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2章 学園生活
57話 入学式(6)
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どうやら私たちの教室は一階にあるようで、教室へは思っていたよりもすぐにつくことができた。中に入ると、そこは半円形の教室で机が一段ごと段差になって配置されていた。生徒の数がそんなに多くないからか、教室自体もあまり大きくない。
「さあ皆さん。
ひとまず適当に座ってください」
先生の掛け声に入り口で固まっていた生徒たちが動き出す。エリオベラ様が一緒に座ろうと誘ってくださってくださったのでありがたく隣に座ることにした。
「さて、周りを見渡してください。
今ここにいる方たちがこれから三年間共に学んでいく仲間たちです。
魔法科は魔法素質が何よりも重視される関係であまり人数は多くありません。
一人一人のことを大切にしてくださいね」
周りを見渡していくと確かに人数が少ない。20人いないくらいかな。皆きょろきょろと周りとみているけれど、なんだか私が特に見られている?
「さて、ここにいるほとんどの人は基礎教育部3年で同じクラスだったはずなので、顔見知りかと思います。
ただ2名ほど今年からの方がいますので、その方たちは紹介しましょうか」
あ、どうりで見られていると思った……。見回しているのは同じクラスの人を確認しているわけではなく、新しい顔を確認したかったのか。あれ先生に見られている?
「ウェルカさん、マンセルトさん、前に出てきて下ささい」
指名されてしまったからには前に出ていくしかない。うっ、でもなんだか気まずい。しぶしぶと出ていくともう一人男の子がおどおどと前に出てきた。彼がマンセルトさんかな。
「さて、まずは名前と一言をお願いします」
前に出るとさっそく先生が言ってくる。無茶な、と思うがどうやらやるしかないようだ。
「ま、マンセルト・カナヒトと言います……。
貴族ではないので礼儀などわからないことがあるかと思いますが、よろしくお願いします……」
小声でぼそぼそとしゃべる男の子。そっか、貴族じゃないから去年まではこの学園にいないのか。っと、次は私の番だ。
「初めまして、ウェルカ・ゼリベ・チェルビースと申します。
学園には今年より入りましたので、知らないことも多いかと思いますがよろしくお願い致します」
「さて、こちらからもそれぞれ軽く説明しましょうか。
まずマンセルトさんですが、彼はカナヒト商会のご子息で貴族ではありません。しかし優秀な魔力量からこちらの学園に通うことになりました。
学力に関しても同様に優秀ですので皆さん負けないように頑張ってくださいね。
そしてウェルカさんですが、彼女は基本的な学習はすべて修了していると判断したため基礎教育部をスキップしています。
こちらでも魔法関係の授業に出るのみで3年間で学園を卒業する予定です。
なにかわからないところがあれば彼女に聞くといいかもしれませんね」
おどけたようにでもそんなこと言わないでほしい……。同じクラスとはいえ3つも下の人に教えてもらいたいわけないじゃんか。
「さて、もう席に戻って大丈夫です。
お二人は皆さんの顔をゆっくり覚えていってくださいね」
やっと解放された。マンセルトさんも居心地が悪かったらしくすぐに後ろの方に戻っていった。
「さあ皆さん。
ひとまず適当に座ってください」
先生の掛け声に入り口で固まっていた生徒たちが動き出す。エリオベラ様が一緒に座ろうと誘ってくださってくださったのでありがたく隣に座ることにした。
「さて、周りを見渡してください。
今ここにいる方たちがこれから三年間共に学んでいく仲間たちです。
魔法科は魔法素質が何よりも重視される関係であまり人数は多くありません。
一人一人のことを大切にしてくださいね」
周りを見渡していくと確かに人数が少ない。20人いないくらいかな。皆きょろきょろと周りとみているけれど、なんだか私が特に見られている?
「さて、ここにいるほとんどの人は基礎教育部3年で同じクラスだったはずなので、顔見知りかと思います。
ただ2名ほど今年からの方がいますので、その方たちは紹介しましょうか」
あ、どうりで見られていると思った……。見回しているのは同じクラスの人を確認しているわけではなく、新しい顔を確認したかったのか。あれ先生に見られている?
「ウェルカさん、マンセルトさん、前に出てきて下ささい」
指名されてしまったからには前に出ていくしかない。うっ、でもなんだか気まずい。しぶしぶと出ていくともう一人男の子がおどおどと前に出てきた。彼がマンセルトさんかな。
「さて、まずは名前と一言をお願いします」
前に出るとさっそく先生が言ってくる。無茶な、と思うがどうやらやるしかないようだ。
「ま、マンセルト・カナヒトと言います……。
貴族ではないので礼儀などわからないことがあるかと思いますが、よろしくお願いします……」
小声でぼそぼそとしゃべる男の子。そっか、貴族じゃないから去年まではこの学園にいないのか。っと、次は私の番だ。
「初めまして、ウェルカ・ゼリベ・チェルビースと申します。
学園には今年より入りましたので、知らないことも多いかと思いますがよろしくお願い致します」
「さて、こちらからもそれぞれ軽く説明しましょうか。
まずマンセルトさんですが、彼はカナヒト商会のご子息で貴族ではありません。しかし優秀な魔力量からこちらの学園に通うことになりました。
学力に関しても同様に優秀ですので皆さん負けないように頑張ってくださいね。
そしてウェルカさんですが、彼女は基本的な学習はすべて修了していると判断したため基礎教育部をスキップしています。
こちらでも魔法関係の授業に出るのみで3年間で学園を卒業する予定です。
なにかわからないところがあれば彼女に聞くといいかもしれませんね」
おどけたようにでもそんなこと言わないでほしい……。同じクラスとはいえ3つも下の人に教えてもらいたいわけないじゃんか。
「さて、もう席に戻って大丈夫です。
お二人は皆さんの顔をゆっくり覚えていってくださいね」
やっと解放された。マンセルトさんも居心地が悪かったらしくすぐに後ろの方に戻っていった。
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