特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。

黄玉八重

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第12章 -廃都フォレストトーレ奪還作戦-

†第12章† -39話-[瘴気に狂う高貴な樹姫③]

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 波動ブラストをキュクレウス=ヌイの樹体に打ち込んで5度目の挑戦。
 波紋のように広がるソレに意識を集中させて何か引っかかるものは無いかとピクリとも動かずに集中する俺を狙って、
 全方位から瘴気モンスターが我先にと襲い掛かってくる。

「くそっ!無い!」
『背後はノイが対処するです!下はベルとフラムで!』
『《リフレクト!》』
『《フレイムタワー!》』

 波動ブラストを打つ体勢に入るとどうしても隙が大きくなってしまう為、
 まずある程度数を減らしてそのうえでノックバックや落下で距離を稼いでから打ち込んでいる。
 そして、波動の動きを食指のように追い、微かな違和感にも反応する集中を持って臨んでいるからこそ、
 精霊3姉弟がヤバければちゃんと接近を知らせてくれる。

 今回は集中している間に遠距離攻撃するような敵は先に潰したし、
 接近にしてもダメージを負うまでの危険域ではなかったので確認が終わるまでノイの守りは発動しなかった。
 つまりギリギリ脱出が間に合うというわけだ。

「(クー、メリーも大丈夫か?)」
『(御心配には及びません。お姉さまとアルシェ様が多くを引き付けてくださっているので数は少ないです。
 ただ、クー達は攻撃手段が少なく威力も低いので徐々に苦しい場面は増えています)』
「(ランクは7~8で安定はしているけど囲まれればすぐ崩れるからな。
 こっちもフラムとベルが頑張っているからなんとかなっているけど、正直キツイ)」
『(空間回避と火遁かとんが使えるのでクーたちの方が安定しているかもしれませんね(笑)。
 そろそろ中間部ですし核が見つかるといいのですが……)』
「(だな。見つかればすぐ離脱だから引き際を見誤るなよ)」
『(かしこまりました。お父さま)』

 末っ子二人が隙を作ってくれたおかげで通路が出来た。
 そこを通ってさっさと離脱して俯瞰をすれば思っていたよりも魔物の生産が進んでいるらしく、
 次に進むには結構骨を折りそうな予感をひしひしと感じる。

「一旦キュクレウス本体から離れて一閃である程度片すぞ」
『了解です!そろそろ雨も面倒になってきたですけど?』

 飛べる奴は俺の後を追ってくるし、
 飛べない奴も出来る限り近い位置取りを目指すから樹表の一角に集まったところで一掃してやろう。
 ただ、確かに強酸性雨は少々面倒だ。

 すでに遠くなった地上にはサポートに駆り出されたアナザー・ワンもいるし、
 どうやら彼女たちはダメージを受けつつも回復魔法で騙しだまし強行しているらしいからな。
 ノイの防御を常に雨に取られるのも面白くないし酸性雨の対処も考えておくべきか…。

「《来よ!》《氷竜一閃ひょうりゅういっせん!!》」

 予定通りの行動で釣られた魔物群を一閃で飲みこめば、
 全身が凍り漬けの魔物群の出来上がりだ。
 その中でHPが全損した奴だけはそのまま砕け散って瘴気に還って落下していく。
 全損しなくても身動きが取れず落下していく。
 そして体の一部が凍り付いた中でもその場を維持できずに落下していく個体がチラホラ…。

「ファーーーーーーーーーーーーッ!!!」

 サポート・ワンへ注意喚起をするために[エコー]を利用して奇声をお届け。
 よし、これで回避行動もするだろうし生き残った魔物にトドメも刺して処理してくれるだろう。

「(アクア、葉っぱの下にダメージ発生する雨が降ってるんだけどそっちでなんとか出来る?)」
『(残念でした~!アクア達も必死で手は空いてないよ~!
 雨もこっちじゃ見えないからちょっとどうしようもないかなぁ~。ごめんね~)』
「(了解。クーにも伝えたけどそろそろ中間部だから、撤退の意識は持っておけよ)」
『(あいあ~い)』

 確かに一回だけだがアクア達のアクエリアスが止まった時間が有ったな。
 油断したのかちょっと危ない状況になったのかもしれない。
 それでもこっちにヘルプがなかったからなんとか持ち直せたってことか。

「枝葉を斬り飛ばしてみるか…?」
『斬れても全部とまではいかないかもしれないです』
「ランク差がひどいもんなぁ」
『ぬし様との差はいくつですかああ?』

 禍津核まがつかくモンスターであれば経験値が入らなかったけど、
 瘴気モンスターは普通に入ってくるから俺たちもここでの戦闘を開始してからかなり稼いだはず。

「ステータス」

 一息つくついでに可愛い末っ娘の質問は俺も気になったから合言葉を口にすれば、
 一瞬で目の前にはステータスなどなどが表示されるウィンドウが出てきた。

「レベルは……77か。ラッキーセブンだ」
『この状況でラッキーとか言われてもですよ、はっ!』

 第二長女に鼻で笑われた。

「キュクレウス=ヌイのランクは14。レベルで言えば140相当で瘴気も込みだとほぼ150かな。
 救いとしては生産する魔物が高くてもランク9までだから経験値稼ぎが出来る点と、
 キュクレウス本体が戦闘向きの魔物じゃなかったことかな」

 奪還戦が始まる前のレベルが50代だったことを考えれば数日でこの稼ぎは凄まじいよな。
 ジェムも最低20は貯まっている事だし、
 落ち着いたらステータス振りを考えないといけないな。

『総合的に考えたら運は良いような気もしますねええ!』
『ベルはアクア姉様と時々似てて呑気だよね…』
『まぁ!尊敬するアクア姉様に似ているだなんて、フラムの褒め上手ぅ♪』
『果たして褒めたのかは疑問ですが、実際絶望的な状況ではないのはラッキーと言えなくもないです』

 末っ子同士の漫才?にボソッとツッコミを入れるノイに俺も激しく同意する。
 数や質が徐々に下がっていった城下町の瘴気戦と似ていて、
 キュクレウス=ヌイも瘴気を使用して魔物を生産するタイプだから長期戦にはなっても耐えられないことはない。
 これが質を爆上げした魔物を生産された日には一気に三か国の戦線が瓦解する。

 瓦解…するかな?少なくともアナザー・ワンを保有するユレイアルド神聖教国は結構頑張りそう。
 まぁ最終的な被害を想像すればベルが言うように総合的にはラッキーと言えるだろう。

「おっと、樹表から離れたからまた打ってき始めたな」
『ベルにお任せええ! 《ベルファイア!》』
『僕もまだまだ頑張ります! 《ブレイズダンス!》』

 周囲に居た邪魔くさい魔物を一掃した後の砲弾は苦労せずに回避可能。
 上を目指しながらでも余裕でござる。
 ついでに張り切る末っ子’sが牽制してくれているから尚余裕でござる。

 そういえば枝葉の剪定せんていを試していなかったな……。

「《来よ!》《水竜一閃すいりゅういっせん!!》」

 とりあえず真下のアナザー・ワンが活動する範囲の枝葉は落としたい期待を乗せて、
 俺の一閃は高度をどんどんと昇げていく。
 途中何体かの魔物を蹴散らしてから枝葉に到達した結果。

『(ますたー!一閃が下から抜けてきた~!あぶないよぉ~!)』

 第一長女からクレーム念話が届いているがそれを軽く蹴飛ばし、
 どうやら切断自体は出来て樹上まで抜けていったことはわかった。
 しかし、いつまで待っても枝葉が落ちてくることはない。
 正確に言えば葉は落ちてくる。
 でも俺が期待したのは真上を覆う枝が無くなり青空が見える光景だ。

『治癒したです?』
「おそらく?」
『でも雨は止んだみたい?』
『キュクレウスではなく別の魔物が降らせていて、
 ぬし様がそれを倒したってことですかねええ』
「……おそらく?」

 うちのベルちゃんは賢いな。

「1体で広範囲を降らせていたのか複数体で降らせていたのかはわからんな」
『ともかく次も降り始めたらまた一閃で処理するですよ』
『次はアクア姉さまにちゃんと伝えてから撃とう』
『姉さますごく怒っていたもんねええ……』

 そうだね。報連相は大事だもんね。
 アクア程度が怒ったところで逆に可愛くて癒される光景しか想像できんが、
 確かに今のはアクアの位置が分かっていたとはいえ危ないことに変わりはない。
 後日お菓子を奉納して機嫌を取っておこう。

 まぁ、どうせ一晩寝たら忘れているだろけどな。
 俺が一番アクアの事を知っているんだ!

「そろそろ第6候補地点だ」
『いいかげん出てほしい所です。 《守護者の腕マイストガーディアム!》』

 こっちは一掃して魔物の数を減らしたお陰様でスンナリと昇ることが出来たが、
 クーの方はこちらと同じ様にはいかない。
 が、俺たちが長く登樹している間に1対1で戦っていた奴がようやくクー達のサポートに回った様だ。
 想定よりも案外掛かった理由はまた時間が有る時聞き出そう。

「核よ、ここにあれ!」
『《守護者の波動ガーディアムブラスト!!》』

 クーとの繋がりでほぼ時間差の無い[波動ブラスト]が反対からも撃ち込まれたのがわかる。
 広がる波紋に6度目となる意識の集中を行い核を…探…る……。

 …

 ………

 ……………ん?

 何かが…なんだ?
 キュクレウス=ヌイの幹が太すぎるのか、
 集中していても普通なら気の所為と思い込んでしまう程度の反応を感じた。
 だが残念ながら今いる世界はその小さな気の所為を逃してはならない。

「(少し反応があった気がする!
 ちょい下に移動してもう1度打てるかっ!?)」
『(かしこまりました、すぐ打ち込めます!)』

 すぅぅぅぅぅぅ………っ!!

『「《守護者の波動ガーディアムブラストっ!!!》」』

 ……まだ先だ。

 …………まだ…。

 ………これ?いや、コレだろ!コレコレ!!

『さっそく一時撤退するですよ!』
「(アクア、クー!核の位置は特定した!撤退するぞ!)」
『(あいあ~い!)』
『(アナザー・ワンにも声を掛けて戻ります)』

 あ、俺たちも声を掛けておこう。
 ついでに新規生産された瘴気モンスターも落下を開始した俺たちを追ってくるが、
 これも無理に相手をする必要はないので末っ子組の練習台にしてしまおう。

『ベルとフラムだけでは弱すぎて彼女たちに負担を掛けてしまうです!』
あるじ!僕を使って欲しい!』
『じゃあベルも!ってベルはフラムみたいな武器モードはありませんでしたあああ!!』

 ベルは本当に緊張感の無い娘だね。アホ可愛い3号。
 7人姉弟で3人アホ可愛いって、うちの子供たちの将来が心配になるな。

『《モードチェンジ》ウェポン:イグニスソード!』
『ベルは瘴気を少しでも祓ってマスターの攻撃を通しやすく支援をするです!』
『わかりましたああ! 《ベルファイア!》ふぉいやーふぉいやー♪』
「《火竜一閃かりゅういっせん!》」

 ベルが撃ちまくる光魔法が瘴気を浄化した端から俺が一閃で斬り払っていく。
 全身を浄化したわけではないからそのまま殺すことは出来ない。
 しかし、ダメージ量は稼げる為地上に降りるまでの間にほとんどは瘴気だけを残してその姿を消していた。

「ん? 誰かと思ったらサーニャじゃん」
「サーニャじゃんではありません!もうよろしいのですか?」
「最短で倒すための核がどこにあるかわかったからな。一旦引くぞ」

 サポートに彼女たちが出てきた時にはもう俺は遥かな高みに居たし、
 誰だろうとアナザー・ワンなら大丈夫だろうと高を括って誰が来たか等は確認していなかった。
 よもや聖女クレシーダの専属アナザー・ワンの1人が来ているとは思っていなかった。
 もう1人は顔だけは知っていても名前を知るほどの仲ではない方だった。

「ご主人様、撤退致しましょう」

 空間の歪みから突如姿を現したのは、
 有能侍女長のメリーと有能侍女見習兼次女のクーデルカ。
 サーニャと顔見知りさんは一瞬で構えを整えていたけれど、
 それがメリーであると察して武装解除をすぐにしてくれた。

『こちらにサポートに来てくださっていた2名は影に回収済みです』
「OK。2人を飲んだら一旦教国に寄って陣営に戻る」
『かしこまりました。
 では、お二方を陰に飲みますのでジッとしていてくださいませ』
「え?」
「タチアナ、大丈夫ですから言う事を聞いてください。
 メイド組は理不尽な事をやりませんから大丈夫」

 タチアナと言う名前なのか。
 それよりもサーニャのあのジト眼は何故に俺に向いているのだろうか。
 クーの影に飲み込まれるまでの間、ずっとこっちを……。

「フラムキエ様とベルトロープ様も一旦お預かり致します」
「あぁ頼む。アルシェが地上に降りていれば勝手に合流していいからな」
『かしこまりました。お父さま、行ってらっしゃいませ』

 さて、変に囲まれる前に撤退しますかね。
 ノイが一緒だし囲まれてもなんとか突破は出来るだろうけどさ、
 植物系魔物と触手に気を付けて聖女クレアの元まで行きますか……。
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