妄想女医・藍原香織の診察室

Piggy

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障害編

24-2話【閑話】歯科医 高原 雄介 36歳:歯医者(藍原編)①

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「藍原さん、藍原香織さーん」
「はいっ」

 水色の制服のお姉さんに呼ばれ、緊張しながら席を立つ。案内されるがままに、たくさんの機械に囲まれたリクライニングチェアに腰かけた。

「すぐ先生がいらっしゃいますからね~」

 今日は、あたしが患者さん。前から気になっていた歯の痛みがいよいよひどくなってきたから、とうとう覚悟を決めて歯医者さんへ……。週末には温泉旅行が控えてるし、それまでに治さないとさすがにまずいものね。はあ、歯医者なんて何年ぶりかしら。痛いのはイヤだなあ、緊張する……。

「藍原さんね。高原です、よろしく」

 ゴーグルのような眼鏡に白いマスクをした男の先生がやってきた。眉がキリっとした、たぶん30台くらいの先生かしら? 目しか見えないからよくわからないけど、健康的に日焼けしていて、とてもりりしい顔立ち。……よく、オペ室のナースはマスク美人、なんていうけど……歯医者さんの場合は、マスクハンサム? マスクの下が気になっちゃう顔だわ……。

「はい、口開けて……。ああ、虫歯ですね。だいぶ放っておいたんじゃないの? 麻酔して、削っていきますよ?」

 ああ、やっぱり。もっと早く来ればよかったわ……。あたしはまな板の鯉状態で、奥のほうに麻酔を注射された。

「じゃ、麻酔効くまで少し待っててね」

 そのまま、リクライニングされた状態で放置。……BGMのオルゴールが子守歌みたい。最近激務で寝不足だし、絶妙な硬さの椅子で、うとうとしちゃうわ……。

「……藍原さん。藍原さん! お待たせしました」

 高原先生の声で目が覚めた。やだ、うっかり居眠りしてたのね。

「麻酔が効いてるか、チェックしますよ。はい、あーん……」

 大きく口を開けると、先生の顔がぐっと近づいて、口の中に尖った機械が入ってきた。ツンツン、と歯茎らしきところをつつかれる。

「感じます?」
「えっと…少し、感じます」
「おや、まだ感じる…? じゃあ、これは?」

 機械が抜かれて、今度は手袋をした先生の指が入ってきた。

「ん……っ」

 予想外のものが入ってきて、思わずぴくっとなる。麻酔のチェックって、指なんて使うっけ……?

「これは、感じます?」

 先生の指が、あたしの頬の粘膜から歯茎にかけて、内側から撫でる。

「んう……あ、あの、か、感じます……」

 痛くはないけど、なんだか……感じる……。ああ、先生に口腔内を撫で回されて、たくさん唾液が出てきちゃった……。

「山根くん、サクション」

 先生がどこかに向かって声をかけ、いつの間に立っていたのか、頭側にスタンバっていた歯科助手のお姉さんが、口の中にバキュームを差し込む。じゅぶじゅぶ、と勢いよく唾液が吸い込まれた。それから高原先生が、おもむろに手袋を外した。

「……これなら、どうかな? どれくらい、感じちゃう?」

 油断して半分閉じていたあたしの唇の間から、先生の中指が直に差し込まれた。

「んふ……っ」

 びっくりして、思わず口を閉じる。やだ、あたし、先生の指を咥えるみたいになっちゃった!

「ん、あ、せ、先生……っ、あ、あの……っ」
「ああ、大丈夫。麻酔のチェックだから。……藍原さん。感じる?」

 いいながらも、先生の指は絶え間なくあたしの口の中を動き回り、またあたしの唾液が溢れ出す。先生の指は、頬から歯列をなぞり、そっと歯茎の内側へ。

「んん……っ」

 途端に、ゾクゾクしたものがあたしの体を駆け上がる。次の瞬間、先生の指があたしの硬口蓋をするっと撫で上げて――

「んふ……っ」

 やだ、どうしよう、キモチよくて思わず声が……! は、恥ずかしすぎるっ! 高原先生の目が、細まるように笑った。

「感じるの? 藍原さん」

 先生の指が、抜き差しされる。あたしの舌はいつの間にか、そんな先生の指の動きを追いかけて、骨ばった太い指に絡みつく。

「ん、んん……っ」

ああ、溢れる唾液が止まらない。どうにかしようと舌を動かすたびに先生の指も応えるように絡んできて、あたしはもう、よだれをすすっているのか先生の指を啜っているのか、わからなくなってくる。

「ん……ふ……っ」

 じゅぶじゅぶと卑猥な音を立てながら、でもよだれを垂らすわけにはいかなくて一生懸命抽送される指を咥えていると、先生の指がゆっくりと離れた。息を乱しながら開けた口から細い糸が引いて、恥ずかしくなる。そんなあたしを見て、高原先生はふっと笑ってマスクを下げた。よく通った鼻と、少しだけ無精ひげを生やした口元が現れる。その口が微笑んで――

「ああ、唾液が溢れるのは正常の反応だよ。大丈夫、こちらで処理するから。はい、もう一度口あけて」

 大人しく口を開いたあたしに、先生の顔が近づいて……ふんわり香るコロンに気を取られている隙に、先生の唇が開いて、深くあたしに重なった。そのまま先生の厚ぼったい舌が口腔内に侵入し、ねっとりと、縦横無尽に舐め回す。

「ん、んむぅ……ん、ふっ」

 高原先生の舌は生き物のように蠢いて、溢れそうなあたしの唾液を絡めとっては啜り、じゅる、と音を立てながら吸引した。ああ、どうしよう、これはあたしの唾液の処理をしているだけ。そう言い聞かせても、舌の動きが淫ら過ぎて、どうしてもアソコがうずうずしてしまう。気がついたら、あたしは夢中で先生に自分の舌を絡ませていた。
 キモチいい。もうずっと、このままあたしの唾液の処理を、しててほしい……。
 そう思った矢先に、また先生の顔がふっと離れた。
 ああ、ダメ、やめないで。もっとずっと、あたしの口の中を舐め回していて。
 物足りなくて思わず体を浮かせたとき、もう一度訊かれた。

「どうですか。……感じる?」
「ああ……感じます……っ」

 息を荒げて何とかそれだけいうと、高原先生は困ったように笑った。

「まだ感じるの……。困ったねえ、麻酔が効いてないようだ。これは、注射を追加しないといけないねぇ」
「追加、ですか……」

 あたしはもう、なんだか頭も回らなくなってきて、ぼんやりとしながら、先生が立ち上がるのを見た。

「……そう。もっと、太くて強い、注射をね……」

 ギシ、と先生が椅子に膝を乗せ、あたしの上に馬乗りになった。そしておもむろに、術衣のズボンを下ろす。ずり下がったトランクスの下から、屹立した大きなモノが出てきた。思わず生唾を飲み込む。

「……あ、あの」
「はい、口あけて。あけないと、注射、できないよ?」

 目の前に迫る先生のモノは、太くて、大きくて、硬そうで……そして、先っぽがぬらぬらと濡れている。
……こんな、大きなものが。
 ためらいがちに開けた口に、すぐさま先生が肉棒をねじ込んだ。
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