転生したら王族だった

みみっく

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第一章 - 出会いと成長

59話 ドラゴンのミア

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 ミアはさらに怯えた表情で続けた。「ダメージを受けて……弱っちゃってね、身を隠すために人の姿になったの。それで、森の中に潜んでいたんだけど……」

あぁ、その後の展開は想像つくなぁ。「それで、ビッグウルフの群れに襲われたんだぁ?」レイニーは優しく問いかけた。

 ミアは涙目になりながら頷いた。「うん、そうなの……。わたし、ただ遊びたかっただけなのに、こんなことになっちゃって……」

 レイニーはミアを抱きしめ、優しく頭を撫でた。「大変だったね。もう大丈夫だよ。でも、これからは気をつけようねっ」

 ミアは少し安心した様子で、「ありがとう、レイニーくん……。わたし、反省してる……」と小さくつぶやいた。



 今は体力が弱っていてワイバーンに追われ、かなり遠くまで来てしまって帰れないので、しばらく俺と一緒にいたいらしい。なんだか俺に懐いちゃってるし……別にいいかな。

「そっかぁ……反省しているんなら一緒にいても良いけど、暴れないでよね~」ドラゴンが暴れたら止められなさそうだしぃー。

「うん。わかったぁ♪やったぁ~」可愛い笑顔で、ぎゅぅと抱きしめられた。

 ミアの笑顔は魅力的で、見とれちゃって断れないよなぁ~。ほんとにドラゴンなのかなぁ……って感じだな。

「俺は、他にも仲間がいるから紹介するねっ」笑顔でミアの頭を撫でながら優しく言った。

「う、うん……。でも、怖がられちゃうと思うよ?」心配そうな表情をして、俺を見つめ抱きしめる腕に力が入った。

「大丈夫だよっ。みんな優しいし、俺が一緒にいるからさぁ~。ねっ!」そう言うと立ち上がり、ミアの腕を引いて立たせると手を繋ぎ村へ向かった。

 宿へ戻り部屋に入ると、みんな戻っていて部屋で寛ぎ話をしていて、俺たちに注目が集まった。

「ううぅ……だれっ!?その子。すぐに可愛い子を連れてくるんだからぁ~!」ムスっとした表情になったリリスが文句を言ってきた。事情を話て納得をしてくれたが……

「えっと……ミアちゃんって、有名だよね。ドラゴンロードの娘さんだよね?」と、ロディーが怯えた表情でミアに聞いた。ミアって有名なんだ!?へぇ~すごいじゃん。と思い目をキラキラさせてミアを見つめた。

「え、あ……うん。ドラゴンロードだよ……」怯えた感じで返事をして俺の後ろに隠れた。

「あぁ~破壊龍とか破壊のドラゴンって呼ばれちゃってるよな~。一緒にいて大丈夫なのかー?」リリスが、いつもの感じで俺に聞いてきた。は?破壊のドラゴンって……それ、かっこいいじゃん!

 俺の後ろに隠れていたミアの肩を掴み話した。「ミア、かっこいいじゃん!でも、破壊行為は禁止だからね~。破壊をしたら追い出しちゃうからね!」サラサラで触り心地が良い、薄水色の髪の毛を優しく撫でた。

「うんっ! 暴れたり、破壊はしないよっ! あのね、レイニーくんに忠誠を誓うの! わたしを助けてくれた、命の恩人だもんっ!」と、言いだした。
 
 あれ? 話が変わってきてるよ?? 弱って帰れないから、しばらく一緒にいさせて欲しいって言ってなかったっけ? その言い方だと……ずっと一緒にって感じだけど。飽きたら帰るっぽいから良いかぁ。

 それにセラフィーナが何も言わないで、ミアを見つめて微笑んでいたし、問題なさそうじゃん。俺も見ていたけど、ウソを付いてる感じを受けなかった。
  
 話の後にリリスとロディーに別の部屋に手を引かれて、ミアの話を聞かされた。ミアはイタズラ好きでワガママな娘らしく、さらに両親が娘を溺愛していて、誰も止める者がいないらしく好き放題して暴れていた。その被害は、村や王国を破壊してもおもちゃが壊れた程度に思っている種族らしい。しかも両親はドラゴンロードと名のしれた最強種のドラゴンロードだった。
 
 まあ、それはミアからイタズラ好きだと聞いたし、国を破壊されちゃ困るけど……ここで、放り出したら国や村を破壊するのをやめないんじゃない?俺達が教えた方が良いと思う。意外と素直に聞いてくれたしねっ♪ それに、そのイタズラってただ単に両親の気を引きたかっただけじゃないのかなぁ? ただ寂しかっただけとか……

 リリスとロディーに、ミアを呼んでもらい二人で話すことにした。

「国を滅ぼしたって、ほんとう?」目を輝かせて聞いた。

「え、う、うん。ちょっと、やりすぎちゃったみたい……」気まずそうに答えた。気まずそうに答えるって事は、反省してるし、悪いことをしたって自覚があるってことだよね。

「へぇ~すごいなぁ~」ベッドに腰掛け、両手を広げるとミアが恐る恐る膝の上に座ってきた。やっぱり懐いてくれてるみたい。歳上でも小柄な女の子で良い抱き心地かも。

「すごくないよぉ。えへへ……♪ もう、しないよっ。」明るい声で返事をしてきたので、いつもの癖で……ミアの頬を触ってしまった。

「わぁっ。え……わぁ……うにゅ~♪」と、初めはビクッと驚いていたミアが、甘えた声を出してきた。ドラゴンだから硬いかもと思っていたら、とても柔らかくてぷにぷにとした感触だった。

「ゴメンね、いつもの癖で……」いきなり触ったことを謝罪をした。ミアの頬を触りながら。

「ううん。えっと……初めて触られちゃったぁ~。みんな恐がって近寄ってこないからぁ」嬉しそうに話し、安心をしたのか寄りかかってきた。
 
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