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その十三
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「……ドレスについてですが、この十着からお選びいただけますか?」
言葉とともにさっきアイレーンが指さしていたであろう回転式隠し扉が回り、十着の華美なドレスと五人のメイドさんが現れる。
「数……」
「少なくて申し訳ございません」
「逆。逆だよ。多すぎ」
十着の中から選べと言われてもドレスの良し悪しなどわかるわけがない。
適当に見繕ってくれればいいのに。
「選んでくれない?」
「そんな……恐れ多くてできません……」
「……そう」
自然とため息が出る。バルド、お前はどんな人間像を話したんだ。
「じゃあ……」
若草色……桃色……黒……純白まで……私の台詞聞いてなかったのか?
「この蒼いやつ……」
選んだのは蒼い露出の少ないもの。
「そうですか」
と、その瞬間アイレーンの瞳がキラリと光る。
「そのドレスはバルド様がお選びになったものです」
「やっぱり他のでお願いします」
「それでは失礼します」
私の抗議を無視して選んだドレスを持ってくるアイレーン。
「あの……他のドレスを……」
「バルド様も喜ばれますね」
「いえ、ですから……」
バルドを喜ばせたくないんですが……
言葉とともにさっきアイレーンが指さしていたであろう回転式隠し扉が回り、十着の華美なドレスと五人のメイドさんが現れる。
「数……」
「少なくて申し訳ございません」
「逆。逆だよ。多すぎ」
十着の中から選べと言われてもドレスの良し悪しなどわかるわけがない。
適当に見繕ってくれればいいのに。
「選んでくれない?」
「そんな……恐れ多くてできません……」
「……そう」
自然とため息が出る。バルド、お前はどんな人間像を話したんだ。
「じゃあ……」
若草色……桃色……黒……純白まで……私の台詞聞いてなかったのか?
「この蒼いやつ……」
選んだのは蒼い露出の少ないもの。
「そうですか」
と、その瞬間アイレーンの瞳がキラリと光る。
「そのドレスはバルド様がお選びになったものです」
「やっぱり他のでお願いします」
「それでは失礼します」
私の抗議を無視して選んだドレスを持ってくるアイレーン。
「あの……他のドレスを……」
「バルド様も喜ばれますね」
「いえ、ですから……」
バルドを喜ばせたくないんですが……
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