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4章:いつかの約束
1話:違和感
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新年を数日後に控えたある日。隊員の間で爆発的に流行していた風邪も落ち着きを見せていた。
起き上がったランバートは、ほんの僅か喉に違和感があった。だが、気のせいで済ませられるレベルだったから、そのまま起き上がった。水を飲めばその違和感も消えたようだった。
「おはよう、ランバート」
「あぁ、おはようラウル」
バタバタと入ってきたラウルが元気に言う。彼も風邪でしばらく寝込んでいたが、つい最近復帰した。今では元気そのものだ。
「顔、洗ってきたら?」
「あぁ、そうするよ」
身支度を調えて顔を洗いに下に降りる。今の時間なら少し空いているだろう。踵を返して歩き出そうとした、その一歩を踏み出した瞬間目の前が僅かに揺れた。
え?
驚いて次の足を強く踏ん張った。だから倒れずに済んだ。それに、あの目眩も消えている。気のせいか、少し疲れているか。
「大丈夫?」
「あぁ、平気。少し貧血気味だったのかもしれない」
「本当に? 辛いなら、医務室行こうよ」
優しい友人はそう言ってくれる。けれど、不確かなもので医務室に行くのも気が引ける。医務室を預かるエリオットもここ数週間大変だったのを知っている。
「大丈夫だよ、ラウル」
ラウルの頭を撫でながら笑ったランバートは、そのまま顔を洗いに行った。
◆◇◆
「さて、今日は年に一度の大掃除だ」
風邪でダウンしたウェインも今日から復帰。動けなかった分を取り戻すように元気だ。
今日は年に一度の大掃除。普段も掃除はするが、わりと適当だったりする。今日はそれぞれの隊がきっちりと仕事をする日らしい。
「僕たちは物品庫の整理と、物品の点検」
「当たりですね!」
「当たり?」
近くの先輩隊員が嬉しそうに言うのを聞いて問うと、ニッと嬉しそうな笑みが返ってきた。
「物品庫の整理なんかは楽な方なんだよ。これが訓練用の森の芝刈りなんかが当たったら、悲惨」
「あぁ、なるほど」
それだけは納得ができた。
裏には訓練用の森があるが、とても広い。そこの芝刈りやゴミ拾い、枝落としとなれば第二師団では辛い。数がいないから、一人当たりの仕事量が半端じゃないだろう。
「まぁ、第二師団に居る間は回ってこないさ。俺たちは人数が少ないから最初から外される。それでも、修練場の補修なんかは地味に辛いからな」
ちなみに、訓練用の森の芝刈りが当たったのは第三師団らしい。
張り切って物品庫の整理なのだが、これが案外すごい。物品庫には槍や弓といった武器も置かれているし、筋トレ用の重しなんてのもあるが、普段から適当に置かれているのかあちこちに散らばっている。まずはそれらを集めて状態を確認し、整理するところからだ。
「まったく、誰だよこんなに扱い悪いの!」
「この槍、先がこぼれてる」
「おーい、矢の数が足りないぞ-」
声が飛び交い、再整備の武器が増えていく。みんな自分の剣は大事にするのに、隊の物となると扱いが雑だ。
「それにしても、すごい埃」
布を口に当てても埃っぽい。思わず咳き込んだランバートの側で、ウェインも苦笑した。
「風通ししてるけどね」
高いところからはたきをかけて埃を落としつつ、高いところの在庫を調べる。ウェインが読み上げるのを、ランバートが数えていた。
ずっと下を向いているからか、少し頭痛がする。軽く頭を振ると、側に降りていたウェインが心配そうな顔をした。
「大丈夫? もしかして、体調悪い?」
「どうしてです?」
そんな事を今日はよく言われる。朝食の席でファウストにも言われた。
「うーん、何だろう? 顔色は変わらないんだけど……なんとなく?」
「なんですか、それ」
「分からないよ。でも、風邪も流行ってたし。ランバートは僕の看病もしてくれたでしょ? 同室のラウルも。だから、移したんじゃないかって」
「そんな事はありません。俺、この十年近く風邪なんてひいてませんから」
これと言って体の不調を感じているわけじゃない。動くし、問題ない。ちょっとした瞬間に、違和感を感じる程度だ。
騎士団の仕事も今日が最後。大掃除が終われば新年明けまで隊の仕事はない。帰省する隊員も多く、閑散とするらしい。居残り組でもパーティーがあるそうで、賑やかそうだ。
「本当に信じられない話だよね。でも、疲れてるのかもしれないからちゃんと休むんだよ。年末のパーティーも、無理に参加しなくてもいいんだからね」
「では、ウェイン様の側は遠慮させてもらいます」
「あ、言ったな! もう、可愛くないんだから」
最近この上司がリスのように見えてきた。愛らしく頬を膨らませる姿にランバートは笑い、しっかりと在庫の書き込みに専念した。
夕方になって掃除も整理も終了した。鍵を掛けて解散したが、ランバートはウェインについて点検の紙を運んでいた。
騎兵府執務室ではファウストが書類の山に囲まれていた。
「物品の在庫整理終わりました」
「お疲れ様、ウェイン。ランバートもお手伝い?」
「オリヴァー様」
既に報告なりを終えたらしい青年が、たおやかな物腰で話しかけてくる。アイスブロンドに、優しげな緑色の瞳のその人はとても騎士団の人間に見えない。けれど、れっきとした師団長でもある。
第四師団を預かる師団長、オリヴァー・クックその人だ。
「ご苦労だったな。物品は揃っていたか?」
「なんとかね。でも、再整備しないといけない物もけっこうあったよ。第五師団管理の槍なんて特に」
「グリフィスだね。彼も本当に困ったさんだから」
オリヴァーがとても穏やかにそんな事を言うが、彼以外は多分「そんな可愛いものじゃない」と思っただろう。目がそんな感じだ。
第五師団を預かるグリフィス・ハッセは、猛獣のような人だ。癖の強い黒髪に鋭い金の瞳。筋骨隆々という体つきで、性格も荒っぽい。よく言えば豪快だろうか。だから決して、「困ったさん」なんて可愛い表現は合わない。
「第五師団か。奴らには少し言わないとな。物の扱いが雑なのは否めない」
「まったくだよ。それに比べて第一師団なんて本当に完璧。定期的に自分たちで磨いてるね」
「奴らは少し几帳面過ぎるくらいだ」
「アシュレーがグリフィスに教えてあげれば、きっと上手にやれますね」
「……その前に血を見るよ、多分」
コロコロと笑うオリヴァーだが、ウェインはものすごくぐったりして言う。
第一師団を預かるアシュレー・クレネルとグリフィスは、性格的に真逆だ。緊急時はごちゃごちゃ言わないが、この二人合わない。当人達もそれを自覚しているから、必要以上に関わりはしない。仲が悪いわけじゃないのだが、距離感が大事なようだ。
「どうした、ランバート。ずいぶん静かだな」
「え? あぁ、いえ」
黒い瞳が不意にこちらを向いた。それに、少し驚く。別に口を挟むような事ではないし、ウェインの補佐として来たのだから静かに見守っていたのだけれど。
「どうしたの? どこか、具合悪い?」
「いえ、そのような事はありません」
今日はこればかりだ。溜息をつき、手にした点検表を届けようと一歩踏み出した。
その瞬間、足に力が入らなかった。ズキッと頭に痛みが走り、同時に目眩がする。今朝の軽いものじゃない、世界が回るような強いものだ。
「ランバート!」
どうにもできなかった。力がまったく入らなくて、無理をすれば割れるような頭痛がする。側にいたオリヴァーが抱き留めてくれたけれど、そこからはどうすることもできなかった。
「誰か、医務室に行ってきて! ファウスト様、ソファーを借ります。毛布は」
「僕、行ってくる!」
「こっちだ!」
声がくぐもって聞こえる。声が上手く出ない。視界もぼやける。こんなの、初めてだ。どうしたんだろう?
抱き上げられて、ソファーに寝かされる。額に当てられたオリヴァーの手が、冷たくて気持ちよかった。
「熱が高い。ランバート、しっかり!」
熱? そんなの、感じていなかった。
意識が徐々に薄れてくる。目を開けているのも辛くなって閉じてしまえば、後は沈むばかりだった。
起き上がったランバートは、ほんの僅か喉に違和感があった。だが、気のせいで済ませられるレベルだったから、そのまま起き上がった。水を飲めばその違和感も消えたようだった。
「おはよう、ランバート」
「あぁ、おはようラウル」
バタバタと入ってきたラウルが元気に言う。彼も風邪でしばらく寝込んでいたが、つい最近復帰した。今では元気そのものだ。
「顔、洗ってきたら?」
「あぁ、そうするよ」
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え?
驚いて次の足を強く踏ん張った。だから倒れずに済んだ。それに、あの目眩も消えている。気のせいか、少し疲れているか。
「大丈夫?」
「あぁ、平気。少し貧血気味だったのかもしれない」
「本当に? 辛いなら、医務室行こうよ」
優しい友人はそう言ってくれる。けれど、不確かなもので医務室に行くのも気が引ける。医務室を預かるエリオットもここ数週間大変だったのを知っている。
「大丈夫だよ、ラウル」
ラウルの頭を撫でながら笑ったランバートは、そのまま顔を洗いに行った。
◆◇◆
「さて、今日は年に一度の大掃除だ」
風邪でダウンしたウェインも今日から復帰。動けなかった分を取り戻すように元気だ。
今日は年に一度の大掃除。普段も掃除はするが、わりと適当だったりする。今日はそれぞれの隊がきっちりと仕事をする日らしい。
「僕たちは物品庫の整理と、物品の点検」
「当たりですね!」
「当たり?」
近くの先輩隊員が嬉しそうに言うのを聞いて問うと、ニッと嬉しそうな笑みが返ってきた。
「物品庫の整理なんかは楽な方なんだよ。これが訓練用の森の芝刈りなんかが当たったら、悲惨」
「あぁ、なるほど」
それだけは納得ができた。
裏には訓練用の森があるが、とても広い。そこの芝刈りやゴミ拾い、枝落としとなれば第二師団では辛い。数がいないから、一人当たりの仕事量が半端じゃないだろう。
「まぁ、第二師団に居る間は回ってこないさ。俺たちは人数が少ないから最初から外される。それでも、修練場の補修なんかは地味に辛いからな」
ちなみに、訓練用の森の芝刈りが当たったのは第三師団らしい。
張り切って物品庫の整理なのだが、これが案外すごい。物品庫には槍や弓といった武器も置かれているし、筋トレ用の重しなんてのもあるが、普段から適当に置かれているのかあちこちに散らばっている。まずはそれらを集めて状態を確認し、整理するところからだ。
「まったく、誰だよこんなに扱い悪いの!」
「この槍、先がこぼれてる」
「おーい、矢の数が足りないぞ-」
声が飛び交い、再整備の武器が増えていく。みんな自分の剣は大事にするのに、隊の物となると扱いが雑だ。
「それにしても、すごい埃」
布を口に当てても埃っぽい。思わず咳き込んだランバートの側で、ウェインも苦笑した。
「風通ししてるけどね」
高いところからはたきをかけて埃を落としつつ、高いところの在庫を調べる。ウェインが読み上げるのを、ランバートが数えていた。
ずっと下を向いているからか、少し頭痛がする。軽く頭を振ると、側に降りていたウェインが心配そうな顔をした。
「大丈夫? もしかして、体調悪い?」
「どうしてです?」
そんな事を今日はよく言われる。朝食の席でファウストにも言われた。
「うーん、何だろう? 顔色は変わらないんだけど……なんとなく?」
「なんですか、それ」
「分からないよ。でも、風邪も流行ってたし。ランバートは僕の看病もしてくれたでしょ? 同室のラウルも。だから、移したんじゃないかって」
「そんな事はありません。俺、この十年近く風邪なんてひいてませんから」
これと言って体の不調を感じているわけじゃない。動くし、問題ない。ちょっとした瞬間に、違和感を感じる程度だ。
騎士団の仕事も今日が最後。大掃除が終われば新年明けまで隊の仕事はない。帰省する隊員も多く、閑散とするらしい。居残り組でもパーティーがあるそうで、賑やかそうだ。
「本当に信じられない話だよね。でも、疲れてるのかもしれないからちゃんと休むんだよ。年末のパーティーも、無理に参加しなくてもいいんだからね」
「では、ウェイン様の側は遠慮させてもらいます」
「あ、言ったな! もう、可愛くないんだから」
最近この上司がリスのように見えてきた。愛らしく頬を膨らませる姿にランバートは笑い、しっかりと在庫の書き込みに専念した。
夕方になって掃除も整理も終了した。鍵を掛けて解散したが、ランバートはウェインについて点検の紙を運んでいた。
騎兵府執務室ではファウストが書類の山に囲まれていた。
「物品の在庫整理終わりました」
「お疲れ様、ウェイン。ランバートもお手伝い?」
「オリヴァー様」
既に報告なりを終えたらしい青年が、たおやかな物腰で話しかけてくる。アイスブロンドに、優しげな緑色の瞳のその人はとても騎士団の人間に見えない。けれど、れっきとした師団長でもある。
第四師団を預かる師団長、オリヴァー・クックその人だ。
「ご苦労だったな。物品は揃っていたか?」
「なんとかね。でも、再整備しないといけない物もけっこうあったよ。第五師団管理の槍なんて特に」
「グリフィスだね。彼も本当に困ったさんだから」
オリヴァーがとても穏やかにそんな事を言うが、彼以外は多分「そんな可愛いものじゃない」と思っただろう。目がそんな感じだ。
第五師団を預かるグリフィス・ハッセは、猛獣のような人だ。癖の強い黒髪に鋭い金の瞳。筋骨隆々という体つきで、性格も荒っぽい。よく言えば豪快だろうか。だから決して、「困ったさん」なんて可愛い表現は合わない。
「第五師団か。奴らには少し言わないとな。物の扱いが雑なのは否めない」
「まったくだよ。それに比べて第一師団なんて本当に完璧。定期的に自分たちで磨いてるね」
「奴らは少し几帳面過ぎるくらいだ」
「アシュレーがグリフィスに教えてあげれば、きっと上手にやれますね」
「……その前に血を見るよ、多分」
コロコロと笑うオリヴァーだが、ウェインはものすごくぐったりして言う。
第一師団を預かるアシュレー・クレネルとグリフィスは、性格的に真逆だ。緊急時はごちゃごちゃ言わないが、この二人合わない。当人達もそれを自覚しているから、必要以上に関わりはしない。仲が悪いわけじゃないのだが、距離感が大事なようだ。
「どうした、ランバート。ずいぶん静かだな」
「え? あぁ、いえ」
黒い瞳が不意にこちらを向いた。それに、少し驚く。別に口を挟むような事ではないし、ウェインの補佐として来たのだから静かに見守っていたのだけれど。
「どうしたの? どこか、具合悪い?」
「いえ、そのような事はありません」
今日はこればかりだ。溜息をつき、手にした点検表を届けようと一歩踏み出した。
その瞬間、足に力が入らなかった。ズキッと頭に痛みが走り、同時に目眩がする。今朝の軽いものじゃない、世界が回るような強いものだ。
「ランバート!」
どうにもできなかった。力がまったく入らなくて、無理をすれば割れるような頭痛がする。側にいたオリヴァーが抱き留めてくれたけれど、そこからはどうすることもできなかった。
「誰か、医務室に行ってきて! ファウスト様、ソファーを借ります。毛布は」
「僕、行ってくる!」
「こっちだ!」
声がくぐもって聞こえる。声が上手く出ない。視界もぼやける。こんなの、初めてだ。どうしたんだろう?
抱き上げられて、ソファーに寝かされる。額に当てられたオリヴァーの手が、冷たくて気持ちよかった。
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