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薬師スタンビートで無双する
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さて、俺は第2波と行こうかな。
西の前方2キロと、北南の2ヶ所の一掃を終えて更に西の森に目を向ける。
スタンビートの原点は何処だ?魔獣が湧く中心部を捜すには何が適当か。師匠の部下?の1人が講義していた話に、『ソナー』ってのが確かあったな。確か、見本でくれたのがBOXに入ってた筈。俺はそう考えてBOXリストから『超音波センサー』を見つけ出して手にした。
「コレコレ。別名、魚群探知機」
『魚群探知機? 何ですのそれは…… 』
スピーカー通話にしているスマホから、キャロライン嬢の問い掛ける声が聞こえる。呑気そうな彼女の声音から安全性の高さが伺えた。
まぁ、流石にな、あの辺りはまだ魔獣に荒らされて居なかったからなぁ。
俺は彼女に言葉を返した。元は海の中の魚を捜す装置。それを地上で使えるようにしたんだと。そしたらさ、
え? 、探索魔法があるだろ? って。まぁ、確かにある。あるけどさぁ、あれ、精度が悪いっしょ。魔物と人間の区別しかしないじゃん。コレは地形と、うじゃうじゃと魔物が湧き出る様まで映し出すんだよね。
こうやって送信機を空に浮遊させて、送信機のセンサーヘッドが出した超音波が対象物から反射してくる超音波を再度センサーヘッドで受信する。超音波センサは、発信から受信までの「時間」を計測することで対象物までの距離を測定しているんだ。それをこのモニターで確認するって訳。
『だから、精度抜群だよ』
俺は彼女にそう返すと、モニターを確認するのに集中した。
解析を見てみると、うじゃうじゃと点が付いている。その周りに歪な波紋が幾つも層を成している姿は、師匠の従者?の一人が描いて教えてくれた白地図のようだ。
そう、コレは精巧に出来た地図、そのものだ。送信機を動かせば、地図もその姿を変える。それがこのセンサーの強みだった。
しばらく、でもそんなに時間は掛からない間に、点が出現する小さな円が森の中心部辺りから見つかった。
「此処か…… 」
『え、何、何でしょうか? 』
俺の呟きに彼女が反応する。
「見つけたよ。スタンビートの発生源。ちょっと降りてみる」
何てこと無いような物言いに、キャロライン嬢の気の抜けた『へっ? 』と言う声がスマホから聞こえる。その直後、
『ちょっ、ちょっと待って下さいませ!! お、降りるって、自殺行為で御座いますわよっ!? 』
「大丈夫、大丈夫。自殺なんて、有り得ないから心配無い、無い」
彼女に伝わる俺の声はきっと、あっけらかんとしていたと思う。まぁ、あの魔物湧き上がる中心部に、降りようとしているんだから当たり前か。勿論、命掛ける気なんて毛頭無いからね、俺は。
高度をさげて改めてその場所を肉眼で見る。あ~、因みに今の俺の視力は、計りきれない。地上1000メートルで5.0くらいかなぁ? 知らんけど。
まぁ、ちょいと見てみると、奈落の様な穴から湧くわ、湧くわ、凄いね。湧けば四方八方に移動して最終的には皆、街に向かってる。強いてはその先は……。
王都だ。
「あ~、因みに今真上だけど、う~ん多分、円周500メートル位は有りそうな穴から、うじゃうじゃ湧いてるわ。穴は奈落の様だよ。何時開いたのかねぇ、この穴」
『えっ、そうですの? 』
驚いた声を後目に俺は、
「取り敢えず、降りるから」
そう言って降下を開始した。そのまんま真下に降下する。足から着地する姿勢だ。降下は速いよ~。何の抵抗も無く降りる様は自殺行為に近いように見えるけど……、俺はその中でアイテムBOXのリストからある物を出すように指定した。
それは師匠からの卒業記念に貰った物で。
黄金色の優美な形の物が、姿を表す度シャランと音を立てる。大きな輪を描いた細い蔦のような細工の中に、小さな輪が幾つも付いて、それがかち合い美しい音色を立てている。
師匠自慢の逸品が、俺に持てとその杖を見せつけた。
西の前方2キロと、北南の2ヶ所の一掃を終えて更に西の森に目を向ける。
スタンビートの原点は何処だ?魔獣が湧く中心部を捜すには何が適当か。師匠の部下?の1人が講義していた話に、『ソナー』ってのが確かあったな。確か、見本でくれたのがBOXに入ってた筈。俺はそう考えてBOXリストから『超音波センサー』を見つけ出して手にした。
「コレコレ。別名、魚群探知機」
『魚群探知機? 何ですのそれは…… 』
スピーカー通話にしているスマホから、キャロライン嬢の問い掛ける声が聞こえる。呑気そうな彼女の声音から安全性の高さが伺えた。
まぁ、流石にな、あの辺りはまだ魔獣に荒らされて居なかったからなぁ。
俺は彼女に言葉を返した。元は海の中の魚を捜す装置。それを地上で使えるようにしたんだと。そしたらさ、
え? 、探索魔法があるだろ? って。まぁ、確かにある。あるけどさぁ、あれ、精度が悪いっしょ。魔物と人間の区別しかしないじゃん。コレは地形と、うじゃうじゃと魔物が湧き出る様まで映し出すんだよね。
こうやって送信機を空に浮遊させて、送信機のセンサーヘッドが出した超音波が対象物から反射してくる超音波を再度センサーヘッドで受信する。超音波センサは、発信から受信までの「時間」を計測することで対象物までの距離を測定しているんだ。それをこのモニターで確認するって訳。
『だから、精度抜群だよ』
俺は彼女にそう返すと、モニターを確認するのに集中した。
解析を見てみると、うじゃうじゃと点が付いている。その周りに歪な波紋が幾つも層を成している姿は、師匠の従者?の一人が描いて教えてくれた白地図のようだ。
そう、コレは精巧に出来た地図、そのものだ。送信機を動かせば、地図もその姿を変える。それがこのセンサーの強みだった。
しばらく、でもそんなに時間は掛からない間に、点が出現する小さな円が森の中心部辺りから見つかった。
「此処か…… 」
『え、何、何でしょうか? 』
俺の呟きに彼女が反応する。
「見つけたよ。スタンビートの発生源。ちょっと降りてみる」
何てこと無いような物言いに、キャロライン嬢の気の抜けた『へっ? 』と言う声がスマホから聞こえる。その直後、
『ちょっ、ちょっと待って下さいませ!! お、降りるって、自殺行為で御座いますわよっ!? 』
「大丈夫、大丈夫。自殺なんて、有り得ないから心配無い、無い」
彼女に伝わる俺の声はきっと、あっけらかんとしていたと思う。まぁ、あの魔物湧き上がる中心部に、降りようとしているんだから当たり前か。勿論、命掛ける気なんて毛頭無いからね、俺は。
高度をさげて改めてその場所を肉眼で見る。あ~、因みに今の俺の視力は、計りきれない。地上1000メートルで5.0くらいかなぁ? 知らんけど。
まぁ、ちょいと見てみると、奈落の様な穴から湧くわ、湧くわ、凄いね。湧けば四方八方に移動して最終的には皆、街に向かってる。強いてはその先は……。
王都だ。
「あ~、因みに今真上だけど、う~ん多分、円周500メートル位は有りそうな穴から、うじゃうじゃ湧いてるわ。穴は奈落の様だよ。何時開いたのかねぇ、この穴」
『えっ、そうですの? 』
驚いた声を後目に俺は、
「取り敢えず、降りるから」
そう言って降下を開始した。そのまんま真下に降下する。足から着地する姿勢だ。降下は速いよ~。何の抵抗も無く降りる様は自殺行為に近いように見えるけど……、俺はその中でアイテムBOXのリストからある物を出すように指定した。
それは師匠からの卒業記念に貰った物で。
黄金色の優美な形の物が、姿を表す度シャランと音を立てる。大きな輪を描いた細い蔦のような細工の中に、小さな輪が幾つも付いて、それがかち合い美しい音色を立てている。
師匠自慢の逸品が、俺に持てとその杖を見せつけた。
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