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番外編:オリヴァーシリーズ
6話:オリヴァーの同僚
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あれから、一週間が経った。アレックスからの手紙で、彼の見合いが次の安息日の午後、とあるレストランのオープンテラスで行われる事を知った。
正直自分は何か他の病気にかかったのではと思う。それくらいに、心が晴れない。失恋などいつものことで去る人を追うこともなく、振った相手を顧みる事もしなかった。痛みは本当に一日や二日。なのに今回は一週間も引きずっている。
ラウンジで誰かに気持ちをぶつける気にもならない。夜の空をぼんやりと見ていると、不意に知った声が問いかけた。
「オリヴァー、どうかしたかい?」
「ウルバス?」
街警のはずのウルバスが疑問そうに首を傾げて近づいてくる。今は平日で、こんな遅くまでいる事はないはずなのに。
「どうしたのですか? 砦に戻る時間では」
「明日の朝一でファウスト様と打ち合わせがあって、今日は宿舎に泊まる事になったんだ」
温和という言葉がそのまま歩いている様な彼は本当に角がない。そのせいだろう、すんなりと受け入れてしまうのは。
「どうしたの? なんだかとても傷ついた顔をしている。オリヴァーのそんな顔、珍しいから気になる」
「そんなに弱って見えますか?」
「うん、とても。今にも泣いてしまいそうだよ」
柔らかな声と気遣わしい表情で問われれば、傷だらけの心は癒やしに負ける。俯いて、手すりに凭れた。
「失恋してしまいまして」
「オリヴァーが?」
驚いたように言われるが、なんてことはない。いつもだいたいが失恋だ。
「大丈夫?」
「いつもの事ですから」
「ううん、いつもよりずっと痛そうだ。よほど、好きだったんだろ?」
オリヴァーはマジマジとウルバスを見る。恐れを瞳に乗せて、心をグッと押し込んで、言葉を飲み込んで。何でもない顔で鋭い指摘をする彼は、ふとした瞬間に隠した心を暴き出す。
「オリヴァーは何でもない顔で、大切なものを手放してしまうだろ? 今回もそうじゃないのかな。よければ話を聞くよ。まぁ、聞くだけで何の役にも立たないだろうけれど」
この男も自分の魅力に気づいていない一人だ。隔たりなく包み込む男の優しさを持っているのに、まったくの無自覚なのだ。
「あっ、部屋のほうがいいかな。ほら、オリヴァーおいで。たまには話そう。全部聞くから安心して」
躊躇いなく繋がれる手。強く引かれる腕に逆らう気持ちがなくて、オリヴァーは黙って後をついていった。
ぽつりぽつりと、オリヴァーはアレックスの事を話した。話してみて、改めて彼を求めた事を知った。求めたからこそ手放したんだと理解した。
ウルバスは黙って、でも真剣に聞いてくれる。相づちを打ち、言葉をかけて。この友を持てた事をひっそりと、オリヴァーは感謝した。
「それ、手放しちゃいけない相手だ」
結論づけるようにウルバスが言う。だがオリヴァーは頑なに首を横に振った。
「もう、手放してしまったので」
「まだだ! 相手は見合いの日時や場所を知らせてきたんだろ? それって、未練がありすぎるからだろ」
「だからって、どうするのです」
話は進んでいる。止められない様子だった。それに、家が決めたものに他人が口を挟むべきではない。この先一緒になんてとても言えない。こんなんで、どうして彼の前に立てるのだ。
「うーん。あっ、ちょっと待って!」
腕を組んで考え込んだウルバスは何かを思いついたように立ち上がると、どこかに行ってしまう。そしてなぜかウェインを連れて戻ってきた。
「……どうしてウェイン?」
「え? ほら、こういうのは勢いも必要だから起爆剤に」
親身な友人は、時に過剰で明後日な方向に飛ぶ事がある。
なんにしても、ウルバスは丁寧にウェインに話している。それを聞くだけで、小さな同僚は暴発寸前になっている。悪い奴ではないし、ある意味その無鉄砲さや後先の考えのなさを羨ましく思うのだが、落ち込んだ時には少し騒がしい人物でもあった。
「よし、お見合い潰しに行こう!」
予想通りの決断の早さに、オリヴァーは肩を落とした。
「止めてください」
「どうして! 相手だってオリヴァーが好きなんでしょ? それなら」
「止めて下さい」
心に刺さる。諦めたいのに、駄々をこねる自分がいるから痛み出す。その痛みをねじ伏せているのに、刺激などしてもらいたくない。
「いいのです、これで。私は騎士団を出ませんし、相手は一般人。婚姻は騎士団内部の人間でなければ出来ませんから、彼とは他人のままです」
「関係ないよ、結婚なんて。そんな形の話じゃないでしょ」
「大問題が多すぎます。あちらは家が進める見合いで、既に話が盛り上がっている。断り切れなかった時点でどのように転ぶか分かりません。当人が拒んでも、周囲がそれを許さない場合があるのです」
「何それ! 気持ちが大事なんじゃん!」
「気持ちなんて二の次になる場合だってあるのですよ!」
思わず声を大きくしたら、ウェインは泣きそうな顔をした。違う、こんなに苛立つつもりではない。怒りにまかせてしまった事を恥じて座った。そして、項垂れた。
「ウェイン、貴族というものの面倒を学んで下さい。結婚は自由ではありません」
「そんなこと」
「お願いします、これ以上私の心を乱さないで。私は大丈夫。ほんの一瞬、温かなものを貰う事ができた。それでよしと出来ますから」
それでなくとも苛立っている。それでなくとも足掻いている。貰う資格などない。何も語っていないのに、仮面を被ったまま側に居続けるのは彼に相応しくない。でも、知られたくない。
ほんの少し、触れたかっただけ。大切にされることが嬉しかっただけ。素直に向けられる感情があまりに真っ直ぐで、その気持ちに応えられない意気地のなさに苛立っているだけ。
どこかで、パタンと音がした。顔を上げられないまま、友人達にも見放されたのだと思った。だが次にまた同じ音がして、気配は更に増えた。
「どうして俺がここに呼ばれるんだ、ウルバス」
「アシュレー?」
銀髪の不機嫌そうな男が立つ。そして珍しくオリヴァーを見て目を細めた。
普段はいいのだが、こんな時には会いたくない相手だ。彼は同種であり、感情を読む。そしてその言葉は辛辣だ。
「随分とらしくない顔をしている、オリヴァー。お前のそういう顔を見ると、世の中絶対はないと思える」
「アシュレー、そんな言い方は」
「おおかた、分かったような言動で別れてきたのだろう。知ったような口振りで、逃げてきたんだろ」
ズキリと痛む胸元を握る。アシュレーの言葉が痛いのは事実だからだ。仮面を被れないのは、綻びのある部分から無理矢理引き剥がされたからだ。
睨み付ける様に見つめたその先で、アシュレーはニッと加虐的な笑みを浮かべる。
「ほぉ、いい顔ができるじゃないか。取り澄ました顔よりもずっといい」
「アシュレー、お願いだからやめてあげて。もう、火消しにって呼んだのに」
「呼ぶ相手を間違えたな、ウルバス。俺はこいつの、全てを知ったような顔をして逃げようとする根性は嫌いだ」
憎たらしい。こちらだってそんな事は分かっている。
「ある程度の話は聞いた。お前、本当に手放していいんだな」
「手放すしかないだろう」
「覚悟があるなら壊してこい。俺は今回、ウェインの味方だ」
「勝手な」
「人生そういうものだろ。自分の意志を最後まで押しつけた者が結局は強い。諦めて手を離した奴が後で泣き言をいうのは正直女々しくて聞いていられない。俺は自分の意志を曲げるつもりはないからな。お前の事は理解できない」
睨み付け、立ち上がり、怒りのままに胸を掴む。オロオロとウルバスが間に立つが、払いのけた。こんなにもイライラしているのに、この男の言動はいちいち引っかかる。
「苛立つのは、お前自身が今の決断に納得できていないからだ」
「っ!」
「押し込めて終われるならそれでいい。だが、終われないならその傷は痛んで次に響く」
「知ったことを!」
「俺も多少の経験はある」
真っ直ぐな言葉に偽りはない。だが、こいつの心は屈折が多い。淀みはないが鋭い刃のような潔癖さがある。
「……止めたい」
「行ってこい」
「迷惑をかける」
「それも覚悟だ」
「私にその決断は!」
「それならこの縁はなかったんだ。所詮、その程度だ」
「……」
その程度。そんな簡単な言葉で終わらせないでもらいたい。終わらせたくない。まだ何も話していない。まだ入り口にも立っていない。
覚悟と後悔とが浮かんでは沈む。オリヴァーは項垂れて、そのまま部屋を後にした。
正直自分は何か他の病気にかかったのではと思う。それくらいに、心が晴れない。失恋などいつものことで去る人を追うこともなく、振った相手を顧みる事もしなかった。痛みは本当に一日や二日。なのに今回は一週間も引きずっている。
ラウンジで誰かに気持ちをぶつける気にもならない。夜の空をぼんやりと見ていると、不意に知った声が問いかけた。
「オリヴァー、どうかしたかい?」
「ウルバス?」
街警のはずのウルバスが疑問そうに首を傾げて近づいてくる。今は平日で、こんな遅くまでいる事はないはずなのに。
「どうしたのですか? 砦に戻る時間では」
「明日の朝一でファウスト様と打ち合わせがあって、今日は宿舎に泊まる事になったんだ」
温和という言葉がそのまま歩いている様な彼は本当に角がない。そのせいだろう、すんなりと受け入れてしまうのは。
「どうしたの? なんだかとても傷ついた顔をしている。オリヴァーのそんな顔、珍しいから気になる」
「そんなに弱って見えますか?」
「うん、とても。今にも泣いてしまいそうだよ」
柔らかな声と気遣わしい表情で問われれば、傷だらけの心は癒やしに負ける。俯いて、手すりに凭れた。
「失恋してしまいまして」
「オリヴァーが?」
驚いたように言われるが、なんてことはない。いつもだいたいが失恋だ。
「大丈夫?」
「いつもの事ですから」
「ううん、いつもよりずっと痛そうだ。よほど、好きだったんだろ?」
オリヴァーはマジマジとウルバスを見る。恐れを瞳に乗せて、心をグッと押し込んで、言葉を飲み込んで。何でもない顔で鋭い指摘をする彼は、ふとした瞬間に隠した心を暴き出す。
「オリヴァーは何でもない顔で、大切なものを手放してしまうだろ? 今回もそうじゃないのかな。よければ話を聞くよ。まぁ、聞くだけで何の役にも立たないだろうけれど」
この男も自分の魅力に気づいていない一人だ。隔たりなく包み込む男の優しさを持っているのに、まったくの無自覚なのだ。
「あっ、部屋のほうがいいかな。ほら、オリヴァーおいで。たまには話そう。全部聞くから安心して」
躊躇いなく繋がれる手。強く引かれる腕に逆らう気持ちがなくて、オリヴァーは黙って後をついていった。
ぽつりぽつりと、オリヴァーはアレックスの事を話した。話してみて、改めて彼を求めた事を知った。求めたからこそ手放したんだと理解した。
ウルバスは黙って、でも真剣に聞いてくれる。相づちを打ち、言葉をかけて。この友を持てた事をひっそりと、オリヴァーは感謝した。
「それ、手放しちゃいけない相手だ」
結論づけるようにウルバスが言う。だがオリヴァーは頑なに首を横に振った。
「もう、手放してしまったので」
「まだだ! 相手は見合いの日時や場所を知らせてきたんだろ? それって、未練がありすぎるからだろ」
「だからって、どうするのです」
話は進んでいる。止められない様子だった。それに、家が決めたものに他人が口を挟むべきではない。この先一緒になんてとても言えない。こんなんで、どうして彼の前に立てるのだ。
「うーん。あっ、ちょっと待って!」
腕を組んで考え込んだウルバスは何かを思いついたように立ち上がると、どこかに行ってしまう。そしてなぜかウェインを連れて戻ってきた。
「……どうしてウェイン?」
「え? ほら、こういうのは勢いも必要だから起爆剤に」
親身な友人は、時に過剰で明後日な方向に飛ぶ事がある。
なんにしても、ウルバスは丁寧にウェインに話している。それを聞くだけで、小さな同僚は暴発寸前になっている。悪い奴ではないし、ある意味その無鉄砲さや後先の考えのなさを羨ましく思うのだが、落ち込んだ時には少し騒がしい人物でもあった。
「よし、お見合い潰しに行こう!」
予想通りの決断の早さに、オリヴァーは肩を落とした。
「止めてください」
「どうして! 相手だってオリヴァーが好きなんでしょ? それなら」
「止めて下さい」
心に刺さる。諦めたいのに、駄々をこねる自分がいるから痛み出す。その痛みをねじ伏せているのに、刺激などしてもらいたくない。
「いいのです、これで。私は騎士団を出ませんし、相手は一般人。婚姻は騎士団内部の人間でなければ出来ませんから、彼とは他人のままです」
「関係ないよ、結婚なんて。そんな形の話じゃないでしょ」
「大問題が多すぎます。あちらは家が進める見合いで、既に話が盛り上がっている。断り切れなかった時点でどのように転ぶか分かりません。当人が拒んでも、周囲がそれを許さない場合があるのです」
「何それ! 気持ちが大事なんじゃん!」
「気持ちなんて二の次になる場合だってあるのですよ!」
思わず声を大きくしたら、ウェインは泣きそうな顔をした。違う、こんなに苛立つつもりではない。怒りにまかせてしまった事を恥じて座った。そして、項垂れた。
「ウェイン、貴族というものの面倒を学んで下さい。結婚は自由ではありません」
「そんなこと」
「お願いします、これ以上私の心を乱さないで。私は大丈夫。ほんの一瞬、温かなものを貰う事ができた。それでよしと出来ますから」
それでなくとも苛立っている。それでなくとも足掻いている。貰う資格などない。何も語っていないのに、仮面を被ったまま側に居続けるのは彼に相応しくない。でも、知られたくない。
ほんの少し、触れたかっただけ。大切にされることが嬉しかっただけ。素直に向けられる感情があまりに真っ直ぐで、その気持ちに応えられない意気地のなさに苛立っているだけ。
どこかで、パタンと音がした。顔を上げられないまま、友人達にも見放されたのだと思った。だが次にまた同じ音がして、気配は更に増えた。
「どうして俺がここに呼ばれるんだ、ウルバス」
「アシュレー?」
銀髪の不機嫌そうな男が立つ。そして珍しくオリヴァーを見て目を細めた。
普段はいいのだが、こんな時には会いたくない相手だ。彼は同種であり、感情を読む。そしてその言葉は辛辣だ。
「随分とらしくない顔をしている、オリヴァー。お前のそういう顔を見ると、世の中絶対はないと思える」
「アシュレー、そんな言い方は」
「おおかた、分かったような言動で別れてきたのだろう。知ったような口振りで、逃げてきたんだろ」
ズキリと痛む胸元を握る。アシュレーの言葉が痛いのは事実だからだ。仮面を被れないのは、綻びのある部分から無理矢理引き剥がされたからだ。
睨み付ける様に見つめたその先で、アシュレーはニッと加虐的な笑みを浮かべる。
「ほぉ、いい顔ができるじゃないか。取り澄ました顔よりもずっといい」
「アシュレー、お願いだからやめてあげて。もう、火消しにって呼んだのに」
「呼ぶ相手を間違えたな、ウルバス。俺はこいつの、全てを知ったような顔をして逃げようとする根性は嫌いだ」
憎たらしい。こちらだってそんな事は分かっている。
「ある程度の話は聞いた。お前、本当に手放していいんだな」
「手放すしかないだろう」
「覚悟があるなら壊してこい。俺は今回、ウェインの味方だ」
「勝手な」
「人生そういうものだろ。自分の意志を最後まで押しつけた者が結局は強い。諦めて手を離した奴が後で泣き言をいうのは正直女々しくて聞いていられない。俺は自分の意志を曲げるつもりはないからな。お前の事は理解できない」
睨み付け、立ち上がり、怒りのままに胸を掴む。オロオロとウルバスが間に立つが、払いのけた。こんなにもイライラしているのに、この男の言動はいちいち引っかかる。
「苛立つのは、お前自身が今の決断に納得できていないからだ」
「っ!」
「押し込めて終われるならそれでいい。だが、終われないならその傷は痛んで次に響く」
「知ったことを!」
「俺も多少の経験はある」
真っ直ぐな言葉に偽りはない。だが、こいつの心は屈折が多い。淀みはないが鋭い刃のような潔癖さがある。
「……止めたい」
「行ってこい」
「迷惑をかける」
「それも覚悟だ」
「私にその決断は!」
「それならこの縁はなかったんだ。所詮、その程度だ」
「……」
その程度。そんな簡単な言葉で終わらせないでもらいたい。終わらせたくない。まだ何も話していない。まだ入り口にも立っていない。
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