135 / 188
135 恋敵のマヤに意地悪する
しおりを挟む
カナミール子爵邸に向かって歩いている。
血液の病に倒れた11歳の娘、フロマージュを治療するため。
妹分になったマヤのためだけを考えて、子爵に恩を売る。
使者のマルクルさんと約束して2時間半後、私とマヤはカナワの街に到着した。
マルクルさんと一緒にいた騎士が待っていて、貴族専用門に通された。
私は堂々と街に入った。マヤは恐縮していた。
ここから領主邸まで直線で2キロ。曲がり道もあるから、実際には3キロくらい。
カナミール子爵の配下は総出で、私達の道を妨げないように交通整理をしている。
捕縛を選んだら、遠慮なくミハイルさんが暴れていただろう。
「ユリナ!」
「あ・・。久しぶり」
リュウだ。オーグとダリアもいる。何か月ぶりだろうか。相変わらずリュウは優しい目をしている。
「なんで、ユリナとマヤが一緒に」
「リュウ、歩きながら話そうか。私、領主邸に向かってるの」
とりあえず、マヤと偶然に知り合ったこと、カナミール家三男に絡まれたことを言った。
三男のことではリュウが激怒怒。マヤは大切にされている。
みんなと色んな話をする前に、この件を片付けたい。
◆
15分後。
私達は子爵邸に到着した。私には、迷いが生じている。
「マヤ、ちょっと危険があるかも。引き返すなら今かもよ」
「・・いえ。リュウちゃんの彼女だったユリナさんをしっかり見させてもらいます」
リュウもさすがにマヤの気持ちに気付いている。
複雑な顔だ。
領主邸の門が開いていた。
何も妨げはない。
私は門番を無視して中に入った。「暁の光」の4人は会釈していたが。
子爵邸本宅の入り口も開いていて、丸腰の騎士が並んで、2階にあるフロマージュの部屋に私達を誘導する。
フロマージュの部屋にすんなり到着した。
ドアを開けると、ベッドに顔色が悪く、やせこけた娘が寝ていた。
そして身なりがいいが、目の下にくまを作った男性と女性が立っていた。
「ユリ・・・」
私は男性の呼びかけを無視して、娘の額に手を置いた。
以前、スマトラさんの頭の中に感じた病巣。その小さなものが、体中に撒き散らされている。
血流に乗った毒素で、心臓も痛めつけられている。
ボロボロだ。
「マヤ」
「何ですか」
「名もなき神は、この子を治していいって言ってるけど、私はためらってる」
「え、何でですか」
子爵夫妻と思われる男女の表情が一変した。
期待させた分だけ、驚愕の表情が大きい。
リュウ、オーグ、ダリアは黙って見てくれている。
「だって、この子はあなたを冤罪で捕まえ、汚そうとしているカナミール家三男の妹でしょ」
「だけど・・」
「妹がこんなことになり、子爵様の警戒が緩い。それをいいことに、私の捕縛まで狙ってるわ」
子爵は目を見開いている。
「治療してあげても、この家の人間の誰かが敵になる。あなたの身の安全が保証されない」
婦人。「あの妾のクソガキが・・死なす」。
憤怒の表情を浮かべている。
「私はさっきから「気功回復」を発動したいけど、心が拒否して「気」が練れない」
「そんな。この子が可愛そうです。何か手はないのですか」
「そこの子爵様も調べてるけど、私の力は仲間には癒やしとなって作用する」
子爵も把握しているらしく、その言葉に反応する。
「だけどね」
子爵が反応した。やはり、子爵は「等価交換」のことも調べてる。
「私が敵と思ってスキルを使うと、その相手をひからびさせる、悪魔の攻撃に変わるの」
「そんな・・」
「ね、リスクが高いよ」
「この子、私の妹と同じくらいです。ユリナさん、お願いです。助けてあげたいです」
リュウ達は、何となく気付いたようだ。
恐らく「暁の光」に迷惑をかけている三男を、私が悪者に仕立てあげようとしていることに。
そのとき、フロマージュちゃんが薄く目を開けた。
「さっき目が覚めて・・。お姉ちゃん達、来てくれてありがとう。だけど、お兄様が迷惑かけてごめんなさい」
涙を流してる。
「お父様、お母様、たくさん迷惑をかけて、ごめんなさい。もういいです・・。ごめん・・なさい・・」
そう言うのが精いっぱい。また目を閉じてしまった。
マヤが私の方を見た。だけど私は非情だ。
「マヤ、本人もそう言っている。ここの娘は放って帰ろう」
しかし、マヤは何かを決意した。そして私のミスリルワンピースの袖をつかんだ。
「ユリナさん、スキルを使って下さい。この手は離せません」
「私と殴り合うの? ダンジョンでオーガを無力化したの見たでしょ」
「それでも、離しません」
「仕方ない。それなら、1つだけ手があるよ」
「お願いします」
「単純に、戦闘の時にも使えるスキルの使いかたをするの」
「何をやるんですか?」
「あんたの右手から「栄養」を吸い取る。その栄養を使って、フロマージュちゃんの病気を治すの」
「え?」
「名もなき神が言ってる。その資格があるのは、マヤ、あんただけだって」
マヤは私が魔物を「等価交換」で干からびさせるとこを見ている。
「行ってこい変換」も見せた。
だから、奪った養分で、私とマヤ、2人の傷を治したことも理解している。
だけど『超回復』があれば、干からびた部分でも治せることは、知らない。
マヤは、「等価交換」に使われた肉は、もう廃棄物だと思っている。
私は意地悪だ。
「どうする。フロマージュちゃんは死にかけてるよ。マヤとフロマージュに「行ってこい変換」を使ったら、助かる」
「・・」
「けどね、変わりにマヤの右腕が完全に壊死する」
「壊死。腐り落ちるのですか?」
「すぐに腕を切断するしかない」
「右手がなくなる・・。もうリュウちゃんと並んで歩くことが・・」
だけど。
マヤはしっかりとした光を宿した目で、リュウに向き直った。
「リュウちゃん」
「マヤ」
「私、もう一緒に冒険する力がなくなる。だけど、この子を見捨てられない。もう時間もない」
泣いている。
「一緒にいれば、いつか彼女になれるかと思ってた。それも無理みたい」
私に自分の右腕を差し出した。
「だけどね、子供の頃から大好き。大好きだよリュウちゃん」
血液の病に倒れた11歳の娘、フロマージュを治療するため。
妹分になったマヤのためだけを考えて、子爵に恩を売る。
使者のマルクルさんと約束して2時間半後、私とマヤはカナワの街に到着した。
マルクルさんと一緒にいた騎士が待っていて、貴族専用門に通された。
私は堂々と街に入った。マヤは恐縮していた。
ここから領主邸まで直線で2キロ。曲がり道もあるから、実際には3キロくらい。
カナミール子爵の配下は総出で、私達の道を妨げないように交通整理をしている。
捕縛を選んだら、遠慮なくミハイルさんが暴れていただろう。
「ユリナ!」
「あ・・。久しぶり」
リュウだ。オーグとダリアもいる。何か月ぶりだろうか。相変わらずリュウは優しい目をしている。
「なんで、ユリナとマヤが一緒に」
「リュウ、歩きながら話そうか。私、領主邸に向かってるの」
とりあえず、マヤと偶然に知り合ったこと、カナミール家三男に絡まれたことを言った。
三男のことではリュウが激怒怒。マヤは大切にされている。
みんなと色んな話をする前に、この件を片付けたい。
◆
15分後。
私達は子爵邸に到着した。私には、迷いが生じている。
「マヤ、ちょっと危険があるかも。引き返すなら今かもよ」
「・・いえ。リュウちゃんの彼女だったユリナさんをしっかり見させてもらいます」
リュウもさすがにマヤの気持ちに気付いている。
複雑な顔だ。
領主邸の門が開いていた。
何も妨げはない。
私は門番を無視して中に入った。「暁の光」の4人は会釈していたが。
子爵邸本宅の入り口も開いていて、丸腰の騎士が並んで、2階にあるフロマージュの部屋に私達を誘導する。
フロマージュの部屋にすんなり到着した。
ドアを開けると、ベッドに顔色が悪く、やせこけた娘が寝ていた。
そして身なりがいいが、目の下にくまを作った男性と女性が立っていた。
「ユリ・・・」
私は男性の呼びかけを無視して、娘の額に手を置いた。
以前、スマトラさんの頭の中に感じた病巣。その小さなものが、体中に撒き散らされている。
血流に乗った毒素で、心臓も痛めつけられている。
ボロボロだ。
「マヤ」
「何ですか」
「名もなき神は、この子を治していいって言ってるけど、私はためらってる」
「え、何でですか」
子爵夫妻と思われる男女の表情が一変した。
期待させた分だけ、驚愕の表情が大きい。
リュウ、オーグ、ダリアは黙って見てくれている。
「だって、この子はあなたを冤罪で捕まえ、汚そうとしているカナミール家三男の妹でしょ」
「だけど・・」
「妹がこんなことになり、子爵様の警戒が緩い。それをいいことに、私の捕縛まで狙ってるわ」
子爵は目を見開いている。
「治療してあげても、この家の人間の誰かが敵になる。あなたの身の安全が保証されない」
婦人。「あの妾のクソガキが・・死なす」。
憤怒の表情を浮かべている。
「私はさっきから「気功回復」を発動したいけど、心が拒否して「気」が練れない」
「そんな。この子が可愛そうです。何か手はないのですか」
「そこの子爵様も調べてるけど、私の力は仲間には癒やしとなって作用する」
子爵も把握しているらしく、その言葉に反応する。
「だけどね」
子爵が反応した。やはり、子爵は「等価交換」のことも調べてる。
「私が敵と思ってスキルを使うと、その相手をひからびさせる、悪魔の攻撃に変わるの」
「そんな・・」
「ね、リスクが高いよ」
「この子、私の妹と同じくらいです。ユリナさん、お願いです。助けてあげたいです」
リュウ達は、何となく気付いたようだ。
恐らく「暁の光」に迷惑をかけている三男を、私が悪者に仕立てあげようとしていることに。
そのとき、フロマージュちゃんが薄く目を開けた。
「さっき目が覚めて・・。お姉ちゃん達、来てくれてありがとう。だけど、お兄様が迷惑かけてごめんなさい」
涙を流してる。
「お父様、お母様、たくさん迷惑をかけて、ごめんなさい。もういいです・・。ごめん・・なさい・・」
そう言うのが精いっぱい。また目を閉じてしまった。
マヤが私の方を見た。だけど私は非情だ。
「マヤ、本人もそう言っている。ここの娘は放って帰ろう」
しかし、マヤは何かを決意した。そして私のミスリルワンピースの袖をつかんだ。
「ユリナさん、スキルを使って下さい。この手は離せません」
「私と殴り合うの? ダンジョンでオーガを無力化したの見たでしょ」
「それでも、離しません」
「仕方ない。それなら、1つだけ手があるよ」
「お願いします」
「単純に、戦闘の時にも使えるスキルの使いかたをするの」
「何をやるんですか?」
「あんたの右手から「栄養」を吸い取る。その栄養を使って、フロマージュちゃんの病気を治すの」
「え?」
「名もなき神が言ってる。その資格があるのは、マヤ、あんただけだって」
マヤは私が魔物を「等価交換」で干からびさせるとこを見ている。
「行ってこい変換」も見せた。
だから、奪った養分で、私とマヤ、2人の傷を治したことも理解している。
だけど『超回復』があれば、干からびた部分でも治せることは、知らない。
マヤは、「等価交換」に使われた肉は、もう廃棄物だと思っている。
私は意地悪だ。
「どうする。フロマージュちゃんは死にかけてるよ。マヤとフロマージュに「行ってこい変換」を使ったら、助かる」
「・・」
「けどね、変わりにマヤの右腕が完全に壊死する」
「壊死。腐り落ちるのですか?」
「すぐに腕を切断するしかない」
「右手がなくなる・・。もうリュウちゃんと並んで歩くことが・・」
だけど。
マヤはしっかりとした光を宿した目で、リュウに向き直った。
「リュウちゃん」
「マヤ」
「私、もう一緒に冒険する力がなくなる。だけど、この子を見捨てられない。もう時間もない」
泣いている。
「一緒にいれば、いつか彼女になれるかと思ってた。それも無理みたい」
私に自分の右腕を差し出した。
「だけどね、子供の頃から大好き。大好きだよリュウちゃん」
26
あなたにおすすめの小説
目つきが悪いと仲間に捨てられてから、魔眼で全てを射貫くまで。
桐山じゃろ
ファンタジー
高校二年生の横伏藤太はある日突然、あまり接点のないクラスメイトと一緒に元いた世界からファンタジーな世界へ召喚された。初めのうちは同じ災難にあった者同士仲良くしていたが、横伏だけが強くならない。召喚した連中から「勇者の再来」と言われている不東に「目つきが怖い上に弱すぎる」という理由で、森で魔物にやられた後、そのまま捨てられた。……こんなところで死んでたまるか! 奮起と同時に意味不明理解不能だったスキル[魔眼]が覚醒し無双モードへ突入。その後は別の国で召喚されていた同じ学校の女の子たちに囲まれて一緒に暮らすことに。一方、捨てた連中はなんだか勝手に酷い目に遭っているようです。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを掲載しています。
パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す
名無し
ファンタジー
パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる