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閑話休題 -次に向けての準備期間-
閑話休題 -50話-[黒い欠片と黒い何かと黒い誰か②]
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結局、俺たちとは別にソニューザとトーヴィルが、
自警団の立候補者数名を連れて混血のドワーフ族の村に行ってくれる事となった。
問題としては、瘴気が関わっている=魔神族関連かも?=破滅の呪い対策必須の点である。
原初の妖精とはいえ彼らは精霊使いではない。
とはいえ、精霊使い以外に破滅の呪いを完全無効化出来た試しがないので、
彼らが普通の妖精や精霊とは違って無効化できる可能性はあると思う。
「というわけで、仲の良い精霊とか居たら契約してみない?」
「突然とんでもない事言うな…。そんな簡単に精霊使いに成れるわけないだろ」
「成れたわ」
即落ち2コマみたいな展開だが、
ちゃんと手順は説明したし、ここの鉱石畑に住む土精はそれなりに加階した位階だったから、
事情に納得した上で複数人が天然の精霊使いに成ることが出来たのだ。
ちなみに人工精霊使いとは[スライムの核]などを用いて幼い精霊と契約する方法を指す。
さらに言えば、本来は[土精の加護]が無ければ土精の食料問題が解決出来ないのだけれど、
彼らがエルダードワーフというだけあって完全な土精の力を半分持っているので魔力は土精と同じだった為これも一挙に解決を見た。
「そんなわけだから、契約内メンツがあからさまな異常を見逃してもそれは破滅の呪いの所為だから。
その辺は精霊と契約した君らがフォローして。あと、戦闘が必要になっても無理せず撤退してくれよ」
「わかっているがそっちも気を付けてくれよ。
出来れば島の事は島の者で解決したいところなんだ、協力できるところまででいいからな」
「いやぁ、大抵はなんとかなるからな。
俺も強いけど、連れが上位土精と聖獣と青竜だからな。特定の敵以外はなんとでもなるさ」
ソニューザの言葉に控える面々も頷いて同意を示す。
一応場所的にも隠れ里なんだろうし誰かに頼るという選択肢がそもそもないんだろう。
だがしかし、この島に問題が残っている状態で呑気に竜と接触する選択も俺の中にはなんだなぁコレが。
「じゃあ、その特定が出たら逃げろよ」
「何言ってんの。その特定が出たら俺たち以外じゃ相手にならないから、
他の仲間を呼んで絶対殺すよ。妹も部下も俺と同じくらい強いから」
一旦ここでエルダードワーフ達とは別行動だ。
魔神族の情報はこの島まで届いていなかったから、危険性をソニューザとトーヴィルの2名には伝えている。
他のメンバーに話しても信じてもらえるほどの信用は得られていないから、
その辺りは2人に注意してもらう様伝えている。
分かれの前に腕を前に差し出すと、
ソニューザは俺の逃げない意思に呆れる様に鼻から息を吐いて握手に応えてくれた。
「「土精の護りがあらんことを!」」
* * * * *
すでに村で過ごして2時間ほど経過していて、
その間にソニューザとの謁見、村人への説明、精霊契約、調査の計画を立ててやっとウォルベズと合流することが出来た。
ノイがこちらに召喚される前に戻りが遅くなる可能性も伝えていたからか、
合流地点に戻ってみれば大岩に擬態して眠るウォルベズがそこには居た。
「おはよう、ウォルベズ。ずいぶん待たせて悪かったな」
『いや、俺はあくまでサポート役だからな。
精霊使いが何を成すかを決めてくれればそれに最大限協力するのが目的なのだから気にするな。
それで? これからどう動く?』
「説明するから岩模型をもう一度出してくれ」
声を掛ければすぐに気が付き擬態を解除したウォルベズが、
凝っているのか腕を回しつつ今後の流れを伺ってきたので、
わかりやすく説明する為と怪しい場所をウォルベズから聞き出すために再度お願いをするとささっと地面から岩が盛り上がって島の全容が把握できるようになった。
「ドワーフの話だと……ここに俺とは別口の精霊使いがいるらしくて、
そいつが大地の力とやらを吸い出して悪さをしているっぽい」
『直接向かうのか?』
「場所はわかっているし10年ほどで事を進めていたらしいから、
ひとまず急に状況が動くことはないと思っている。
だから俺たちは一旦反対周りで島を一周しようかなと思っている」
『わかった』
大地の力の増減に関しては俺は門外漢なのでタルテューフォに頼ることとなる。
しかし、流石の聖獣でも感知範囲に限度があって島全体を村から感じ取ることが出来なかったから、
その調査とさらに別の要素があるかどうかの調査を己が目で調べる為に一周する必要があった。
「今回はドワーフも協力してくれることになったんだ。
彼らは俺の目的のひとつでもある混血ドワーフと交流があるらしいから状況確認の為これから接触してくれる予定で、
問題があればすぐに[揺蕩う唄]に連絡が入る手筈だ」
『すでに動き出しているならこちらものんびりしている場合ではないな。
移動は徒歩か? 走りか?』
「空と地上でそれぞれ調べよう。
俺とフリューネは空から、タルとウォルベズは地上を言って欲しいんだけど……。
ウォルベズはタルの速度に付いていけるか?」
聖獣[ヤマノサチ]のパッシブスキルには【大地の守護獣】というチート能力がある。
これの説明をタルにさせてみた所、
「かか様の話だと、肥沃な大地に力を貰えるんだよ!」とかとかとか。
たどたどしい話をまとめると、その土地に蓄えられている力というモノがあり、
その力の大きさによって自分達に恩恵がある。内容は全ステータス極小~極大。
そして、力を貰えるお返しに非常時には守る役目を果たさなければならない。
恩恵を受ける条件は大地に接している事。つまり空を飛ぶと恩恵は無くなるわけだ。
ただ、良い事ばかりではなくて、
肥沃な土地なら全ステータスUP極大と強力なのに対し、
廃都フォレストトーレや今回の島の様に大地の力がマイナスに傾いている場合はタルは力を吸われ、
全ステータスDOWN極小~極大のデメリットを背負う事となる。
吸われた結果大地の力が回復すれば恩恵も好転するらしいけどね。
「島の調査予定の範囲は大地の力はそれなりと考えられるから移動速度が速くなるんだ。
もし個人での移動速度が追いつけないならタルに掴まったり持ち上げてもらう必要がある」
ちなみに人型の場合は小回りが利く代わりに直線の速度が多少落ち、
猪の場合は小回りが利かない分直線は最速との事。
今回は障害物も多く乗り越えたりも必要だから人型のまま走らせる予定だ。
『蜘蛛に姿を変える事は可能だが、速さが多少上がっても追いつけはしないだろう。
ヤマノサチが良ければ背に掴まらせてほしい』
「タルにお任せなのだ!」
「との事だからウォルベズは背負われながら気がかりが無いか周囲を見ておいてくれ」
『わかった。世話になるぞ』
「恩恵が反転したら重さに耐えられずに潰れるかもだから、
その時はすぐ離れてくれると助かるんだよ!」
『わかった』
さて、末っ子’sは俺と行動させるとして、
ノイには念のためタルと行動してほしいな。
「見極めもあるしタルを頼むよ」
『わかってるですよ。相性としては文句ない逸材であることは理解しているですからね。
ただ、パートナーとして今後付き合っていくならじっくり見させてもらうです』
本来保護者役のサブパートナーがお馬鹿で精霊がしっかり者。
このコンビが成立すれば滅消のマティアスともまともに殴り合える可能性が高いし、
なんとかうまくコミュニケーションを取ってもらいたいところだな。
自警団の立候補者数名を連れて混血のドワーフ族の村に行ってくれる事となった。
問題としては、瘴気が関わっている=魔神族関連かも?=破滅の呪い対策必須の点である。
原初の妖精とはいえ彼らは精霊使いではない。
とはいえ、精霊使い以外に破滅の呪いを完全無効化出来た試しがないので、
彼らが普通の妖精や精霊とは違って無効化できる可能性はあると思う。
「というわけで、仲の良い精霊とか居たら契約してみない?」
「突然とんでもない事言うな…。そんな簡単に精霊使いに成れるわけないだろ」
「成れたわ」
即落ち2コマみたいな展開だが、
ちゃんと手順は説明したし、ここの鉱石畑に住む土精はそれなりに加階した位階だったから、
事情に納得した上で複数人が天然の精霊使いに成ることが出来たのだ。
ちなみに人工精霊使いとは[スライムの核]などを用いて幼い精霊と契約する方法を指す。
さらに言えば、本来は[土精の加護]が無ければ土精の食料問題が解決出来ないのだけれど、
彼らがエルダードワーフというだけあって完全な土精の力を半分持っているので魔力は土精と同じだった為これも一挙に解決を見た。
「そんなわけだから、契約内メンツがあからさまな異常を見逃してもそれは破滅の呪いの所為だから。
その辺は精霊と契約した君らがフォローして。あと、戦闘が必要になっても無理せず撤退してくれよ」
「わかっているがそっちも気を付けてくれよ。
出来れば島の事は島の者で解決したいところなんだ、協力できるところまででいいからな」
「いやぁ、大抵はなんとかなるからな。
俺も強いけど、連れが上位土精と聖獣と青竜だからな。特定の敵以外はなんとでもなるさ」
ソニューザの言葉に控える面々も頷いて同意を示す。
一応場所的にも隠れ里なんだろうし誰かに頼るという選択肢がそもそもないんだろう。
だがしかし、この島に問題が残っている状態で呑気に竜と接触する選択も俺の中にはなんだなぁコレが。
「じゃあ、その特定が出たら逃げろよ」
「何言ってんの。その特定が出たら俺たち以外じゃ相手にならないから、
他の仲間を呼んで絶対殺すよ。妹も部下も俺と同じくらい強いから」
一旦ここでエルダードワーフ達とは別行動だ。
魔神族の情報はこの島まで届いていなかったから、危険性をソニューザとトーヴィルの2名には伝えている。
他のメンバーに話しても信じてもらえるほどの信用は得られていないから、
その辺りは2人に注意してもらう様伝えている。
分かれの前に腕を前に差し出すと、
ソニューザは俺の逃げない意思に呆れる様に鼻から息を吐いて握手に応えてくれた。
「「土精の護りがあらんことを!」」
* * * * *
すでに村で過ごして2時間ほど経過していて、
その間にソニューザとの謁見、村人への説明、精霊契約、調査の計画を立ててやっとウォルベズと合流することが出来た。
ノイがこちらに召喚される前に戻りが遅くなる可能性も伝えていたからか、
合流地点に戻ってみれば大岩に擬態して眠るウォルベズがそこには居た。
「おはよう、ウォルベズ。ずいぶん待たせて悪かったな」
『いや、俺はあくまでサポート役だからな。
精霊使いが何を成すかを決めてくれればそれに最大限協力するのが目的なのだから気にするな。
それで? これからどう動く?』
「説明するから岩模型をもう一度出してくれ」
声を掛ければすぐに気が付き擬態を解除したウォルベズが、
凝っているのか腕を回しつつ今後の流れを伺ってきたので、
わかりやすく説明する為と怪しい場所をウォルベズから聞き出すために再度お願いをするとささっと地面から岩が盛り上がって島の全容が把握できるようになった。
「ドワーフの話だと……ここに俺とは別口の精霊使いがいるらしくて、
そいつが大地の力とやらを吸い出して悪さをしているっぽい」
『直接向かうのか?』
「場所はわかっているし10年ほどで事を進めていたらしいから、
ひとまず急に状況が動くことはないと思っている。
だから俺たちは一旦反対周りで島を一周しようかなと思っている」
『わかった』
大地の力の増減に関しては俺は門外漢なのでタルテューフォに頼ることとなる。
しかし、流石の聖獣でも感知範囲に限度があって島全体を村から感じ取ることが出来なかったから、
その調査とさらに別の要素があるかどうかの調査を己が目で調べる為に一周する必要があった。
「今回はドワーフも協力してくれることになったんだ。
彼らは俺の目的のひとつでもある混血ドワーフと交流があるらしいから状況確認の為これから接触してくれる予定で、
問題があればすぐに[揺蕩う唄]に連絡が入る手筈だ」
『すでに動き出しているならこちらものんびりしている場合ではないな。
移動は徒歩か? 走りか?』
「空と地上でそれぞれ調べよう。
俺とフリューネは空から、タルとウォルベズは地上を言って欲しいんだけど……。
ウォルベズはタルの速度に付いていけるか?」
聖獣[ヤマノサチ]のパッシブスキルには【大地の守護獣】というチート能力がある。
これの説明をタルにさせてみた所、
「かか様の話だと、肥沃な大地に力を貰えるんだよ!」とかとかとか。
たどたどしい話をまとめると、その土地に蓄えられている力というモノがあり、
その力の大きさによって自分達に恩恵がある。内容は全ステータス極小~極大。
そして、力を貰えるお返しに非常時には守る役目を果たさなければならない。
恩恵を受ける条件は大地に接している事。つまり空を飛ぶと恩恵は無くなるわけだ。
ただ、良い事ばかりではなくて、
肥沃な土地なら全ステータスUP極大と強力なのに対し、
廃都フォレストトーレや今回の島の様に大地の力がマイナスに傾いている場合はタルは力を吸われ、
全ステータスDOWN極小~極大のデメリットを背負う事となる。
吸われた結果大地の力が回復すれば恩恵も好転するらしいけどね。
「島の調査予定の範囲は大地の力はそれなりと考えられるから移動速度が速くなるんだ。
もし個人での移動速度が追いつけないならタルに掴まったり持ち上げてもらう必要がある」
ちなみに人型の場合は小回りが利く代わりに直線の速度が多少落ち、
猪の場合は小回りが利かない分直線は最速との事。
今回は障害物も多く乗り越えたりも必要だから人型のまま走らせる予定だ。
『蜘蛛に姿を変える事は可能だが、速さが多少上がっても追いつけはしないだろう。
ヤマノサチが良ければ背に掴まらせてほしい』
「タルにお任せなのだ!」
「との事だからウォルベズは背負われながら気がかりが無いか周囲を見ておいてくれ」
『わかった。世話になるぞ』
「恩恵が反転したら重さに耐えられずに潰れるかもだから、
その時はすぐ離れてくれると助かるんだよ!」
『わかった』
さて、末っ子’sは俺と行動させるとして、
ノイには念のためタルと行動してほしいな。
「見極めもあるしタルを頼むよ」
『わかってるですよ。相性としては文句ない逸材であることは理解しているですからね。
ただ、パートナーとして今後付き合っていくならじっくり見させてもらうです』
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