道楽草

十三岡繁

文字の大きさ
202 / 341

人間を最も多く殺したもの

しおりを挟む
 加齢とともに体のあちこちにガタが来ています。老眼や腰痛なんかは分かりやすいですが、中々に分かりにくいのが、免疫力の低下です。

 今学生さんに教える機会をいただいてますが、だいたいその後は喉がイガイガします。しゃべり過ぎかということもないと思います。その後熱が出たり寝込んだりということも無いんですが、多分軽く風邪に感染してるように思います。

 風邪の原因になるウィルスや細菌は200種類以上と言われていますが、先日の新型ウイルスの変遷を見てもわかる通り、亜種を含めたら天文学的な数字になるのではないでしょうか?

 そうして人間は日々それらの感染リスクにさらされている……いや、症状が出ないだけで常に感染してるんじゃないでしょうか? 但しそこで免疫の出番です。大概は無症状又は初期症状で済んでしまう。免疫が弱くなっている人だけが風邪をひいたということになるわけです……。

 高齢の方が亡くなると老衰と言われることが多いです。しかしながら完全な老衰なんてものはなくて、血管系なんかの分かりやすい疾患以外は基本的に風邪で亡くなっていると言われています。 それは癌にしても同じような事だと聞いた覚えがあります。なので、直接の死因という事では今まで人類をもっとも殺した病気は、実は風邪なんじゃないでしょうか?

 逆にいうと風邪が無ければ、年老いて体の機能が低下しているのに無駄にだらだらと生きてしまうという事になります。種全体の進化という観点から見れば、それは好ましい事では無いでしょう。これが風邪の原因菌やウィルスとの人間の共生の形なのかもしれません。

 風邪薬…風邪の根治薬を作れたらノーベル賞という話は有名だと思います。現在ある薬は症状を緩和するなどの対処療法の物ばかりで、インフルエンザ治療薬の様にもう少し踏み込んで原因ウィルスに対抗するものもありますが、原因となるウィルスの種類が多すぎて、その全てに対処する事は不可能でしょう。というかそんな薬が開発されたら、人類の進化にはマイナスになってしまうのかもしれません。

 何でこんなことを書いているかと言えば、先日のゼミでまた風邪を移されたからです。但し今回はやや症状が重いです。歳をとる程に重症化するようになるんでしょうね。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

処理中です...