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第三章 出会い、とやらをされたらしくて
夏休み(1/3)
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夏休みに入って一週間が経つ。
その間はカナたちと魔法の勉強やら実践やらしているが正直ミラたちに隠し事をしてるのが申し訳なくて集中出来ないでいた。
そんな俺を察してかカナが話しかけてくる。
「シンヤ。どうしたんだい?何か悩み事でもあるのなら私で良ければ聞くよ?」
「カナ……俺……」
「うん」
「今度、ミラたちをここに呼ぼうと思うんだ……やっぱり駄目か?」
俺がそう言うとカナが困ったように笑う。
「……そうだね。あまりお勧めは出来ないかな。この森に住んでいるのは人が近付かないからに他ならないから」
「……そうか」
俺はそれだけ言うと自分の部屋に戻った。
そもそもこの世界での連絡手段ってどうなってるんだ?
携帯なんてものは当然ないし……
ファインたちは常に傍にいるから言いたいことはその場で言えば済むし……
家に突然行くのは失礼だし何より、ミラたちの家知らないし……
折角友達も増えたしみんなで遊びに行けたらって思ったのに……
ベッドの上でそんなことを考えていたらドアをノックされる。
ドアを開けるとセレンたちが立っていた。
「みんな?どうしたんだよ?」
「……カナを傷付けましたね?」
「は?」
「セレン、落ち着いて。シンヤに悪気はないんだから」
「そうだぜ?気持ちは分からなくもないしな」
「セレンの気持ちももちろん分かるけどお説教は後回しよ」
みんなの話の意味が分からず首を傾げる。
「何の話だ?」
俺がそう尋ねるとセレンにキッと睨みつけられアースがそれを宥めながら出て行く。
「セレン、落ち着いてって。もう部屋に戻ろう。後はファインたちに任せるよ」
「おう」
「分かったわ」
アースがドアを閉めたことを確認してからエアロが口を開く。
「さて……シンヤ、ミライヤたちと連絡取れてる?」
「は?取れてねぇよ。人間界では携帯で連絡取るんだ。それがこの世界にはないのにどうやって連絡取るんだよ」
「……まぁ、そうなるだろうな」
「そうね」
「だから、何が言いたいんだよ?」
「簡単な話よ。連絡取る手段を教えてあげましょうかってこと」
「お、教えてくれ!」
即答で答えた。
むしろ、そんな方法があるならなんですぐに教えてくれなかったんだ!
と思ったが口には出さず。
エアロたちの返答を待つ。
「……そう。教えてあげる代わりに条件が三つ」
「え?条件?」
「あぁ。一つ、連絡を取るなら絶対自分の部屋で一人のときにしろ。二つ、待ち合わせはこの森の近くで絶対するな。三つ……これが一番重要だ。絶対に誰であろうともこの家に呼ぶな。以上」
は、はぁっ!?
なんだそれ!!
「み、ミラたちにまだ隠し通せって言うのかよ!?」
「そうだ」
ファインに即答で答えられて言葉に詰まるとエアロが続く。
「シンヤ。前にも少し話したけど……ここはアタシたちの隠れ蓑なの。アタシたちは精霊だけど学校では妖精型として過ごしているでしょ?それは精霊とバレて狙われないためなのよ。もしアタシたちが精霊だとバレて捕まったら実験材料にしかならないわ。ミライヤたちを信用してない訳じゃないけどどこから漏れるか分からないからアタシたちは可能性のあるリスクを減らすの。忘れないで、シンヤ。困るのはシンヤじゃなくてアタシたちなのよ」
エアロの言葉に何も言えなくなる。
それでも何とか言い返そうと口を開くとファインに遮られた。
「一つ、話をしてやるよ」
そう言ってファインは話し始める。
ある精霊が面白半分に外に出た。
そこで魔族に出会う。
精霊は魔族から必死に逃げるが夜だったせいかすぐに追い付かれてもう駄目だと思ったその時、人間型に助けられた。
そのお陰で精霊は魔族には捕まらずに済んだ。
精霊は助けてくれた人間型にお礼を言って帰ろうと背を向けた瞬間、人間型に捕まった。
精霊は驚き慌てて一生懸命暴れて逃げ出そうとするがビクともしない。
結局逃げ出せないままどこかに連れて行かれた。
そこにはボロボロになった精霊が三人。
みんな髪を切られて一人は台の上に拘束されて助けてと泣き叫ぶ、もう一人は羽根をもがれて苦しんで虫の息、最後の一人はもう息をしてない……それを見た精霊はすぐに自分も同じになると悟った。
人間型は捕まえた精霊を鳥かごに入れる。
虫の息だった精霊はもう息をしていない。
人間型は泣き叫ぶ精霊に近付いて羽根を掴むと勢いよく引き千切った。
悲鳴を上げる精霊。
その痛みの衝撃からか二本目を引き千切られたときにはもう何も言わずぐったりしていて死んだと理解する。
その光景を目の当たりにした精霊は恐怖に震えあがった。
そして、自分の行動に後悔をする。
自分は死ぬんだ、そう思ったとき鳥かごが開いた。
その瞬間、精霊は逃げ出すが外には出られず結局また捕まって長い髪を切られる。
人間型はニヤニヤしながら『これで魔力が、精霊の力が手に入る』と言った。
それを聞いた瞬間、精霊は怒りを覚える。
必要だったのは髪と涙だけ。
羽根はコレクションしてただけだったからだ。
そして、精霊は怒りに身を任せて魔法を放った。
その魔法は簡単に家を燃やし尽くす。
人間型は焼け死に命を落とした精霊も跡形もなく燃えた。
「……生き残ったのは魔法を放った精霊のみ。大火事だったのにも関わらず周りの家には一切被害がなかった」
ファインの話を聞いて思わず唾を飲み込んで口を開く。
「……ま、まさか、その精霊って……」
俺がそう問いかけるとファインは頷いた。
「そう。俺だ。俺がいないことに気付いたカナたちが一生懸命俺を探して見つけたときには燃えている火の中で倒れてたらしい。それをカナが助けてくれたんだが火事を起こした犯人にされてな。でも、すぐにその人間型の自殺扱いになった。まぁ、そんなことがあったから精霊ってバレるとヤバいんだわ。シンヤには辛いと思うけど俺らが卒業するまで我慢してくれ。それまでの条件ってことだ。分かってくれ、シンヤ」
ファインに頭まで下げられてしまっては頷く他ない。
「分かった。約束する」
俺はそう言って指切りの代わりに拳を突き出す。
ファインはそれに応えるかのように拳をぶつけてきた。
その間はカナたちと魔法の勉強やら実践やらしているが正直ミラたちに隠し事をしてるのが申し訳なくて集中出来ないでいた。
そんな俺を察してかカナが話しかけてくる。
「シンヤ。どうしたんだい?何か悩み事でもあるのなら私で良ければ聞くよ?」
「カナ……俺……」
「うん」
「今度、ミラたちをここに呼ぼうと思うんだ……やっぱり駄目か?」
俺がそう言うとカナが困ったように笑う。
「……そうだね。あまりお勧めは出来ないかな。この森に住んでいるのは人が近付かないからに他ならないから」
「……そうか」
俺はそれだけ言うと自分の部屋に戻った。
そもそもこの世界での連絡手段ってどうなってるんだ?
携帯なんてものは当然ないし……
ファインたちは常に傍にいるから言いたいことはその場で言えば済むし……
家に突然行くのは失礼だし何より、ミラたちの家知らないし……
折角友達も増えたしみんなで遊びに行けたらって思ったのに……
ベッドの上でそんなことを考えていたらドアをノックされる。
ドアを開けるとセレンたちが立っていた。
「みんな?どうしたんだよ?」
「……カナを傷付けましたね?」
「は?」
「セレン、落ち着いて。シンヤに悪気はないんだから」
「そうだぜ?気持ちは分からなくもないしな」
「セレンの気持ちももちろん分かるけどお説教は後回しよ」
みんなの話の意味が分からず首を傾げる。
「何の話だ?」
俺がそう尋ねるとセレンにキッと睨みつけられアースがそれを宥めながら出て行く。
「セレン、落ち着いてって。もう部屋に戻ろう。後はファインたちに任せるよ」
「おう」
「分かったわ」
アースがドアを閉めたことを確認してからエアロが口を開く。
「さて……シンヤ、ミライヤたちと連絡取れてる?」
「は?取れてねぇよ。人間界では携帯で連絡取るんだ。それがこの世界にはないのにどうやって連絡取るんだよ」
「……まぁ、そうなるだろうな」
「そうね」
「だから、何が言いたいんだよ?」
「簡単な話よ。連絡取る手段を教えてあげましょうかってこと」
「お、教えてくれ!」
即答で答えた。
むしろ、そんな方法があるならなんですぐに教えてくれなかったんだ!
と思ったが口には出さず。
エアロたちの返答を待つ。
「……そう。教えてあげる代わりに条件が三つ」
「え?条件?」
「あぁ。一つ、連絡を取るなら絶対自分の部屋で一人のときにしろ。二つ、待ち合わせはこの森の近くで絶対するな。三つ……これが一番重要だ。絶対に誰であろうともこの家に呼ぶな。以上」
は、はぁっ!?
なんだそれ!!
「み、ミラたちにまだ隠し通せって言うのかよ!?」
「そうだ」
ファインに即答で答えられて言葉に詰まるとエアロが続く。
「シンヤ。前にも少し話したけど……ここはアタシたちの隠れ蓑なの。アタシたちは精霊だけど学校では妖精型として過ごしているでしょ?それは精霊とバレて狙われないためなのよ。もしアタシたちが精霊だとバレて捕まったら実験材料にしかならないわ。ミライヤたちを信用してない訳じゃないけどどこから漏れるか分からないからアタシたちは可能性のあるリスクを減らすの。忘れないで、シンヤ。困るのはシンヤじゃなくてアタシたちなのよ」
エアロの言葉に何も言えなくなる。
それでも何とか言い返そうと口を開くとファインに遮られた。
「一つ、話をしてやるよ」
そう言ってファインは話し始める。
ある精霊が面白半分に外に出た。
そこで魔族に出会う。
精霊は魔族から必死に逃げるが夜だったせいかすぐに追い付かれてもう駄目だと思ったその時、人間型に助けられた。
そのお陰で精霊は魔族には捕まらずに済んだ。
精霊は助けてくれた人間型にお礼を言って帰ろうと背を向けた瞬間、人間型に捕まった。
精霊は驚き慌てて一生懸命暴れて逃げ出そうとするがビクともしない。
結局逃げ出せないままどこかに連れて行かれた。
そこにはボロボロになった精霊が三人。
みんな髪を切られて一人は台の上に拘束されて助けてと泣き叫ぶ、もう一人は羽根をもがれて苦しんで虫の息、最後の一人はもう息をしてない……それを見た精霊はすぐに自分も同じになると悟った。
人間型は捕まえた精霊を鳥かごに入れる。
虫の息だった精霊はもう息をしていない。
人間型は泣き叫ぶ精霊に近付いて羽根を掴むと勢いよく引き千切った。
悲鳴を上げる精霊。
その痛みの衝撃からか二本目を引き千切られたときにはもう何も言わずぐったりしていて死んだと理解する。
その光景を目の当たりにした精霊は恐怖に震えあがった。
そして、自分の行動に後悔をする。
自分は死ぬんだ、そう思ったとき鳥かごが開いた。
その瞬間、精霊は逃げ出すが外には出られず結局また捕まって長い髪を切られる。
人間型はニヤニヤしながら『これで魔力が、精霊の力が手に入る』と言った。
それを聞いた瞬間、精霊は怒りを覚える。
必要だったのは髪と涙だけ。
羽根はコレクションしてただけだったからだ。
そして、精霊は怒りに身を任せて魔法を放った。
その魔法は簡単に家を燃やし尽くす。
人間型は焼け死に命を落とした精霊も跡形もなく燃えた。
「……生き残ったのは魔法を放った精霊のみ。大火事だったのにも関わらず周りの家には一切被害がなかった」
ファインの話を聞いて思わず唾を飲み込んで口を開く。
「……ま、まさか、その精霊って……」
俺がそう問いかけるとファインは頷いた。
「そう。俺だ。俺がいないことに気付いたカナたちが一生懸命俺を探して見つけたときには燃えている火の中で倒れてたらしい。それをカナが助けてくれたんだが火事を起こした犯人にされてな。でも、すぐにその人間型の自殺扱いになった。まぁ、そんなことがあったから精霊ってバレるとヤバいんだわ。シンヤには辛いと思うけど俺らが卒業するまで我慢してくれ。それまでの条件ってことだ。分かってくれ、シンヤ」
ファインに頭まで下げられてしまっては頷く他ない。
「分かった。約束する」
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