86 / 93
番外編~箱庭の姫君と闇の公主と光の王~
帰る頃合い。
しおりを挟む
妹に呼び出されたリヒトが、貴族達の「改めての忠誠誓約」に辟易していた時(同席させられているローランは既に泣きたい気分だった)。
当の妹姫は、ご機嫌で酒を飲んでいた。お祝いだから、少し奮発してシルハークの乳酒を取り寄せた。強い酒だが、エルウィージュにはワインと大差ない。
「イェシカ、よくやってくれました。素晴らしい演技でしたよ」
「ほんに。見事であった。微かな声の震えまで、初々しく演じておったのう」
「ありがとうございます。父に、王家の方々に指名していただいた以上、最低限のことはできねばならぬと、叩き込まれましたので」
イェシカは先程までの緊張が嘘のように溌剌としている。母のマグダレーナは、あの後、同格の貴族の夫人達に囲まれてしまった。「どうなっているの」という質問責めだろうが、のらりくらりと躱すだろう。それらを見越して、彼女達母娘を選んだのだから。
「……でも、イェシカ。本当は嫌ではない? 綺麗な栗色の髪だったのに……」
申し訳なさそうに問いかけるアレクシアに、イェシカはにっこり微笑み返した。
「お気遣いありがとうございます。そうですね、今回のことの後では、会う人みんなが金髪になっているでしょうから、見分けるのは大変になりますけど」
確かに。
この国に来たばかりの頃、髪と瞳の色で何とか見分けていた闇華は、心から同意した。
「でも、皆様が金髪になったなら、私の髪が何色でも、今までと同じです。金なら「あなたもなのね」と同類だと思われて楽ですし、栗色のままだったら「あなたは王太子殿下に忠誠を誓っていないの」と馬鹿にされるんです」
「色で買える忠誠か。安いものじゃな」
「はい。ですから、私の忠誠は、王太子殿下にはまだお渡しできません。汚れていますから。――私は社交界に出てもいない子供ですが、王家にお仕えすることだけは父にも母にも言い含められてきました。その父が、先の戦の後、「王家ではなく王太子殿下にお仕えせよ」と言いました。私は、父の言葉には従うつもりですが……買った忠誠ではなく、捧げさせていただいた忠誠だと信じていただけるよう、努めます」
「……ねえ、イェシカ。あなた、わたくしの傍に上がりなさい。行儀見習いでも、わたくしの遊び相手でも、名目は何でもいいわ。あなたは、よい子だわ」
エルウィージュが不意にそう言った。――宮廷で穢される前に、と小さく続けられた言葉は、アレクシアにしか聞こえなかった。
「王女殿下、でも、あの、王家の御方のお傍仕えは、伯爵家以上の家柄でないと……」
「そんな格式ばったものは、わたくしはいらないの。それに、わたくしはもうすぐ「大公家の御方」になるから、問題ないわ。王家の傍仕えが伯爵家なら、大公家の傍仕えは子爵家でもかまわないでしょう。イェシカは、嫌かしら?」
「……いえ、あの……私なんかで、よろしいのですか? もっと……」
「もっと、何?」
「……お美しい御方とか」
「わたくし、美醜は興味ないのよ。それに、あなたは可愛いわ」
「聡い御方とか」
「あなたはとても聡い子よ」
「……強い御方とか」
「あれだけの観衆の前で演じきったあなたは、相当強いと思うけれど」
「……えっと……えっと、アレクシア様に似てもいない私で、よろしいのでしょうか!」
その言葉に、闇華が吹き出した。堪えきれずに笑い続け、睨んでくるエルウィージュのチリッとした怒りはわかるが、どうにもならない。
「そなた……エルウィージュに堂々とそう言えるのじゃから、確かに強いぞ」
アレクシア以外は好きではないでしょうと、直接言ったようなものだ。未来の義姉として、上の身分である闇華が言うのはともかく、子爵令嬢に過ぎないイェシカが口にするには、かなりの度胸が必要だ。
「あ」
「よい、よい、許してやれ、エルウィージュ。……そなた、怖い者知らずじゃなあ。この国に来たばかりの頃の妾もじゃが」
「公主様……?」
「少しばかり粗忽じゃが、そなたはよい子じゃ。エルウィージュの相手になってやってくれぬか。アレクシアも、いつまでもエルウィージュと一緒にはいられぬのでな」
その言葉に、アレクシアがきょとんとした。わかっておらぬのか、この姫は。
「早う、先代様と共にシルハークに逃げよ。でなくば、列を成した貴族どもが、先代様に毎日「嘆願」に来るぞ。銀の瞳を下されとな」
「……エージュ……」
「いいの。わかった上でのことよ。あなたを、とりあえずはシルハークに預けるわ。リーシュ王にお伝えなさい、アリー。あなたに手出ししたら、何をどうやっても、必ず後悔させてさしあげるとね」
凄絶に美しい微笑みは毒どころか刃を秘めているが、アレクシアは意に介さなかった。そのまま、エルウィージュに抱きつく。
「うん。絶対、戻ってくる。待っててね、エージュ」
「わたくしがあなたを待たないはず、ないでしょう」
「私がいない間も、食事はちゃんと摂ってね。お酒ばかりは駄目よ」
「誰が、あなたにそんなこと」
「食事を摂らなかったら、エージュは妖精になれちゃうと思うけど、私はなれないの。だから、置いていかないでね。待っててね」
「……アリー」
「大好きよ。ローランと同じくらい、エージュが好きよ。うん、たぶんね、エージュ」
さらさらと流れる銀の髪を梳いて、アレクシアは微笑んだ。
「私、あなたを愛してる。恋じゃないわ。でも、愛してるの。今、世界中で、エージュのこと、一番愛してるのは私よ」
「…………」
「……でもね、いつか私よりエージュを愛してくれる人が現れるから。そしたら、身を引いてあげる」
「……アトゥール殿下?」
「バレてた。うん、でも、今はまだ私の方がエージュを好きだもの。愛してるもの。だから、待ってて。私が帰ってきて、アトゥール殿下に負けを認めるまで、待っててね」
「……負けなくていいのに」
ぽつりと呟いたエルウィージュの言葉は本心だろう。そしてあの大公、いつの間にアレクシアと交渉していたのかと、闇華は疑問を抱いた。イェシカは、じっと二人を見つめている。憧れの視線で。
「ね、エージュ、約束よ。待っててくれる?」
「待つわ。いつまででも。――でも、アリー」
「何?」
「あまりに遅いと、わたくし、アンファ様を神輿に乗せて、シルハークを攻めてしまうかもしれないわ。だから急いでね」
「冗談に聞こえぬぞ、エルウィージュ」
「本気ですもの。神竜王陛下と同時に事を起こせば容易いわ」
やりかねない。そしてその成功率は極めて高い。
そう思った闇華は、アレクシアに苦言を呈した。
「アレクシア。あまりエルウィージュのやんでれを進行させるでないぞ」
「エージュはヤンデレではないです。優しくて臆病なだけ」
「そう思っているのは、そなただけじゃ……」
闇華の吐息に、うっとりしたイェシカの声が重なった。
「金の天使と銀の女神……素敵……」
――一部の界隈で、アレクシアとエルウィージュはそう呼ばれているらしい。闇華は、聞かなかったことにした。
当の妹姫は、ご機嫌で酒を飲んでいた。お祝いだから、少し奮発してシルハークの乳酒を取り寄せた。強い酒だが、エルウィージュにはワインと大差ない。
「イェシカ、よくやってくれました。素晴らしい演技でしたよ」
「ほんに。見事であった。微かな声の震えまで、初々しく演じておったのう」
「ありがとうございます。父に、王家の方々に指名していただいた以上、最低限のことはできねばならぬと、叩き込まれましたので」
イェシカは先程までの緊張が嘘のように溌剌としている。母のマグダレーナは、あの後、同格の貴族の夫人達に囲まれてしまった。「どうなっているの」という質問責めだろうが、のらりくらりと躱すだろう。それらを見越して、彼女達母娘を選んだのだから。
「……でも、イェシカ。本当は嫌ではない? 綺麗な栗色の髪だったのに……」
申し訳なさそうに問いかけるアレクシアに、イェシカはにっこり微笑み返した。
「お気遣いありがとうございます。そうですね、今回のことの後では、会う人みんなが金髪になっているでしょうから、見分けるのは大変になりますけど」
確かに。
この国に来たばかりの頃、髪と瞳の色で何とか見分けていた闇華は、心から同意した。
「でも、皆様が金髪になったなら、私の髪が何色でも、今までと同じです。金なら「あなたもなのね」と同類だと思われて楽ですし、栗色のままだったら「あなたは王太子殿下に忠誠を誓っていないの」と馬鹿にされるんです」
「色で買える忠誠か。安いものじゃな」
「はい。ですから、私の忠誠は、王太子殿下にはまだお渡しできません。汚れていますから。――私は社交界に出てもいない子供ですが、王家にお仕えすることだけは父にも母にも言い含められてきました。その父が、先の戦の後、「王家ではなく王太子殿下にお仕えせよ」と言いました。私は、父の言葉には従うつもりですが……買った忠誠ではなく、捧げさせていただいた忠誠だと信じていただけるよう、努めます」
「……ねえ、イェシカ。あなた、わたくしの傍に上がりなさい。行儀見習いでも、わたくしの遊び相手でも、名目は何でもいいわ。あなたは、よい子だわ」
エルウィージュが不意にそう言った。――宮廷で穢される前に、と小さく続けられた言葉は、アレクシアにしか聞こえなかった。
「王女殿下、でも、あの、王家の御方のお傍仕えは、伯爵家以上の家柄でないと……」
「そんな格式ばったものは、わたくしはいらないの。それに、わたくしはもうすぐ「大公家の御方」になるから、問題ないわ。王家の傍仕えが伯爵家なら、大公家の傍仕えは子爵家でもかまわないでしょう。イェシカは、嫌かしら?」
「……いえ、あの……私なんかで、よろしいのですか? もっと……」
「もっと、何?」
「……お美しい御方とか」
「わたくし、美醜は興味ないのよ。それに、あなたは可愛いわ」
「聡い御方とか」
「あなたはとても聡い子よ」
「……強い御方とか」
「あれだけの観衆の前で演じきったあなたは、相当強いと思うけれど」
「……えっと……えっと、アレクシア様に似てもいない私で、よろしいのでしょうか!」
その言葉に、闇華が吹き出した。堪えきれずに笑い続け、睨んでくるエルウィージュのチリッとした怒りはわかるが、どうにもならない。
「そなた……エルウィージュに堂々とそう言えるのじゃから、確かに強いぞ」
アレクシア以外は好きではないでしょうと、直接言ったようなものだ。未来の義姉として、上の身分である闇華が言うのはともかく、子爵令嬢に過ぎないイェシカが口にするには、かなりの度胸が必要だ。
「あ」
「よい、よい、許してやれ、エルウィージュ。……そなた、怖い者知らずじゃなあ。この国に来たばかりの頃の妾もじゃが」
「公主様……?」
「少しばかり粗忽じゃが、そなたはよい子じゃ。エルウィージュの相手になってやってくれぬか。アレクシアも、いつまでもエルウィージュと一緒にはいられぬのでな」
その言葉に、アレクシアがきょとんとした。わかっておらぬのか、この姫は。
「早う、先代様と共にシルハークに逃げよ。でなくば、列を成した貴族どもが、先代様に毎日「嘆願」に来るぞ。銀の瞳を下されとな」
「……エージュ……」
「いいの。わかった上でのことよ。あなたを、とりあえずはシルハークに預けるわ。リーシュ王にお伝えなさい、アリー。あなたに手出ししたら、何をどうやっても、必ず後悔させてさしあげるとね」
凄絶に美しい微笑みは毒どころか刃を秘めているが、アレクシアは意に介さなかった。そのまま、エルウィージュに抱きつく。
「うん。絶対、戻ってくる。待っててね、エージュ」
「わたくしがあなたを待たないはず、ないでしょう」
「私がいない間も、食事はちゃんと摂ってね。お酒ばかりは駄目よ」
「誰が、あなたにそんなこと」
「食事を摂らなかったら、エージュは妖精になれちゃうと思うけど、私はなれないの。だから、置いていかないでね。待っててね」
「……アリー」
「大好きよ。ローランと同じくらい、エージュが好きよ。うん、たぶんね、エージュ」
さらさらと流れる銀の髪を梳いて、アレクシアは微笑んだ。
「私、あなたを愛してる。恋じゃないわ。でも、愛してるの。今、世界中で、エージュのこと、一番愛してるのは私よ」
「…………」
「……でもね、いつか私よりエージュを愛してくれる人が現れるから。そしたら、身を引いてあげる」
「……アトゥール殿下?」
「バレてた。うん、でも、今はまだ私の方がエージュを好きだもの。愛してるもの。だから、待ってて。私が帰ってきて、アトゥール殿下に負けを認めるまで、待っててね」
「……負けなくていいのに」
ぽつりと呟いたエルウィージュの言葉は本心だろう。そしてあの大公、いつの間にアレクシアと交渉していたのかと、闇華は疑問を抱いた。イェシカは、じっと二人を見つめている。憧れの視線で。
「ね、エージュ、約束よ。待っててくれる?」
「待つわ。いつまででも。――でも、アリー」
「何?」
「あまりに遅いと、わたくし、アンファ様を神輿に乗せて、シルハークを攻めてしまうかもしれないわ。だから急いでね」
「冗談に聞こえぬぞ、エルウィージュ」
「本気ですもの。神竜王陛下と同時に事を起こせば容易いわ」
やりかねない。そしてその成功率は極めて高い。
そう思った闇華は、アレクシアに苦言を呈した。
「アレクシア。あまりエルウィージュのやんでれを進行させるでないぞ」
「エージュはヤンデレではないです。優しくて臆病なだけ」
「そう思っているのは、そなただけじゃ……」
闇華の吐息に、うっとりしたイェシカの声が重なった。
「金の天使と銀の女神……素敵……」
――一部の界隈で、アレクシアとエルウィージュはそう呼ばれているらしい。闇華は、聞かなかったことにした。
0
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
死亡予定の脇役令嬢に転生したら、断罪前に裏ルートで皇帝陛下に溺愛されました!?
六角
恋愛
「え、私が…断罪?処刑?――冗談じゃないわよっ!」
前世の記憶が蘇った瞬間、私、公爵令嬢スカーレットは理解した。
ここが乙女ゲームの世界で、自分がヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢であり、婚約者のアルフォンス王太子に断罪される未来しかないことを!
その元凶であるアルフォンス王太子と聖女セレスティアは、今日も今日とて私の目の前で愛の劇場を繰り広げている。
「まあアルフォンス様! スカーレット様も本当は心優しい方のはずですわ。わたくしたちの真実の愛の力で彼女を正しい道に導いて差し上げましょう…!」
「ああセレスティア!君はなんて清らかなんだ!よし、我々の愛でスカーレットを更生させよう!」
(…………はぁ。茶番は他所でやってくれる?)
自分たちの恋路に酔いしれ、私を「救済すべき悪」と見なすめでたい頭の二人組。
あなたたちの自己満足のために私の首が飛んでたまるものですか!
絶望の淵でゲームの知識を総動員して見つけ出した唯一の活路。
それは血も涙もない「漆黒の皇帝」と万人に恐れられる若き皇帝ゼノン陛下に接触するという、あまりに危険な【裏ルート】だった。
「命惜しさにこの私に魂でも売りに来たか。愚かで滑稽で…そして実に唆る女だ、スカーレット」
氷の視線に射抜かれ覚悟を決めたその時。
冷酷非情なはずの皇帝陛下はなぜか私の悪あがきを心底面白そうに眺め、その美しい唇を歪めた。
「良いだろう。お前を私の『籠の中の真紅の鳥』として、この手ずから愛でてやろう」
その日から私の運命は激変!
「他の男にその瞳を向けるな。お前のすべては私のものだ」
皇帝陛下からの凄まじい独占欲と息もできないほどの甘い溺愛に、スカーレットの心臓は鳴りっぱなし!?
その頃、王宮では――。
「今頃スカーレットも一人寂しく己の罪を反省しているだろう」
「ええアルフォンス様。わたくしたちが彼女を温かく迎え入れてあげましょうね」
などと最高にズレた会話が繰り広げられていることを、彼らはまだ知らない。
悪役(笑)たちが壮大な勘違いをしている間に、最強の庇護者(皇帝陛下)からの溺愛ルート、確定です!
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】悪役令嬢は3歳?〜断罪されていたのは、幼女でした〜
白崎りか
恋愛
魔法学園の卒業式に招かれた保護者達は、突然、王太子の始めた蛮行に驚愕した。
舞台上で、大柄な男子生徒が幼い子供を押さえつけているのだ。
王太子は、それを見下ろし、子供に向って婚約破棄を告げた。
「ヒナコのノートを汚したな!」
「ちがうもん。ミア、お絵かきしてただけだもん!」
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる