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目覚め
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目が覚めたら、見知らぬ天井が広がっていた。
清潔のある真っ白な空間と鼻に付く薬品のにおいで分かった。
ここは病院か。
起き上がろうとしたら、上手くバランスが取れずベッドが軋んだ。
力が入らない、なにが起きたんだっけと考える。
そこでいろんな事を思い出して一気に頭に熱が集まる。
俺は外でなんて事をしたんだ、ルイスにも汚いもの触らせて…
どんな顔をして会えばいいのか、俺が触らせたようなものなのに何ともない顔で挨拶するのは変だし、意識していたらルイスに気持ち悪がられるかもしれない。
「あぁ、君…起きたのか」
ベッドを囲んでいるカーテンを開かれて、白衣姿の眼鏡の男性が入ってきた。
医者だろうか、気絶したところ誰かに運ばれたのか。
ベッドの横に座り、状態を聞かれてまだ理解出来ないまま答える。
今は話すだけなら何ともないが、少し立ち上がるだけで立ちくらみをして起き上がれない。
首と肩は治療されて、包帯が巻かれていた。
確かルイスも一緒に倒れたはずだけど、この場にルイスはいない。
隣にはベッドがあるのに、俺より先に起きて行ってしまったのかな。
顔を合わせづらいよな、歩けるようになったら謝りに行こう。
隣のベッドを見て落ち込む俺を見て、先生は不思議そうに隣のベッドを見ていた。
「隣がどうかした?」
「あ、いえ…ルイス…様は…」
「あー、ルイス様?一緒に倒れていたんだっけ」
「それは…」
「あ、いいですよ…私は騎士団ではないので、事情は聞きにきた騎士にして下さい」
先生は困った様子で、笑みを浮かべていた。
魔物に襲われたから事件ではあるし、ルイスが倒れたのも見ると俺がなにかしたように見えるかもしれない。
ルイスは騎士団長だけではなく龍人だから、別室で治療を受けていると聞いた。
俺が嫌だったわけではないみたいで良かった。
ここは兵舎にある騎士を治療する医務室のようだ。
先生は立ち上がり、水分補給のための水が入ったコップを渡してくれた。
肩に腕を回して、起き上がるのを協力してくれてやっと水が飲めた。
冷たい水が喉を通っていき、気持ちが良い。
「君は輸血出来ないし、しばらくは貧血が続くから今日はここで寝ていいからね」
「なんで輸血が出来ないんですか?」
「君の血が合う輸血パックがここにはないんだ、あらゆる騎士が怪我をするから誰にでも合うように用意してるのになぁ」
俺の血が合う輸血パックがないって、本当に俺の血ってなんだ?
ルイスも舐めただけで銀色の髪に変身した。
偶然かと思ったけど、いろんな血が揃っている医務室でも俺の血はないのか。
でも純血種の紋様はないし、純血種ではないはずだ。
治療で俺の血を調べたから、ベアトリスのような勘違いではない。
もしかしたら、大きい病院なら俺の血もあるかな。
先生は医務室で1人になるけど大丈夫だよと笑って頭を撫でていた。
俺、もう成人しているのに子供扱いされてないか?
「俺は、純血種ではないです」
「それは分かってるよ、ルイス様の血は知っているけど君のとは全然違うから」
先生はそう言って、カーテンを閉めてしばらくしたら電気が消された。
コップをサイドテーブルに置いて、横になる。
俺の血っていったい何なのかな、普通に赤いけど…
そういう知識は漫画にもなかったから、考えても分からない。
目蓋を閉じると、ルイスが俺を呼ぶ声を思い出す。
うわずった声で甘く囁く声に目蓋を開いた。
なんで思い出すんだよ、全然眠れなくなった。
何も考えないように目蓋を瞑っても、思い出すのはルイスの顔と声と触れた手の感触だった。
思い出したくないのに、俺の頭は言う事を聞いてくれない。
「うぅ…俺、本当にどうしちゃったんだろう」
清潔のある真っ白な空間と鼻に付く薬品のにおいで分かった。
ここは病院か。
起き上がろうとしたら、上手くバランスが取れずベッドが軋んだ。
力が入らない、なにが起きたんだっけと考える。
そこでいろんな事を思い出して一気に頭に熱が集まる。
俺は外でなんて事をしたんだ、ルイスにも汚いもの触らせて…
どんな顔をして会えばいいのか、俺が触らせたようなものなのに何ともない顔で挨拶するのは変だし、意識していたらルイスに気持ち悪がられるかもしれない。
「あぁ、君…起きたのか」
ベッドを囲んでいるカーテンを開かれて、白衣姿の眼鏡の男性が入ってきた。
医者だろうか、気絶したところ誰かに運ばれたのか。
ベッドの横に座り、状態を聞かれてまだ理解出来ないまま答える。
今は話すだけなら何ともないが、少し立ち上がるだけで立ちくらみをして起き上がれない。
首と肩は治療されて、包帯が巻かれていた。
確かルイスも一緒に倒れたはずだけど、この場にルイスはいない。
隣にはベッドがあるのに、俺より先に起きて行ってしまったのかな。
顔を合わせづらいよな、歩けるようになったら謝りに行こう。
隣のベッドを見て落ち込む俺を見て、先生は不思議そうに隣のベッドを見ていた。
「隣がどうかした?」
「あ、いえ…ルイス…様は…」
「あー、ルイス様?一緒に倒れていたんだっけ」
「それは…」
「あ、いいですよ…私は騎士団ではないので、事情は聞きにきた騎士にして下さい」
先生は困った様子で、笑みを浮かべていた。
魔物に襲われたから事件ではあるし、ルイスが倒れたのも見ると俺がなにかしたように見えるかもしれない。
ルイスは騎士団長だけではなく龍人だから、別室で治療を受けていると聞いた。
俺が嫌だったわけではないみたいで良かった。
ここは兵舎にある騎士を治療する医務室のようだ。
先生は立ち上がり、水分補給のための水が入ったコップを渡してくれた。
肩に腕を回して、起き上がるのを協力してくれてやっと水が飲めた。
冷たい水が喉を通っていき、気持ちが良い。
「君は輸血出来ないし、しばらくは貧血が続くから今日はここで寝ていいからね」
「なんで輸血が出来ないんですか?」
「君の血が合う輸血パックがここにはないんだ、あらゆる騎士が怪我をするから誰にでも合うように用意してるのになぁ」
俺の血が合う輸血パックがないって、本当に俺の血ってなんだ?
ルイスも舐めただけで銀色の髪に変身した。
偶然かと思ったけど、いろんな血が揃っている医務室でも俺の血はないのか。
でも純血種の紋様はないし、純血種ではないはずだ。
治療で俺の血を調べたから、ベアトリスのような勘違いではない。
もしかしたら、大きい病院なら俺の血もあるかな。
先生は医務室で1人になるけど大丈夫だよと笑って頭を撫でていた。
俺、もう成人しているのに子供扱いされてないか?
「俺は、純血種ではないです」
「それは分かってるよ、ルイス様の血は知っているけど君のとは全然違うから」
先生はそう言って、カーテンを閉めてしばらくしたら電気が消された。
コップをサイドテーブルに置いて、横になる。
俺の血っていったい何なのかな、普通に赤いけど…
そういう知識は漫画にもなかったから、考えても分からない。
目蓋を閉じると、ルイスが俺を呼ぶ声を思い出す。
うわずった声で甘く囁く声に目蓋を開いた。
なんで思い出すんだよ、全然眠れなくなった。
何も考えないように目蓋を瞑っても、思い出すのはルイスの顔と声と触れた手の感触だった。
思い出したくないのに、俺の頭は言う事を聞いてくれない。
「うぅ…俺、本当にどうしちゃったんだろう」
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