特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。

黄玉八重

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第04章 -王都アスペラルダ編Ⅱ-

†第4章† -08話-[エピローグ]

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 朝9時過ぎ。
 すでにエクソダスでアクアポッツォへと戻っており、
 ネシンフラ島のカエル妖精の村を訪れた所だ。

「姫様の匂いがしますっ!!?」

 村に着いての第一声がこれだ。
 年頃の娘に言うのは正直どうかと思うが敢えて言わせてもらうと、
 頭おかしいと思う。

「頭おかしいと思う」
『お父さま、口に出てます』
「おっと失礼」
「これから一緒の旅をするのになんて事を言うんですかっ!」
「村について最初に聞く言葉がアレだぞ?仕方ないと思わないか?」

「それはそれです。
 思っても口に出してはいけない事もあるんですよ」
「あい」
『あい』

 村の中程まで進んだ時点で、
 マリエルが騒いだからか村人がぽつぽつと家から出てきていた。

「みなさん、おはようございます。
 マリエルの向かえに参りました」
「おう、水無月さん。ようやく来たな!
 あいつは毎日まだ来ないまだ来ないってうるさかったぞ」
「あ、お久しぶりですカインズ氏」
「お久しぶりです」
「姫様もお元気そうで、なによりでさぁ。
 準備は数日前から出来てるから、もう連れ出してもいいぞ」
「ヴォジャ様の修行はどうなったんです?」
「あぁ、ありゃ気合いとやる気と根性で割と早めに終わった。
 とはいえ、最後まで調整だかなんだかで、
 昨日もヴォジャ様のところに顔を出してきたみたいだけどな」

 修行内容は特に教えてもらってないけど、
 確か最低限の戦闘技術とカエル化の抵抗力を上げるとかだったかな?
 村の人もマリエルが旅立つことを知っているからか、
 先ほどよりも大勢が村の中心に集まり始めていた。

「アルシェ、メリー。マリエルの支度を手伝ってきてくれ」
「わかりました」
「かしこまりました。クーデルカ様、ここはよろしくお願いします」
『はい』
「ヴォジャ様にも挨拶をしておきたいんですけど・・・」
「あぁ、それには及ばない。
 マリエルが伝言を預かっているみたいでな、
 とにかく挨拶はいいってさ。
 今は村を離れているしな」
「そうですか、わかりました」

 その後は雑談をしながら待つ事30分。
 準備出来ていたんじゃないのかよっ!ってくらい待ってから、
 マリエルを伴ったアルシェ達が戻ってきた。

「ずいぶんと時間がかかったな」
「あ、いや・・その、再開の喜びで花が咲いてしまいまして」
「これから一緒なのに今咲かすんじゃないよ・・。
 マリエル、忘れ物はないか?挨拶は?」
「水無月さんは久しぶり~とかそんな言葉が足りないですねっ!
 忘れ物も挨拶もとっくに終わってますよっ!」
「そりゃすんませんね。
 じゃあさっそく出発するけど・・・」
「毎晩お別れの挨拶をしていますから、
 もう十分なほどですから、出発してしまいましょう!」
「はいはい。
 じゃあ娘さんはしばらくお預かりします」
「はい。よろしくおねがいします。
 覚悟は出来ていませんから、出来れば生きて返してください」

 いつの間にかカインズ氏の隣にいた奥さんのウルミナさんが、
 俺の言葉に返答をくれた。

「危険にはなるたけ関わらせないようにしますが、
 彼女の手が必要な状況になれば働いてもらいますよ」
「それはわかっている。
 着いていくなら当然の事だしな、出来る限りで良い」
「大丈夫です。命に代えても生きて返しますよ」
「まぁ・・・よろしく頼む」

 最後にカインズ氏とウルミナさんと握手をしてから出発する。
 村民との挨拶も「いってらっしゃーい」とか「元気でねー!」とか、
 そんな明るい言葉を投げかけられ、
 マリエルも笑顔で手を振っている。
 実際のところは栄転なのかどうなのか、俺にはわからない。
 それでも連れ出す事と、
 島を出る事を選んだ俺達の選択を間違いにしないように努力を続けよう。

 島からアクアポッツォへ戻ってきてから、
 再度ギルドへと立ち寄った。
 現在の俺達は各々がステータスを知らないから、
 改めて情報共有をする為でもある。

「そういえば、マリエル箱は用意していたんだっけか?」
「私とメリーで買っておきました。
 全員の分も少し大きめの物を注文して買い換えたので、
 お兄さんもあとで確認しておいてくださいね」
「はいよー」

 マリエル箱とは、
 クーの魔法[影倉庫シャドーインベントリ]に収納している、
 各々の所持品をまとめておくための箱である。
 もちろん話に出てきたアルシェ用や俺用の箱も存在する。
 個人用タンスみたいな感じかな?
 中には私服とか嵩張る物が入っている。
 精霊達にも箱を用意しているけど、
 アクアは中身を見せてくれないし、
 クーはメイドグッズを着々とコレクションしているらしい。

 他にも生肉や野菜を入れておく冷蔵庫・・みたいな箱もある。
 上の段に氷を乗せて冷気が下に流れ、
 霜が水になったら、脇の通路を通って水溜まり用のパーツに集まるようになっている。

「こんにちわー、インスタントルーム借りまーす」
「はーい、話は聞いていますのでどうぞー」

 ギルドの奥に進んでいくと部屋の中心に霧がかったゲートが鎮座していた。
 そういえば、使う時も基本的にみんなで利用するんじゃなくて、
 1人あるいはアクアと一緒の時しか入った事がない気がするな。
 使うのも倉庫整理で入るくらいだし。

 中に入ると、いつも入っている内装の部屋に繋がっていた。
 席も4つ設置されており、
 それぞれが席に着いた。

「マリエルも座ってテーブルにギルドカードを差してくれ」
「あ、はい。わかりました」

 普段生意気な口の利き方をするマリエルだけど、
 こういった不慣れな場所だと俺の指示にも素直に従う。
 そういうところは年相応で可愛いと思います。

「じゃあ、ステータスの確認をしていくぞ」
「「「『はい』」」」
『あい』


 * * * * *
()は武具補正値、[]は称号補正値。

 名前   :水無月(みなづき) 宗八(そうはち) Lev.25
 所持金  :63.960G
 ステータス:STR 15   (+00)[+19] =STR 34
       INT 10   (+00)[+26] =INT 36
       VIT 15   (+00)[+13] =VIT 28
       MEN 10   (+00)[+26] =MEN 36
       DEX 15   (+00)[+19] =DEX 34
       AGI 10   (+00)[+20] =AGI 30
       GEM 33
 装備特殊効果:レアアイテム出現率補正+2[レア率0.5%UP]
        クイック+2       [攻撃速度+20%UP]
 称号付与効果:ドロップ金額UP+1    [敵が落とすお金+10%UP]
≪ランク1≫死霊王の呼び声:ダンジョン踏破率:100%

 称号   :異世界人       [補正なし]
       水闇精霊使い     [ALL+4 INT+6 MEN+6]
       シヴァ亜神の加護   [INT+5 MEN+5 水属性消費MP-5]
       アルカトラズ亜神の加護[All+4 闇属性消費MP-5]
       テンペスト亜神の加護 [DEX+5 AGI+5 風属性消費MP-5]
       スライム料理人    [STR+1 DEX+1 AGI+2]
       スライムスレイヤー  [STR+2]
       ゾンビスレイヤー   [STR+2]
       小金持ち       [ドロップ金額UP+1]
       水精霊(アクア)の主人(マスター)     [INT+2 MEN+2]
       闇精霊(クー)の主人(マスター)     [All+2]
       ???の勇者     [ALL+3]
 †ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー†
 ■装備■
 片手剣:カットラス【レアリティ:プチレア】
  ◇購入額(やみいち):5.400G
 要求ステータス:STR/12 DEX/9
 特殊効果   :クイック+2

 片手剣:アイスピック【レアリティ:プチレア】
  ◇クエスト報酬:0G
 要求ステータス:DEX/12
 特殊効果   :水氷属性

 盾:カイトシールド【レアリティ:プチレア】
  ◇頂き物:バイカル=アセンスィア
 要求ステータス:STR/21 VIT/20
 特殊効果   :ノックバック補正+2

 兜:ウィザードハット【レアリティ:ノーマル】
  ◇購入額(やみいち):4.500G
 要求ステータス:MEN/22 DEX/20
 特殊効果   :最大MP補正+25

 鎧:ブロンズプレート【レアリティ:ノーマル】
  ◇購入額:780G
 要求ステータス:STR/18 VIT/10

 装飾品:幸運の指輪x2【レアリティ:プチレア】
  ◇ドロップ品
 特殊効果   :レアアイテム出現率補正+1x2
 †ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー†
 ■魔法■
 魔導書    :ヒール      初級    消費MP:8
 人工魔導書  :エクソダス          消費MP:3
 魔導書    :ヴァーンレイド  炎属性初級 消費MP:2
 魔導書    :アイシクルエッジ 水属性初級 消費MP:4
 魔導書    :レイボルト    雷属性初級 消費MP:4
 魔導書    :エアースラッシュ 風属性初級 消費MP:1
 オリジナル  :精霊加階
 オリジナル  :セットエンチャント(魔法付与)
 オリジナル  :精霊纏(エレメンタライズ)

 ◇制御◇
 水      :シャボン玉が作れる
 風      :突風が出せる
 闇      :文字魔法(ワードマジック)
 時空     :遠距離デコピンが可能

 ◇魔法剣◇
 火竜一閃    :イグニスソード[炎属性]
 氷竜一閃    :アイスピック[水氷属性]
 水竜一閃    :アイスピック[水氷属性]
 風竜一閃    :武器(自壊)+風魔法
 雷竜一閃    :武器(自壊)+雷魔法
 嵐閃      :属性一閃+風制御
 †ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー†
 ■契約精霊■
 水属性浮遊精霊:アクアーリィ
 加階宝玉   :アクアーリィの核【レアリティ:鬼レア】
 好きな物   :アルシェの魔力
 嫌いな物   :炎属性の武具
 職業     :遊び人
 サブマスター :アルシェ

 ◇使用魔法◇
 ・アイシクルエッジ
 ・ホワイトフリーズ
 ・アイシクルウォール
 ・アイシクルバインド
 ・アクアウェポンエンチャント[はくしゅ!]
 ・ウォーターボール
 ・アクアチャージ→アクアライド
 ・勇者の剣くさかべ
 ・セットエンチャント(魔法付与)
 ・竜玉
 ・氷纏(マテリアライズ)

 ■契約精霊■
 闇属性浮遊精霊:クーデルカ=シュテール
 加階宝玉   :クーデルカの核【レアリティ:鬼レア】
 好きな物   :お父さま、お姉さま
 嫌いな物   :日光(行動は可能)
 職業     :侍従
 サブマスター :メリー

 ◇使用魔法◇
 ・闇玉シャドーバレット
 ・闇縛りシャドーバインド
 ・影倉庫シャドーインベントリ
 ・ブラックスモッグ
  ◇効果:盲目、毒
 ・ウェポンエンチャント:オブシディアン
 ・隠遁ハイド
 ・影縫
 ・閻手
  ◇マルチプルダーク
 ・闇纏(マテリアライズ)


 * * * * *
「お兄さん・・・平均的にステータス高いですね・・・」
「こんなに強かったんだ・・・」
「俺がってよりは精霊関係の称号がすごいな。
 特に闇は上位属性なだけあってAll+が多い」
『でも、ほかのしょうごうもじょうしょうしてるよ?』
『ですね。
 私たちの成長とお父さまの成長によっても変動するようです』
「一閃も水氷属性以外も使えたのですね、ご主人様」
「使えはするけど、武器がないから壊れちゃうんだよね」
「アクアちゃん達もこうやってみると、
 ずいぶんと成長したんですね」
『ふふ~ん!』
『お父さまの指導のおかげです』

 装備も実は少し変わっていて、
 盾と兜が以前の物より上質になっている。
 盾は模擬戦後にアセンスィア卿から送られて、
 兜は闇市で発見して魔法防御に期待し、衝動買いした。
 それと、バンダナ装備の時からではあるが、
 装備とは別枠で外装の枠というのがあって、
 見た目装備として好きな防具を設定出来るのだ。
 前衛ということもあり、ウィザードハットは邪魔になる為、
 装備の効果は乗るけれど見た目は何を装備しているかわからない状態になっている。


 * * * * *
 名前   :アルカンシェ=シヴァ=アスペラルダ Lev.21
 所持金  :14.570G
 ステータス:STR 13   (+00)[+19] =STR 32
       INT 20   (+10)[+33] =INT 63
       VIT 10   (+00)[+15] =VIT 25
       MEN 20   (+03)[+30] =MEN 53
       DEX 20   (+00)[+7 ] =DEX 27
       AGI 7    (+00)[+13] =AGI 20
       GEM 0
 装備特殊効果:魔法攻撃力補正+10[魔法攻撃力+10%UP]
        最大MP補正+15 [最大MP+15%UP]
        状態異常耐性+30 [状態異常耐性+30%UP]
≪ランク1≫死霊王の呼び声:ダンジョン踏破率:100%

 称号   :シヴァ神の加護    [INT+13 MEN+13 水属性消費MP-10]
       水精霊使い      [INT+1 MEN+1]
       氷の姫君アイスプリンセス      [ALL+5]
       努力家        [ALL+2]
       お兄さん依存症    [STR+5 VIT+5]
       水浮遊精霊と仲良し  [INT+5 MEN+5]
       魔導開拓者      [INT+4 MEN+4]
       殴りウィズ      [STR+7 VIT+5]
       移動砲台       [INT+3 AGI+6]
       水精霊(アクア)の副主人(サブマスター)    [INT+1 MEN+1]
 †ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー†
 ■装備■
 棍棒:ルーンスタッフ【レアリティ:ノーマル】
  ◇父から贈呈
 要求ステータス:INT/30 MEN/30
 増減ステータス:INT+8
 特殊効果   :魔法攻撃力補正+10

 兜:魔術師の帽子【レアリティ:ノーマル】
  ◇セリアから贈呈
 要求ステータス:MEN/9 DEX/9
 増減ステータス:INT+2 MEN+2
 特殊効果   :最大MP補正+15

 鎧:水の衣【レアリティ:プチレア】
  ◇母から贈呈
 要求ステータス:MEN/18 DEX/15
 増減ステータス:MEN+1
 特殊効果   :状態異常耐性+30

 装飾品:なし
 †ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー†
 ■魔法■
 魔導書    :ヒール       初級    消費MP:8
 魔導書    :ヴァーンレイド   炎属性初級 消費MP:2
 魔導書    :アイシクルエッジ  水属性初級 消費MP:0
 魔導書    :ホワイトフリーズ  水属性中級 消費MP:5
 魔導書    :アクエリアス    水属性上級 消費MP:20
 魔導書    :レイボルト     雷属性初級 消費MP:9
 魔導書    :エアースラッシュ  風属性初級 消費MP:5
 オリジナル  :アイスキューブ   水属性   消費MP:10
 オリジナル  :アイスランス    水属性   消費MP:8
 オリジナル  :アイシクルウェポン 水属性   消費MP:8
 オリジナル  :Eコントロール   水属性   消費MP:6
 オリジナル  :勇者の剣クサカベ  水属性   消費MP:4
 オリジナル  :ウォーターボール  水属性   消費MP:0
 オリジナル  :アイシクルライド  水属性   消費MP:0

 ◇大魔法◇
 オリジナル  :勇者の剣くさかべ:氷結覇弾(ひょうけつはだん)

 ◇制御◇
 氷で小物が作れる


 * * * * *
「えっぐ・・・」
「姫様も大概じゃないですかぁ~・・・」
「い、いや私もほら!成長して称号も増えてますし!」
「STRはご主人様より高いのですね」
『あ、ほんとだ~』
「こ、これもほら!私は槍装備の為にGEMで上げてますから!
 お兄さんは30も貯め込んでいたでしょう!?」
『それでも魔法関係はおかしい数値では?』
「あとさ、お兄さん依存の数値が上がっているんだけど?」
「あああああああああ!聞こえなぁ~い!!!」


 * * * * *
 名前   :メリー=ソルヴァ Lev.24
 所持金  :411.960G
 ステータス:STR 12   (+00)[+6 ] =STR 18
       INT 10   (+00)[+5 ] =INT 15
       VIT 15   (+00)[+8 ] =VIT 23
       MEN 5    (+00)[+5 ] =MEN 10
       DEX 30   (+05)[+20] =DEX 55
       AGI 28   (+02)[+28] =AGI 58
       GEM 6
 装備特殊効果:クイック+6[攻撃速度+60%UP]
        武器防御力補正+10[物理攻撃防御力+10%UP]
 称号付与効果:ドロップ金額UP+3[敵が落とすお金+30%UP]
≪ランク1≫死霊王の呼び声:ダンジョン踏破率:100%

 称号   :氷姫の冥土    [INT+3 MEN+3]
       闇精霊使い    [ALL+1]
       暗殺者      [STR+4 DEX+4 AGI+8]
       隠密者      [DEX+4 AGI+10]
       追跡者      [DEX+4 AGI+4]
       侍従長      [VIT+6 DEX+6 AGI+4]
       闇精霊(クー)の副主人(サブマスター)    [ALL+1]
       小金持ち     [ドロップ金額UP+1]
       大金持ち     [ドロップ金額UP+2]
 †ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー†
 ■装備■
 片手剣:ソードブレイカー【レアリティ:プチレア】
  ◇購入額(やみいち):13.800G
 要求ステータス:STR/15 VIT/16 DEX/20
 増減ステータス:DEX+2
 特殊効果   :武器防御力補正+10

 兜:メイドの髪飾り【レアリティ:超レア】
  ◇支給品
 要求ステータス:なし

 鎧:メイド服【レアリティ:レア】
  ◇支給品
 要求ステータス:DEX/6
 増減ステータス:DEX+3

 装飾品:疾風の指輪【レアリティ:レア】
  ◇購入額(やみいち):13.500G
 特殊効果   :クイック+6
 増減ステータス:AGI+2
 †ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー†
 ■魔法■
 魔導書    :ヒール       初級    消費MP:8

 ◇制御◇
 闇      :足裏に影を盛り上げる
 闇      :簡易隠遁(ミスディレクション)


 * * * * *
「器用さと素早さwww」
「そりゃあチャージに追走出来ますよね」
『流石は侍従長です!』
「いえ・・・あの・・・、
 クーデルカ様、止めてください・・・恥ずかしいです」
「メイドでこれって・・!?」
『これ、かべもはしれるのぉ~?』
「はい、6m程の壁なら駆け上がれます」
「wwwwww」


 * * * * *
 名前   :マリエル=ネシンフラ Lev.7
 所持金  :3.000G
 ステータス:STR 3   (+00)[+00] =STR 3
       INT 6   (+00)[+3 ] =INT 9
       VIT 9   (+00)[+16] =VIT 25
       MEN 9   (+00)[+00] =MEN 9
       DEX 5   (+00)[+00] =DEX 5
       AGI 3   (+00)[+6 ] =AGI 9
       GEM 21
 装備特殊効果:なし
≪ランク1≫死霊王の呼び声:ダンジョン踏破率:0%

 称号   :姫様LOVE♡     [VIT+10]
       ネシンフラの☆    [VIT+6]
       高速カエル      [INT+3 AGI+6]
 †ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー†
 ■装備■
 武器無し

 兜:無し

 鎧:無し

 装飾品:なし
 †ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー†
 ■魔法■
 魔導書    :アイシクルエッジ  水属性初級 消費MP:6
 オリジナル  :アイシクルライド  水属性   消費MP:10

 ◇特技◇
 カエル変化


 * * * * *
「装備買ってから行こうな」
「優しくしないで!」
「マリエル・・・これ恥ずかしいんだけど・・・」
「私も恥ずかしいですからっ!」
『ほしwwww』
「ぐぬぬ~~~~~!!!」
『なんでこんなにVITが高いんでしょうか?』
「女性は畑仕事してましたからね、体力が鍛えられたのでは?」

 ひとまず予定のステータス確認を終えて、
 各々の手札も確認が取れた。
 俺は魔法剣と精霊関係のおかげで手数は多くなっていて、
 アルシェは魔力の威力が一等賞。
 メリーは器用さと素早さが化け物級に成長し、
 さらに壁も走れるらしい。
 問題はマリエルだけど、
 こいつはまぁこれからに期待しよう。
 ステータスだけ見ると妖精らしくINTが高めで、
 種族的生活面からVITも高めという謎ビルド。
 重装備で敵の中に放り込んで適当に戦ってもらえば良いのかな?

 それは冗談ではあるけど、
 どちらにしろ魔法は前提として、
 何かしらの武器で近接戦闘が出来るようになってもらわないといけない。
 個人で戦う機会だってなくはないはずだから、
 俺達が常に助けるんじゃなくて仲間として動けるように鍛えよう。


 * * * * *
「余ってる防具あるかぁ?
 っていうか、何か持たせて貰えなかったのかよ」
「あぁ、そう言われたら言っておけとお父さんからの伝言を預かってます。
 俺達のた・・宝を・・預けるん・・だから・・・その」
「恥ずかしい事言わされて可哀想に・・・。
 マリエル自身が宝だから他はすべて頼むってことか」
「あ、水の衣の替えを貸しておきましょうか?」
「ステータス的に装備出来る?」
「姫様、要求ステータスはMEN/18 DEX/15なので無理です」

 とりあえず探してはみたが、
 レベル差もあり、倉庫もそこまで広くない為、
 マリエルに装備出来る防具はなかった。

「メイド服の替えならば装備出来ますけど?」
「いや、それ防御力全然ないじゃん。
 掠ってすぐ死んでも困るだろ?」
「そうですね」
「あの・・・仲間に加えて頂いてすぐにそういう物騒なのは嫌なんですが?」
「仕方ないな、防具屋で適当に見繕うか。
 クー、これ使っておつかいに行ってくれるか?」
『わかりました』
『あ、あくあもいきたい~!』
「お前が欲しそうなのはないと思うけど・・・まぁいいよ」
『わぁーい!』

 1時間を目安にマリエルと精霊達に防具屋へ走ってもらい、
 俺とアルシェ、メリーの3人でギルドのロビーに移動して、
 マリエルに使用して欲しい武器を検討する。

「初期ステータスから見てどう思う?」
「高いのはINTとVITですけど、
 魔法の威力と体力ですからねぇ・・・あまり見ないタイプです」
「・・・ご主人様の魔法剣が適正に見えてきますね」
「前に出る体力と魔法攻撃力か。
 確かに魔法剣が使えれば十分な戦力になるな」
「そもそも魔法剣は誰でも使えるようになったんですか?」

 そうなのだ。
 以前からポルトーと王の依頼で魔法剣を下級兵士でも使えないかと、
 相談はされていたのだが、
 武器に魔法を篭めるという行為がどうしても上手く行かなかった。
 まず武器の条件が、
 属性一致武器か通常の武器かで分かれ、
 通常の武器であれば精霊の力を借りないと篭められなかった。
 だから、始めの頃はアクアが居ない時は使えなかったし、
 武器もその都度破壊していた。
 これが属性が一致した武器であれば、
 個人でも発動した魔法を篭める事は出来る。

「妖精の魔法適正に寄るかなぁ・・・。
 普通の人だと属性一致武器がないと難しい」
「逆に精霊に近ければ普通の武器でも使える可能性があるって事ですか?」
「う~ん。そう思うけど。
 都合良く魔法を篭められる武器があればなぁ・・・」
「ひとまずはアルシェ様に精製してもらいますか?」
「どうせなら覚えさせよう。
 あと、雑貨屋で初期魔法も全部覚えさせておこう」
「ですね。
 武器によっても属性武器がないカテゴリだった場合は、
 基本的に精製すればとりあえず水氷系の魔法剣が使えますね」
「次の町までは長いんだっけ?」
「道はありますから天気次第ではありますけど、
 おおよそ1ヶ月程かと」

 その間に討伐してもいい魔物でも徘徊している√があれば、
 そこで実践を少し詰ませるのもありかな。

「クリスタさーんっ!!」
「はいはーい!なんでしょうかぁ?」
「次に行く・・・えっと」
「マリーブパリアです、ご主人様」
「そのマリーブパリアまでの道中で討伐してもいい魔物って居ますか?」
「そうですねぇ・・・、関所を越えた先に牧場があるのですが、
 その牧場を狙って豚のような魔物のブルププクであれば、
 討伐しても問題ありませんよ。お肉も臭いけど美味しいですし」
「へぇ、牧場か。ちょっと楽しみだな。
 じゃあそのブルププクを相手にマリエルに戦闘を訓練しよう。
 もちろん出会うまでに色々と鍛えるけど」
「わかりました」
「かしこまりました」
「アルシェとアクアで魔法の訓練、
 俺とメリーでフィジカルの訓練かな。
 ご飯って作れるか聞いてる?」
「仕事後の帰宅はウルミナさんと一緒のはずですから、
 お手伝いをしていれば料理も出来るんじゃないですかね?」
「まぁ、出来なかったらクーと一緒に鍛えてもらおう」
「お任せください」

 マリエルの教育方針も決まり、
 次の町までの√やその場で知れる限りの情報を、
 クリスタさんに教えてもらった。
 風の国に入ってももちろん情報収集は欠かさないし、
 ギルドで情報の更新を続けるつもりではある。
 それでも、注意すべき魔物の分布や各町の情報も分かる範囲で教えてもらった。

『「ただいま~」』
「ただいま帰りました」
「おう、お帰り。良いのはあったか?」
「店主さんと相談しながら決めたから大丈夫です。
 お金を出していただいてありがとうございました」
「まぁ出世払いしてくれればいいさ。
 こっちもマリエルの教育方針が決まったからな、
 今日からバシバシと鍛えていくぞ」
「はい!よろしくおねがいします」
『お父さま、ギルドカードです』
「はいはい。じゃあ町を出るぞ」
「お気を付けて行かれてくださいねぇ」

 ギルドマスターのクリスタさんに見送られて、
 アクアポッツォの外へと歩を進める。
 初期武器に関してはアルシェが精製できる為、
 武器屋で試すのも時間が勿体ないという話になった。
 ここからマリエルの移動速度と相談したり、
 無理矢理出力をあげたりと、
 移動時間にしても何かしらの訓練を課してガッツリ鍛えていく。
 さぁて、まだ昼にもなってないし、
 1時間くらい進んでから昼飯を食うかな。
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中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~

よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】 多くの応援、本当にありがとうございます! 職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。 持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。 偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。 「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。 草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。 頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男―― 年齢なんて関係ない。 五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!

異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜

キノア9g
ファンタジー
※本作はフィクションです。 「異世界に転移したら、ぼっちでした!?」 20歳の普通の会社員、ぼっちーが目を覚ましたら、そこは見知らぬ異世界の草原。手元には謎のスマホと簡単な日用品だけ。サバイバル知識ゼロでお金もないけど、せっかくの異世界生活、ブログで記録を残していくことに。 一風変わったブログ形式で、異世界の日常や驚き、見知らぬ土地での発見を綴る異世界サバイバル記録です!地道に生き抜くぼっちーの冒険を、どうぞご覧ください。 毎日19時更新予定。

家庭菜園物語

コンビニ
ファンタジー
 お人好しで動物好きな最上悠は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏も、寿命から静かに息を引き取ろうとする。 「助けたいなら異世界に来てくれない」と少し残念な神様と出会う。  転移先では半ば強引に、死にかけていた犬を助けたことで、能力を失いそのひっそりとスローライフを送ることになってしまうが  迷い込んだ、訪問者次々とやってきて異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)

葵セナ
ファンタジー
 主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?  管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…  不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。   曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!  ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。  初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)  ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。

キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~

サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。 ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。 木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。 そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。 もう一度言う。 手違いだったのだ。もしくは事故。 出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた! そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて―― ※本作は他サイトでも掲載しています

異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜

沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。 数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。

優の異世界ごはん日記

風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。 ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。 未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。 彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。 モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。

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