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降って湧いた時間
『何もしない』を楽しむ
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結果的に、列車は次の駅(普段なら止まらない)に5時間の停車を余儀なくされた。
俺と言えば、黒禽の肉をいただいてホクホクだ。黒禽ってめちゃくちゃ美味いんだよね。昔は冒険者の質も上々で、黒禽を狩れる冒険者も少なからずは居たんだよ。でも、今では数える程しか居なくなった。
その黒禽の肉を時間停止機能も付いたマジックバッグに放り込む。ちなみに、インベントリには時間停止機能は付いていない。どれくらい入るのか、試した事が無いので解らないが、俺の持つインベントリは、出来る限り大きい物を入れるようにしている。
何故かって?それは何となく……かなぁ。
さてと、降ってわいた5時間と言う予定外の時間。何をして過ごすか、考え物だよなぁ。
通過駅だから特産品や観光地なんてなにもない。強いていえば、ベッドタウン。帰って寝るだけの街。だから、列車に残って『何もしない』を満喫する事にした。
とりあえず、部屋に戻る事にした俺は、現在部屋でお茶の用意をしている。お茶は……、うん、緑茶に限る。コレはなんと、すする事を許された唯一の飲み物なのだ。ふうふうと、息を吹きかけても良いのだから、まったり出来る最高のお茶なのだ。
そのお茶をすする。
……、……、……。
って、コレだけで時間が潰せるかっ!ての…
…はぁ。
どうするか、悩んでいた所、意外と早く事を進められたんだなぁと思われる客が、キャビンにやって来た。
この列車の車掌だ。
彼は、室内に入るやいなや深々と頭を垂れてきた。
長々としたお礼の口上なんていらない。ので、それをしようとした車掌を、手を上げて制す。
「話はまとまりましたか?」
「はい。仰る通り、Sランクの魔石10個と、此方から魔馬1頭を進呈させていただきたいと社長が言っております。勿論、そちらで厩舎など揃えるのは大変で御座いましょう。進呈させて頂く魔馬の厩舎と面倒は、此方の魔馬達と一緒に育てさせて頂きます。詳しい事は後ほどご説明致します。報酬はその2つで如何でございましょう」
「あぁ、異論は無いよ。金より魔石の方が都合が良い。魔馬に関してはちょっと考えさせてくんない?色々あるしね」
俺に異論は無いよ。魔石に関してはね。下手な金を貰うよりよっぽど良い。魔石はいろんな使い方があるからね、加工、細工もし易いし、魔力が通り易いから重宝するんだ。しかも、Sランクなら魔力の通りも良いから、意外性のある魔道具が出来ても、おかしくはない。
「では、報酬は改めて終着駅でお渡し出来るよう手配致します。では、この後の列車の旅を満喫して下さいませ」
車掌はそう言って一礼すると、この場を後にした。とんとん拍子に行くとは意外だったなぁ。少しごねるかと思ってたよ。Sランクの魔石と言えば、Sランクの魔物の死体からしか取れなくて、当たり前に倒すのは難しい。
そんな訳で出回っている数も少ないから希少価値がべらぼうに高い。そんな魔石は普通に考えても値段が張る。
それを10個とは太っ腹だよねぇ。てっきり値切ると思ってたよ。それに魔馬までくれるとは、後が怖いなぁ。
魔馬の厩舎と世話もって、素直に考えれば良い話だと浮かれてしまうが、俺ってどっちかと言うとひねくれてるから、喜んでも居られないんだよね。だからおおむね魔馬は遠慮するつもりだ。
だってねぇ、人質ならぬ魔馬質なんて目も当てられないじゃん。厩舎と世話って、魔馬が居れば其奴をダシに、困ったことがあれば俺を呼び出せる訳じゃん。そう易々と使われる気、ないからね俺は。
だから魔馬はいらない。
もし、押し付けられるのなら、厩舎も人員も自分で都合つけるわ。誰が預けるかっての。
『タダより高い物は無い』って言うけど……。まぁ、タダじゃないんだけど。あくまでも報酬だけど……。
うん、魔石だけで良いわ。Sランクの魔石ってだけでもエグいし、(Aランクだと思ってたわぁ)裏がある気がしてならねぇんだわ。
俺と言えば、黒禽の肉をいただいてホクホクだ。黒禽ってめちゃくちゃ美味いんだよね。昔は冒険者の質も上々で、黒禽を狩れる冒険者も少なからずは居たんだよ。でも、今では数える程しか居なくなった。
その黒禽の肉を時間停止機能も付いたマジックバッグに放り込む。ちなみに、インベントリには時間停止機能は付いていない。どれくらい入るのか、試した事が無いので解らないが、俺の持つインベントリは、出来る限り大きい物を入れるようにしている。
何故かって?それは何となく……かなぁ。
さてと、降ってわいた5時間と言う予定外の時間。何をして過ごすか、考え物だよなぁ。
通過駅だから特産品や観光地なんてなにもない。強いていえば、ベッドタウン。帰って寝るだけの街。だから、列車に残って『何もしない』を満喫する事にした。
とりあえず、部屋に戻る事にした俺は、現在部屋でお茶の用意をしている。お茶は……、うん、緑茶に限る。コレはなんと、すする事を許された唯一の飲み物なのだ。ふうふうと、息を吹きかけても良いのだから、まったり出来る最高のお茶なのだ。
そのお茶をすする。
……、……、……。
って、コレだけで時間が潰せるかっ!ての…
…はぁ。
どうするか、悩んでいた所、意外と早く事を進められたんだなぁと思われる客が、キャビンにやって来た。
この列車の車掌だ。
彼は、室内に入るやいなや深々と頭を垂れてきた。
長々としたお礼の口上なんていらない。ので、それをしようとした車掌を、手を上げて制す。
「話はまとまりましたか?」
「はい。仰る通り、Sランクの魔石10個と、此方から魔馬1頭を進呈させていただきたいと社長が言っております。勿論、そちらで厩舎など揃えるのは大変で御座いましょう。進呈させて頂く魔馬の厩舎と面倒は、此方の魔馬達と一緒に育てさせて頂きます。詳しい事は後ほどご説明致します。報酬はその2つで如何でございましょう」
「あぁ、異論は無いよ。金より魔石の方が都合が良い。魔馬に関してはちょっと考えさせてくんない?色々あるしね」
俺に異論は無いよ。魔石に関してはね。下手な金を貰うよりよっぽど良い。魔石はいろんな使い方があるからね、加工、細工もし易いし、魔力が通り易いから重宝するんだ。しかも、Sランクなら魔力の通りも良いから、意外性のある魔道具が出来ても、おかしくはない。
「では、報酬は改めて終着駅でお渡し出来るよう手配致します。では、この後の列車の旅を満喫して下さいませ」
車掌はそう言って一礼すると、この場を後にした。とんとん拍子に行くとは意外だったなぁ。少しごねるかと思ってたよ。Sランクの魔石と言えば、Sランクの魔物の死体からしか取れなくて、当たり前に倒すのは難しい。
そんな訳で出回っている数も少ないから希少価値がべらぼうに高い。そんな魔石は普通に考えても値段が張る。
それを10個とは太っ腹だよねぇ。てっきり値切ると思ってたよ。それに魔馬までくれるとは、後が怖いなぁ。
魔馬の厩舎と世話もって、素直に考えれば良い話だと浮かれてしまうが、俺ってどっちかと言うとひねくれてるから、喜んでも居られないんだよね。だからおおむね魔馬は遠慮するつもりだ。
だってねぇ、人質ならぬ魔馬質なんて目も当てられないじゃん。厩舎と世話って、魔馬が居れば其奴をダシに、困ったことがあれば俺を呼び出せる訳じゃん。そう易々と使われる気、ないからね俺は。
だから魔馬はいらない。
もし、押し付けられるのなら、厩舎も人員も自分で都合つけるわ。誰が預けるかっての。
『タダより高い物は無い』って言うけど……。まぁ、タダじゃないんだけど。あくまでも報酬だけど……。
うん、魔石だけで良いわ。Sランクの魔石ってだけでもエグいし、(Aランクだと思ってたわぁ)裏がある気がしてならねぇんだわ。
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