特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。

黄玉八重

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閑話休題 -破滅対策同盟《アルストロメリア》大報告会-

閑話休題 -113話-[鍛錬ダンジョンアスペラルダ視点]

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 各国が来たる破滅対策に戦力を整え始めた頃。
 破滅に対抗する先鋒を務める宗八そうはちとアルカンシェが所属するアスペラルダ王国は、他国に先駆けて称号獲得によるステータス強化と精霊契約による戦法強化を実施していたおかげで宗八そうはち達よりも一枚落ちるものの将軍や兵士に関しては十分な強さを得ていると判断出来るところまで戦力強化は進んでいた。
 そういう事情があるので鍛錬ダンジョン期間は主に冒険者が優先して攻略に励んでいた。

 設定されたアスペラルダの鍛錬ダンジョン[英熊の群雄域]。ランク3ダンジョン。
 そこにアルカンシェ=シヴァ=アスペラルダは、とある理由から自ら足を運んだ。付き添いには侍女のメリー=アルカトラズ=ソルヴァの姿が控えていた。
「ギルドから回って来た情報では今日称号の獲得が完了予定という話だったわよね?」
 アルカンシェの質問にメリーが肯定する。
「その様に聞き及んでいます。ご主人様から人物像などはお聞きになっておりますか?」
 メリーの聞き返しに今度はアルカンシェが答える。
「私もメリーも顔は合わせたことはあるんですけどね……。流石に1年以上前の話だから……」
 アルカンシェ達が待ち構えている冒険者は以前アスペラルダ王都を拠点に活動していた冒険者だった。とある事件から冒険者を引退せざるを得ない身体的障害を負ってしまったのだが、宗八そうはちが身体を癒し冒険者として復帰したのを機に宗八そうはちから色々と指示があり各地を探索しながら冒険者ランクを上げていたと聞いていた。

 今日までのタイムアタックから攻略時間と称号取得時期をギルドから情報提供を受けていたので、アルカンシェ達がダンジョン前に到着してから数分で目的の冒険者PTは姿を現した。
「あ? 何か……。俺の眼がおかしいのか……。アルカンシェ様が居る様に見える」
「何を馬鹿な事を……えっ!?」
「あの……本当にアルカンシェ様が居ますよ?」
「うっそだろ、おい!宗八そうはちから何も聞いてねぇぞ!?」
 ダンジョンから出てきたのは夫婦二組でPTを組んでいる珍しいPTだった。一組目の夫が大斧使いバーゼラルド、妻が魔法使いリーディエ。二組目の夫が盾持ち剣士フェラー、妻が魔法使いパウダーの四人PTだ。
 慌てる四人だったがとりあえず自分達を待っている様子のアルカンシェ達を待たせるのは忍びないと思い全員が駆け足で集まって来た。
「お久しぶりですね」
「はっ!御前にてお目汚し失礼いたします!」
 PTリーダーのバーゼラルドを先頭に声を掛けたアルカンシェに跪くのを困った表情で眺めた後に立ち上がらせる。
「今は王女ではなく七精の門エレメンツゲートの副盟主として来ていますから、あまり肩肘張った姿勢で無くて大丈夫ですよ。さっそくですけど一人ずつ1分模擬戦致しましょうか」
 アルカンシェの言葉に従い出来る限り希望に沿った普段通りを装おうが、どうしてもアスペラルダ国民からすると至宝と呼ばれるアルカンシェを前に緊張せずにはいられない。だがしかし、その後に続いたアルカンシェの台詞に四人の表情に同様の疑問が生じた。
「あの……そちらのメイドさんではなくアルカンシェ様が模擬戦を行われるのでしょうか?」
 仲間の意見を代表してバーゼラルドが恐縮しながら質問した。
「メリーでも構いませんけど、お兄さん肝入りの皆さんは私が試したいと思っています。私が相手では普段通りに戦えませんか?」
 アルカンシェの返答にどう答えるべきかと迷うバーゼラルド達に助け舟を出したのは、ここまで黙って成り行きを見守っていたメリーだった。
「アルシェ様。おそらく彼らはアルシェ様が戦える事を知らないので戸惑っているのではないかと」
「あぁ、そういうことですか……。確かに私の名前は出ても基本的に仲間が対処したと普通は考えますね」
 ギルドが掲示板に張り付ける情報には発生した事件の概要と解決した経緯など関わった者の名前が掲載される。そこに宗八そうはちの名を隠す為にアルカンシェの名前を前面に出している。彼らが宗八そうはちと仲間達が解決してアルカンシェが名前を貸しているだけだと勘違いしているのだと理解したのでそこは訂正することにした。
「私は名ばかりの副盟主ではありません。宗八そうはちや仲間たちは確かに強いですが、これでも幹部の一人ですよ? 遠慮なく全力で挑んでください。まず被弾する事はありませんので」
 この言葉が冒険者の琴線に触れたのだろう。四人の意識が確実に変わり迷いが晴れた瞳になったのを確認したアルカンシェは、まずタンク役のフェラーから相手取る事にした。

 挑発されたとはいえアルカンシェの戦闘力に疑問を残すバーゼラルド達に見守られフェラーは剣と盾を手に構える。
 その様子を確認したアルカンシェは腿を叩き武器を
「起きなさい、グラキエスハイリア」
 その瞬間、多節棍がアルカンシェのスカートから姿を現し龍の様にアルカンシェの周囲をぐるりと一周すると槍の姿に変態した。フェラーはその槍を見て気を引き締め直す。今回の鍛錬ダンジョン以前の模擬戦相手はゼノウが担当しており、その際もゼノウが似た白い木目の意匠に黒い線が走る美しい短剣を使用していた。見たことも無い最上級の武器を装備出来ると言う事はそれだけの戦闘を繰り返しステータスを強化した者だけだ。
 二人の準備が整ったことを確認したメリーが開始を告げる。
「全力模擬戦闘、一分戦。開始!」

 同時に駆け出す二人。しかし、動き出しが早かったのはアルカンシェだった。
 本来は受け手側を担いステータスと身体の感覚を合わせる手伝いをするはずのアルカンシェがフェラーより早く動き出し素早く肉迫する。逆にフェラーは武器を見た瞬間に自分よりも格上であることを前提に考えていたのでアルカンシェの奇襲に驚くことなく盾を構える腕に力を込めた。
「来おおおおおぉぉぉぉぉい!」
 気合いを入れる声がフェラーの口から轟いた。
 ——ガッッアアアアアァァァンッ!
「ぐっ!重っ……っ!」
 フェラーが装備する盾は中型盾なので武器攻撃程度ならほとんど受け切る事が可能だった。しかし、打ち込まれた槍の一撃は想像以上の衝撃をフェラーの腕に浸透させ、受け切れないと判断したフェラーは自ら後ろに飛ぶことで衝撃を逃がした。
 続けてアルカンシェは反撃の暇も与えず突きを出す。先の一撃である程度のステータスを看破したアルカンシェはギリギリと攻めた攻撃速度で放つ。
「くそっ!」
 顔を狙った槍を無理やり首を動かす事で回避したフェラーだが、アルカンシェの構えから薙ぎ払いが来ることを察してすぐさましゃがむと頭上から空斬り音が聞こえた。ホッと息を付く間もなく目の前のアルカンシェの足がその場で回転する様子が視界に入ったフェラーは慌てて横に転がると先ほどまで頭があった場所に逆袈裟打ちを狙ったアルカンシェの石突が再び空斬り音を鳴らす。

 防戦一方のフェラーの闘いぶりを観戦していたバーゼラルドが驚きの声を上げる。
「おいおい……。アルカンシェ様、ここまで戦えるのか!?」
 妻のリーディエも同様だ。
「魔法使いって有名だったけど、槍を完璧に使いこなしているわね……」
「…………」
 パウダーはただただフェラーの無事を願って両手を強く握り合わせて戦闘から目を離さない。

 槍などに代表される棒術の脅威をこれでもかとぶん回すアルカンシェの連撃に反撃の隙を見つけられないまま五十秒が経過し、見せ場もないまま最後は圧倒されて地面に転がされてフェラーの模擬戦は終了した。
「次、パウダーさん」
「ふえっ!?」
 倒れ込んだフェラーにいの一番に駆け付けた事が仇となったのか。模擬戦が終了した途端に踵を返して開始位置に向かうアルカンシェは歩き出しながらパウダーを指名した。
 元々パウダーは冒険者ではなく完全な一般人であったが宗八そうはちの指示でフェラーがバーゼラルド達と冒険者に復帰する必要があり各地に旅もする必要があると知った時に一念発起して冒険者デビューをした愛の伝道者だ。魔法使いを選んだ理由としては後衛の動きや魔法の知識を教える事が出来るリーディエが一緒という事がもっとも大きかった。

 アルカンシェ指名を聞いたパウダーは素っ頓狂な声をあげ足を止めてしまう。
 代わりにバーゼラルドとリーディエがフェラーを引き取り隅に寄り邪魔にならない様に配慮した。
「魔法戦と近接戦。どちらを希望しますか?」
 有無を言わせないアルカンシェの姿勢にパウダーは思わず回答する。
「ま、魔法戦をお願いします」
「パウダー様はこちらにお願いいたします」
 戸惑いながらもメリーに指示されるがまま位置に着いたパウダーは、アルカンシェから向けられる戦意に引き上げられる形で無意識に構えを取った。先ほどまでのぽわぽわした様子は失せ、アルカンシェから向けられる意識に集中した頃合いを見計らいメリーは開始を合図する。

「全力模擬戦闘、一分戦。開始!」
「《氷原斬舞アイシクルエッジ》」
 速攻で魔法を発動したのはアルカンシェだった。模擬戦の戦闘エリア全域に瞬く間に氷が張っていき観戦するバーゼラルド達の手前でその広がりは停止した。
「《猛火地獄インフェルノ!》」
 パウダーが発動した魔法は上級火魔法だった。これにはアルカンシェも驚き、表情を動かす。
 魔導書の初級は店売しているが中級や上級はダンジョンからしか獲得出来ず入手率もかなり悪い。それに要求ステータスが高いので魔法剣士の様な中途半端なステ振りをしている冒険者には一生掛かっても覚える事が出来ないとして上級魔法じょうきゅうまほうは知られている。
 パウダーを中心に猛烈な勢いで渦巻く炎の壁が広範囲に広がっていきアルカンシェの氷を無効化され、パウダーもその隙に立ち位置を変更する為に駆け出す。
「《捻氷柱弾ツイストアイシクル》」
 アルカンシェが魔法を唱えた。——チュインッ!
 何か高い音が聞こえた気がした途端にパウダーは後ろに引っ張られて地面に仰向けで転ぶ事となった。当の本人も何が起きたか分からない様子だったがこのままでは拙いと考え起き上がって駆け出そうとすると、——チュインッ!と音がして再度後ろに引っ張られて転ぶ。
 この時になってようやくわかったのは着ているローブに穴が二つ開いており、いずれも周囲の布を巻き込んで貫通している事を理解する。
「《フレイムバリア!》」
 自分の知らない魔法で攻撃されていると判断したパウダーは赤い半透明の障壁を準備してから立ち上がると、障壁に三度目の弾が当たり対消滅する。態勢を整える時間を稼げたパウダーが駆け出すとその背後で先の——チュインッ!という音が抜けて行った。
「えと、えっと……っ!《フレアライド!》」
 宗八そうはちからの指示で一般的な魔法使いに比べれば走るという行動に慣れているとはいえ、アルカンシェの技量を考えれば横移動が速い[アイシクルライド]よりも自身を吹き飛ばすように進む[フレアライド]の方が狙いづらくなると考えたパウダーは契約無精の力を借りて魔法を発動させて斜め上に自身を射出した。
 着地に自信が無いのでそこまでの高さ・飛距離ではないが普通なら十分に狙いを外させ時間を稼げるはずだった。

 ——チュインッ!
「嘘っ!?」
 空中で四度目の音が聞こえた。途端に後ろに引っ張られ制御を失ったパウダーは落下して地面に叩きつけられる。
 鍛えられたステータスと防具のおかげで怪我を負う程では無いが落下ダメージに慣れていないパウダーは全身を打ち付けられた衝撃に息が口から逃げ戦意を完全に失ってしまった。
「パウダー!」
 終わりの合図はメリーから出されていないとはいえ、誰が見ても続けられないだろうと判断したアルカンシェはメリーに視線を送り何も言わない様にと指示する。
「次。バーゼラルドさん」
 フェローに抱えられ退場して行ったパウダーを見送る事もなく次に視線が贈られたのはPTリーダーを務める大斧使いのバーゼラルド。
「……よろしくおねがいします」
 どうやってボコボコにされるのか不安が押し寄せる心を奮い立たせてバーゼラルドは妻のリーディエに送り出されて開始位置に歩き始めた。
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