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8. 告白
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僕の反応に、その場にいたみんなが驚愕の渦に巻き込まれた。
「え、え、えええええええええ?!?!」
ケラトは白目が飛び出るほど叫び上げる。兄さんだけではなく、逆井とやねはるも唖然としていた。
「あ、あ、相手は誰なんですか?! が、学校の人?! 担任の先生?!」
「お、おいおいケラト! 先生は流石にまずいだろ。てか、そもそもいつ告白されたんですか?!」
「昨日……」
「昨日?!」やねはるの上擦った声が響く。
ここに居る人たち全員の視線が一斉に襲う。こうなるから言いたくなかったのに、どうしてこんなにも鋭いんだ。
「坊が、告白……」
猿喰はと言うと何かをぶつくさと呟き始めた。僕が猿喰を呼ぼうとする間も無くして、兄さんが口を開く。
「墨怜。今は心が落ち着いていない状況下で言うのも申し訳ないんだけれど実はね、墨怜にお見合いが入っているんだ」
「お見合い……? えぇ?!?!」
「「お見合いぃ?!」」
僕と同様にケラトたちも驚愕を隠せずにいた。
「いや俺たちそっちの方が驚きかもしれないんですけれど?! 組長、何で教えてくれなかったんですか!」
「やねはるに言うと言いふらす可能性があるし、こう言ったことで騒ぐと言うことは知っていたからね」
「ちなみに、お見合い相手は誰なんですか?」
ケラトの高揚とした声が兄さんに届く。
「桜庭組の令嬢さんだよ。丁度墨怜と年が近いって事もあって、どうかという話を貰ったんだ。でもそっか。墨怜が告白かぁ……」
兄さんはどこか感情的に浸り込む。暫くして、「墨怜」と優しく呼ばれる。
「取り敢えず、お見合いについても一度考えてみて欲しい。でも墨怜に好きな人が入ればお見合いはキャンセルするし、当然応援もする。墨怜の好きな人ならきっと良い人なんだろうって分かるし。組員のみんなもそう思っているよ」
「兄さん……」
「きっと、告白の返事を待たせ過ぎるのは良くないだろうからちゃんと考えるんだよ?」
「わ、分かった」
未だ収拾のつかない気持ちを抑え、僕は首を上下に振った。
その後、みんなは元通りに食事を摂り続ける。兄さんたちが他愛のない話をし始めたことに、ほっと安堵を漏らした。
ただ、隣で一言も喋らなくなった猿喰に緊張感を覚えた。
◇
夕食と入浴を済ませ、部屋に戻ろうとする。居間では兄さんたちが晩酌の最中のようだ。ケラトは二十歳ではないけど、高揚したやねはるに捕まって苦笑いをしている。
たまには、組員の人たち同士で過ごすのもいいだろうな。
「そう言えば、猿喰は……?」
「坊、お呼びですか?」
「うわぁ?!」
肩越しに囁かれ、あからさまに飛び跳ねる。猿喰の端正な顔が間近にあり心臓の鼓動が速くなる。風呂上がりせいか、頬が余計に厚い。
「湯冷めすると風邪を引きますよ」
「ちゃ、ちゃんと髪を乾かしたから大丈夫だよ」
「本当ですか?」
「本当だって! って、何触って……!」
猿喰は突然僕の髪の毛に手を伸ばす。更に急接近する顔面に顎を引きそうになった。猿喰が目を細めると、長い睫毛が生え際までよく見える。
猿喰って睫毛が目に入ることってあるのかな……。
てか、本当に近い!!
後少しで猿喰の鼻に触れそうだし、何なら唇にまで……!!
「何顔を赤くしてるんですか?」
「そんなの……猿喰が近いから……!」
「ふぅん。そんな反応されたら、期待しちゃいますよ……?」
「な、何言ってるんだよ。てか、近いから離れて! こんな所兄さんに見られたら大変だから!」
無理矢理彼から離れ、高鳴る鼓動を抑える。あまりにも強く脈打つから猿喰にも聞こえているんじゃないかと焦る。
居間を盗み見ると兄さんたちはこちらには気付いていない。僕は心底安堵した。
「所で先程の告白の件、坊はどうするつもりなんですか?」
「えっ」
まさか、猿喰からその話題をされるとは思わず身を固めてしまう。僕は猿喰から視線を逸らし、素っ気なくあたる。
「さぁ。どうしようかなって迷ってる。……でも、まだ気持ちが纏まらない」
告白の件もあるが、僕にはお見合いの件もある。まさか恋愛漫画で登場するような展開になるとは思わなかった。
だけど実際、僕は極道一家の息子という時点で非現実感が拭いきれないのは確かだ。
曖昧な態度で猿喰が動揺するとは思わないがそれでも淡い期待が生まれてしまう。だけど、彼から放たれた言葉に耳を疑った。
「迷っているなら断るべきですよ」
「……え?」
「好きでもない人に「勿論付き合いましょう」と承諾して馬が合わなかったらどうするんですか?」
「で、でも、そこから好きになるかもしれないでさょ?」
「淡い期待を持たせるだけ無駄です。それに迷っていると言うことは今はグレーゾーンだとしても、以前までは友達として見てたと言うことでしょう? 曖昧な答えは返って相手に失礼ですし、傷つかれますよ」
「変なことばっかり言わないで。そんなこと、猿喰には関係ないもん! だから、ほっといてよ」
「誰が関係ないって?」
いつもとは違う低い声が耳に纏わりつく。顔を強張らせたがそれでも引き下がらない。
「だって猿喰、どうせ僕のことなんか興味ないくせに」
「は?」
猿喰の和かな顔が途端に無表情になる。美人の仏頂面が怖いとはこう言うことか。それでも綺麗な顔だと思ってしまうのは、僕の悪い癖だ。
「だ、だったらなんだよ! 兎に角干渉してこないで!」
僕は突っ張るに突っぱねて猿喰の反応から背けた。そう言い切った時には、はっと息を止めやってしまったと後悔が生まれた。
やばい、嫌われたかも。
無理に強がったから愛想尽かされちゃったかも。
でもでも、これは半分猿喰だって悪い。猿喰が思わせぶりな態度ばかり取るから仕方ない。
……でも、言い過ぎちゃったなぁ。
自責が積もる中、背中から「坊」と呼ばれる。
「坊、こちらを向いてください」
「……何」
前を向くと、猿喰の美丈夫な顔が視界一面に広がる。長い睫毛に見え隠れする赤い瞳と目が合い、「ひっ」と呼吸が掠れた。
思わず離れようとするも猿喰が僕の頬を掴んでおり、身動きが取れなかった。
「ずっとあなたのことを考えていますよ。坊が傍に居ない日もずっと。坊も俺のことで毎日胸がいっぱいになれば良いのに」
え?
今何て……。
「坊、俺を見て。目を逸らさないで」
「猿喰。近いよ」
「このまま更に近付いたら本当にキスできそうですね」
「ば、馬鹿」
本当に何言ってるんだこの人は!!
てか、こんな所を兄さんたちに見られたらそれこそややこしくなってしまう。
「あれ、坊と猿喰さんそこで何やってるんですか?」
想像していた嫌な出来事が的中し、居間の方を向くのを躊躇った。恐る恐る振り向くと、テーブルを跨いでやねはると戯れ合うケラトが不思議そうにこちらを見つめていた。
ケラトの声に他の組員も反応、入り口付近に視線が集中する。僕は猿喰の手を払い「な、何でもないよ!」と取り繕った。
「今日はもう遅いから早く寝ろって猿喰が五月蝿くて……」
「あぁ、確かにもう夜の零時を回ってますからね。夜更かしも程々にしないと明日に響きますから」
「えーー? 零時に寝るって子供かよーー。夜はまだまだこれからって所じゃーん」
「それは、やねはるさんが特殊なだけでしょ。坊に悪知恵を教えないでくださいよ」
ケラトは再びやねはるとの会話に夢中になる。適当に吐いた嘘で誤魔化せるか不安だっが、何とかなったようだ。
反対に猿喰の方はと言うと無言で僕を見つめている。距離は僅かに保たれたがそれでも近い。そして圧が凄い。
「墨怜」
「え、え、えええええええええ?!?!」
ケラトは白目が飛び出るほど叫び上げる。兄さんだけではなく、逆井とやねはるも唖然としていた。
「あ、あ、相手は誰なんですか?! が、学校の人?! 担任の先生?!」
「お、おいおいケラト! 先生は流石にまずいだろ。てか、そもそもいつ告白されたんですか?!」
「昨日……」
「昨日?!」やねはるの上擦った声が響く。
ここに居る人たち全員の視線が一斉に襲う。こうなるから言いたくなかったのに、どうしてこんなにも鋭いんだ。
「坊が、告白……」
猿喰はと言うと何かをぶつくさと呟き始めた。僕が猿喰を呼ぼうとする間も無くして、兄さんが口を開く。
「墨怜。今は心が落ち着いていない状況下で言うのも申し訳ないんだけれど実はね、墨怜にお見合いが入っているんだ」
「お見合い……? えぇ?!?!」
「「お見合いぃ?!」」
僕と同様にケラトたちも驚愕を隠せずにいた。
「いや俺たちそっちの方が驚きかもしれないんですけれど?! 組長、何で教えてくれなかったんですか!」
「やねはるに言うと言いふらす可能性があるし、こう言ったことで騒ぐと言うことは知っていたからね」
「ちなみに、お見合い相手は誰なんですか?」
ケラトの高揚とした声が兄さんに届く。
「桜庭組の令嬢さんだよ。丁度墨怜と年が近いって事もあって、どうかという話を貰ったんだ。でもそっか。墨怜が告白かぁ……」
兄さんはどこか感情的に浸り込む。暫くして、「墨怜」と優しく呼ばれる。
「取り敢えず、お見合いについても一度考えてみて欲しい。でも墨怜に好きな人が入ればお見合いはキャンセルするし、当然応援もする。墨怜の好きな人ならきっと良い人なんだろうって分かるし。組員のみんなもそう思っているよ」
「兄さん……」
「きっと、告白の返事を待たせ過ぎるのは良くないだろうからちゃんと考えるんだよ?」
「わ、分かった」
未だ収拾のつかない気持ちを抑え、僕は首を上下に振った。
その後、みんなは元通りに食事を摂り続ける。兄さんたちが他愛のない話をし始めたことに、ほっと安堵を漏らした。
ただ、隣で一言も喋らなくなった猿喰に緊張感を覚えた。
◇
夕食と入浴を済ませ、部屋に戻ろうとする。居間では兄さんたちが晩酌の最中のようだ。ケラトは二十歳ではないけど、高揚したやねはるに捕まって苦笑いをしている。
たまには、組員の人たち同士で過ごすのもいいだろうな。
「そう言えば、猿喰は……?」
「坊、お呼びですか?」
「うわぁ?!」
肩越しに囁かれ、あからさまに飛び跳ねる。猿喰の端正な顔が間近にあり心臓の鼓動が速くなる。風呂上がりせいか、頬が余計に厚い。
「湯冷めすると風邪を引きますよ」
「ちゃ、ちゃんと髪を乾かしたから大丈夫だよ」
「本当ですか?」
「本当だって! って、何触って……!」
猿喰は突然僕の髪の毛に手を伸ばす。更に急接近する顔面に顎を引きそうになった。猿喰が目を細めると、長い睫毛が生え際までよく見える。
猿喰って睫毛が目に入ることってあるのかな……。
てか、本当に近い!!
後少しで猿喰の鼻に触れそうだし、何なら唇にまで……!!
「何顔を赤くしてるんですか?」
「そんなの……猿喰が近いから……!」
「ふぅん。そんな反応されたら、期待しちゃいますよ……?」
「な、何言ってるんだよ。てか、近いから離れて! こんな所兄さんに見られたら大変だから!」
無理矢理彼から離れ、高鳴る鼓動を抑える。あまりにも強く脈打つから猿喰にも聞こえているんじゃないかと焦る。
居間を盗み見ると兄さんたちはこちらには気付いていない。僕は心底安堵した。
「所で先程の告白の件、坊はどうするつもりなんですか?」
「えっ」
まさか、猿喰からその話題をされるとは思わず身を固めてしまう。僕は猿喰から視線を逸らし、素っ気なくあたる。
「さぁ。どうしようかなって迷ってる。……でも、まだ気持ちが纏まらない」
告白の件もあるが、僕にはお見合いの件もある。まさか恋愛漫画で登場するような展開になるとは思わなかった。
だけど実際、僕は極道一家の息子という時点で非現実感が拭いきれないのは確かだ。
曖昧な態度で猿喰が動揺するとは思わないがそれでも淡い期待が生まれてしまう。だけど、彼から放たれた言葉に耳を疑った。
「迷っているなら断るべきですよ」
「……え?」
「好きでもない人に「勿論付き合いましょう」と承諾して馬が合わなかったらどうするんですか?」
「で、でも、そこから好きになるかもしれないでさょ?」
「淡い期待を持たせるだけ無駄です。それに迷っていると言うことは今はグレーゾーンだとしても、以前までは友達として見てたと言うことでしょう? 曖昧な答えは返って相手に失礼ですし、傷つかれますよ」
「変なことばっかり言わないで。そんなこと、猿喰には関係ないもん! だから、ほっといてよ」
「誰が関係ないって?」
いつもとは違う低い声が耳に纏わりつく。顔を強張らせたがそれでも引き下がらない。
「だって猿喰、どうせ僕のことなんか興味ないくせに」
「は?」
猿喰の和かな顔が途端に無表情になる。美人の仏頂面が怖いとはこう言うことか。それでも綺麗な顔だと思ってしまうのは、僕の悪い癖だ。
「だ、だったらなんだよ! 兎に角干渉してこないで!」
僕は突っ張るに突っぱねて猿喰の反応から背けた。そう言い切った時には、はっと息を止めやってしまったと後悔が生まれた。
やばい、嫌われたかも。
無理に強がったから愛想尽かされちゃったかも。
でもでも、これは半分猿喰だって悪い。猿喰が思わせぶりな態度ばかり取るから仕方ない。
……でも、言い過ぎちゃったなぁ。
自責が積もる中、背中から「坊」と呼ばれる。
「坊、こちらを向いてください」
「……何」
前を向くと、猿喰の美丈夫な顔が視界一面に広がる。長い睫毛に見え隠れする赤い瞳と目が合い、「ひっ」と呼吸が掠れた。
思わず離れようとするも猿喰が僕の頬を掴んでおり、身動きが取れなかった。
「ずっとあなたのことを考えていますよ。坊が傍に居ない日もずっと。坊も俺のことで毎日胸がいっぱいになれば良いのに」
え?
今何て……。
「坊、俺を見て。目を逸らさないで」
「猿喰。近いよ」
「このまま更に近付いたら本当にキスできそうですね」
「ば、馬鹿」
本当に何言ってるんだこの人は!!
てか、こんな所を兄さんたちに見られたらそれこそややこしくなってしまう。
「あれ、坊と猿喰さんそこで何やってるんですか?」
想像していた嫌な出来事が的中し、居間の方を向くのを躊躇った。恐る恐る振り向くと、テーブルを跨いでやねはると戯れ合うケラトが不思議そうにこちらを見つめていた。
ケラトの声に他の組員も反応、入り口付近に視線が集中する。僕は猿喰の手を払い「な、何でもないよ!」と取り繕った。
「今日はもう遅いから早く寝ろって猿喰が五月蝿くて……」
「あぁ、確かにもう夜の零時を回ってますからね。夜更かしも程々にしないと明日に響きますから」
「えーー? 零時に寝るって子供かよーー。夜はまだまだこれからって所じゃーん」
「それは、やねはるさんが特殊なだけでしょ。坊に悪知恵を教えないでくださいよ」
ケラトは再びやねはるとの会話に夢中になる。適当に吐いた嘘で誤魔化せるか不安だっが、何とかなったようだ。
反対に猿喰の方はと言うと無言で僕を見つめている。距離は僅かに保たれたがそれでも近い。そして圧が凄い。
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