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本編
6(回想)
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アルベルトが初めて敗北感を味わった時から早数年
アルベルトは12歳、セシリアは10歳になった
あれから二人の仲はどうなったかというと…
「アル様、今日はどこに行くのですか?」
「今日は薔薇園に行こうか
セシルの好きな種がそろそろ見頃だそうだよ
もうお茶の用意もさせている」
「まぁ…ありがとうございます」
一見冷たく見える整った美貌の顔をふにゃりと緩め、照れたように笑うセシリアにアルベルトもふっと微笑む
差し出された手にそっと手を重ね二人は言葉を交わしながら薔薇園に移動した
そう、以外にも二人は仲のいい幼馴染みとして成長していた
理由はセシリアがアルベルトに懐いたことが大きい
他にも、水の東屋をとても気に入ったセシリアが無邪気に喜んではしゃいだことでアルベルトの毒気が抜かれた事も関係するだろう
もともと大人びており、同年代の子供と話の合わなかった二人は周囲の大人達の思惑も手伝い、少しずつ交流を深めていった
今では誰に促されずともお互いにほぼ毎日手紙をやりとりし、週に一度は皇宮で時間を共に過ごすほどの仲の良さだ
今日も二人は季節の薔薇の咲き誇る庭園で話しに花を咲かせていた
二人の話題は他器にわたる
最近学んだことや、読んだ小説の話、茶会で聞いた噂話などのたわいのないことから、領地や国の情勢などのおおよそ子ども同士の会話とは思えない話しまで様々だ
今日もとりとめのない会話を繰り広げていた二人だったが、ふとセシリア笑顔が曇りぽつりと呟いた
「・・・そう言えば、アル様はもうすぐ魔法学校の入学ですわね」
「そうだね、いよいよだ」
「入学すると全員寮で生活するのですよね…?」
「あぁ、そうだよ」
「おめでたいことですけれど…会えなくなってしまうのは・・・
寂しくなりますね」
困ったように笑うセシリアの頭をアルベルトがさらりと撫でる
「手紙を出すよ」
「…はい」
「それに、長期休みには帰ってくる
そうしたらまたお茶しよう」
「…本当ですか?」
「あぁ、約束しよう」
「…わかりました、お待ちしております」
「ん、いい子だ」
薔薇の咲き誇る庭園で微笑みあう美しい少年と少女
護衛の騎士や給仕のメイド達は微笑ましく二人を見守っていた
アルベルトは12歳、セシリアは10歳になった
あれから二人の仲はどうなったかというと…
「アル様、今日はどこに行くのですか?」
「今日は薔薇園に行こうか
セシルの好きな種がそろそろ見頃だそうだよ
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「まぁ…ありがとうございます」
一見冷たく見える整った美貌の顔をふにゃりと緩め、照れたように笑うセシリアにアルベルトもふっと微笑む
差し出された手にそっと手を重ね二人は言葉を交わしながら薔薇園に移動した
そう、以外にも二人は仲のいい幼馴染みとして成長していた
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今では誰に促されずともお互いにほぼ毎日手紙をやりとりし、週に一度は皇宮で時間を共に過ごすほどの仲の良さだ
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「…はい」
「それに、長期休みには帰ってくる
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「あぁ、約束しよう」
「…わかりました、お待ちしております」
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