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ネゴシエーション
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「ううっ……なんてこった……見失っちゃった」
天文館の上空、ビルギッタは飛翔する大悪魔の背の上で焦りの色を隠せないでいた。
「どうする……適当に魔法でもぶっ放してあぶり出せるか……? でも敵の実力が分からない。魔力は温存したい……ああ、もうっ! イリスウーフを見つけておきながら見失うなんて、あいつらになんて言われるか……まさかいきなり逃げ出すなんて」
途方に暮れるビルギッタ。それを天文館の木窓を少しだけ開けて観察する人影。
「見失ったのか、間抜けめ。魔族共がイリスウーフを手に入れれば今後の展開も少しは楽になるかと思ったのに、全く持って使えん奴らだな。もっと早く切っておくべきだったかもしれんな」
「そう言うな、デュラエス」
ガスタルデッロがそう声をかけると、デュラエスはため息を一つついて木窓をパタンと閉めた。
「弱者は弱者なりに頑張っているのだ。いずれにしろ我らが本気で動き出せば魔族もアルグスも、物の数ではない」
ガスタルデッロはそう言うが、デュラエスは言いようもない不安を胸に抱えていた。アルグスも不安要素ではあるが、口先一つで七聖鍵を手玉に取る男……賢者ドラーガ・ノート。
それは不安というよりも苛立ちに近かったのだが。
ともかく、七聖鍵の頭脳と呼ばれるデュラエスと、リーダーのガスタルデッロを前にしても全く委縮することなく、むしろ馬鹿にするような態度をとった男に、内心腸が煮えくり返っていた。
「少し調べてみたが……賢者ドラーガ・ノート……あの男が戦っているところを、誰も見たことがないそうだ。この町で三年も冒険者として活動しているにもかかわらずだ」
「メッツァトルの隠し玉、というわけか……」
「ふん、どんな力を秘めていようが我らの敵ではないがな! ……ただ、一つ。不安がないでもない」
「ゾラか……?」
ガスタルデッロの言葉にデュラエスが渋い顔をする。ここ数日、明らかに様子がおかしかった、七聖鍵の「狂犬」。
思いつけばすぐ行動、悩むという事を知らず、何者にも捕らわれない戦闘狂。魔力に於いて右に出る者なく、その勢い大磐石を覆すが如し。
その男が、ここ数日何か思い悩んでいるようであったのだ。
「早まったことをしなければいいが」
「フッ、奴が早まらなくなったらそれこそ御仕舞いよ」
ガスタルデッロの言葉に、ようやくデュラエスは笑顔を見せた。
――――――――――――――――
「あの悪魔どもを……ですか……」
半竜化の力で敵を倒せるかと聞かれたイリスウーフさん。空を見上げて少し考えこむ。
「ぶっちゃけて言うと、あまり自信がありません」
あれだけ飯食い散らかしたのに……!!
「まっ、そんな所だろうと思ったぜ。アルグスは優男に見えてタイマンでドラゴンを倒すようなバケモンだからな。四天王はそれに比肩する力を持ってる。半分竜になったところであいつら一線級の化け物共にかなうとは思っちゃいねえさ」
おや? 意外にもドラーガさんはこの衝撃発言にも余裕の表情だ。何か策があるんだろうか。
「いいかお前ら、喧嘩で勝つために絶対必要なことが何か、分かるか?」
「え、ええと……日々の鍛錬をかかさず、強くなること、とか……」
「その通り、先手必勝、不意打ちだ」
私の発言は全無視かコノヤロウ。
「いいか、よく思い出してみろ、俺が誰かと交渉する時、必ず相手の油断を誘ってから不意打ちを食らわせてペースを崩してたろう?」
う……そう言われれば。
セゴーさんに聞いたアルグスさんとの契約金交渉、ギルドに高額で魔石を売り払った時、そしてついさっきはガスタルデッロから「アカシックレコード」という真の目的を聞き出した時も、常に油断してるところにガツンと強い当たりで相手のペースを崩していたような気がする。
で、でも交渉と戦いは違うと思うけど……
「交渉と武力っていうのは車の両輪みたいなもんだ。武力を背景に持たない奴の交渉は弱いし、交渉のできない脳筋はいつまでも戦いを終わらせられない」
「私は……そうは思いません。力は、より強い力と争いを呼び寄せるだけです!」
「そんな考え方だから旧カルゴシアは滅びたのさ。力でどうにでもなるやつがいると見れば武力を持つ奴らは百歩でも二百歩でも踏み込んでくる」
旧カルゴシアの事を持ち出されてイリスウーフさんは泣きそうな表情になる。この人、女の人にも容赦しないな。まあ、だからこそ本音で話してるんだって分かるんだけど。
「何事もほどほどが大事だぜ。力を否定すれば交渉も用を成さなくなる。
人から戦いを奪うってことは、命を奪うってことだ」
それまでの余裕の笑みをひそめ、真剣な表情でイリスウーフさんの顔を覗き込むようにしながらドラーガさんはそう言った。イリスウーフさんは思わず目を逸らす。
逆にドラーガさんは空を見上げながら話を続ける。
「話しが逸れちまったが、イリスウーフ、お前にやってもらいてえのは不意打ちでいい、あの悪魔のどれか一匹、次に視界に入った奴を全力で攻撃しろ」
「やれても、私にできるのはそこまでです。相手を怒らせるだけになるのでは……? やっぱり、話し合うなら真摯に、真正面から行った方が……」
「てめえはもうテューマ達がどうなったか忘れたのか? 話が通じる相手じゃねえんだよ」
言いたいことは分かるけど、でも一匹だけ倒してもイリスウーフさんの言うとおり相手が怒るだけで余計不利になる気がする。ましてや私もドラーガさんも戦闘要員じゃないんだし……ホントにこの人に任せて大丈夫なんだろうか?
「分かりました」
しかしイリスウーフさんは覚悟を決めたようで、直立のまま目を閉じ、静かに深呼吸を始める。
すると着ていた黒いドレスはみるみるうちに解れて元の髪の毛に戻っていき、そして代わりに黒い鱗が体を覆い始める。
鱗は胸や腕、足の前部を覆っていく。それと同時に手と足は肥大化して竜の形を持ち、鋭い爪を備える。さらにお尻には腿よりも太い立派な尻尾が現れ、気づけば頭にはカルナ=カルアと同じように硬質の立派な一対の角が生えていた。これが半竜化の力なのか。体の部分は胸や大事なところだけが鱗で覆われていて、なんとも目のやり場に困る姿だ。
「やってはみますが、あまり期待しないでくださいよ……それに仮にやれても一体がいいとこだと思います」
「それでいいさ」
それまで厳しい表情をしていたドラーガさんは笑顔を見せた。
「お前の言うことは否定したが、俺はお前自身を否定するつもりはねえ。俺も戦いは嫌いだ。だからこそ、本当の交渉ってもんを見せてやる」
――――――――――――――――
「確かにこの辺りに、人影が見えたような気が……」
カルゴシアの上空を飛び回ってイリスウーフを探す三体の悪魔とそれに跨るダークエルフ、ビルギッタ。
「ん!? まさか!!」
ピクリとビルギッタのピアスがいくつも刺しこまれた耳が動く。彼女は確かに聞いたのだ。人には聞くことのできない魔法の詠唱を。
人間の可聴領域をはるかに超えた周波数。
それによって唱えられた竜言語魔法の詠唱を。
自らを狙い打とうとする殺意の詠唱を。
ビルギッタは咄嗟に旋回するように悪魔に指示を出す。しかしその命令が届いたのは自分の乗っていた一体だけだった。編隊飛行を取っていた二体の悪魔が地上から吹き上げられた炎に燃やされ、消し炭となって眼下の建物に落下していく。
「そこか! ようやく現れたな!!」
今度こそたしかに人影を補足した。1トン近くもある巨体の悪魔二体が落下して地上の建物は倒壊していた。ビルギッタは充分に警戒しながらも即座に悪魔に着地させ、自身も悪魔から飛び降りた。
「見つけたぞ……たしか、メッツァトルのマッピとかいう奴だな!!」
天文館の上空、ビルギッタは飛翔する大悪魔の背の上で焦りの色を隠せないでいた。
「どうする……適当に魔法でもぶっ放してあぶり出せるか……? でも敵の実力が分からない。魔力は温存したい……ああ、もうっ! イリスウーフを見つけておきながら見失うなんて、あいつらになんて言われるか……まさかいきなり逃げ出すなんて」
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「見失ったのか、間抜けめ。魔族共がイリスウーフを手に入れれば今後の展開も少しは楽になるかと思ったのに、全く持って使えん奴らだな。もっと早く切っておくべきだったかもしれんな」
「そう言うな、デュラエス」
ガスタルデッロがそう声をかけると、デュラエスはため息を一つついて木窓をパタンと閉めた。
「弱者は弱者なりに頑張っているのだ。いずれにしろ我らが本気で動き出せば魔族もアルグスも、物の数ではない」
ガスタルデッロはそう言うが、デュラエスは言いようもない不安を胸に抱えていた。アルグスも不安要素ではあるが、口先一つで七聖鍵を手玉に取る男……賢者ドラーガ・ノート。
それは不安というよりも苛立ちに近かったのだが。
ともかく、七聖鍵の頭脳と呼ばれるデュラエスと、リーダーのガスタルデッロを前にしても全く委縮することなく、むしろ馬鹿にするような態度をとった男に、内心腸が煮えくり返っていた。
「少し調べてみたが……賢者ドラーガ・ノート……あの男が戦っているところを、誰も見たことがないそうだ。この町で三年も冒険者として活動しているにもかかわらずだ」
「メッツァトルの隠し玉、というわけか……」
「ふん、どんな力を秘めていようが我らの敵ではないがな! ……ただ、一つ。不安がないでもない」
「ゾラか……?」
ガスタルデッロの言葉にデュラエスが渋い顔をする。ここ数日、明らかに様子がおかしかった、七聖鍵の「狂犬」。
思いつけばすぐ行動、悩むという事を知らず、何者にも捕らわれない戦闘狂。魔力に於いて右に出る者なく、その勢い大磐石を覆すが如し。
その男が、ここ数日何か思い悩んでいるようであったのだ。
「早まったことをしなければいいが」
「フッ、奴が早まらなくなったらそれこそ御仕舞いよ」
ガスタルデッロの言葉に、ようやくデュラエスは笑顔を見せた。
――――――――――――――――
「あの悪魔どもを……ですか……」
半竜化の力で敵を倒せるかと聞かれたイリスウーフさん。空を見上げて少し考えこむ。
「ぶっちゃけて言うと、あまり自信がありません」
あれだけ飯食い散らかしたのに……!!
「まっ、そんな所だろうと思ったぜ。アルグスは優男に見えてタイマンでドラゴンを倒すようなバケモンだからな。四天王はそれに比肩する力を持ってる。半分竜になったところであいつら一線級の化け物共にかなうとは思っちゃいねえさ」
おや? 意外にもドラーガさんはこの衝撃発言にも余裕の表情だ。何か策があるんだろうか。
「いいかお前ら、喧嘩で勝つために絶対必要なことが何か、分かるか?」
「え、ええと……日々の鍛錬をかかさず、強くなること、とか……」
「その通り、先手必勝、不意打ちだ」
私の発言は全無視かコノヤロウ。
「いいか、よく思い出してみろ、俺が誰かと交渉する時、必ず相手の油断を誘ってから不意打ちを食らわせてペースを崩してたろう?」
う……そう言われれば。
セゴーさんに聞いたアルグスさんとの契約金交渉、ギルドに高額で魔石を売り払った時、そしてついさっきはガスタルデッロから「アカシックレコード」という真の目的を聞き出した時も、常に油断してるところにガツンと強い当たりで相手のペースを崩していたような気がする。
で、でも交渉と戦いは違うと思うけど……
「交渉と武力っていうのは車の両輪みたいなもんだ。武力を背景に持たない奴の交渉は弱いし、交渉のできない脳筋はいつまでも戦いを終わらせられない」
「私は……そうは思いません。力は、より強い力と争いを呼び寄せるだけです!」
「そんな考え方だから旧カルゴシアは滅びたのさ。力でどうにでもなるやつがいると見れば武力を持つ奴らは百歩でも二百歩でも踏み込んでくる」
旧カルゴシアの事を持ち出されてイリスウーフさんは泣きそうな表情になる。この人、女の人にも容赦しないな。まあ、だからこそ本音で話してるんだって分かるんだけど。
「何事もほどほどが大事だぜ。力を否定すれば交渉も用を成さなくなる。
人から戦いを奪うってことは、命を奪うってことだ」
それまでの余裕の笑みをひそめ、真剣な表情でイリスウーフさんの顔を覗き込むようにしながらドラーガさんはそう言った。イリスウーフさんは思わず目を逸らす。
逆にドラーガさんは空を見上げながら話を続ける。
「話しが逸れちまったが、イリスウーフ、お前にやってもらいてえのは不意打ちでいい、あの悪魔のどれか一匹、次に視界に入った奴を全力で攻撃しろ」
「やれても、私にできるのはそこまでです。相手を怒らせるだけになるのでは……? やっぱり、話し合うなら真摯に、真正面から行った方が……」
「てめえはもうテューマ達がどうなったか忘れたのか? 話が通じる相手じゃねえんだよ」
言いたいことは分かるけど、でも一匹だけ倒してもイリスウーフさんの言うとおり相手が怒るだけで余計不利になる気がする。ましてや私もドラーガさんも戦闘要員じゃないんだし……ホントにこの人に任せて大丈夫なんだろうか?
「分かりました」
しかしイリスウーフさんは覚悟を決めたようで、直立のまま目を閉じ、静かに深呼吸を始める。
すると着ていた黒いドレスはみるみるうちに解れて元の髪の毛に戻っていき、そして代わりに黒い鱗が体を覆い始める。
鱗は胸や腕、足の前部を覆っていく。それと同時に手と足は肥大化して竜の形を持ち、鋭い爪を備える。さらにお尻には腿よりも太い立派な尻尾が現れ、気づけば頭にはカルナ=カルアと同じように硬質の立派な一対の角が生えていた。これが半竜化の力なのか。体の部分は胸や大事なところだけが鱗で覆われていて、なんとも目のやり場に困る姿だ。
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――――――――――――――――
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「ん!? まさか!!」
ピクリとビルギッタのピアスがいくつも刺しこまれた耳が動く。彼女は確かに聞いたのだ。人には聞くことのできない魔法の詠唱を。
人間の可聴領域をはるかに超えた周波数。
それによって唱えられた竜言語魔法の詠唱を。
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