皇帝に追放された騎士団長の試される忠義

人物紹介（随時更新）

レシオン・ド・ミゼル（愛称:レジー）26歳
帝国の騎士団長兼、宰相の権限を与えられている皇帝の側近。短髪の癖毛ブロンド、碧眼。ほりが深く精悍な顔立ち。帝国の騎士は二刀流が一般的なため、脇差に小太刀と長剣を装備。通常小太刀は防御用。甲冑を着たまま国外追放された。家の紋章のマントの留め具は弟に託した。身長186cmの巨体。

ミオ（少年）16歳
フワフワで色素の薄いやや長めのブロンド、碧眼のアーモンドアイ。定期的に帝国へ出稼ぎに来ている。娼館で人気（自称）。線の細い美少年。背はレジーの弟と比べ小さい。服は成長を見込んでか大きめのものを着ており、ダボダボの衣装をベルトやサスペンダーで体に巻き付けている。純粋すぎて自分の欲望に忠実すぎる。身長160cm細身。

アデル・ド・ミゼル　16歳
レジーの弟（異母兄弟）。レジーとは比べ物にならないほど体が細く小さい。異母兄弟ながら兄を尊敬し、慕っている。レジーと同じ、ブロンド碧眼。

皇帝　 24歳
大陸全土を統べるベリニア帝国に君臨する若き皇帝。先先代の皇帝が大陸統治を果たし、世襲で皇帝となった。先代の父はすでに他界したため若くして皇帝の座につく。幼い皇帝を導いてくれた腹心のレジーには絶大な信頼を寄せていた。

リベリオ（皇妃）18歳
レジーの叔父に婚約破棄され、その後数奇な巡り合わせで皇帝に見染められる。謎が多いだけに皇帝以外の貴族に訝しがられている。帝都に住う民族には珍しい黒髪黒目。華奢で儚げな雰囲気を纏っている。

サニア　年齢不詳
ダーニャの主人。ダーニャを貸し出し、その売上金で生計を立てている。森の端で静かに暮らしているエルフ族。

ダーニャ　年齢不詳
サニアの家にいる人族のこどものような謎の少年。

メア・ディル・ダーガ　150歳程度
女オークの冒険者。緑がかった肌が筋肉で盛り上がる、強靭な肉体の持ち主。顔はエルフに似た妖艶な切長の目。街で行き倒れていたユキと共に生きている。

ユキ　13歳
8歳の時、両親を失い街で行き倒れていた人族の少年。現在メアと共に旅をして暮らしている。年齢よりも一回り小さい印象。ヒーラーとして育てられているが、回復魔法の詠唱が苦手。メアを姉様と慕うが、いつか結婚しようと思っている。

竜神　？？？
レジーの恩人。大陸に１個体しか生息していないため名前がない。ウロコは万病に効き、爪は工芸品の材料として重宝される。存在としては知られているが、竜神自体の姿を見たものは少ない。

＜世界観＞

ベリニア帝国
レジーが忠誠を誓う皇帝が統べる帝国。現皇帝の先先代の皇帝が大陸全土の民族を統一して国を築いた。様々な民族がいるものの、生物学的にいえば「人間」単一種が統治している大地。

不毛の大地
帝国から船で５日ほどの秘境の大地。人間以外の種族がひしめき合い、全土を統一する国家という概念がない。エルフやオーク、獣人など言葉を話す種族でも多様。帝国から罪人が定期的に送り込まれる。