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動乱の幕開け
地下道再び
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若干ご機嫌なルークが城へと戻ると、すぐさまルークの帰宅を察知したルビアによって呼び止められる。
「いた!ルーク!!今ちょっといい!?」
「ルビア?どうかした?」
「貴方が開けた地下道の調査が終わったみたいなのよ。」
「地下道?・・・あぁ、あれか。」
自分がしでかした事などすっかり忘れていたルークに、ルビアが呆れた表情で言い返す。
「普通、あれだけの騒ぎになったら忘れないものなんだけど?まぁいいわ。それで、今後の方針について話し合おうと思ったのよ。」
「今後の方針?」
「そうよ。まさか、アレでおしまいって訳でもないでしょ?」
ルビアに言われて少し考える。ドワーフ達が安全にカイル王国へと迎える道を作るという、言ってしまえば思いつきだけの行動であった。その後の事など、全く考えてはいない。しかしルビアとは、そんな事を言えるような相手ではないのだ。言っても良いのだが、そうなると夜が怖い。お仕置きと称して搾り取られるだろう。嬉しいが非常に疲れる悩みである。
「折角だからこの国と、あと学園までは最低でも繋げておきたいと思ってたよ。(すんません、ウソです)」
「(この顔は・・・今考えたわね) ドライアド達も無事に到着したから、早速話し合っておきたいんだけど?ちゃんと考えていたのなら、今すぐにでも問題無いわよね?」
意地の悪そうな笑みを浮かべたルビアが会議を促す。当然の如く、呼吸をするようにウソを吐いてしまったルークは引き返す事が出来ない。
「い、今から!?流石にそれは・・・スフィアも予定があるだろうし、明日でいいんじゃないかな?」
「そのスフィアがドライアド達の相手をするから大丈夫よ。」
付き合いこそ短いが、既にルークの扱いを心得ている嫁達にとって、これ位の根回しは簡単な事である。ルークの帰宅を察知した瞬間、ルビアがスフィアに提案したのだ。ガックリと項垂れたルークは、渋々ルビアの後に続くのであった。
城を出たルビアとルークは、用意されていた馬車へと乗り込む。ルークとカレンが単独行動するとなれば、すぐに転移してしまう。しかし、他の嫁達は違う。基本馬車での移動となる。そもそも自国内の移動に転移を乱用する神という種族がおかしいのだ。そんな自重を知らないルークはルビアに問う。
「態々馬車なんかに乗って何処へ行くのさ?」
「あのねぇ?普通王族は馬車で移動するものなの!何処で命を狙われるかわからないでしょ!?」
「いや、返り討ちに出来るでしょ?」
「カレンやティナと一緒にしないで!」
随分な言われようである。まぁ、戦女神やSランク冒険者と同じ扱いをするのも酷というものだろう。ルビアのセリフは聞かなかった事にして、大人しく馬車に揺られるルークであった。
暫くして、王都の外にある平原の一画に辿り着く。そこに出来た人だかりに目をやると、多くの兵達に囲まれるスフィアの姿があった。その向かいにはドライアドとドワーフ達の姿。ふと思うのは移動速度の異常さだろう。ティナとナディア、そしてフィーナであれば可能かもしれないのだが、そこまでの身体能力を持たないドワーフ達が辿り着くにはあまりにも速すぎる。
道中の馬車で聞いたスフィアの説明では、カイル王国側が通称飛竜部隊(飛竜と言ってもワイバーン)を動員してくれた為との事だった。これはどの国にも存在している部隊ではない。それなりに強い魔物であるワイバーンを手懐けるのは想像以上に難しい。まず、大きな傷を負わせる事無く無力化する必要がある。この時点で、ほとんどの国がアウトである。そこまでの実力者は多くない。
では、何故カイル王国が可能だったのかと言えば、答えはエリド村にある。過去、エリド村の住人達によって人間に対して圧倒的な恐怖心を植え付けられたワイバーンが捕獲された。そのワイバーンの子供を世話する事で、人を傷付けないワイバーンが誕生したのである。
とは言っても、簡単にポンポン増えるような種族でもない。数十年単位で飼育する事で、その数を増やしたのである。その数、約50頭。本来であればもっと数がいてもおかしくないのだが、旧帝国とのいざこざ等の理由により現在の数に落ち着いているとの事だった。
ほとんどの国がアウトと言ったが、ワイバーンを騎竜として扱っている国や貴族は存在する。どのようにして入手したのかは不明だが、それは確かな事実らしい。しかし、居ても数匹程度のものである。カイル王国のような規模で導入出来ている国は存在しない。これもカイル王国がエリド村を頼る一因なのだった。
さて、話を戻そう。スフィアの姿を見つけたルークとルビアは真っ直ぐその場へと向かう。ルーク達が声を掛ける前に、ルークの姿に気付いたスフィアが声を掛けた。
「ルーク、大体の説明は受けましたね?」
「大体はね。ランドルフ国王がいないのはわかるとして、調査隊まで一緒にいるのは何でかな?」
「それは勿論、ここから新たに調査して頂く為です。」
「ここから?ここに地下道は無いと思うけど?」
スフィアの説明に、ルークは首を傾げる。ルーク、もといドライアドが穴を開けたのはドワーフ国からカイル王国までの間である。帝国までは到達していない。方向が全く違うのだ。
「そうですね。・・・今は。」
「今は、ってまさか!?」
「そうです。これからルークに開けて頂くのですよ?」
スフィアの言葉に、ルークは愕然とする。まさかそんな話になるとは思ってもみなかったのだ。ドワーフ国からカイル王国まで穴を開けたのは、言わばその場のノリだ。カイル王国から帝国までであれば、比較的安全な街道が存在する。穴を開ける必要は無いと考えていたのだ。
「必要無いよね!?」
「何を言っているのですか!自国にこれ程便利な地下道を作れる者がいるというのに、他国に作ってはい、おしまい!で納得出来るはずがありません!!」
「それは・・・」
自分の旦那が隣の家をリフォームして、自宅には全く手を付けないようなものである。奥様としてみれば、当然面白くないのだ。という感情論は抜きにしても、安全で時間を短縮出来る地下道があれば流通面で飛躍的な進歩となる。国家経営を預かる立場とすれば見逃す手は無い。
「調査隊の話では、カイル王国の王都を越えた山岳地帯にまで到達していたそうです。硬い岩盤に遮られたのか、ルークの故郷までは届かなかったようですけど。そちらは魔物が侵入する危険を考慮して、王都部分で塞ぐ事となったそうです。」
「はぁ。」
「何を気の抜けた返事をしているのですか!こうなったらこちらも作るしかありません!!」
「えぇ~。」
「えぇ~、じゃありません!シリウス学園に通えるように1つ、ミリスに向かって1つ、カイル王国に1つ、あとは・・・ついでですからクリミア商国とも開通させましょう。」
「そんなにポンポン開けちゃダメでしょ!?」
乗り気ではないルークのせいなのか、スフィアは半ばヤケクソになっていた。当然ルークの反論も意味は無い。正論なのに。
「ダメなら塞げばいいのです!私は忙しいのですから、さっさとやっちゃって下さい!!」
スフィアはこんなキャラだっただろうか、などと思ったルークであったが、興奮状態の嫁に逆らう度胸は無い。穴開け担当は自分ではないので、泣きそうな表情を浮かべながらドライアドへと視線を移す。
「私は貰った力を使うだけだから、幾ら開けても問題ないよ!」
「その方法が問題なんだよ・・・。」
何が悲しくて人前で幼女と濃密なキスをしなければならないのか。しかも嫁の前で。そんな考えでルークの頭はいっぱいだった。出来る事なら『自分はヒンヌー派ではない!キョヌー派なんだ!!』と声を大にして言いたいルークであった。
もしもルークが叫んでいれば誰かが指摘した事だろう。今胸のサイズは関係無い、と。
「一応聞くけど、手からじゃダメなのか?」
「うん、ダメ。って言うかヤダ。」
「それって・・・」
最後の悪あがきという訳でもないのだが、他の方法が無いかドライアドに確認する。すると引っ掛かる答えが返って来た。追求しようとしたルークであったが、エキサイトしているスフィアは容赦が無い。
「キスの1つや2つ、今更減るものでもないでしょう!さっさとやって下さい!!この場の全員に命じます。後ろを向いて耳を塞ぎなさい!」
一応ルークを気遣って周囲の者達に命令を下す。全員がスフィアの命令通り、回れ右をして両耳を塞ぐ動作を行う。実際は、誰1人として耳を塞いではいないのだが。
「それじゃあ、いただきま~す!」
「うぉ!待て!!あっ!?」
「ちゅっ、あむ・・・はぁ、ぴちゃ、あむ、はぁ、はぁ、あむ・・・・あぁん!」
前回は半分の魔力を持って行かれたのだが、今回の勢いはその時の比では無い。相当レベルアップしているはずのルークの魔力を根こそぎ奪ってしまったのだ。魔力切れを起こした経験の無いルークが、人生初の魔力切れを起こす。倦怠感とも脱力感とも言えない気持ち悪さに座り込んでしまう。
「うぉ、これなら全力で禁呪ぶっ放す方がマシじゃねぇか・・・。」
「はぁ、はぁ、あぁん。気持ち良すぎてイッちゃいそう!」
「や、やかましいわ!」
若干意識が朦朧としながらも、ツッコミを入れる余裕があるのは流石というべきか。しかしそんなルークはお構い無しに、大人姿のドライアドは作業を開始する。
「えっと、まずは出入り口を斜めにドーン!」
ーードン!
威力を抑えたのか、前回よりも遥かに小さい音と衝撃の後、ドライアドの前には傾斜のついた穴が開いていた。軽い足取りで消えて行ったドライアドを呆然と見つめるルーク。その後ろにいるスフィア達もまた、穴を見つめて呆然としていた。
その後、出入り口を開けた際の物とは比較にならない程の、物凄い轟音と衝撃が各国を襲ったのは言うまでもない。特に連続で大きく4回も地面が揺れた帝都の騒ぎは格別だったそうである。
「いた!ルーク!!今ちょっといい!?」
「ルビア?どうかした?」
「貴方が開けた地下道の調査が終わったみたいなのよ。」
「地下道?・・・あぁ、あれか。」
自分がしでかした事などすっかり忘れていたルークに、ルビアが呆れた表情で言い返す。
「普通、あれだけの騒ぎになったら忘れないものなんだけど?まぁいいわ。それで、今後の方針について話し合おうと思ったのよ。」
「今後の方針?」
「そうよ。まさか、アレでおしまいって訳でもないでしょ?」
ルビアに言われて少し考える。ドワーフ達が安全にカイル王国へと迎える道を作るという、言ってしまえば思いつきだけの行動であった。その後の事など、全く考えてはいない。しかしルビアとは、そんな事を言えるような相手ではないのだ。言っても良いのだが、そうなると夜が怖い。お仕置きと称して搾り取られるだろう。嬉しいが非常に疲れる悩みである。
「折角だからこの国と、あと学園までは最低でも繋げておきたいと思ってたよ。(すんません、ウソです)」
「(この顔は・・・今考えたわね) ドライアド達も無事に到着したから、早速話し合っておきたいんだけど?ちゃんと考えていたのなら、今すぐにでも問題無いわよね?」
意地の悪そうな笑みを浮かべたルビアが会議を促す。当然の如く、呼吸をするようにウソを吐いてしまったルークは引き返す事が出来ない。
「い、今から!?流石にそれは・・・スフィアも予定があるだろうし、明日でいいんじゃないかな?」
「そのスフィアがドライアド達の相手をするから大丈夫よ。」
付き合いこそ短いが、既にルークの扱いを心得ている嫁達にとって、これ位の根回しは簡単な事である。ルークの帰宅を察知した瞬間、ルビアがスフィアに提案したのだ。ガックリと項垂れたルークは、渋々ルビアの後に続くのであった。
城を出たルビアとルークは、用意されていた馬車へと乗り込む。ルークとカレンが単独行動するとなれば、すぐに転移してしまう。しかし、他の嫁達は違う。基本馬車での移動となる。そもそも自国内の移動に転移を乱用する神という種族がおかしいのだ。そんな自重を知らないルークはルビアに問う。
「態々馬車なんかに乗って何処へ行くのさ?」
「あのねぇ?普通王族は馬車で移動するものなの!何処で命を狙われるかわからないでしょ!?」
「いや、返り討ちに出来るでしょ?」
「カレンやティナと一緒にしないで!」
随分な言われようである。まぁ、戦女神やSランク冒険者と同じ扱いをするのも酷というものだろう。ルビアのセリフは聞かなかった事にして、大人しく馬車に揺られるルークであった。
暫くして、王都の外にある平原の一画に辿り着く。そこに出来た人だかりに目をやると、多くの兵達に囲まれるスフィアの姿があった。その向かいにはドライアドとドワーフ達の姿。ふと思うのは移動速度の異常さだろう。ティナとナディア、そしてフィーナであれば可能かもしれないのだが、そこまでの身体能力を持たないドワーフ達が辿り着くにはあまりにも速すぎる。
道中の馬車で聞いたスフィアの説明では、カイル王国側が通称飛竜部隊(飛竜と言ってもワイバーン)を動員してくれた為との事だった。これはどの国にも存在している部隊ではない。それなりに強い魔物であるワイバーンを手懐けるのは想像以上に難しい。まず、大きな傷を負わせる事無く無力化する必要がある。この時点で、ほとんどの国がアウトである。そこまでの実力者は多くない。
では、何故カイル王国が可能だったのかと言えば、答えはエリド村にある。過去、エリド村の住人達によって人間に対して圧倒的な恐怖心を植え付けられたワイバーンが捕獲された。そのワイバーンの子供を世話する事で、人を傷付けないワイバーンが誕生したのである。
とは言っても、簡単にポンポン増えるような種族でもない。数十年単位で飼育する事で、その数を増やしたのである。その数、約50頭。本来であればもっと数がいてもおかしくないのだが、旧帝国とのいざこざ等の理由により現在の数に落ち着いているとの事だった。
ほとんどの国がアウトと言ったが、ワイバーンを騎竜として扱っている国や貴族は存在する。どのようにして入手したのかは不明だが、それは確かな事実らしい。しかし、居ても数匹程度のものである。カイル王国のような規模で導入出来ている国は存在しない。これもカイル王国がエリド村を頼る一因なのだった。
さて、話を戻そう。スフィアの姿を見つけたルークとルビアは真っ直ぐその場へと向かう。ルーク達が声を掛ける前に、ルークの姿に気付いたスフィアが声を掛けた。
「ルーク、大体の説明は受けましたね?」
「大体はね。ランドルフ国王がいないのはわかるとして、調査隊まで一緒にいるのは何でかな?」
「それは勿論、ここから新たに調査して頂く為です。」
「ここから?ここに地下道は無いと思うけど?」
スフィアの説明に、ルークは首を傾げる。ルーク、もといドライアドが穴を開けたのはドワーフ国からカイル王国までの間である。帝国までは到達していない。方向が全く違うのだ。
「そうですね。・・・今は。」
「今は、ってまさか!?」
「そうです。これからルークに開けて頂くのですよ?」
スフィアの言葉に、ルークは愕然とする。まさかそんな話になるとは思ってもみなかったのだ。ドワーフ国からカイル王国まで穴を開けたのは、言わばその場のノリだ。カイル王国から帝国までであれば、比較的安全な街道が存在する。穴を開ける必要は無いと考えていたのだ。
「必要無いよね!?」
「何を言っているのですか!自国にこれ程便利な地下道を作れる者がいるというのに、他国に作ってはい、おしまい!で納得出来るはずがありません!!」
「それは・・・」
自分の旦那が隣の家をリフォームして、自宅には全く手を付けないようなものである。奥様としてみれば、当然面白くないのだ。という感情論は抜きにしても、安全で時間を短縮出来る地下道があれば流通面で飛躍的な進歩となる。国家経営を預かる立場とすれば見逃す手は無い。
「調査隊の話では、カイル王国の王都を越えた山岳地帯にまで到達していたそうです。硬い岩盤に遮られたのか、ルークの故郷までは届かなかったようですけど。そちらは魔物が侵入する危険を考慮して、王都部分で塞ぐ事となったそうです。」
「はぁ。」
「何を気の抜けた返事をしているのですか!こうなったらこちらも作るしかありません!!」
「えぇ~。」
「えぇ~、じゃありません!シリウス学園に通えるように1つ、ミリスに向かって1つ、カイル王国に1つ、あとは・・・ついでですからクリミア商国とも開通させましょう。」
「そんなにポンポン開けちゃダメでしょ!?」
乗り気ではないルークのせいなのか、スフィアは半ばヤケクソになっていた。当然ルークの反論も意味は無い。正論なのに。
「ダメなら塞げばいいのです!私は忙しいのですから、さっさとやっちゃって下さい!!」
スフィアはこんなキャラだっただろうか、などと思ったルークであったが、興奮状態の嫁に逆らう度胸は無い。穴開け担当は自分ではないので、泣きそうな表情を浮かべながらドライアドへと視線を移す。
「私は貰った力を使うだけだから、幾ら開けても問題ないよ!」
「その方法が問題なんだよ・・・。」
何が悲しくて人前で幼女と濃密なキスをしなければならないのか。しかも嫁の前で。そんな考えでルークの頭はいっぱいだった。出来る事なら『自分はヒンヌー派ではない!キョヌー派なんだ!!』と声を大にして言いたいルークであった。
もしもルークが叫んでいれば誰かが指摘した事だろう。今胸のサイズは関係無い、と。
「一応聞くけど、手からじゃダメなのか?」
「うん、ダメ。って言うかヤダ。」
「それって・・・」
最後の悪あがきという訳でもないのだが、他の方法が無いかドライアドに確認する。すると引っ掛かる答えが返って来た。追求しようとしたルークであったが、エキサイトしているスフィアは容赦が無い。
「キスの1つや2つ、今更減るものでもないでしょう!さっさとやって下さい!!この場の全員に命じます。後ろを向いて耳を塞ぎなさい!」
一応ルークを気遣って周囲の者達に命令を下す。全員がスフィアの命令通り、回れ右をして両耳を塞ぐ動作を行う。実際は、誰1人として耳を塞いではいないのだが。
「それじゃあ、いただきま~す!」
「うぉ!待て!!あっ!?」
「ちゅっ、あむ・・・はぁ、ぴちゃ、あむ、はぁ、はぁ、あむ・・・・あぁん!」
前回は半分の魔力を持って行かれたのだが、今回の勢いはその時の比では無い。相当レベルアップしているはずのルークの魔力を根こそぎ奪ってしまったのだ。魔力切れを起こした経験の無いルークが、人生初の魔力切れを起こす。倦怠感とも脱力感とも言えない気持ち悪さに座り込んでしまう。
「うぉ、これなら全力で禁呪ぶっ放す方がマシじゃねぇか・・・。」
「はぁ、はぁ、あぁん。気持ち良すぎてイッちゃいそう!」
「や、やかましいわ!」
若干意識が朦朧としながらも、ツッコミを入れる余裕があるのは流石というべきか。しかしそんなルークはお構い無しに、大人姿のドライアドは作業を開始する。
「えっと、まずは出入り口を斜めにドーン!」
ーードン!
威力を抑えたのか、前回よりも遥かに小さい音と衝撃の後、ドライアドの前には傾斜のついた穴が開いていた。軽い足取りで消えて行ったドライアドを呆然と見つめるルーク。その後ろにいるスフィア達もまた、穴を見つめて呆然としていた。
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