85 / 93
番外編~箱庭の姫君と闇の公主と光の王~
女優。
しおりを挟む
金髪の一団は、やや緊張した所作ではあったが、招待の礼をいい、主賓二人に帰国の祝いを告げた。その間も、列席の貴族達は、呆けたように見守っている。
「アリー。こちらは、近衛軍の隊長殿のご令室よ」
「アレクシア・クリスティンです。先の戦の折は、近衛の方にもよくしていただきました。ありがとうございます」
銀髪の王女と、淡い金髪の公爵令嬢が微笑む先には、近衛軍の隊長の妻と娘がいた。近衛はほぼ貴族の子弟で構成されるとはいえ、軍に入る者は下位貴族の出身だ。その妻は、同じ程度の爵位しか持たない家から迎えられるものだ。
それが、何故――妻も娘も、こうも見事な「金髪」なのか。
「スクラーシュ子爵夫人。そちらがご令嬢か?」
闇華が問いかけると、近衛軍隊長、カスパール・リンネ・ルア・スクラーシュの妻、マグダレーナはぎこちなく頷き、十二、三歳かと思われる娘に礼をさせた。
「愛らしいの。名は?」
「イェシカと申します、公主様」
金髪に濃い茶色の瞳の少女は、闇華に問われ、ぎこちなく答えた。異国の公主に緊張しているように見えるが、そうではない。これは演技だ。なかなかに巧みなものよ、と闇華は微笑んだ。
「母御もそなたも、見事な金髪じゃの。光のようじゃ」
「ありがとうございます」
「妾の許嫁たる御方は、光という名を戴いておられる。そなたも、その輝かしい髪を誇るなら、光たる御方に忠義を尽くしておくれ」
「はい。精一杯努めます」
この間、居並ぶ貴族達は我に返りつつある。まだデビュタントの年齢に達していないスクラーシュ子爵令嬢は、こういった非公式の茶会やガーデン・パーティーで、ごく親しい者としか接する機会はないが――夫人の方は、夫に伴われて、何度となく夜会に出席している。その時の彼女の髪の色は、栗色だったはずだ。
それが、何故、あれほどに美しい金髪に変じているのか。あそこまで明るい金は、侯爵家ですら尊ばれるのに。
「王太子殿下、いずれは国王陛下たる御方への忠義の証にと、神竜王陛下から賜った金の髪でございますれば」
機を測って、イェシカは微かに震えた声で――それでいてよく通る声で、闇華の前で更に深く頭を下げながら誓った。貴族達は、その言葉の意味を理解するまでに数瞬を要し――息を呑んだ。
「当代様は、そのようなことも可能であられるか」
「金の髪が尊ばれるというなら、私が寿いだ新しき王に忠節を尽くす者に、それを与えてやればよいかと思ってな。――近衛の長の娘、いずれそなたが社交界に出た時には、瞳の色も変えてやろう」
貴族達は、呑んだ息を今度は吐き出し――絶句した。
今、なんと言った、神竜王は。
瞳の色を、変える?
髪は、まだいい。染め粉がある。といっても、近衛軍の妻女達の髪の色は、染め粉で出せる色ではない。そもそも、「濃い色から薄い色に染める」ことはできない。
栗色の髪を金にした上、その娘には、いずれ瞳の色も変えてやろうと――そんな恩恵を与えてやろうと言う、その真意はどこにあるのか。
「勿体ない仰せにございます。イェシカは、この髪を頂けただけで十分にございます」
「私は、リヒト・カール・ルア・カイザーリングを新しき王として寿いだ。だが、それを足りぬという者がいたらしい。ならば、私は私の言葉を真実にしなくてはならない。ゆえに、リヒトに忠節を尽くしてくれる者には祝福を与える。近衛の長の娘。そなたが望まずとも、そなたの瞳は主と同じ翡翠に変わる」
「イェシカ様、どうか受け入れて下さい。ローランは神竜の王。言葉を違えることは許さないの」
「アレクシア様……」
「わたくしからもお願いするわ、イェシカ様」
王女にまで「ね? お願い」と言われては、イェシカは受けるしかない。ヴェルスブルクの貴族なら誰でも願ってやまない「淡い色の瞳」となることを!
「しかしの、当代様。イェシカの瞳がリヒト様と同じというのは、ちと困るな。イェシカが嫁ぐ際には、夫と同じ色に変じてやっては下さらぬか」
「それはそうですわね。瞳の色を兄上様と同じにするなんて、イェシカ様が兄上様をお慕いしていると誤解されてしまいますわ、神竜王陛下」
「人はいろいろと難しいな。わかった。近衛の長の娘。そなたの瞳は、いずれ翡翠に変わるが――この先、嫁ぐ相手が定まったら、その者の色になる」
ローランがぱちんと指を鳴らすと、イェシカの瞳が、翡翠色に変わった。礼を尽くして振り返ったイェシカの茶色い瞳が、翡翠に変じたことを認めた途端、最前列にいた中年貴族が叫んだ。
「わ、我がゼフィレラ侯爵家も、王太子殿下に絶対の忠誠を誓いまする!」
「よかろう。ならば髪の色を変える秘薬を与える。近衛の者には先に渡してある。使い方は彼らに訊け」
「ま、魔法ではございませぬのか」
「私の魔力を直接受けると、人間は寿命が縮むぞ。それに耐えられるのはアレクシアだけだ」
「ゆえに、魔力を使った薬剤をご用意下さいましたの。お優しい神竜王陛下が、特別に」
嘘ではない。ローランの異界移の異能で手に入れたのは事実だ。
「そ、それを使わせていただければ、私も金の髪に……?」
「程度の差はあるが。聖剣将軍も、金の髪になっている」
庭園が揺れたかのようなうねりが起きた。茶褐色の髪だったカイン・シュラウス。それは当然だ、彼は平民だ。その彼すら金髪になったというのか。
「銀の髪は授けない。銀は、特別な色だ。――だが」
ローランは、ちらりと闇華を見た。
「シルハークの公主のような、銀の瞳は……その者次第かもしれない」
「皆様方。兄上様に改めて忠誠をお誓いになりたいとおっしゃるなら、こちらにお呼びしましょうか?」
エルウィージュの提案は、一も二もなく受け入れられた。
イェシカの演技力のおかげで、予想以上に上手くいったと脚本担当の王女は微笑み、神竜王に「傲岸不遜」な演技指導をした公主は満足し、神竜王は「もう終わった? もういい?」と、召喚者である少女に目で問いかけていた。
「アリー。こちらは、近衛軍の隊長殿のご令室よ」
「アレクシア・クリスティンです。先の戦の折は、近衛の方にもよくしていただきました。ありがとうございます」
銀髪の王女と、淡い金髪の公爵令嬢が微笑む先には、近衛軍の隊長の妻と娘がいた。近衛はほぼ貴族の子弟で構成されるとはいえ、軍に入る者は下位貴族の出身だ。その妻は、同じ程度の爵位しか持たない家から迎えられるものだ。
それが、何故――妻も娘も、こうも見事な「金髪」なのか。
「スクラーシュ子爵夫人。そちらがご令嬢か?」
闇華が問いかけると、近衛軍隊長、カスパール・リンネ・ルア・スクラーシュの妻、マグダレーナはぎこちなく頷き、十二、三歳かと思われる娘に礼をさせた。
「愛らしいの。名は?」
「イェシカと申します、公主様」
金髪に濃い茶色の瞳の少女は、闇華に問われ、ぎこちなく答えた。異国の公主に緊張しているように見えるが、そうではない。これは演技だ。なかなかに巧みなものよ、と闇華は微笑んだ。
「母御もそなたも、見事な金髪じゃの。光のようじゃ」
「ありがとうございます」
「妾の許嫁たる御方は、光という名を戴いておられる。そなたも、その輝かしい髪を誇るなら、光たる御方に忠義を尽くしておくれ」
「はい。精一杯努めます」
この間、居並ぶ貴族達は我に返りつつある。まだデビュタントの年齢に達していないスクラーシュ子爵令嬢は、こういった非公式の茶会やガーデン・パーティーで、ごく親しい者としか接する機会はないが――夫人の方は、夫に伴われて、何度となく夜会に出席している。その時の彼女の髪の色は、栗色だったはずだ。
それが、何故、あれほどに美しい金髪に変じているのか。あそこまで明るい金は、侯爵家ですら尊ばれるのに。
「王太子殿下、いずれは国王陛下たる御方への忠義の証にと、神竜王陛下から賜った金の髪でございますれば」
機を測って、イェシカは微かに震えた声で――それでいてよく通る声で、闇華の前で更に深く頭を下げながら誓った。貴族達は、その言葉の意味を理解するまでに数瞬を要し――息を呑んだ。
「当代様は、そのようなことも可能であられるか」
「金の髪が尊ばれるというなら、私が寿いだ新しき王に忠節を尽くす者に、それを与えてやればよいかと思ってな。――近衛の長の娘、いずれそなたが社交界に出た時には、瞳の色も変えてやろう」
貴族達は、呑んだ息を今度は吐き出し――絶句した。
今、なんと言った、神竜王は。
瞳の色を、変える?
髪は、まだいい。染め粉がある。といっても、近衛軍の妻女達の髪の色は、染め粉で出せる色ではない。そもそも、「濃い色から薄い色に染める」ことはできない。
栗色の髪を金にした上、その娘には、いずれ瞳の色も変えてやろうと――そんな恩恵を与えてやろうと言う、その真意はどこにあるのか。
「勿体ない仰せにございます。イェシカは、この髪を頂けただけで十分にございます」
「私は、リヒト・カール・ルア・カイザーリングを新しき王として寿いだ。だが、それを足りぬという者がいたらしい。ならば、私は私の言葉を真実にしなくてはならない。ゆえに、リヒトに忠節を尽くしてくれる者には祝福を与える。近衛の長の娘。そなたが望まずとも、そなたの瞳は主と同じ翡翠に変わる」
「イェシカ様、どうか受け入れて下さい。ローランは神竜の王。言葉を違えることは許さないの」
「アレクシア様……」
「わたくしからもお願いするわ、イェシカ様」
王女にまで「ね? お願い」と言われては、イェシカは受けるしかない。ヴェルスブルクの貴族なら誰でも願ってやまない「淡い色の瞳」となることを!
「しかしの、当代様。イェシカの瞳がリヒト様と同じというのは、ちと困るな。イェシカが嫁ぐ際には、夫と同じ色に変じてやっては下さらぬか」
「それはそうですわね。瞳の色を兄上様と同じにするなんて、イェシカ様が兄上様をお慕いしていると誤解されてしまいますわ、神竜王陛下」
「人はいろいろと難しいな。わかった。近衛の長の娘。そなたの瞳は、いずれ翡翠に変わるが――この先、嫁ぐ相手が定まったら、その者の色になる」
ローランがぱちんと指を鳴らすと、イェシカの瞳が、翡翠色に変わった。礼を尽くして振り返ったイェシカの茶色い瞳が、翡翠に変じたことを認めた途端、最前列にいた中年貴族が叫んだ。
「わ、我がゼフィレラ侯爵家も、王太子殿下に絶対の忠誠を誓いまする!」
「よかろう。ならば髪の色を変える秘薬を与える。近衛の者には先に渡してある。使い方は彼らに訊け」
「ま、魔法ではございませぬのか」
「私の魔力を直接受けると、人間は寿命が縮むぞ。それに耐えられるのはアレクシアだけだ」
「ゆえに、魔力を使った薬剤をご用意下さいましたの。お優しい神竜王陛下が、特別に」
嘘ではない。ローランの異界移の異能で手に入れたのは事実だ。
「そ、それを使わせていただければ、私も金の髪に……?」
「程度の差はあるが。聖剣将軍も、金の髪になっている」
庭園が揺れたかのようなうねりが起きた。茶褐色の髪だったカイン・シュラウス。それは当然だ、彼は平民だ。その彼すら金髪になったというのか。
「銀の髪は授けない。銀は、特別な色だ。――だが」
ローランは、ちらりと闇華を見た。
「シルハークの公主のような、銀の瞳は……その者次第かもしれない」
「皆様方。兄上様に改めて忠誠をお誓いになりたいとおっしゃるなら、こちらにお呼びしましょうか?」
エルウィージュの提案は、一も二もなく受け入れられた。
イェシカの演技力のおかげで、予想以上に上手くいったと脚本担当の王女は微笑み、神竜王に「傲岸不遜」な演技指導をした公主は満足し、神竜王は「もう終わった? もういい?」と、召喚者である少女に目で問いかけていた。
0
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
死亡予定の脇役令嬢に転生したら、断罪前に裏ルートで皇帝陛下に溺愛されました!?
六角
恋愛
「え、私が…断罪?処刑?――冗談じゃないわよっ!」
前世の記憶が蘇った瞬間、私、公爵令嬢スカーレットは理解した。
ここが乙女ゲームの世界で、自分がヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢であり、婚約者のアルフォンス王太子に断罪される未来しかないことを!
その元凶であるアルフォンス王太子と聖女セレスティアは、今日も今日とて私の目の前で愛の劇場を繰り広げている。
「まあアルフォンス様! スカーレット様も本当は心優しい方のはずですわ。わたくしたちの真実の愛の力で彼女を正しい道に導いて差し上げましょう…!」
「ああセレスティア!君はなんて清らかなんだ!よし、我々の愛でスカーレットを更生させよう!」
(…………はぁ。茶番は他所でやってくれる?)
自分たちの恋路に酔いしれ、私を「救済すべき悪」と見なすめでたい頭の二人組。
あなたたちの自己満足のために私の首が飛んでたまるものですか!
絶望の淵でゲームの知識を総動員して見つけ出した唯一の活路。
それは血も涙もない「漆黒の皇帝」と万人に恐れられる若き皇帝ゼノン陛下に接触するという、あまりに危険な【裏ルート】だった。
「命惜しさにこの私に魂でも売りに来たか。愚かで滑稽で…そして実に唆る女だ、スカーレット」
氷の視線に射抜かれ覚悟を決めたその時。
冷酷非情なはずの皇帝陛下はなぜか私の悪あがきを心底面白そうに眺め、その美しい唇を歪めた。
「良いだろう。お前を私の『籠の中の真紅の鳥』として、この手ずから愛でてやろう」
その日から私の運命は激変!
「他の男にその瞳を向けるな。お前のすべては私のものだ」
皇帝陛下からの凄まじい独占欲と息もできないほどの甘い溺愛に、スカーレットの心臓は鳴りっぱなし!?
その頃、王宮では――。
「今頃スカーレットも一人寂しく己の罪を反省しているだろう」
「ええアルフォンス様。わたくしたちが彼女を温かく迎え入れてあげましょうね」
などと最高にズレた会話が繰り広げられていることを、彼らはまだ知らない。
悪役(笑)たちが壮大な勘違いをしている間に、最強の庇護者(皇帝陛下)からの溺愛ルート、確定です!
不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。
桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。
戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。
『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。
※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。
時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。
一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。
番外編の方が本編よりも長いです。
気がついたら10万文字を超えていました。
随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる