106 / 182
第106話 いつぶりかしら、お友達ができたのは
しおりを挟む
今度の食事は、軽く塩を振って焼いた程度の肉だ。
グリフィンたちは期待とは違うのか、少し残念そうにしているように見えた。
「ご馳走は、特別な時にね」
と、焼いた肉を切り分けて、差し出してあげる。
言葉が通じるわけないが、グリフィンは賢い魔物だ。なにかしらこちらの意図を察してくれたのか、やがて食べてくれる。
グリフィンに与える合間に、おれたちも肉を口にする。
そうしてグリフィンたちと仲良く食事する様子は、動画に収めておいた。
「食事が終わったら次は移動でいいのかな?」
「はい。屋敷へ移動して、そこで巣作りのお手伝いをしてあげましょう」
昨日、おれたちと一緒に寝てくれた時点で察していたが、このグリフィンの群れは新しく、巣をまだ持っていないらしい。
正確には、巣を作り始めたばかりといったところだろう。
周囲を確認してみたが、木の枝がわずかに積み重ねられている場所があった。作りかけの巣だ。
これくらいなら、この地に執着しないだろう。
「ところで不思議だったのだけれど」
自分の分を食べ終えてから、ロザリンデは口を開いた。
「どうしてわたしの誘惑を使おうと思わなかったの? グリフィンの数匹なら簡単に操れたけれど」
「……その手もあったかー」
「これはうっかりしていました……」
おれとフィリアは揃って、そのことを忘れていた。
「呆れたわ。わたしが誘惑を使えば、あんな殴り合いもすることもなかったのに」
「まあ、でもほら、あれって不測の事態で効果が切れるでしょ? なにかの拍子に急に暴れられたら困るしさ」
「そうなの? 完璧な能力だと聞いていたのだけれど」
「もしかしてロゼちゃんは、使ったことない?」
「ええ、使い方はわかるけれど」
「なら知らないのも無理ないか。丈二さんなんか、効かないくらいだったからね」
「そうなのね。さすがジョージだわ」
「ま、そんな能力使わなくても、彼は君に夢中だけどね」
「ふふっ、そうね……」
嬉しそうに笑うロザリンデだったが、おれは考えてしまう。
彼女が、屋敷で丈二の血痕を舐めようとしたことだ。
あれ以来、あんな様子は見せていない。
グリフィンとの戦いで負傷したおれの血にも反応はなかった。丈二の血にのみ反応するのか、あるいは……。
「でも、使わなくて良かったかもしれないわね。簡単な手段を取ったら、こんなに楽しんでいられなかったもの」
「そっか、ロゼちゃんは楽しんでくれてるのか」
「ええ、こうして誰かと食事を取るのも、魔物と仲良くなるのも楽しいわ。それに、タクトとグリフィンの力比べもなかなかエキサイティングだったわよ」
「はい、これは公開するのが楽しみです。きっと大人気間違いなしです」
いつもの調子で言ってから、フィリアは穏やかに笑う。
「ですが、そんな風に一緒に楽しんでいただけるロザリンデ様だから、上級吸血鬼だということを忘れてしまうのかもしれません」
「そもそも今こうしているのは、わたしが上級吸血鬼だったせいだというのに?」
「それはそうなのですが、ロザリンデ様は上級吸血鬼である以前に、わたくしたちの可愛らしいお友達という感じがしているのです」
「お友達……そうね、いつぶりかしら、お友達ができたのは」
おれもフィリアに同意して頷く。
「友達なら、相手の属性なんて関係ないもんね。上級吸血鬼の能力なんて、おれたちが忘れてるくらいがちょうどいいのかもしれない」
「なら、本当に必要なとき以外は温存しておこうかしら。そのほうが魔素も消費しなくていいし」
「うん、それがいいよ」
おれが恐れているのは、上級吸血鬼の吸血衝動だ。
ロザリンデは長年、人の血を吸ってこなかったが、この前初めて人の血を吸ったことで、その味を覚えてしまった。
その衝動の現れが、屋敷での行動かもしれない。
そして、能力の使用が衝動を加速させるかもしらないし、その結果、他の上級吸血鬼と同じように人を襲うようになるかもしれない。
もちろん、人間に友好的な吸血鬼は人を襲うことはなかったし、ロザリンデだって血を吸う前は長年耐えてきたのだ。おれの杞憂でしかないかもしれない。
でも、万が一には備えなければならない。観察して、可能なら対策を見つけておかなければならない。
「……どうしたのタクト? 昨日から妙に熱視線を感じるわ。残念だけどわたしにはジョージがいるし、あなたにはフィリアがいるでしょう?」
「いや、そういう目で見てるわけじゃ……」
「タクト様……」
ぽとり、とフィリアが食器を落としてしまう。
その瞳に涙が溢れていく。
「や、やはり、わたくしなどでは、ダメだったのですね……」
「違うよ! それは本当に違う!」
「ですが先ほども、お目覚めのキスを拒否されました……」
「いやあれ君も起きてたし……っていうか、これには事情があって……!」
「事情?」
ロザリンデが首を傾げる。悪いが、彼女には聞かせられない。
おれはフィリアの手を引いて、その場から一旦離れる。
内緒話をしてもロザリンデには聞こえてしまうので、スマホのメモ帳アプリで文章を打って、フィリアに見せた。
ロザリンデの吸血衝動に対する懸念についてだ。
フィリアはそれで納得してくれた。しかし戻ろうとすると、服の裾を掴まれる。
自信なさげに、そして恥ずかしそうに顔を赤らめながら、スマホ画面を見せてきた。
『それはそれとして、キスはして欲しいです』
黄色い綺麗な瞳で上目遣い。
「しょうがないなあ。不安にさせちゃってごめん」
ご要望の通りにしてあげる。
そうしてフィリアは機嫌を直してくれた。
でも、その最中ずっと、興味ありげなグリフィンたちにジーッと見られていたのは、少々気まずかった。
「では、食事も終わりましたことですし、移動しましょう!」
とっても上機嫌に先導するフィリアである。
グリフィンたちももちろん連れていくが、体が大きい分、歩幅が大きく、おれたちとは足並みが揃わない。
おれたちもそこそこ早足なのだが、彼らからすれば、かなりゆっくりに感じているだろう。
やがてオスのグリフィンが、つんつんとおれの背中を軽く突いた。
「どうしたの?」
するとグリフィンは、おれと自分の背中のほうへ交互に視線を送る。
「もしかして、乗れってことかい?」
おれが彼の背中に触れると、肯定するようにしゃがんでくれた。
グリフィンたちは期待とは違うのか、少し残念そうにしているように見えた。
「ご馳走は、特別な時にね」
と、焼いた肉を切り分けて、差し出してあげる。
言葉が通じるわけないが、グリフィンは賢い魔物だ。なにかしらこちらの意図を察してくれたのか、やがて食べてくれる。
グリフィンに与える合間に、おれたちも肉を口にする。
そうしてグリフィンたちと仲良く食事する様子は、動画に収めておいた。
「食事が終わったら次は移動でいいのかな?」
「はい。屋敷へ移動して、そこで巣作りのお手伝いをしてあげましょう」
昨日、おれたちと一緒に寝てくれた時点で察していたが、このグリフィンの群れは新しく、巣をまだ持っていないらしい。
正確には、巣を作り始めたばかりといったところだろう。
周囲を確認してみたが、木の枝がわずかに積み重ねられている場所があった。作りかけの巣だ。
これくらいなら、この地に執着しないだろう。
「ところで不思議だったのだけれど」
自分の分を食べ終えてから、ロザリンデは口を開いた。
「どうしてわたしの誘惑を使おうと思わなかったの? グリフィンの数匹なら簡単に操れたけれど」
「……その手もあったかー」
「これはうっかりしていました……」
おれとフィリアは揃って、そのことを忘れていた。
「呆れたわ。わたしが誘惑を使えば、あんな殴り合いもすることもなかったのに」
「まあ、でもほら、あれって不測の事態で効果が切れるでしょ? なにかの拍子に急に暴れられたら困るしさ」
「そうなの? 完璧な能力だと聞いていたのだけれど」
「もしかしてロゼちゃんは、使ったことない?」
「ええ、使い方はわかるけれど」
「なら知らないのも無理ないか。丈二さんなんか、効かないくらいだったからね」
「そうなのね。さすがジョージだわ」
「ま、そんな能力使わなくても、彼は君に夢中だけどね」
「ふふっ、そうね……」
嬉しそうに笑うロザリンデだったが、おれは考えてしまう。
彼女が、屋敷で丈二の血痕を舐めようとしたことだ。
あれ以来、あんな様子は見せていない。
グリフィンとの戦いで負傷したおれの血にも反応はなかった。丈二の血にのみ反応するのか、あるいは……。
「でも、使わなくて良かったかもしれないわね。簡単な手段を取ったら、こんなに楽しんでいられなかったもの」
「そっか、ロゼちゃんは楽しんでくれてるのか」
「ええ、こうして誰かと食事を取るのも、魔物と仲良くなるのも楽しいわ。それに、タクトとグリフィンの力比べもなかなかエキサイティングだったわよ」
「はい、これは公開するのが楽しみです。きっと大人気間違いなしです」
いつもの調子で言ってから、フィリアは穏やかに笑う。
「ですが、そんな風に一緒に楽しんでいただけるロザリンデ様だから、上級吸血鬼だということを忘れてしまうのかもしれません」
「そもそも今こうしているのは、わたしが上級吸血鬼だったせいだというのに?」
「それはそうなのですが、ロザリンデ様は上級吸血鬼である以前に、わたくしたちの可愛らしいお友達という感じがしているのです」
「お友達……そうね、いつぶりかしら、お友達ができたのは」
おれもフィリアに同意して頷く。
「友達なら、相手の属性なんて関係ないもんね。上級吸血鬼の能力なんて、おれたちが忘れてるくらいがちょうどいいのかもしれない」
「なら、本当に必要なとき以外は温存しておこうかしら。そのほうが魔素も消費しなくていいし」
「うん、それがいいよ」
おれが恐れているのは、上級吸血鬼の吸血衝動だ。
ロザリンデは長年、人の血を吸ってこなかったが、この前初めて人の血を吸ったことで、その味を覚えてしまった。
その衝動の現れが、屋敷での行動かもしれない。
そして、能力の使用が衝動を加速させるかもしらないし、その結果、他の上級吸血鬼と同じように人を襲うようになるかもしれない。
もちろん、人間に友好的な吸血鬼は人を襲うことはなかったし、ロザリンデだって血を吸う前は長年耐えてきたのだ。おれの杞憂でしかないかもしれない。
でも、万が一には備えなければならない。観察して、可能なら対策を見つけておかなければならない。
「……どうしたのタクト? 昨日から妙に熱視線を感じるわ。残念だけどわたしにはジョージがいるし、あなたにはフィリアがいるでしょう?」
「いや、そういう目で見てるわけじゃ……」
「タクト様……」
ぽとり、とフィリアが食器を落としてしまう。
その瞳に涙が溢れていく。
「や、やはり、わたくしなどでは、ダメだったのですね……」
「違うよ! それは本当に違う!」
「ですが先ほども、お目覚めのキスを拒否されました……」
「いやあれ君も起きてたし……っていうか、これには事情があって……!」
「事情?」
ロザリンデが首を傾げる。悪いが、彼女には聞かせられない。
おれはフィリアの手を引いて、その場から一旦離れる。
内緒話をしてもロザリンデには聞こえてしまうので、スマホのメモ帳アプリで文章を打って、フィリアに見せた。
ロザリンデの吸血衝動に対する懸念についてだ。
フィリアはそれで納得してくれた。しかし戻ろうとすると、服の裾を掴まれる。
自信なさげに、そして恥ずかしそうに顔を赤らめながら、スマホ画面を見せてきた。
『それはそれとして、キスはして欲しいです』
黄色い綺麗な瞳で上目遣い。
「しょうがないなあ。不安にさせちゃってごめん」
ご要望の通りにしてあげる。
そうしてフィリアは機嫌を直してくれた。
でも、その最中ずっと、興味ありげなグリフィンたちにジーッと見られていたのは、少々気まずかった。
「では、食事も終わりましたことですし、移動しましょう!」
とっても上機嫌に先導するフィリアである。
グリフィンたちももちろん連れていくが、体が大きい分、歩幅が大きく、おれたちとは足並みが揃わない。
おれたちもそこそこ早足なのだが、彼らからすれば、かなりゆっくりに感じているだろう。
やがてオスのグリフィンが、つんつんとおれの背中を軽く突いた。
「どうしたの?」
するとグリフィンは、おれと自分の背中のほうへ交互に視線を送る。
「もしかして、乗れってことかい?」
おれが彼の背中に触れると、肯定するようにしゃがんでくれた。
15
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる