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閑話休題 -アスペラルダ国境道~関所~フォレストトーレ国境道-
閑話休題 -07話-[アクアポッツォ~アスペラルダ国境道Ⅰ]
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「きっつ~い!!」
「叫ぶ元気があるならまだ出来そうだな」
「いやいやいや!もうホントに!
休憩をお願いします!」
アクアポッツォを出て1週間。
まだ関所にすら到着していない俺達は、
今日も朝の訓練を終えて、クールダウンの柔軟をしていた。
「ゆっくり押すぞー」
「はーい」
初めは触ればセクハラだとかギャーギャー言っていたけど、
1週間も同じ問答をしていれば流石にもう慣れてしまうらしい。
「姫様、ずいぶんと柔らかくなりましたね」
「だって毎日運動した後は柔軟ですよ?
今日までに何度こうやったか覚えてませんし」
アルシェも柔軟でしなやかな筋肉が育ってきており、
多少無茶な体勢での槍捌きも安定した攻撃力を保てるようになっている。
マリエルもVITが初期から高かっただけあり、
体は硬い方であったが、
少し痛みが伴う程度の柔軟を進める事によって、
徐々に改善しつつある。
『お姉さま、コップをお願いします』
『あーい』
精霊娘たちも協力して、
運動後に冷えたお茶を出してくれる為、
張り切りすぎて動けなくなっていてもサポート体制も整っている。
「武器精製は上手くいってるか?」
「ん~、まぁまぁですかねぇ。
装備出来るのもナックルダスター?でしたっけ?
あれだけですから」
「そかそか。
足の装備がアクセサリーだから、
そっちも早めに見つけておきたいんだよなぁ」
「私の評価を聞いても?」
「そうだなぁ~。
やっぱカエル妖精なだけあって動体視力がいいのと、
跳躍力が高いから、格闘戦闘向きなのは納得かな、と」
「それ私のじゃなくてカエル妖精のでしょ?」
「ははは、まだこれからだしさ、ゆっくりでいいよ。
強いて言うなら初見の同レベル帯の人間相手なら勝てると思う」
「あ、それは嬉しいかもですね」
マリエルの適正は素手カテゴリであった。
ざっと調べた感じ、
属性が付与された装備はプチレアのフレイムファング一択で、
文字通り属性は炎となる。
要求ステータスも高い為、
とりあえず今は、精製魔法で武器を調達し、
武器の扱いと体の扱いの勉強中である。
とはいえ、俺も格闘術の知識なんて非現実的な格闘漫画参考である。
しかも、異世界特有のステータス補正によって割と再現可能と来ている。
元の世界で習った事があるのなんて、
舞台の勉強をしていた時に教えてもらった回転蹴りくらいなものだ。
「私もいずれ隊長さんの精霊と契約するんですか?」
「いまはまだ考えてないよ。
今後仲間になる精霊も今のところはノイだけだし、
状況に応じてって感じだな」
「ふ~ん」
「マリエル。貴女まだお兄さんの呼び方が定まってないんですか?」
「だって、姫様ぁ~・・・」
水無月さん、リーダー、
隊長、隊長さん、そうh・・姫様違うんですっ!?。
様々な呼ばれ方をしたものだが、
いまだに決まった呼ばれ方をされないのだ。
正直どれでもいいし、なんならアルシェみたいにお兄さんでもいいと思う。
「お兄さんでいいんじゃないか?」
「いや、それは姫様が怒るので」
「べ、べつに怒ったわけじゃないんですよ!?
ただ、同じ呼び方の人が多いと混乱するじゃないですかっ!」
「姫様呼びも多いし、水無月さん呼びも多いけど、
別に混乱はしないかなぁ・・・」
「ぐぬぬ~!」
「(リーダー!余計な事を言って姫様を怒らせないでください!)」
「(俺の所為なのか・・・)」
「ならばご主人様で」
「絶対嫌!」
『ますた~!』
「論外!」
『お父さま!』
「こいつは父じゃないでしょっ!?」
こいつが加入してから毎日の会話が賑やかになったのは本当だ。
基本的にテンションも高いし、
返しも面白いのでムードメーカーとして機能していた。
今のところ戦力としてはまだ頼りないけど、
さきほども述べたようにカエル妖精という部分が巧くはまって、
漫画格闘技との相性が抜群だ。
レベル差があればそのまま潰されかねないけれど、
技能と魔法でカバー出来れば良い戦力になると思っている。
「メリー、いつものお願い」
「かしこまりました。
では、マリエル様。まいります」
「ばっちこーい!」
メリーは両の手をマリエルに見せている。
その右手には小石が乗っており、
左手には何も乗っていない。
つまり、どっちに石が入っているでしょうか?
というゲームを毎日食事の度にしているのだ。
何の為にって?
「ご飯の用意を手伝いたくない!」
彼女は村にいる時から料理のセンスが無いと、
早々に決めつけて一切手伝ってこなかったらしい。
それでは分担が出来ないということで、
このゲームで動体視力をさらに鍛えながら、
マリエルに手伝わないでも良いという選択肢も与えている。
しかし、足下には革袋が開いており、
さらに近くにはクーも待機している。
ここまで情報が出れば分かるかも知れないが、
イカサマ有りきのゲームをしている。
右手、左手、袋、クーが転移、その他メリーが思いつく諸々。
その中から選択をして当たりを引く必要がある。
俺ですら外れる時があるんだから、
いくら種族的に優れているとはいえメリーの素早さ+転移はひどい暴力である。
「今日ってアルシェ担当だよな?
そんな凝った料理は作らないんだし手伝えば良いのに」
「それはそうですけど、
一応私だって料理の腕は上がってきているんですよ?」
「それはわかってるけど、
卵を焼くのだけ手伝わせたりとかさ」
「マリエルって気が多いじゃないですか。
火から目をそらして何度か焦がしてるんですよね」
「あぁ、俺の時も似た事あったな。
指を少し切ったりしてた」
マリエルは島から出ても町までで、
このような外の道を見る事はなかった。
だからこそ何か草が動いたとか、
風が気持ちいいとかそんな些細な事で集中が途切れてしまうのだ。
「ああああああああ~~~!」
「では、今日もお手伝いよろしくお願いします」
マリエルのお手伝いが決定したようだ。
「叫ぶ元気があるならまだ出来そうだな」
「いやいやいや!もうホントに!
休憩をお願いします!」
アクアポッツォを出て1週間。
まだ関所にすら到着していない俺達は、
今日も朝の訓練を終えて、クールダウンの柔軟をしていた。
「ゆっくり押すぞー」
「はーい」
初めは触ればセクハラだとかギャーギャー言っていたけど、
1週間も同じ問答をしていれば流石にもう慣れてしまうらしい。
「姫様、ずいぶんと柔らかくなりましたね」
「だって毎日運動した後は柔軟ですよ?
今日までに何度こうやったか覚えてませんし」
アルシェも柔軟でしなやかな筋肉が育ってきており、
多少無茶な体勢での槍捌きも安定した攻撃力を保てるようになっている。
マリエルもVITが初期から高かっただけあり、
体は硬い方であったが、
少し痛みが伴う程度の柔軟を進める事によって、
徐々に改善しつつある。
『お姉さま、コップをお願いします』
『あーい』
精霊娘たちも協力して、
運動後に冷えたお茶を出してくれる為、
張り切りすぎて動けなくなっていてもサポート体制も整っている。
「武器精製は上手くいってるか?」
「ん~、まぁまぁですかねぇ。
装備出来るのもナックルダスター?でしたっけ?
あれだけですから」
「そかそか。
足の装備がアクセサリーだから、
そっちも早めに見つけておきたいんだよなぁ」
「私の評価を聞いても?」
「そうだなぁ~。
やっぱカエル妖精なだけあって動体視力がいいのと、
跳躍力が高いから、格闘戦闘向きなのは納得かな、と」
「それ私のじゃなくてカエル妖精のでしょ?」
「ははは、まだこれからだしさ、ゆっくりでいいよ。
強いて言うなら初見の同レベル帯の人間相手なら勝てると思う」
「あ、それは嬉しいかもですね」
マリエルの適正は素手カテゴリであった。
ざっと調べた感じ、
属性が付与された装備はプチレアのフレイムファング一択で、
文字通り属性は炎となる。
要求ステータスも高い為、
とりあえず今は、精製魔法で武器を調達し、
武器の扱いと体の扱いの勉強中である。
とはいえ、俺も格闘術の知識なんて非現実的な格闘漫画参考である。
しかも、異世界特有のステータス補正によって割と再現可能と来ている。
元の世界で習った事があるのなんて、
舞台の勉強をしていた時に教えてもらった回転蹴りくらいなものだ。
「私もいずれ隊長さんの精霊と契約するんですか?」
「いまはまだ考えてないよ。
今後仲間になる精霊も今のところはノイだけだし、
状況に応じてって感じだな」
「ふ~ん」
「マリエル。貴女まだお兄さんの呼び方が定まってないんですか?」
「だって、姫様ぁ~・・・」
水無月さん、リーダー、
隊長、隊長さん、そうh・・姫様違うんですっ!?。
様々な呼ばれ方をしたものだが、
いまだに決まった呼ばれ方をされないのだ。
正直どれでもいいし、なんならアルシェみたいにお兄さんでもいいと思う。
「お兄さんでいいんじゃないか?」
「いや、それは姫様が怒るので」
「べ、べつに怒ったわけじゃないんですよ!?
ただ、同じ呼び方の人が多いと混乱するじゃないですかっ!」
「姫様呼びも多いし、水無月さん呼びも多いけど、
別に混乱はしないかなぁ・・・」
「ぐぬぬ~!」
「(リーダー!余計な事を言って姫様を怒らせないでください!)」
「(俺の所為なのか・・・)」
「ならばご主人様で」
「絶対嫌!」
『ますた~!』
「論外!」
『お父さま!』
「こいつは父じゃないでしょっ!?」
こいつが加入してから毎日の会話が賑やかになったのは本当だ。
基本的にテンションも高いし、
返しも面白いのでムードメーカーとして機能していた。
今のところ戦力としてはまだ頼りないけど、
さきほども述べたようにカエル妖精という部分が巧くはまって、
漫画格闘技との相性が抜群だ。
レベル差があればそのまま潰されかねないけれど、
技能と魔法でカバー出来れば良い戦力になると思っている。
「メリー、いつものお願い」
「かしこまりました。
では、マリエル様。まいります」
「ばっちこーい!」
メリーは両の手をマリエルに見せている。
その右手には小石が乗っており、
左手には何も乗っていない。
つまり、どっちに石が入っているでしょうか?
というゲームを毎日食事の度にしているのだ。
何の為にって?
「ご飯の用意を手伝いたくない!」
彼女は村にいる時から料理のセンスが無いと、
早々に決めつけて一切手伝ってこなかったらしい。
それでは分担が出来ないということで、
このゲームで動体視力をさらに鍛えながら、
マリエルに手伝わないでも良いという選択肢も与えている。
しかし、足下には革袋が開いており、
さらに近くにはクーも待機している。
ここまで情報が出れば分かるかも知れないが、
イカサマ有りきのゲームをしている。
右手、左手、袋、クーが転移、その他メリーが思いつく諸々。
その中から選択をして当たりを引く必要がある。
俺ですら外れる時があるんだから、
いくら種族的に優れているとはいえメリーの素早さ+転移はひどい暴力である。
「今日ってアルシェ担当だよな?
そんな凝った料理は作らないんだし手伝えば良いのに」
「それはそうですけど、
一応私だって料理の腕は上がってきているんですよ?」
「それはわかってるけど、
卵を焼くのだけ手伝わせたりとかさ」
「マリエルって気が多いじゃないですか。
火から目をそらして何度か焦がしてるんですよね」
「あぁ、俺の時も似た事あったな。
指を少し切ったりしてた」
マリエルは島から出ても町までで、
このような外の道を見る事はなかった。
だからこそ何か草が動いたとか、
風が気持ちいいとかそんな些細な事で集中が途切れてしまうのだ。
「ああああああああ~~~!」
「では、今日もお手伝いよろしくお願いします」
マリエルのお手伝いが決定したようだ。
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