76 / 80
Ⅲ 誓約
24. 誓いの成就
しおりを挟む
いつものように、浴室内はシルファによって完璧に整えられていた。
立ち込める湯けむりの中、レイは頭から湯をかぶり、必死で汚れを落としている。その傍らに悄然と立ちつくし、魔王は沈んだ声でレイに話しかけた。
「レイ……おまえにどのように詫びればよいのか……私は言葉もない……」
レイは石鹸を泡立てる手を止めて、複雑な表情で魔王を見上げた。
ロワン一家の命を手中におさめてレイを脅迫した上、あれほどむごい痛手を負わせた、目の前の男を。
関係のない人間を巻き込んで、その命を手玉に取った――その汚いやり口にあれほど腹を立てていたのに、今、レイの気持ちは不思議なほど穏やかだった。
(何だろうな……魔王の血を、飲んだせいか?)
レイは改めて、体のあちこちを点検した。
療術をかけてもいないのに、体中の傷はすべて完全に癒され、跡形もなくふさがっている。乱暴の名残を示す血を洗い流せば、そこには一点の曇りもない、健康で瑞々しい素肌が現れた。魔王に貫かれ、ひき裂かれた箇所も、今はまったく痛まない。
苦痛がとれただけでなく、体中に活力がみなぎり、踊り出したいほどに心が弾んでいる。この変わりように、レイは少なからず戸惑っていた。
一方、体を調べ始めたレイの様子に、魔王は顔を曇らせた。
「……まだどこか痛むのか? 私は療術が苦手だが、簡単なものなら……」
そう言って差し出された魔王の右手を、レイはハッとして注視した。――レイに血を与えるために深く噛み切り、大きな傷口を作っていたその手首を。
しかしそこには、傷どころか、傷があったことを示す痕跡もない。レイは怪訝に思い、魔王の左手を掴んで確認した。――やはり、傷も痕跡もない。
レイの困惑に気付き、魔王は苦笑した。
「心配ない、レイ。私の傷は、放っておけばすぐにふさがる。王になったとき、契約により体質が変わったのでな……」
レイには初耳だった。よく魔王は無敵だと噂されていたが、誇張ではなかったのか。
「契約……? 何だ、それ……誰と結んだんだ?」
魔王は一瞬ためらったのち、体中のあちこちに走る傷跡の一つを指でなぞった。
「<精霊たち>との、契約だ。これらの傷跡も、王になるための試練に耐えた証だ――この傷跡だけは、生涯、消えることはない」
魔王の体には、どんな刃物で傷付けられたのか、全身の所々に異様な傷跡が走っている。王の息子として大切に育てられたはずの彼に、療術によって癒されることもなく、引きつって無残に固まったその傷跡は、あまりにも不釣合いだった。
レイは魔王の裸を見るたび、目の前に晒されるその傷跡に、畏怖のようなものを感じていた。何か特別な事情があるのだろうと、ずっと気になってはいたが、何となく聞くのも憚られ、今まで黙っていたのだ。
「魔王……<精霊たち>って、一体どんな存在なんだ?」
「……今はまだ、語れぬ。許せ、レイ。……私の、怒りに誘発されるあの嵐のごとき狂気も……契約の副作用なのだ。本当に……すまない……レイ」
苦痛に耐えるように、魔王の眉間に深い皺が刻まれる。
唇をわななかせ、目を伏せた魔王を見て、レイはぎゅっと心臓を掴まれたような心地になった。
得体の知れない不穏な霧が、魔王を取り巻いているかのようだった。その霧に阻まれ魔王を見失いそうになる。恐怖に駆られ、レイはとっさに魔王の大きな体に腕を回し、渾身の力を込めて抱き締めた。
突然の力強い抱擁に、魔王の双眸が喜びに輝く。
「レイ……!」
「魔王、どこにも行くな! 俺を……離さないでくれ!」
思いがけないその言葉に、魔王は息を詰まらせてレイの体を掻き抱いた。
「ああ、離さないとも。離すものか! どこにも行かぬ。私はおまえのものだ」
魔王は長身をかがめるとレイの唇を捉え、レイもまた、魔王の唇を求めた。
背の高い魔王に半ばぶら下がった状態で、レイは積極的に口付けに応えた。
頭の芯が心地よく痺れ、唇と共に重なり合う互いの心が、混ざり合い喉を下りる唾液と共に、体に沁み込んでくる。
二人はそのまま時を忘れ、唇が腫れあがるほどの長く激しい口付けを交わした。
――額瞳が、燃えるように熱を帯びる。
魔王はレイの唇を名残惜しげに解放すると、額瞳をなすりつけるようにレイの額に接触させた。
「……っ! あぁ……!!」
レイが切なげに吐息をもらす。
一瞬、稲妻に打たれたかのような衝撃が全身を貫き、歓喜を伴った心地よい熱が、額から体中へと運ばれていった。
額を重ねた刹那、魔王は時が満ちたのを悟った。
<神聖な誓い>の成就を果たすために必要な条件が、すべて揃っている。
(もう……よいのか……! 遂に、その時が来たのか!)
予定より、十日も早い。それは二人の絆が、かなり強いことを意味していた。
心の奥底から湧き上がってくる喜びが、怒涛のように魔王の全身を包む。
あとは言葉を交わし、誓い合えば<神聖な誓い>が成就される。
「レイ……私と誓いを交わしてくれ。私と一生添い遂げると、言葉にして誓ってくれ!」
「ああ……いいぜ。何を言えばいいんだ?」
魔王は安堵して笑顔を見せた。
「簡単だ。私と額を合わせ、誓句を口に出せば良い。先に私が誓うから、後に続いて誓ってくれ」
レイは頷くと、緊張した面持ちで上を向いた。魔王が身をかがめ額を合わせてくると、じんわりと、心地よい熱で体中が満たされてゆく。
魔王はひとつ大きく息を吸い込むと、レイが暗記できるよう、ゆっくりと言葉を紡いだ。
「我、ディレクシアス・ヴィルメリオ・イフ・トゥリアは、汝、レイ・ファレノを生涯の伴侶とし、いかなるときも慈しみ、永遠に愛し、添い遂げると誓う」
伏せられていた魔王の瞳が、レイをじっと見つめた。合図と知り、レイは魔王にならって息を大きく吸い込んだあと、誓句を舌にのせた。
「我、レイ・ファレノは、汝、ディレクシアス・ヴィルメリオ・イフ・トゥリアを、生涯の伴侶とし、いかなるときも慈しみ、永遠に愛し、添い遂げると誓う」
長すぎる魔王の姓名に、レイは間違えなかったかと不安を覚えた。しかし言い終えるや否や、合わさった額がカッと燃えるように熱くなり、何も考えられなくなった。
(あっ……!)
レイは心の中で喚声を上げた。
目眩に似た浮遊感に包まれたのち、二人は肉体を置いて、魂だけで共に見知らぬ場所に飛ばされていた。
魔王はしっかりと、レイを腕の中に抱き寄せた。魂だけとはいえ、二人の姿は肉体の影を纏い、お互いの温もりを伝えている。
レイは以前体験した、不思議な現象を思い出した。
(これは……あのときと同じ……「睦飛び」? いや、違うよな……状況が……違うから……)
レイの戸惑いを推し量り、魔王が囁く。
「これは睦飛びではない。<神聖な誓い>の真の成就を得ると、『約束の地』を垣間見るという。まさしくここは、『約束の地』だ。見ろ、虹色の月が、空に3つかかっている」
レイは驚いて、息を飲んだ。
(これが……『約束の地』!? 本当にあったのか! 魂が生まれ、還る場所……!)
抱きあった二人の目の前に、幻想的な景色が広がっていた。
常に夜明け前の空は、地平線に柔らかな薄紅色の衣装を纏い、紺碧の天頂は、きらめく星々で飾られている。ぼんやりと神秘的に輝く虹色の満月が空に三つかかり、その周辺には色とりどりの貝殻を集めたような雲が、キラキラと光を放ちながら地表へ降る波のように、舞い降りていた。
「魔王……」
レイの呼びかけに応えた魔王が、頷きながらギュッと手を握る。
レイは感動に打ち震えながら、神々の息吹のような美しい景色に見とれていた。魔王の手の温もりがなければ、すべてが夢だと思っていただろう。
魔王もまた、同じ気持ちだった。
腕の中で震えるレイをしっかりと抱き締めながら、魔王はレイに顔を近づけ、優しく唇を重ね合わせた。
立ち込める湯けむりの中、レイは頭から湯をかぶり、必死で汚れを落としている。その傍らに悄然と立ちつくし、魔王は沈んだ声でレイに話しかけた。
「レイ……おまえにどのように詫びればよいのか……私は言葉もない……」
レイは石鹸を泡立てる手を止めて、複雑な表情で魔王を見上げた。
ロワン一家の命を手中におさめてレイを脅迫した上、あれほどむごい痛手を負わせた、目の前の男を。
関係のない人間を巻き込んで、その命を手玉に取った――その汚いやり口にあれほど腹を立てていたのに、今、レイの気持ちは不思議なほど穏やかだった。
(何だろうな……魔王の血を、飲んだせいか?)
レイは改めて、体のあちこちを点検した。
療術をかけてもいないのに、体中の傷はすべて完全に癒され、跡形もなくふさがっている。乱暴の名残を示す血を洗い流せば、そこには一点の曇りもない、健康で瑞々しい素肌が現れた。魔王に貫かれ、ひき裂かれた箇所も、今はまったく痛まない。
苦痛がとれただけでなく、体中に活力がみなぎり、踊り出したいほどに心が弾んでいる。この変わりように、レイは少なからず戸惑っていた。
一方、体を調べ始めたレイの様子に、魔王は顔を曇らせた。
「……まだどこか痛むのか? 私は療術が苦手だが、簡単なものなら……」
そう言って差し出された魔王の右手を、レイはハッとして注視した。――レイに血を与えるために深く噛み切り、大きな傷口を作っていたその手首を。
しかしそこには、傷どころか、傷があったことを示す痕跡もない。レイは怪訝に思い、魔王の左手を掴んで確認した。――やはり、傷も痕跡もない。
レイの困惑に気付き、魔王は苦笑した。
「心配ない、レイ。私の傷は、放っておけばすぐにふさがる。王になったとき、契約により体質が変わったのでな……」
レイには初耳だった。よく魔王は無敵だと噂されていたが、誇張ではなかったのか。
「契約……? 何だ、それ……誰と結んだんだ?」
魔王は一瞬ためらったのち、体中のあちこちに走る傷跡の一つを指でなぞった。
「<精霊たち>との、契約だ。これらの傷跡も、王になるための試練に耐えた証だ――この傷跡だけは、生涯、消えることはない」
魔王の体には、どんな刃物で傷付けられたのか、全身の所々に異様な傷跡が走っている。王の息子として大切に育てられたはずの彼に、療術によって癒されることもなく、引きつって無残に固まったその傷跡は、あまりにも不釣合いだった。
レイは魔王の裸を見るたび、目の前に晒されるその傷跡に、畏怖のようなものを感じていた。何か特別な事情があるのだろうと、ずっと気になってはいたが、何となく聞くのも憚られ、今まで黙っていたのだ。
「魔王……<精霊たち>って、一体どんな存在なんだ?」
「……今はまだ、語れぬ。許せ、レイ。……私の、怒りに誘発されるあの嵐のごとき狂気も……契約の副作用なのだ。本当に……すまない……レイ」
苦痛に耐えるように、魔王の眉間に深い皺が刻まれる。
唇をわななかせ、目を伏せた魔王を見て、レイはぎゅっと心臓を掴まれたような心地になった。
得体の知れない不穏な霧が、魔王を取り巻いているかのようだった。その霧に阻まれ魔王を見失いそうになる。恐怖に駆られ、レイはとっさに魔王の大きな体に腕を回し、渾身の力を込めて抱き締めた。
突然の力強い抱擁に、魔王の双眸が喜びに輝く。
「レイ……!」
「魔王、どこにも行くな! 俺を……離さないでくれ!」
思いがけないその言葉に、魔王は息を詰まらせてレイの体を掻き抱いた。
「ああ、離さないとも。離すものか! どこにも行かぬ。私はおまえのものだ」
魔王は長身をかがめるとレイの唇を捉え、レイもまた、魔王の唇を求めた。
背の高い魔王に半ばぶら下がった状態で、レイは積極的に口付けに応えた。
頭の芯が心地よく痺れ、唇と共に重なり合う互いの心が、混ざり合い喉を下りる唾液と共に、体に沁み込んでくる。
二人はそのまま時を忘れ、唇が腫れあがるほどの長く激しい口付けを交わした。
――額瞳が、燃えるように熱を帯びる。
魔王はレイの唇を名残惜しげに解放すると、額瞳をなすりつけるようにレイの額に接触させた。
「……っ! あぁ……!!」
レイが切なげに吐息をもらす。
一瞬、稲妻に打たれたかのような衝撃が全身を貫き、歓喜を伴った心地よい熱が、額から体中へと運ばれていった。
額を重ねた刹那、魔王は時が満ちたのを悟った。
<神聖な誓い>の成就を果たすために必要な条件が、すべて揃っている。
(もう……よいのか……! 遂に、その時が来たのか!)
予定より、十日も早い。それは二人の絆が、かなり強いことを意味していた。
心の奥底から湧き上がってくる喜びが、怒涛のように魔王の全身を包む。
あとは言葉を交わし、誓い合えば<神聖な誓い>が成就される。
「レイ……私と誓いを交わしてくれ。私と一生添い遂げると、言葉にして誓ってくれ!」
「ああ……いいぜ。何を言えばいいんだ?」
魔王は安堵して笑顔を見せた。
「簡単だ。私と額を合わせ、誓句を口に出せば良い。先に私が誓うから、後に続いて誓ってくれ」
レイは頷くと、緊張した面持ちで上を向いた。魔王が身をかがめ額を合わせてくると、じんわりと、心地よい熱で体中が満たされてゆく。
魔王はひとつ大きく息を吸い込むと、レイが暗記できるよう、ゆっくりと言葉を紡いだ。
「我、ディレクシアス・ヴィルメリオ・イフ・トゥリアは、汝、レイ・ファレノを生涯の伴侶とし、いかなるときも慈しみ、永遠に愛し、添い遂げると誓う」
伏せられていた魔王の瞳が、レイをじっと見つめた。合図と知り、レイは魔王にならって息を大きく吸い込んだあと、誓句を舌にのせた。
「我、レイ・ファレノは、汝、ディレクシアス・ヴィルメリオ・イフ・トゥリアを、生涯の伴侶とし、いかなるときも慈しみ、永遠に愛し、添い遂げると誓う」
長すぎる魔王の姓名に、レイは間違えなかったかと不安を覚えた。しかし言い終えるや否や、合わさった額がカッと燃えるように熱くなり、何も考えられなくなった。
(あっ……!)
レイは心の中で喚声を上げた。
目眩に似た浮遊感に包まれたのち、二人は肉体を置いて、魂だけで共に見知らぬ場所に飛ばされていた。
魔王はしっかりと、レイを腕の中に抱き寄せた。魂だけとはいえ、二人の姿は肉体の影を纏い、お互いの温もりを伝えている。
レイは以前体験した、不思議な現象を思い出した。
(これは……あのときと同じ……「睦飛び」? いや、違うよな……状況が……違うから……)
レイの戸惑いを推し量り、魔王が囁く。
「これは睦飛びではない。<神聖な誓い>の真の成就を得ると、『約束の地』を垣間見るという。まさしくここは、『約束の地』だ。見ろ、虹色の月が、空に3つかかっている」
レイは驚いて、息を飲んだ。
(これが……『約束の地』!? 本当にあったのか! 魂が生まれ、還る場所……!)
抱きあった二人の目の前に、幻想的な景色が広がっていた。
常に夜明け前の空は、地平線に柔らかな薄紅色の衣装を纏い、紺碧の天頂は、きらめく星々で飾られている。ぼんやりと神秘的に輝く虹色の満月が空に三つかかり、その周辺には色とりどりの貝殻を集めたような雲が、キラキラと光を放ちながら地表へ降る波のように、舞い降りていた。
「魔王……」
レイの呼びかけに応えた魔王が、頷きながらギュッと手を握る。
レイは感動に打ち震えながら、神々の息吹のような美しい景色に見とれていた。魔王の手の温もりがなければ、すべてが夢だと思っていただろう。
魔王もまた、同じ気持ちだった。
腕の中で震えるレイをしっかりと抱き締めながら、魔王はレイに顔を近づけ、優しく唇を重ね合わせた。
13
あなたにおすすめの小説
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
心からの愛してる
マツユキ
BL
転入生が来た事により一人になってしまった結良。仕事に追われる日々が続く中、ついに体力の限界で倒れてしまう。過労がたたり数日入院している間にリコールされてしまい、あろうことか仕事をしていなかったのは結良だと噂で学園中に広まってしまっていた。
全寮制男子校
嫌われから固定で溺愛目指して頑張ります
※話の内容は全てフィクションになります。現実世界ではありえない設定等ありますのでご了承ください
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
2026/02/14 累計30万P突破御礼バレンタインSS追加しました
2026/02/15 累計いいね♡7777突破御礼SS 19時に公開します。
様々な形での応援ありがとうございます!
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
すべてを奪われた英雄は、
さいはて旅行社
BL
アスア王国の英雄ザット・ノーレンは仲間たちにすべてを奪われた。
隣国の神聖国グルシアの魔物大量発生でダンジョンに潜りラスボスの魔物も討伐できたが、そこで仲間に裏切られ黒い短剣で刺されてしまう。
それでも生き延びてダンジョンから生還したザット・ノーレンは神聖国グルシアで、王子と呼ばれる少年とその世話役のヴィンセントに出会う。
すべてを奪われた英雄が、自分や仲間だった者、これから出会う人々に向き合っていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる