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閑話休題 -次に向けての準備期間-
閑話休題 -84話-[黄竜と魔石と新たな武器と⑮]
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領主邸を出てからゾロゾロ連れ立って町の中心部にある[グランハイリア]へと向かう一行を住民の方々が遠巻きに見てくるのを気にしないように心掛けながらファウナに付いて行く。
「どうした、<万彩>?」
「さっそく活用してやがる」
「せっかく二時間も意見を重ねて決まった二つ名だぞ。
アーグエングリン王はあまり着いて来れて居なかったが、アルカンシェ王女とクレシーダ聖女は特に色んな案を出していたぞ?」
「ラフィート陛下もそれなりに考えられた案を出していたではありませんか。
私達だけが盛り上がっていた様に誘導するのはやめてください」
流石は王族の二人だ。
周りの視線なんて全く気にした様子もなく淡々と雑談を挟む二人の一歩後ろから俺が追う形で堂々と道の真ん中を突っ切っていく。
ゲンマール氏と文官達は領主邸で仕事を進めるとの事で付いて来なかったが、代わりに付いて来たラフィート陛下の護衛騎士に任命された男性がずっと俺の隣を歩く小型のワイヴァーンを警戒している。
実のところフリューネはあの部屋にも居たがずっと眠っていたので放置していたのだが俺が行くところに付いてくる為彼には一応説明はしたものの要らぬ苦労を掛けてしまって申し訳ない気にもなる。
「えっと、これの警戒は本当に必要ないですよ?」
「あ、いえ、わかっては居るんですけど竜種は成り損ないでも強いので冒険者の名残でつい……。
そうだ!俺にも敬語は不要ですよ、水無月様!」
「俺より冒険者ランク上なんで敬語でいいかと…。じゃあ、タメ語で話させてもらうな」
「はい!」
彼の名前は[ブロセウス=ルーフォン]という。
元々この国で冒険者をやっていて冒険者ランクはAに近いBだったらしく、まだ30代に入ったばかりなのに仲間が寿退社などで次々抜けてしまったところをラフィート陛下にスカウトされて護衛騎士に収まったそうだ。
普通の冒険者はAが一番高くそこから偉業を成せればSに上がる事が出来る為、実質トップ冒険者と言える。
フォレストトーレ奪還作戦に参加した冒険者も優秀ではあるがSはクランリーダーくらいなもので以下はA~Bで構成されているところばかりである。
とはいえ、彼も周囲で遠巻きに見守る住民もフリューネの警戒だけでなく俺の周囲に浮かんでいる子供たちも珍しそうな視線を送っていた。アクアはベルを抱きながら[龍玉]へソファの様に深く座り込み、クーもフラムを抱き締めながら俺の影から[閻手]を伸ばしてその掌に座っていて、ニルは魔法で飛び回っており、アニマは肩車中。
それぞれが見慣れない街並みを観光気分で楽しんでいる様子に俺はご満悦だ。
『あら、ウクリール所長ですわ。絶対に同行すると言い張っていましたが本当に待っていましたわね』
「お兄さん。以前調査に協力してくださったフラジリオさんも居ますよ」
「おー!凄い久しぶりだなぁ!あの後あまり話せずにフーリエタマナに移動したからなぁ!」
遠目に人影が誰かわかる程度までグランハイリアへ近づいた段階で先頭を歩くファウナから懐かしい名前が出て、続くアルシェからも懐かしい名前が飛び出したことで少しテンションが上がる。
実質数時間程度の付き合いにはなるけど衝撃の事件に遭遇したことで印象には強く残っていたフラジリオ氏との再会は本当に嬉しく思う。
「やぁやぁラフィート陛下、ファウナ様。首を長くしてお待ちしておりましたよ」
「研究員として正しいのかもしれんが俺への忠誠よりもグランハイリアへの研究意欲が相変わらず高いようで安心したぞ、ウクリール」
「お久しぶりです。アルカンシェ王女殿下、水無月殿」
「本当に。研究職ですからやつれているかとも心配していましたが元気なようで何よりです」
ウクリール所長がラフィートとファウナへ社交辞令の挨拶を、フラジリオ氏がアルシェと俺に恭しく挨拶を交わして来た。
他にも研究員がチラホラとグランハイリア前に見受けられたがこちらに寄ってこない事を考えると矢面に立つ役割をフラジリオ氏はまた押し付けられたのだろうか?
「今回は自分で立候補したんです。私の中で貴女方は英雄でもありますから!」
「そう言ってもらえると嬉しい反面恥ずかしいですね」
「グランハイリアの昇降機も変わりましたね。樹頂まで通したんですか?」
「まだ中ほどまでですけどなかなか大変でしたが頑張りました。
落下事故でも起きれば一大事ですから細心の注意を払って半年ほどで何とか……。
まぁ事前に縄梯子を皆さんが滞在している間に降ろせたからこそ出来た事なんですけどね」
フラジリオ氏の表情は言葉に偽りのない尊敬が浮かんでおり、その真っ直ぐな好意にアルシェも照れた様子。
改めてグランハイリアを見上げれば以前とは比べ物にならないほど頑強な造りの昇降機が樹町に向かって点々と中継地点を経て伸びている事がわかる。これを半年で出来るって本当に頑張ったことが伺える。
「すみません、お時間を頂きありがとうございました!
私達はこれにて下がらせていただきます」
「わざわざご挨拶に来てくださってありがとうございました」
「またゆっくり話せる機会があればお茶でも一緒しましょう」
「その時はぜひ参加させていただきます。では。
ほらっ!いつまでラフィート陛下の足止めしているんですかっ!行きますよ!」
「全く若者の切り替えの早さには付いていけませんな…。では儂もここで失礼します」
あの所長もよくわからん人だな。
まぁこれから俺が関わる事も無さそうな人物だしラフィートとゲンマール氏が上手く手綱を引いてくれるだろう。
フラジリオ氏にしても再会は実際嬉しい物ではあったけど、今後会う機会もないだろうにあんなキラキラした視線と尊敬をいただいて逆に申し訳ない気になるわ。
『えぇ。えぇ、そうよ。連れて来ましたわよ』
ファウナは我関せずとでも言う様にグランハイリアに手を添えて語り掛けていらっしゃった。
ってか念話じゃなくて直接話せるって意味だったんだ……。
そんなマイペースなファウナが俺の視線に気づいて招くような腕の動きを見せた為、今度は俺が先頭で歩き出しラフィートとアルシェとブロセウスを引き連れてグランハイリア前まで進み出た。
遥か背後にはなるが住民の方々も俺たちを見守っておられるのに今の俺は彼らにどのような人物だと思われているのだろうか。
アスペラルダではそれなりの立場だけどフォレストトーレから見れば王女の護衛で、冒険者として見ればFランク冒険者なんですよ~!
『<万彩>、ハイリア達はそれぞれ意思を持ってはいますが精神的に共有している部分で基本的には私と会話しています。ですが、全員が貴方達に助けられたと認識している為、今回は全員で<万彩>の武器を加工するようですわ』
「加工ってどうするんだ? 精霊樹自身が剣を造れるのか?」
『彼ら精霊樹はひとつの自分達の世界[精樹界]を持つのですわ。
その世界では手先の器用な姿を取ることが出来るという話なので、そちらで造り出すのではありませんの?』
ありませんの?ってお前も詳しく知らんのかいっ!
小首傾げやがって可愛いなくそっ!アルシェは足を踏むのを止めなさい!ごめんなさい!
『えぇ、はい。わかりましたわ』
また会話を続けたファウナが足元に目をやるのに吊られて俺たちもグランハイリアの根元を眺めていると、ズニョズニョと細っこいゴボウみたいな木の根が七本地表に生えて来た。
「これを食えと?」
『いやですわ、<万彩>。その根はハイリア達の指みたいな物ですの。
それぞれの根に彼らが満足するまで貴方の魔力を注いでくださいませ。あとはグランハイリアが勝手に貴方へのプレゼントを造りますわ』
「満足するまで!?このグランハイリアがっ!?」
「途方もない魔力を吸われそうですね」
「ファウナよ。それは人の身で足りるのか?」
これにはアルシェとラフィートも苦笑い。
改めて見上げたグランハイリアは雄々しく天まで届かんばかりに立派に聳え立っている。
これが七本のハイリアから成る集合樹とはいえどれだけの魔力を持って行かれるのだろうか。
『ウフフ、武器一つ分ですのよ。精霊使いなら精霊の分も合わせれば大丈夫ですわ』
「精霊の分もいいなら豪勢に一つに一属性ってものありか?」
『どうなのでしょう?確認してみますわね。
——そう、わかりましたわ。全員一致で一つの根に一属性を希望だそうですわ』
「じゃあお姉ちゃんから始めて途中でノイも呼んで順々にやっていこうか」
『あい!』
一緒に根を見ていた隣のアクアへ視線を向けると元気な声でお返事をくれたのでさっそくやりますか!
「どうした、<万彩>?」
「さっそく活用してやがる」
「せっかく二時間も意見を重ねて決まった二つ名だぞ。
アーグエングリン王はあまり着いて来れて居なかったが、アルカンシェ王女とクレシーダ聖女は特に色んな案を出していたぞ?」
「ラフィート陛下もそれなりに考えられた案を出していたではありませんか。
私達だけが盛り上がっていた様に誘導するのはやめてください」
流石は王族の二人だ。
周りの視線なんて全く気にした様子もなく淡々と雑談を挟む二人の一歩後ろから俺が追う形で堂々と道の真ん中を突っ切っていく。
ゲンマール氏と文官達は領主邸で仕事を進めるとの事で付いて来なかったが、代わりに付いて来たラフィート陛下の護衛騎士に任命された男性がずっと俺の隣を歩く小型のワイヴァーンを警戒している。
実のところフリューネはあの部屋にも居たがずっと眠っていたので放置していたのだが俺が行くところに付いてくる為彼には一応説明はしたものの要らぬ苦労を掛けてしまって申し訳ない気にもなる。
「えっと、これの警戒は本当に必要ないですよ?」
「あ、いえ、わかっては居るんですけど竜種は成り損ないでも強いので冒険者の名残でつい……。
そうだ!俺にも敬語は不要ですよ、水無月様!」
「俺より冒険者ランク上なんで敬語でいいかと…。じゃあ、タメ語で話させてもらうな」
「はい!」
彼の名前は[ブロセウス=ルーフォン]という。
元々この国で冒険者をやっていて冒険者ランクはAに近いBだったらしく、まだ30代に入ったばかりなのに仲間が寿退社などで次々抜けてしまったところをラフィート陛下にスカウトされて護衛騎士に収まったそうだ。
普通の冒険者はAが一番高くそこから偉業を成せればSに上がる事が出来る為、実質トップ冒険者と言える。
フォレストトーレ奪還作戦に参加した冒険者も優秀ではあるがSはクランリーダーくらいなもので以下はA~Bで構成されているところばかりである。
とはいえ、彼も周囲で遠巻きに見守る住民もフリューネの警戒だけでなく俺の周囲に浮かんでいる子供たちも珍しそうな視線を送っていた。アクアはベルを抱きながら[龍玉]へソファの様に深く座り込み、クーもフラムを抱き締めながら俺の影から[閻手]を伸ばしてその掌に座っていて、ニルは魔法で飛び回っており、アニマは肩車中。
それぞれが見慣れない街並みを観光気分で楽しんでいる様子に俺はご満悦だ。
『あら、ウクリール所長ですわ。絶対に同行すると言い張っていましたが本当に待っていましたわね』
「お兄さん。以前調査に協力してくださったフラジリオさんも居ますよ」
「おー!凄い久しぶりだなぁ!あの後あまり話せずにフーリエタマナに移動したからなぁ!」
遠目に人影が誰かわかる程度までグランハイリアへ近づいた段階で先頭を歩くファウナから懐かしい名前が出て、続くアルシェからも懐かしい名前が飛び出したことで少しテンションが上がる。
実質数時間程度の付き合いにはなるけど衝撃の事件に遭遇したことで印象には強く残っていたフラジリオ氏との再会は本当に嬉しく思う。
「やぁやぁラフィート陛下、ファウナ様。首を長くしてお待ちしておりましたよ」
「研究員として正しいのかもしれんが俺への忠誠よりもグランハイリアへの研究意欲が相変わらず高いようで安心したぞ、ウクリール」
「お久しぶりです。アルカンシェ王女殿下、水無月殿」
「本当に。研究職ですからやつれているかとも心配していましたが元気なようで何よりです」
ウクリール所長がラフィートとファウナへ社交辞令の挨拶を、フラジリオ氏がアルシェと俺に恭しく挨拶を交わして来た。
他にも研究員がチラホラとグランハイリア前に見受けられたがこちらに寄ってこない事を考えると矢面に立つ役割をフラジリオ氏はまた押し付けられたのだろうか?
「今回は自分で立候補したんです。私の中で貴女方は英雄でもありますから!」
「そう言ってもらえると嬉しい反面恥ずかしいですね」
「グランハイリアの昇降機も変わりましたね。樹頂まで通したんですか?」
「まだ中ほどまでですけどなかなか大変でしたが頑張りました。
落下事故でも起きれば一大事ですから細心の注意を払って半年ほどで何とか……。
まぁ事前に縄梯子を皆さんが滞在している間に降ろせたからこそ出来た事なんですけどね」
フラジリオ氏の表情は言葉に偽りのない尊敬が浮かんでおり、その真っ直ぐな好意にアルシェも照れた様子。
改めてグランハイリアを見上げれば以前とは比べ物にならないほど頑強な造りの昇降機が樹町に向かって点々と中継地点を経て伸びている事がわかる。これを半年で出来るって本当に頑張ったことが伺える。
「すみません、お時間を頂きありがとうございました!
私達はこれにて下がらせていただきます」
「わざわざご挨拶に来てくださってありがとうございました」
「またゆっくり話せる機会があればお茶でも一緒しましょう」
「その時はぜひ参加させていただきます。では。
ほらっ!いつまでラフィート陛下の足止めしているんですかっ!行きますよ!」
「全く若者の切り替えの早さには付いていけませんな…。では儂もここで失礼します」
あの所長もよくわからん人だな。
まぁこれから俺が関わる事も無さそうな人物だしラフィートとゲンマール氏が上手く手綱を引いてくれるだろう。
フラジリオ氏にしても再会は実際嬉しい物ではあったけど、今後会う機会もないだろうにあんなキラキラした視線と尊敬をいただいて逆に申し訳ない気になるわ。
『えぇ。えぇ、そうよ。連れて来ましたわよ』
ファウナは我関せずとでも言う様にグランハイリアに手を添えて語り掛けていらっしゃった。
ってか念話じゃなくて直接話せるって意味だったんだ……。
そんなマイペースなファウナが俺の視線に気づいて招くような腕の動きを見せた為、今度は俺が先頭で歩き出しラフィートとアルシェとブロセウスを引き連れてグランハイリア前まで進み出た。
遥か背後にはなるが住民の方々も俺たちを見守っておられるのに今の俺は彼らにどのような人物だと思われているのだろうか。
アスペラルダではそれなりの立場だけどフォレストトーレから見れば王女の護衛で、冒険者として見ればFランク冒険者なんですよ~!
『<万彩>、ハイリア達はそれぞれ意思を持ってはいますが精神的に共有している部分で基本的には私と会話しています。ですが、全員が貴方達に助けられたと認識している為、今回は全員で<万彩>の武器を加工するようですわ』
「加工ってどうするんだ? 精霊樹自身が剣を造れるのか?」
『彼ら精霊樹はひとつの自分達の世界[精樹界]を持つのですわ。
その世界では手先の器用な姿を取ることが出来るという話なので、そちらで造り出すのではありませんの?』
ありませんの?ってお前も詳しく知らんのかいっ!
小首傾げやがって可愛いなくそっ!アルシェは足を踏むのを止めなさい!ごめんなさい!
『えぇ、はい。わかりましたわ』
また会話を続けたファウナが足元に目をやるのに吊られて俺たちもグランハイリアの根元を眺めていると、ズニョズニョと細っこいゴボウみたいな木の根が七本地表に生えて来た。
「これを食えと?」
『いやですわ、<万彩>。その根はハイリア達の指みたいな物ですの。
それぞれの根に彼らが満足するまで貴方の魔力を注いでくださいませ。あとはグランハイリアが勝手に貴方へのプレゼントを造りますわ』
「満足するまで!?このグランハイリアがっ!?」
「途方もない魔力を吸われそうですね」
「ファウナよ。それは人の身で足りるのか?」
これにはアルシェとラフィートも苦笑い。
改めて見上げたグランハイリアは雄々しく天まで届かんばかりに立派に聳え立っている。
これが七本のハイリアから成る集合樹とはいえどれだけの魔力を持って行かれるのだろうか。
『ウフフ、武器一つ分ですのよ。精霊使いなら精霊の分も合わせれば大丈夫ですわ』
「精霊の分もいいなら豪勢に一つに一属性ってものありか?」
『どうなのでしょう?確認してみますわね。
——そう、わかりましたわ。全員一致で一つの根に一属性を希望だそうですわ』
「じゃあお姉ちゃんから始めて途中でノイも呼んで順々にやっていこうか」
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