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転生しました
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瞼を刺す眩しさに意識が浮上していきます。最初に目に入ったのは、ゆらゆらと揺れるカーテン?壁のようにぐるっと周りを囲っています。
え?
ここは・・・・。
ああ。私の寝室でした。
「お早うございます、シャルロット様」
私を起こす専属侍女クロエの声が天蓋の外から聴こえました。
「おはよう、クロエ」
「お誕生日のおめでとうございます」
「ありがとう」
「さあ、今日は忙しいですよ。お着替えいたしましょう」
私は、シャルロット・フォンテーヌ。公爵家の息女として、この世界に転生してきました。今日、5歳の誕生日に過去世を含めて転生前に神様と交わした言葉を思い出すようにセットされていたようです。この世界に馴染めるようにとの神様の心遣いだと感じました。混乱もなく5歳までの記憶と融合しています。意識すれば私の過ごした過去世の全てに繋がります。ですが、わたしはこの世界の住人であり、フォンテーヌ家の5歳児であるというのがベースにあります。
「おはようございます、お父様、お母様、お兄様」
「「「おはよう」」」
「誕生日おめでとう、私の可愛い天使」
「ありがとうございます、お父様」
抱き上げた私の額にキスをして、蕩けそうな笑顔をいただきました。お父様は、空色の髪に菫色の瞳をした美丈夫です。まだ、20代後半ですが、魔法師団長を務める傍ら、魔道具を扱う商会の会頭もしています。
そう、ここは、魔法のある世界でした。私はまだ見たことがないけど私も使えるといいなぁ。
「誕生日おめでとう、ロッテ。5歳ね」
「ありがとうございます、お母様」
お父様に抱っこされた私の頬にキスを落として、にっこりと微笑んでいます。お母様は、黄金色の髪に桜色の瞳をした黙って立っていれば儚げな美女です。そう、黙って立っていれば・・・・。中身は結構なお転婆で、騎士や魔法師相手に戦えるだけの実力の持ち主だとか。お父様はそこに惚れたらしいです。
「お誕生日おめでとう、僕のロッテ」
「ありがとうございます、お兄様」
お兄様はお父様から私を受け取り、ぎゅうっとハグをしながら、頬と額にキスをして満足そうです。お兄様は、お母様譲りの黄金色の髪にお父様譲りの菫色の瞳をした美少年です。私の3歳上で今年8歳ですが、私なんかが妹で申し訳なくなるほどの可愛さです。将来は美青年間違いなしです。
このやり取りからも分かる通り、お父様を筆頭に全員が私を溺愛していると言っても過言ではありません。我が儘令嬢になっていないのは、一重に私の、おっとりぽわぽわな性格ゆえだろうと思います。私も家族が大好きです。
「さあ、私のお姫様。今日のパーティーは特別だからね?緊張していない?」
「大丈夫です」
「お父様、心配だから僕がずっとついてるよ」
「うん、そうしてくれるかな?私たちは挨拶回りもあるからアレクが一緒なら安心だ」
「まあ、あなたったら。アレックスも心配性ね。大丈夫よ。ロッテはこんなに素敵なレディなんですもの」
「お母様、だから心配なんじゃない」
「そうだよ。こんなに可愛い天使に変な虫でもついたら大変だ」
過保護・・・・。
「あらあら。じゃあ、アレクにお願いできるかしら?」
「もちろん!任せてよ。ロッテは僕から離れちゃダメだよ?」
「はい、お兄様」
にっこりと頷くとお兄様の顔はフニャと崩れ、お父様には抱き締められました。
何故でしょう?
それにしても、お父様とお兄様、心配不要です。私はふたりが思うほど可愛くはありませんから。このキラキラな両親から産まれたはずの私ですが、外見はとっても地味なのです。濃抹茶色の髪に枯草色の瞳。これは、お父様のお祖父様の色です。お祖父様は領地でお祖母様と暮らしていますが、今日のパーティーに間に合うようにわざわざ領地から来てくださいます。なかなかお会いできないので、今日は楽しみでしかたありません。
蜜柑色やさくらんぼ色、若葉色等、綺麗な色の髪や瞳が多く存在する中、私の色はとても地味なのです。
家族揃っての朝食の後は、パーティーのためにドレスを着替えます。今日のために誂えた特別なドレス。蜜柑色に 檸檬色のレースを纏わせたふんわりドレス。お母様とお父様が私のために用意してくれた世界にひとつだけのドレス。
私に似合うかは別として、とても嬉しい。せめて、このドレスに見合う淑女として恥ずかしくない振る舞いをしようと心に決めました。
支度が終わり家族の待つサンルームへと足を踏み入れると、そこには、今日のために駆けつけてくれたお祖父様たちが私を待っていてくれました。お母様のお祖父様とお祖母様もいます。
「お祖父様!」
私は久しぶりに会うお祖父様に嬉しくなり思わず駆け寄ってしまいました。お父様のお祖父様は、自分にそっくりな髪と瞳を持つ私をことのほか可愛がってくださいます。
「あらあら、お転婆さんだこと」
お祖母様の笑いを噛み殺した声に、はっとして慌てて淑女の礼をとりました。
「お祖父様、お祖母様。本日はお越しくださり、有難うございます」
「フフ、良くできました」
「ロッテちゃん。お誕生日おめでとう」
「ありがとうございます」
両家のお祖父様とお祖母様から誕生日のお祝いを戴きました。どれも5歳児には高価すぎて気後れしてしまうものばかりです。これが貴族というものなのでしょうか?これに慣れるのは、私には至難の技に思えてしまいます。
「ロッテ、父上たちも。今日はガーデンパーティーです。庭に移動しよう」
こうして、私の5歳の誕生日パーティーが始まりました。
え?
ここは・・・・。
ああ。私の寝室でした。
「お早うございます、シャルロット様」
私を起こす専属侍女クロエの声が天蓋の外から聴こえました。
「おはよう、クロエ」
「お誕生日のおめでとうございます」
「ありがとう」
「さあ、今日は忙しいですよ。お着替えいたしましょう」
私は、シャルロット・フォンテーヌ。公爵家の息女として、この世界に転生してきました。今日、5歳の誕生日に過去世を含めて転生前に神様と交わした言葉を思い出すようにセットされていたようです。この世界に馴染めるようにとの神様の心遣いだと感じました。混乱もなく5歳までの記憶と融合しています。意識すれば私の過ごした過去世の全てに繋がります。ですが、わたしはこの世界の住人であり、フォンテーヌ家の5歳児であるというのがベースにあります。
「おはようございます、お父様、お母様、お兄様」
「「「おはよう」」」
「誕生日おめでとう、私の可愛い天使」
「ありがとうございます、お父様」
抱き上げた私の額にキスをして、蕩けそうな笑顔をいただきました。お父様は、空色の髪に菫色の瞳をした美丈夫です。まだ、20代後半ですが、魔法師団長を務める傍ら、魔道具を扱う商会の会頭もしています。
そう、ここは、魔法のある世界でした。私はまだ見たことがないけど私も使えるといいなぁ。
「誕生日おめでとう、ロッテ。5歳ね」
「ありがとうございます、お母様」
お父様に抱っこされた私の頬にキスを落として、にっこりと微笑んでいます。お母様は、黄金色の髪に桜色の瞳をした黙って立っていれば儚げな美女です。そう、黙って立っていれば・・・・。中身は結構なお転婆で、騎士や魔法師相手に戦えるだけの実力の持ち主だとか。お父様はそこに惚れたらしいです。
「お誕生日おめでとう、僕のロッテ」
「ありがとうございます、お兄様」
お兄様はお父様から私を受け取り、ぎゅうっとハグをしながら、頬と額にキスをして満足そうです。お兄様は、お母様譲りの黄金色の髪にお父様譲りの菫色の瞳をした美少年です。私の3歳上で今年8歳ですが、私なんかが妹で申し訳なくなるほどの可愛さです。将来は美青年間違いなしです。
このやり取りからも分かる通り、お父様を筆頭に全員が私を溺愛していると言っても過言ではありません。我が儘令嬢になっていないのは、一重に私の、おっとりぽわぽわな性格ゆえだろうと思います。私も家族が大好きです。
「さあ、私のお姫様。今日のパーティーは特別だからね?緊張していない?」
「大丈夫です」
「お父様、心配だから僕がずっとついてるよ」
「うん、そうしてくれるかな?私たちは挨拶回りもあるからアレクが一緒なら安心だ」
「まあ、あなたったら。アレックスも心配性ね。大丈夫よ。ロッテはこんなに素敵なレディなんですもの」
「お母様、だから心配なんじゃない」
「そうだよ。こんなに可愛い天使に変な虫でもついたら大変だ」
過保護・・・・。
「あらあら。じゃあ、アレクにお願いできるかしら?」
「もちろん!任せてよ。ロッテは僕から離れちゃダメだよ?」
「はい、お兄様」
にっこりと頷くとお兄様の顔はフニャと崩れ、お父様には抱き締められました。
何故でしょう?
それにしても、お父様とお兄様、心配不要です。私はふたりが思うほど可愛くはありませんから。このキラキラな両親から産まれたはずの私ですが、外見はとっても地味なのです。濃抹茶色の髪に枯草色の瞳。これは、お父様のお祖父様の色です。お祖父様は領地でお祖母様と暮らしていますが、今日のパーティーに間に合うようにわざわざ領地から来てくださいます。なかなかお会いできないので、今日は楽しみでしかたありません。
蜜柑色やさくらんぼ色、若葉色等、綺麗な色の髪や瞳が多く存在する中、私の色はとても地味なのです。
家族揃っての朝食の後は、パーティーのためにドレスを着替えます。今日のために誂えた特別なドレス。蜜柑色に 檸檬色のレースを纏わせたふんわりドレス。お母様とお父様が私のために用意してくれた世界にひとつだけのドレス。
私に似合うかは別として、とても嬉しい。せめて、このドレスに見合う淑女として恥ずかしくない振る舞いをしようと心に決めました。
支度が終わり家族の待つサンルームへと足を踏み入れると、そこには、今日のために駆けつけてくれたお祖父様たちが私を待っていてくれました。お母様のお祖父様とお祖母様もいます。
「お祖父様!」
私は久しぶりに会うお祖父様に嬉しくなり思わず駆け寄ってしまいました。お父様のお祖父様は、自分にそっくりな髪と瞳を持つ私をことのほか可愛がってくださいます。
「あらあら、お転婆さんだこと」
お祖母様の笑いを噛み殺した声に、はっとして慌てて淑女の礼をとりました。
「お祖父様、お祖母様。本日はお越しくださり、有難うございます」
「フフ、良くできました」
「ロッテちゃん。お誕生日おめでとう」
「ありがとうございます」
両家のお祖父様とお祖母様から誕生日のお祝いを戴きました。どれも5歳児には高価すぎて気後れしてしまうものばかりです。これが貴族というものなのでしょうか?これに慣れるのは、私には至難の技に思えてしまいます。
「ロッテ、父上たちも。今日はガーデンパーティーです。庭に移動しよう」
こうして、私の5歳の誕生日パーティーが始まりました。
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