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不測の事態、発生しました
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翌日は早朝からトバナイ鳥を仕留めに向かいます。ちなみに朝食はコッコのつくね、トマトスープ、山芋のスライスとタマネギの炒め物、温野菜。お昼はハンバーガーにチップス、蒸かしたジャガイモとトウモロコシ、オニオンスープです。
「どう?ランス」
レオナルド様が索敵しているランスロット様に尋ねました。
「巣まではあと5分くらいか。3体は巣の外にいる。中には5、いや7だな」
「うん。完璧。巣の中には子供のトバナイ鳥がいるみたいだ。できれば、外のだけで課題分取れるといいんだけど」
「だな。子供いると警戒心も攻撃力も上がるんだよなぁ」
「巣立ち直前みたいだし、卵を抱えてるよりはマシだろ?」
「そうだな。よし!殺るか!ロッテは巣の中のトバナイ鳥が出てこないようにして。その後は、ミリーのサポートを頼む」
「分かりました」
「レオはこっちに向かってきてるゴールドベアの群れを頼む。20体だから一瞬だろ?」
「了解」
「俺とミリーは外にいるトバナイ鳥の首を飛ばすぞ」
「分かりましたわ」
「GO!」
私は、巣の入り口に結界を張り、トバナイ鳥を閉じ込めました。そして、ミリーの元に移動し、首を跳ねやすくするためにトバナイ鳥を追い込みます。ミリーは危なげなくトバナイ鳥を仕留めました。私はすぐさまそれを解体し、その肉と羽毛を回収します。課題分になれば余計な殺生は必要ありません。トバナイ鳥はそれほど好戦的な魔獣ではないからです。森の魔力の濃い場所に巣を作り、魔法攻撃に耐性があるため、討伐し辛いとされているだけです。
「ロッテ。どんな感じ?」
ゴールドベアを解体しているレオナルド様がトバナイ鳥の獲れ高を尋ねてきました。
「わたくしは肉が1.5Kgと羽毛が200gくらいかしら?」
「俺のところに肉が2Kgと羽毛が150gはあるぞ」
「わたくしのところで肉が2Kgと羽毛が200gはありますわ」
「よし!課題終了!レオ、ゴールドベアはどうした?」
「毛皮と魔石を取って、肉はマジックバッグだよ」
「じゃ、戻ろうぜ」
課題を達成した私たちは寄り道することなく明日の早朝から学園に帰るという選択をしました。これが、間違いだったのかもしれません。帰る道すがらにもこの先調薬で必要になる薬草や魔道具作りに役立ちそうな素材を集めていきます。魔獣もちらほらと出てきますが、ランスロット様とミリーナ様が嬉々として狩っていますからお任せです。のんびりと戻ってきた割には、今朝出発した野営地に日が沈むより大分早く着いてしまいました。明日のことも考えて今日は早めに就寝です。
翌日は陽が昇るとすぐに出発し、表層域にはお茶の時間くらいには辿り着きました。
「さて、ここからは別の意味で気を抜けないよ」
「隠密で行動しますか?」
「いや、それはふたりの負担が大きいからな。森を抜けるまでは索敵で避けていく。あいつらは今頃どの辺りだろうな?近くに反応はないが・・・・」
ランスロット様はそう言うと、顔を別の方へと向けました。
「よう!レオにランス。もう戻ってきたのか?」
どうやら、ドミニク様たちのパーティーに気付いていたようです。
「ミリーもロッテも無事で良かったですわ。もう帰りますの?」
「ああ。見つかる前にな」
「お前たちも大変だな」
エドガー様たちから同情の眼差しを頂いてしまいました。レオナルド様はドミニク様とキャロライン様から何か情報を得たようです。
「レオ、何か分かりまし・・・・」
グオオオオオオオオオオ!!!
突然、魔獣の咆哮が森に響き渡しました。そして、ブワン!!!ブワン!!!ブワン!!!と立っていられないほどの風が巻き起こります。
「全員、待避!!!」
お兄様の声に、呆気にとられていた私たちは正気を取り戻し、すぐさまその場から離れようとしましたが、風の勢いがありすぎて立っているのがやっとです。そうして耐えていると、咆哮の主が姿を現しました。
「ブローバード・・・・」
ブローバードとは、鳥型の魔獣の中で頂点に近くに位置する最も危険な魔獣のひとつです。この森の奥深く深層域よりもさらに深いところにいるとされていますが、今まで見た者はいなかったはずです。
「なんでこんなところに・・・・?」
ブローバードは、目敏く私たちを見つけたようです。明らかにこちらに向かってきました。全員の顔色が青から白に変わっていきます。誰もブローバードから目を離すことはしません。あれと戦えそうなのは、私とレオナルド様、お兄様、魔法師がひとりと第6騎士隊の騎士3人。ランスロット様とミリーナ様は戦いたいと言いそうです。護衛のお姉様たちにはドミニク様たちの護衛を担ってもらうことになりそうです。
「これと戦えるやつは?」
第6騎士隊のひとりが冷静に尋ねてきました。思っていた通りレオナルド様とお兄様、魔法師の方、第6部隊のふたりとランスロット様とミリーナ様が名乗り出ました。もちろん私もです。
「よし。他のやつらは戦闘が始まる前に速やかに撤退。アレク!このふたりどのくらい使える?」
お兄様に私とレオナルド様の戦闘能力を確認しています。その人は、なんと第6部隊の隊長さんでした。ランスロット様とミリーナ様の戦闘力は把握しているようです。
「ロッテとレオは第6部隊と同じ扱いでいい」
「妥当な評価だ。よし、作戦を伝える!」
こうして私たちは、野外実習なのにブローバードを討伐することになったのです。
「どう?ランス」
レオナルド様が索敵しているランスロット様に尋ねました。
「巣まではあと5分くらいか。3体は巣の外にいる。中には5、いや7だな」
「うん。完璧。巣の中には子供のトバナイ鳥がいるみたいだ。できれば、外のだけで課題分取れるといいんだけど」
「だな。子供いると警戒心も攻撃力も上がるんだよなぁ」
「巣立ち直前みたいだし、卵を抱えてるよりはマシだろ?」
「そうだな。よし!殺るか!ロッテは巣の中のトバナイ鳥が出てこないようにして。その後は、ミリーのサポートを頼む」
「分かりました」
「レオはこっちに向かってきてるゴールドベアの群れを頼む。20体だから一瞬だろ?」
「了解」
「俺とミリーは外にいるトバナイ鳥の首を飛ばすぞ」
「分かりましたわ」
「GO!」
私は、巣の入り口に結界を張り、トバナイ鳥を閉じ込めました。そして、ミリーの元に移動し、首を跳ねやすくするためにトバナイ鳥を追い込みます。ミリーは危なげなくトバナイ鳥を仕留めました。私はすぐさまそれを解体し、その肉と羽毛を回収します。課題分になれば余計な殺生は必要ありません。トバナイ鳥はそれほど好戦的な魔獣ではないからです。森の魔力の濃い場所に巣を作り、魔法攻撃に耐性があるため、討伐し辛いとされているだけです。
「ロッテ。どんな感じ?」
ゴールドベアを解体しているレオナルド様がトバナイ鳥の獲れ高を尋ねてきました。
「わたくしは肉が1.5Kgと羽毛が200gくらいかしら?」
「俺のところに肉が2Kgと羽毛が150gはあるぞ」
「わたくしのところで肉が2Kgと羽毛が200gはありますわ」
「よし!課題終了!レオ、ゴールドベアはどうした?」
「毛皮と魔石を取って、肉はマジックバッグだよ」
「じゃ、戻ろうぜ」
課題を達成した私たちは寄り道することなく明日の早朝から学園に帰るという選択をしました。これが、間違いだったのかもしれません。帰る道すがらにもこの先調薬で必要になる薬草や魔道具作りに役立ちそうな素材を集めていきます。魔獣もちらほらと出てきますが、ランスロット様とミリーナ様が嬉々として狩っていますからお任せです。のんびりと戻ってきた割には、今朝出発した野営地に日が沈むより大分早く着いてしまいました。明日のことも考えて今日は早めに就寝です。
翌日は陽が昇るとすぐに出発し、表層域にはお茶の時間くらいには辿り着きました。
「さて、ここからは別の意味で気を抜けないよ」
「隠密で行動しますか?」
「いや、それはふたりの負担が大きいからな。森を抜けるまでは索敵で避けていく。あいつらは今頃どの辺りだろうな?近くに反応はないが・・・・」
ランスロット様はそう言うと、顔を別の方へと向けました。
「よう!レオにランス。もう戻ってきたのか?」
どうやら、ドミニク様たちのパーティーに気付いていたようです。
「ミリーもロッテも無事で良かったですわ。もう帰りますの?」
「ああ。見つかる前にな」
「お前たちも大変だな」
エドガー様たちから同情の眼差しを頂いてしまいました。レオナルド様はドミニク様とキャロライン様から何か情報を得たようです。
「レオ、何か分かりまし・・・・」
グオオオオオオオオオオ!!!
突然、魔獣の咆哮が森に響き渡しました。そして、ブワン!!!ブワン!!!ブワン!!!と立っていられないほどの風が巻き起こります。
「全員、待避!!!」
お兄様の声に、呆気にとられていた私たちは正気を取り戻し、すぐさまその場から離れようとしましたが、風の勢いがありすぎて立っているのがやっとです。そうして耐えていると、咆哮の主が姿を現しました。
「ブローバード・・・・」
ブローバードとは、鳥型の魔獣の中で頂点に近くに位置する最も危険な魔獣のひとつです。この森の奥深く深層域よりもさらに深いところにいるとされていますが、今まで見た者はいなかったはずです。
「なんでこんなところに・・・・?」
ブローバードは、目敏く私たちを見つけたようです。明らかにこちらに向かってきました。全員の顔色が青から白に変わっていきます。誰もブローバードから目を離すことはしません。あれと戦えそうなのは、私とレオナルド様、お兄様、魔法師がひとりと第6騎士隊の騎士3人。ランスロット様とミリーナ様は戦いたいと言いそうです。護衛のお姉様たちにはドミニク様たちの護衛を担ってもらうことになりそうです。
「これと戦えるやつは?」
第6騎士隊のひとりが冷静に尋ねてきました。思っていた通りレオナルド様とお兄様、魔法師の方、第6部隊のふたりとランスロット様とミリーナ様が名乗り出ました。もちろん私もです。
「よし。他のやつらは戦闘が始まる前に速やかに撤退。アレク!このふたりどのくらい使える?」
お兄様に私とレオナルド様の戦闘能力を確認しています。その人は、なんと第6部隊の隊長さんでした。ランスロット様とミリーナ様の戦闘力は把握しているようです。
「ロッテとレオは第6部隊と同じ扱いでいい」
「妥当な評価だ。よし、作戦を伝える!」
こうして私たちは、野外実習なのにブローバードを討伐することになったのです。
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