を歩くランバートは、それに曖昧な笑みを浮かべた。確かに慣れないままこのような事件が起こった事は不運だ。
ランバートの所属は騎兵府と決まったが、まだどこの師団に属するかは決まっていない。その隊を率いる師団長や、その隊の隊員との相性もある。更には各隊が持つ特性との相性もある。それらを見極める為、1カ月間は預かりとして各隊を移動するのだ。
今日は第五師団についている。
だが、ランバートからすればこれは一つの好機でもあった。実力を示す機会になるのではないか。そんな事を言えば怒られるだろうが、一刻も早い解決を望む気持ちは同じなのだからこのくらいの野心は許してもらいたい。
「今回の事件は根が深そうですね。実行犯のチンピラには情報が一切伝わっていないことや、指示を出した人物の姿がまったく見えてこない事からもただの反乱分子とは思えません」
「うん、そうだね。陛下に対して何かしらの害意を持っているのは確かだけれど、そういう組織は多いからね。5年前の戴冠式直前は大変な騒ぎだったみたいだし」
「それは俺も覚えています。陛下の戴冠に反対した貴族と軍部の一部が武力に訴えて反乱を起こしたとか」
貴族出身者なら、この事件は大きな衝撃を受けるものとして記憶に残っているだろう。金や権威に執着するあまり、家も命も捨てることになった人間が多かった。
そうした者の遺族や、難を逃れた当事者が今の反乱分子を組織していると聞く。それならば、どれだけの組織があるか知れない。
「未だにどの組織の仕業なのか、何が狙いなのかも分からないからね。奴らがその気になればこちらの被害はこんなものじゃない。一般人も巻き込んでもっと大規模な被害が出ていてもおかしくない」
「……下準備なのでしょうか。他の狙いがあって、俺たち騎兵府を襲うのは本来の目的を見えにくくするための目くらましとか」
核から目をそらすための陽動と考えるのがしっくりくる。それとも、徐々に力を削いでこちらの疲弊を待っているのか。だがそれならばもっと大きな騒ぎを起こせばより戦力を削ぐことができるはずだ。そうしないのは、何か大きな目的を背後に隠しているのか。
その時ふと、裏路地の辺りで人が動く気配がした。場所は東兵舎の近く。ここからワンブロックも行けば兵舎がある。
あいにく朝靄が濃く相手の人数や様子を知ることができないが、こんな早朝に誰が。
「ランバート?」
立ち止まって路地を睨むランバートを不審に思い、同じように立ち止まった先輩の声にランバートは反応して顔を向ける。確信はない。だがこの胸騒ぎは当たるように思う。
「すいません、先輩。俺ちょっと東兵舎の方へ向かいます」
「こんな路地裏を通ってかい?」
細い路地裏は大人の男が二人並んで歩くのがやっとの幅しかない。店の通用口やアパートの入口なんかが多く、犯罪も発生しやすいあまり近づきたくない場所だ。
それでもこの胸騒ぎはおさまらない。確信など無いが、確かめないのは気持ちが悪い。杞憂であればそれでいい。むしろその方がいい。だが、そうではなかった場合は恐ろしい事が起こる。
そう思ったら先輩の返答など待っていられなくて、ランバートは視界のきかない路地裏へと踏み出していった。
「ちょっと、一人で行くのは!」
「先輩はここで待っていてください。大丈夫、すぐに戻りますから」
そう残すと、ランバートは迷いなく路地裏へと入っていった。
足音を忍ばせて近づくと男が5人、どこかへと向かって歩いていた。普段から路地裏を使っているのだろう、その足取りに迷いはない。もしくは入念に下調べをしたか。
どちらにしても、その足は真っ直ぐに東兵舎のあるブロックへと近づいていった。
5人全員が武装して、こんな早朝に何をしに行く。
ランバートの胸騒ぎはやはり当たりのようだ。だが落ち着いて、焦って行動などしない。息を潜め、足音をしのばせ、身を隠しながら行く。武器は腰の剣と、上着の裏に隠し持っているナイフがいくつか。
奴らは何かを話しながら、ランバート同様息を潜めて動いている。そして、東兵舎のすぐ裏手にあるアパートで足を止めた。
何をするのか。緊張が背に走る。自然と息が浅くなった。高揚感に似た緊張と、興奮と、それとは真逆の冷静さがある。頭の中では一人として逃がさない為のシミュレーションが無意識のうちにされていた。
その目の前で、一人の男か容器に入った液体を撒いたのを見てランバートは背筋が凍るのを感じた。続いて男が出した火種を見れば何をするのか一目瞭然だ。
咄嗟に隠れていた物陰から飛び出した。姿勢を低くしたまま靄の中を進むランバートに、男たちは気付くのが遅れた。それぞれ武器を手に持つが、それはランバートの走るような剣に阻まれた。
「ぎゃぁぁ!」
火をつけようとしていた男の腕を切り付け、火種を弾くと同時に無力化すると続けざまに傍の男へと向かう。全員が剣を抜いていたが所詮は素人。振り上げたものを下ろすよりも早く、ランバートの剣は男達を切り伏せる。どれもが腕や足を狙ったもので、命に関わるものはない。
だが、その騒ぎの中でこのテロを諦めていない者がいた。最初に切られた男が火をつけたのだ。途端に嫌な臭いがし始める。撒いた油の燃える臭いにランバートは焦る。その間に逃げようとした男が裏路地を抜ける道を行くのを見過ごさず、ランバートはナイフを投げる。投げたナイフは真っ直ぐに男の足に刺さり、短い悲鳴を上げて転がった。
その間にも炎は大きくなろうとしている。全員の逃亡を阻止したまではいいが、水場を探す間に逃げられてはまずい。ランバートは声を上げようと息を吸いこんだ。その時だった。
「おら、ランバート! そこどけろ!」
「へ? わぁ!」
背後からかかった声に従う間もなく、後ろから大量の水をかけられる。頭からつま先までびしょ濡れだ。おかげで火はすぐに消し止められ、石造りの建物に僅かな黒いすすを残すだけですんだ。
ランバートは背後を確認した。そこには目立つ人物の顔がある。癖が強くきつく波打つ黒髪に、日に焼けた肌。ごつごつした輪郭に無精ひげを生やした体格のいい男は、獣のような金色の瞳をランバートに向けて、ニッと口の端を上げた。
「おっ、水も滴るいい男ってか?」
「グリフィス師団長……」
もう俺は水を滴らせる必要はありません。とは、流石にこの場では言えなかった。
「酷いじゃないですか。逃げる暇なんてありませんでしたよ」
「お前、そんな生意気な口きいていいわけかぁ? あぁ? 立派な規則違反だぞ」
腰に手を当てたグリフィスの背後には、彼が指揮する第五師団の面々が数人いて狭い路地は圧倒的に人口密集状態となった。その中に、さっきまで一緒だった先輩の姿があった。
「無事かい、ランバート」
なるほど、彼が上司に事を報告して追いかけてくれたわけか。
「よかったよ。君が一人で行ってしまうから心配したんだ。今は騒ぎも起こっているしね」
「報告有難うございます、先輩。おかげで俺は大目玉決定です」
なんて自嘲気味に言うと、彼は困った顔で笑って「しかたがないね」なんて言う。自業自得なのだから、しかたがないが。
「まぁ、結果から言えばお手柄だ。おかげで未然に防げたからな。ファウスト様にお小言もらってこい」
「やっぱり、そうなりますよね」
咄嗟に行動に出たのだが、立派な規則違反なのは間違いない。ランバートは苦笑して頷く。
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