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第33話 望郷の大地
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徹夜で作業をしたのではないかと疑うほど朝早く、ドワーフたちが荷台の納品に来た。聞けばお代をもらった手前せめて早急にと作業を急いだらしい。ミオが何度もお礼をしている間に、俺は宿舎に向かいこどもたちにしばらく家を空けることを伝える。年長者に来月分までの給与を手渡し、この農場を守ってくれと伝えれば、責任感に燃える目で頷いてくれた。
人目につかない森で、ミオが竜神になり、荷台を背負う。雨風凌げるように屋根付きのそれは、ミオが地面に這いつくばらないと乗り込めない高さだった。そこへ当面の生活資材などをメアとユキが積み込んでいく。
「ミオは雨に濡れてしまうな」
俺の何気ない一言にミオは驚いて目を丸くする。
「レジーはなんにもわかっていないな! 俺は雨を司る竜神なんだよ?」
「雨に濡れないのか?」
「そうだよ! 雨に当たっても濡れないよ!」
「ミオ、レジー、喧嘩は後にしな。ミオが這いつくばったままで可哀想だ。はやく出発するぞ」
メアは笑いを堪えながら俺を嗜める。そうして全員が乗り込むと、ミオはゆっくりと上昇をしはじめた。
「翼がないのに浮くなんて、すごいよね。レジーはミオと飛んだことがあるの?」
「ああ、出会った時に一度だけ。ミオが俺を連れ出してくれた時だ」
あの日サニアに差し出した操を救ってくれた日。いや思い返せば、船から帝国を眺めた日から、ミオは俺の手を引き、何度も救ってくれた。翼がなくとも、自由を与えてくれたのだ。
ミオは荷台を水平のままゆっくりと上昇し、ある程度の高さまで来たところでゆっくりと前進をはじめる。
「少しずつ速めるけど、屋根が飛んでいきそうだったら言ってね!」
ミオはそう言い残し、どんどんと加速する。荷台に設られた窓から3人、不毛の大地と呼ばれる大陸を見つめる。
「もうあんなに小さくなってる。僕たちの家は意外に海から近いんだね」
ユキがボソッと呟いた。確かに森に囲まれている手前、小さく見える自分達の家が海に近いことを認識せずにいた。
「なんだかこんな景色を見ると、小さなことで悩んでいたなと思わされるな」
メアの言葉にユキが振り返る。悩みでもあるのかといったユキの表情に、メアはものの例えだ、と小さく笑った。
船で海を渡る場合には5日。海上から見る船の速度はどんな程度か不明だったが、ミオの滑空速度は明らかに速い。荷台の屋根を心配して時々窓に顔を寄せるが、ドワーフの造るそれは屈強で、最後まで飛ばされることはなかった。
海ばかりの風景に飽きはじめた夕方に、ミオが声をあげた。
「帝国が見えてきたよ! みんな起きてる?」
ミオの言葉に俺は窓から身を乗り出した。夕日に照らされ街の輪郭が輝いている。その風景に胸がキュッと押しつぶされそうになる。
「ミオ、東側に森がある! 帝国は手付かずの自然か人が住う街かで分かれているんだ! ひとまず森に降りて休もう!」
「わかった!」
ミオは返事と共に右に大きく旋回する。荷馬車が傾き、ユキがメアを抱いた。そしてミオはゆっくりと懐かしい匂いのする森に降り立った。
野営が長かったからテントを立てて火を起こすまで、そう時間はかからなかった。飲まず食わずで飛行してきたミオを労い、ユキが豪華な食事を用意する。
「これ、姉様と僕からのお土産。あっちの大陸ではバタバタしてたから……でもまさか帝国で振る舞うなんて、想像もしてなかった」
ユキから皿を受け取ると、人族の姿に戻ったミオはガツガツと食べはじめた。
「美味しい! これ東の高山の名物なのか?」
「ああ。私も百年以上生きているが、こんな美味しいものがあったなんて知りもしなかった。ユキのおかげだよ」
「姉様……」
「それに、お土産を買って行ってやりたいなんて思える奴ができるなんてな。ユキと出会わなければ、なにも知らず、ただ現状に不満を垂れ流して生きていくだけの、つまらん人生だった。それに、帝国に来れるなんてな」
メアの改まった言葉の数々に、俺は心がザワザワと騒がしくなる。
「メア。俺は腕を取り戻しに来たという名目で来ているが、正直腕などどうでもいい。先日俺の腕を奪ったアデル、俺の弟が今も闇の中で1人もがいている。それを救い出したいんだ。それは弟が願ったことではない。俺自身がそう願っている。だから……」
メアが目を丸めて俺を見る。だから助け舟を求めてミオを見た。
「レジーはメアに無理してほしくないって」
メアはそんなことか、と笑う。確かにそうだ。なぜ俺は自分自身が感じている不安を、ミオのように簡単に言葉にできないのだろうと思う。
「メアに気を使ってるんだよ。戦士としては優秀だからね。でもメアは妊娠していないよ」
ミオの言葉に全員が驚き、ユキに至ってはカトラリーを地面に落とした。
「大切なことだろ。メアはタンクだけど女性でもあるんだから。身重の女性を戦わせるわけにはいかない」
メアがポカンとしている中で、ユキが恥ずかしそうに口を開く。
「別に今回のこととは関係ないんだよ。姉様ともう少しだけ2人きりがいいんだ。姉様もそうでしょ?」
メアはみるみる顔を赤くしながらも、俺たちに気を使って、ガクガクと首を縦に振る。
「レジーはさ、そういうこと気にしてる割に口に出せないからさ。こどもなんだよ、まったく。メアもユキも、レジーが大好きなんだぞ?」
ミオがしたり顔でスプーンを俺に向ける。
「ああ、本当に。俺はこどもだな」
焚き火の薪が爆ぜ、カタンと折れた。火の粉が舞い上がり夜空に消えていく。それが、あの大陸での命が消える時のような煌めきに似ていると感じた。
「まだ住んでいるか分からないが、明日は俺の家に行って、アデルに会いたいと思っている。ただメアが港で聞いた通り、今帝国がどうなっているのかよくわからない」
「そうだな。弟アデルは帝国ではなにをやっているのだ?」
メアの質問に俺も正確には答えられなかった。
「俺と同じポストというのであれば、騎士団長なのだろうが……正直あの若さで務まるようには思えない。それに陛下の側近だとしても、やはり若すぎる気がする。統治とはある程度経験則が必要な側面があって、1年2年務めただけでそれが叶うとは思えないのだ」
「なんだかなにもかも滅茶苦茶だな。だから反発が絶えないのか? 帝都に攻め込んでくる理由も全くわからんしな」
メアの疑問は的を得ていた。そしてそれを招いた責任の一端は俺が担っている気がしていた。帝国とは君主制であるが、蓋を開けてみれば寡頭制に他ならない。認めたくもなかったが、自身が持っていた権力が大きすぎたのだ。だから抜けたポストに寡頭勢力が群がり、帝国を混乱させている。そしてその派閥争いが火種となって、下克上にまで発展してしまったのだろう。
俺はその責任を放棄してこの帝国を離れた。本来ならば打首になろうとも、後任者や指揮権を委譲できる者を提言しなければならなかったのだ。
人目につかない森で、ミオが竜神になり、荷台を背負う。雨風凌げるように屋根付きのそれは、ミオが地面に這いつくばらないと乗り込めない高さだった。そこへ当面の生活資材などをメアとユキが積み込んでいく。
「ミオは雨に濡れてしまうな」
俺の何気ない一言にミオは驚いて目を丸くする。
「レジーはなんにもわかっていないな! 俺は雨を司る竜神なんだよ?」
「雨に濡れないのか?」
「そうだよ! 雨に当たっても濡れないよ!」
「ミオ、レジー、喧嘩は後にしな。ミオが這いつくばったままで可哀想だ。はやく出発するぞ」
メアは笑いを堪えながら俺を嗜める。そうして全員が乗り込むと、ミオはゆっくりと上昇をしはじめた。
「翼がないのに浮くなんて、すごいよね。レジーはミオと飛んだことがあるの?」
「ああ、出会った時に一度だけ。ミオが俺を連れ出してくれた時だ」
あの日サニアに差し出した操を救ってくれた日。いや思い返せば、船から帝国を眺めた日から、ミオは俺の手を引き、何度も救ってくれた。翼がなくとも、自由を与えてくれたのだ。
ミオは荷台を水平のままゆっくりと上昇し、ある程度の高さまで来たところでゆっくりと前進をはじめる。
「少しずつ速めるけど、屋根が飛んでいきそうだったら言ってね!」
ミオはそう言い残し、どんどんと加速する。荷台に設られた窓から3人、不毛の大地と呼ばれる大陸を見つめる。
「もうあんなに小さくなってる。僕たちの家は意外に海から近いんだね」
ユキがボソッと呟いた。確かに森に囲まれている手前、小さく見える自分達の家が海に近いことを認識せずにいた。
「なんだかこんな景色を見ると、小さなことで悩んでいたなと思わされるな」
メアの言葉にユキが振り返る。悩みでもあるのかといったユキの表情に、メアはものの例えだ、と小さく笑った。
船で海を渡る場合には5日。海上から見る船の速度はどんな程度か不明だったが、ミオの滑空速度は明らかに速い。荷台の屋根を心配して時々窓に顔を寄せるが、ドワーフの造るそれは屈強で、最後まで飛ばされることはなかった。
海ばかりの風景に飽きはじめた夕方に、ミオが声をあげた。
「帝国が見えてきたよ! みんな起きてる?」
ミオの言葉に俺は窓から身を乗り出した。夕日に照らされ街の輪郭が輝いている。その風景に胸がキュッと押しつぶされそうになる。
「ミオ、東側に森がある! 帝国は手付かずの自然か人が住う街かで分かれているんだ! ひとまず森に降りて休もう!」
「わかった!」
ミオは返事と共に右に大きく旋回する。荷馬車が傾き、ユキがメアを抱いた。そしてミオはゆっくりと懐かしい匂いのする森に降り立った。
野営が長かったからテントを立てて火を起こすまで、そう時間はかからなかった。飲まず食わずで飛行してきたミオを労い、ユキが豪華な食事を用意する。
「これ、姉様と僕からのお土産。あっちの大陸ではバタバタしてたから……でもまさか帝国で振る舞うなんて、想像もしてなかった」
ユキから皿を受け取ると、人族の姿に戻ったミオはガツガツと食べはじめた。
「美味しい! これ東の高山の名物なのか?」
「ああ。私も百年以上生きているが、こんな美味しいものがあったなんて知りもしなかった。ユキのおかげだよ」
「姉様……」
「それに、お土産を買って行ってやりたいなんて思える奴ができるなんてな。ユキと出会わなければ、なにも知らず、ただ現状に不満を垂れ流して生きていくだけの、つまらん人生だった。それに、帝国に来れるなんてな」
メアの改まった言葉の数々に、俺は心がザワザワと騒がしくなる。
「メア。俺は腕を取り戻しに来たという名目で来ているが、正直腕などどうでもいい。先日俺の腕を奪ったアデル、俺の弟が今も闇の中で1人もがいている。それを救い出したいんだ。それは弟が願ったことではない。俺自身がそう願っている。だから……」
メアが目を丸めて俺を見る。だから助け舟を求めてミオを見た。
「レジーはメアに無理してほしくないって」
メアはそんなことか、と笑う。確かにそうだ。なぜ俺は自分自身が感じている不安を、ミオのように簡単に言葉にできないのだろうと思う。
「メアに気を使ってるんだよ。戦士としては優秀だからね。でもメアは妊娠していないよ」
ミオの言葉に全員が驚き、ユキに至ってはカトラリーを地面に落とした。
「大切なことだろ。メアはタンクだけど女性でもあるんだから。身重の女性を戦わせるわけにはいかない」
メアがポカンとしている中で、ユキが恥ずかしそうに口を開く。
「別に今回のこととは関係ないんだよ。姉様ともう少しだけ2人きりがいいんだ。姉様もそうでしょ?」
メアはみるみる顔を赤くしながらも、俺たちに気を使って、ガクガクと首を縦に振る。
「レジーはさ、そういうこと気にしてる割に口に出せないからさ。こどもなんだよ、まったく。メアもユキも、レジーが大好きなんだぞ?」
ミオがしたり顔でスプーンを俺に向ける。
「ああ、本当に。俺はこどもだな」
焚き火の薪が爆ぜ、カタンと折れた。火の粉が舞い上がり夜空に消えていく。それが、あの大陸での命が消える時のような煌めきに似ていると感じた。
「まだ住んでいるか分からないが、明日は俺の家に行って、アデルに会いたいと思っている。ただメアが港で聞いた通り、今帝国がどうなっているのかよくわからない」
「そうだな。弟アデルは帝国ではなにをやっているのだ?」
メアの質問に俺も正確には答えられなかった。
「俺と同じポストというのであれば、騎士団長なのだろうが……正直あの若さで務まるようには思えない。それに陛下の側近だとしても、やはり若すぎる気がする。統治とはある程度経験則が必要な側面があって、1年2年務めただけでそれが叶うとは思えないのだ」
「なんだかなにもかも滅茶苦茶だな。だから反発が絶えないのか? 帝都に攻め込んでくる理由も全くわからんしな」
メアの疑問は的を得ていた。そしてそれを招いた責任の一端は俺が担っている気がしていた。帝国とは君主制であるが、蓋を開けてみれば寡頭制に他ならない。認めたくもなかったが、自身が持っていた権力が大きすぎたのだ。だから抜けたポストに寡頭勢力が群がり、帝国を混乱させている。そしてその派閥争いが火種となって、下克上にまで発展してしまったのだろう。
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