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sideラーレⅡ
しおりを挟む三年後
「陛下、次はこちらの業務を」
「見せてください。そうですね、ここの予算もう少し削って施設費に加えましょう。では、これでお願いいたします」
正式に即位してから一年たった。毎日、色々な業務に勤しんでいる。まだまだ心のどこかが埋まらない喪失感はあるけれど、それより業務の方が忙しかった。
「まぁまぁ、陛下はタイヘンそうですねぇ」
「茶化すのはやめろ、ダン。お前の仕事を増やすぞ」
ダンは国の宰相として私の隣に置くことにした。手放すには惜しい人物であったため宰相として引き抜いたのだった。それに三年経っても私に愛し子が見つからなければダンを王にするためにも手元に置いておこうと思ったのだった。
「そういえばもうそろそろ、お前が宣言してから三年経つんだっけか?どうだ、何かお前の中で変わったことないのか?」
「いや、とく――――――」
特にないな、その言葉が紡がれるまでに、私の中に何かが勢いよく入ってきた。それと同時にとてつもない幸福感を感じた。
「ダヌア、君は本当に私の愛し子を産んだのか?」
「いきなりどうしたんだ?」
「なぁ愛し子がいるってこんな感覚なんだな」
「ラーレお前、笑ってるのか」
私はいつの間にか笑っていたらしい。とても心の中が満たされているのを感じる。あぁ、会えていないのになぜこんなにも誰かが愛おしく感じるのだろう。どうしてこんなにも幸せなのだろう。
「なぁ0歳の人間を連れて帰ってきていいと思うか?」
「急にどうしたんだ?人間っていうのは確か19歳が成人だったはずだから、それまではやめといた方がいいんじゃないか?それに人間は成人まで親元を離れないのが常識っていうか決まりのようなものだったはずだ、貴族だったら尚更な。急にそんなこと聞くなんてどうしたんだ、おま、まさか」
「愛し子が生まれたんだ、人間に」
「まじか、どこにいるかは?」
「体のつくりが違うからか全くわからない。だけど、生まれたってことはわかる」
「はぁ、がんばれよ」
「ありがとう」
私は仕事の合間をぬって人間界に行き片っ端から調べ始めた。そんなことをしていたらあっという間に17年が経っていたのだ。
「お前が探し始めてからだいぶ経つな」
「あぁ、本当に気が狂いそうだよ。でもあともう少しなんだ。あともう少しで全部調べ終わるんだよ。それに、人間界にいた精霊から気になる話を聞いたんだ。だから次行く時はそこから当たるつもりだ」
何年も居ることには気づいているのに会えなくて私は気がおかしくなりそうだった。
そして、私は愛し子をついに見つけた。
外で洗濯をしている一人の少女を見た時に、心臓が破裂するほどの動悸が起きた。これが愛し子なのだと本能からわかった。今すぐに連れて帰りたいところだったがそれでは、嫌われてしまう。ちゃんと段階を踏まなければ。そう思っていた。だが、周りにいた精霊に話を聞くと、愛し子、セレスは家族に虐げられているとのこと。それを聞いて私は腑が煮え繰り返るほどの怒りを覚えた。だから私はセレスの近くにいる精霊たちに人間を攻撃していい許可を出した。本当は殺してしまいたかった。だけど、それだけじゃ苦しみは一瞬で終わってしまう。だから、毒が体を蝕むように段々とダメになっていく魔法をかけた。きっと20年かけて体は死を迎えるだろう。
私は直接セレスと話をした。とても心が綺麗なのが伝わってきた。何度も連れ帰りたくなったがあくまでもセレスの意見を尊重する。だから迎えに来るとだけ伝えた。びっくりした顔をしていた。
「早く準備をしなければ、いち早くセレスを迎えに行くために。セレスが幸せに暮らすために」
私はその日から三日かけて、予算を調整し、セレスのための物を揃えた。何不自由ない生活ができるであろう設備が整い私は人間界に暮らしていたリリ、ルナ、ローナを呼び戻した。明日、セレスの準備が出来次第、精霊界に渡るように命令をした。セレスが来なければそれでいい、とも伝えた。
日付が進み、約束の時間に私は人間界と精霊界を繋ぐ扉を開いた。本当は私が迎えに行きたかったのだが、きっとこうやって王城で待っていた方が格好いいだろうと思ったから迎えにいかなかった。
あぁ、外が騒がしい。
「来てくれた」
どんどん近づいてきているのを感じる。動悸が止まらない。ノックが聞こえた。
「はい」
そう返事をすると、とても愛おしいセレスの姿があった。深く礼をしていたため、それを直すようにいう。頭が上がり、目を合わすと酷くセレスに惹かれる衝動に襲われた。表情を見るにセレスも同じようだった。あぁああぁ、セレス。私の愛し子。もう誰にも会わせないように、閉じ込めておきたい。色々な質問をされた。ダヌアと約束したことを隠すため少しずつ嘘を織り交ぜながら。一度セレスを部屋に帰した。今のままでも綺麗だけど、私がとてもセレスのことを大切にしていることを表すために。
「失礼します、ラーレ……だらしねぇ顔してるな」
ダンが応接室に入ってきてそういった。そんなだらしない顔などしてるつもりはなかったのだが。
「よかったな念願の愛し子に会えて」
「あぁ、本当に良かったよ。あんなにも惹かれるものなんだな」
「そうだ、自分が自分でなくなるほど、持ってかれるだろ?」
「自分では抑えが効かないぐらいに持ってかれた」
これから私は、セレスを大切にするつもりではあるけれど抑えが効かなくなってしまうかもしれない。ちょっと悩み事が増えてしまったな。
「はぁ、これから死ぬほど大切にしよう。今まで会えなかった分も」
セレスを部屋に帰してから、すっかり日が暮れた。今頃もう寝ているのだろうか、そう思いながら執務室で仕事をしているといきなり扉を叩く音がした。
「陛下ご報告があります」
「あぁ、ファリルか。セレスのことですか?」
入ってきたのは、セレスの専属侍女にしたファリルだった。
「はい、セレス様についてなのですが、全身にひどい火傷の痕や鞭打ちの痕がありました。きっと誰かにやられたのでしょう。一番効果がある塗り薬を塗りました。おそらく鞭打ちのあとは消えるでしょうが火傷の痕はどうなるかわかりません」
セレスを虐げたのはあの家にいるセレスの義母と義姉たちだろう。やはり、あの毒では物足りないか?愛し子を散々傷つけた報いを受けてもらわなければならないな。
「わかりました、報告ありがとうございます」
「それと、セレス様は誰かに何かをされるのにとても混乱しているみたいです。きっと今まで虐げられてきたからなのでしょう。私たちが手伝うときにもすごく混乱していて最後に何故大切にするのかという質問も投げかけられました」
かなり深刻そうだ。この状況では絶対に私の愛を受け取ってもらえないだろう。もう少し慣れてもらってからにしよう。
「ありがとうございます。これからもセレスのことよろしくお願いします」
「だいぶ愛し子様には問題があるみたいだな」
「まぁ、少しづつ慣れていってもらおうと思ってる」
「我慢できるのか?」
「我慢できなくなりそうだが、大切にしたいから頑張るさ」
「死ぬまでずっと私の愛を受け取ってもらわなきゃいけないからね」
「おぉこわ。愛し子様きっとこれから大変だぞぉ」
「何か言ったか?」
「いいや、何も言ってねぇよ」
これからずっと私の愛を受け取ってね、セレス。死ぬまで大切にするから。
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なに?この目が滑る変な文章
AIが書いたのそのまま載せてるだけ?
申し訳ないです。。私自身そんなに語彙力が高いわけでもないので。、、、、お目汚し失礼いたしました。
ざまぁ、ですか。。。この作品はざまぁを目的として書いていないものでした。。。(虐げられてそのまま終わりっていうのは確かにセレスにとっても蟠りがあるものですよね。。)機会があれば書いてみたいと思いますね!!読んでくださりありがとうございます!!