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番外編
カナエールの学生時代 出会い
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魔法学校なんてくだらない。
何が切磋琢磨して己の魔力を磨こう、だ。
出来る奴はうんと褒め、出来ない奴は即捨てる。
こんなところが学校?
笑えない。
両親が僕のためにとお金を払って入学した優秀な生徒が集うと有名なこの魔法学校は学校と呼ぶには相応しくないところだった。
優秀と言うのも名ばかりで本質はコツが掴めない奴は即退学と言う暴君に近い指導方針を掲げている。
入学当初は千を越える生徒もたった三日しか経っていないのにすでに三分の一が退学処分を受けていた。
当然、抗議すれば教師に逆らったとして退学。
それは横暴ではないかと言う意見をした者は停学処分を受ける。
こんなところに三年も通わなくてはならないと思うと正直もう眩暈しか起こらない。
僕は先生の話を右から左に流し頬杖をつきながら外を見ていた。
不意に声をかけられる。
「おい!カナエール・ミリアータ!」
「!?」
僕は慌てて声のした方を見ると茶髪茶眼でツンツン頭の男がそこに立っていた。
「我の名はヴォルス・ベルゼン!巨人型だ!お前の種族は何だ?」
「……君に言う必要はない」
そう言って再び外を見始めると僕の顔の前にずいっと顔を覗かせる。
「そう言うな!我のことはヴォルスと呼べ!その白銀の髪からして……巨人型でも小人型でもないな……人間型か?いや、違うな……分かったぞ!妖精型だ!どうだ?当たりか?」
「……違う。邪魔をしないで。僕は独りが好きだから」
素っ気なくそう言うとヴォルスと名乗った男は大きな声で笑う。
「がっはっはっ!外したか!それじゃあ、やっぱり人間型か?」
僕は無視をすることに決めて返事をしないでいると後ろからクスクス笑う声がした。
「む?何か面白いことでもあったのか?ロキ・ヘルメスよ」
「ふふっ、いや、そうだね。面白くてつい。俺には彼が獣人型以外に見えないからね。獣人型の特徴、獣の耳が見えているのにまさか妖精型と間違えるなんて……ふふっ、面白いよ」
僕はその言葉を聞いて慌てて振り返る。
「なっ!?み、見えているの……?」
「え?あぁ、少なくとも俺には見えているよ」
魔法で見えなくしていたはずなのに……
僕が脱力していると目の前にスッと手を差し伸べられた。
手の先を追うと黒眼黒髪のショートヘアをした男と目が合う。
男はにっこり笑うと口を開いた。
「俺はロキ・ヘルメス。正真正銘の人間型さ。ロキと呼んでおくれ。良ければ俺と友達になってくれないかい?」
僕はロキの手を取り握手をする。
「……僕はカナエール・ミリアータ。カナエールで良い。これからよろしく。でも、僕はさっきも言ったけど独りが好きだから出来るなら独りにしてほしい」
ロキは笑顔を崩さないまま頷いた。
「あぁ、分かった。俺もゆっくり本を読みたいときがあるからね。よろしく頼むよ」
挨拶が済み手を離そうとしたらヴォルスと名乗る男が手を重ねてくる。
「我らはもう友達だろう!我のこともよろしく頼むぞ!がっはっはっ!」
僕はあからさまにうんざりした顔をしてしまったがロキは変わらずよろしくと言っていた。
ヴォルスの声のせいで他の生徒からの注目を浴びる。
その視線にもうんざりしていたら赤茶髪を三つ編みにしている赤眼の女が話しかけてきた。
「ヴォルス、五月蝿い!白銀の子、うんざりしてるじゃない!」
「む?そんなことはないぞ?アイリス」
「そんなことあるの!もー!ヴォルスがごめんね!コイツ、あたしの知り合いなの。あ!あたしはアイリス・チェルシーヌ。小人型だよ。アイリスって呼んで?よろしくね!」
そう言ってニコッと笑う彼女に金髪でロングヘアーの碧眼をした女が声をかける。
「……アイリス。そんな騒がしい奴らは放っておけ」
「もー!ミサは冷たいんだから!そんなこと言わないの!ほらほら!折角来たんだから自己紹介して?」
ミサと呼ばれた女は嫌そうな顔をしながら口を開いた。
「……ミーシャ・フェアリーノだ。種族は妖精型。覚える必要はないしお前たちとよろしくするつもりもない」
「もー!そんなこと言って!本当は仲良くしたいんでしょ?ミサって呼んであげてね!」
「お、おい!アイリス!私にそんなつもりはないぞ……っ!」
「それで?白銀くんと黒髪くんの名前は?」
アイリスはミーシャと名乗った女の話をスルーしながら僕たちに笑いかける。
僕とロキは改めて自己紹介をして握手をした。
ミーシャとは無理矢理だったけれど。
これが僕たちの出会いだった――――
何が切磋琢磨して己の魔力を磨こう、だ。
出来る奴はうんと褒め、出来ない奴は即捨てる。
こんなところが学校?
笑えない。
両親が僕のためにとお金を払って入学した優秀な生徒が集うと有名なこの魔法学校は学校と呼ぶには相応しくないところだった。
優秀と言うのも名ばかりで本質はコツが掴めない奴は即退学と言う暴君に近い指導方針を掲げている。
入学当初は千を越える生徒もたった三日しか経っていないのにすでに三分の一が退学処分を受けていた。
当然、抗議すれば教師に逆らったとして退学。
それは横暴ではないかと言う意見をした者は停学処分を受ける。
こんなところに三年も通わなくてはならないと思うと正直もう眩暈しか起こらない。
僕は先生の話を右から左に流し頬杖をつきながら外を見ていた。
不意に声をかけられる。
「おい!カナエール・ミリアータ!」
「!?」
僕は慌てて声のした方を見ると茶髪茶眼でツンツン頭の男がそこに立っていた。
「我の名はヴォルス・ベルゼン!巨人型だ!お前の種族は何だ?」
「……君に言う必要はない」
そう言って再び外を見始めると僕の顔の前にずいっと顔を覗かせる。
「そう言うな!我のことはヴォルスと呼べ!その白銀の髪からして……巨人型でも小人型でもないな……人間型か?いや、違うな……分かったぞ!妖精型だ!どうだ?当たりか?」
「……違う。邪魔をしないで。僕は独りが好きだから」
素っ気なくそう言うとヴォルスと名乗った男は大きな声で笑う。
「がっはっはっ!外したか!それじゃあ、やっぱり人間型か?」
僕は無視をすることに決めて返事をしないでいると後ろからクスクス笑う声がした。
「む?何か面白いことでもあったのか?ロキ・ヘルメスよ」
「ふふっ、いや、そうだね。面白くてつい。俺には彼が獣人型以外に見えないからね。獣人型の特徴、獣の耳が見えているのにまさか妖精型と間違えるなんて……ふふっ、面白いよ」
僕はその言葉を聞いて慌てて振り返る。
「なっ!?み、見えているの……?」
「え?あぁ、少なくとも俺には見えているよ」
魔法で見えなくしていたはずなのに……
僕が脱力していると目の前にスッと手を差し伸べられた。
手の先を追うと黒眼黒髪のショートヘアをした男と目が合う。
男はにっこり笑うと口を開いた。
「俺はロキ・ヘルメス。正真正銘の人間型さ。ロキと呼んでおくれ。良ければ俺と友達になってくれないかい?」
僕はロキの手を取り握手をする。
「……僕はカナエール・ミリアータ。カナエールで良い。これからよろしく。でも、僕はさっきも言ったけど独りが好きだから出来るなら独りにしてほしい」
ロキは笑顔を崩さないまま頷いた。
「あぁ、分かった。俺もゆっくり本を読みたいときがあるからね。よろしく頼むよ」
挨拶が済み手を離そうとしたらヴォルスと名乗る男が手を重ねてくる。
「我らはもう友達だろう!我のこともよろしく頼むぞ!がっはっはっ!」
僕はあからさまにうんざりした顔をしてしまったがロキは変わらずよろしくと言っていた。
ヴォルスの声のせいで他の生徒からの注目を浴びる。
その視線にもうんざりしていたら赤茶髪を三つ編みにしている赤眼の女が話しかけてきた。
「ヴォルス、五月蝿い!白銀の子、うんざりしてるじゃない!」
「む?そんなことはないぞ?アイリス」
「そんなことあるの!もー!ヴォルスがごめんね!コイツ、あたしの知り合いなの。あ!あたしはアイリス・チェルシーヌ。小人型だよ。アイリスって呼んで?よろしくね!」
そう言ってニコッと笑う彼女に金髪でロングヘアーの碧眼をした女が声をかける。
「……アイリス。そんな騒がしい奴らは放っておけ」
「もー!ミサは冷たいんだから!そんなこと言わないの!ほらほら!折角来たんだから自己紹介して?」
ミサと呼ばれた女は嫌そうな顔をしながら口を開いた。
「……ミーシャ・フェアリーノだ。種族は妖精型。覚える必要はないしお前たちとよろしくするつもりもない」
「もー!そんなこと言って!本当は仲良くしたいんでしょ?ミサって呼んであげてね!」
「お、おい!アイリス!私にそんなつもりはないぞ……っ!」
「それで?白銀くんと黒髪くんの名前は?」
アイリスはミーシャと名乗った女の話をスルーしながら僕たちに笑いかける。
僕とロキは改めて自己紹介をして握手をした。
ミーシャとは無理矢理だったけれど。
これが僕たちの出会いだった――――
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