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梨香と一緒にお風呂
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【立華家の夜】
お互いの両親がイキナリ名古屋ドームに出掛けてしまった為取り残された梨香と太一。雨音だけが静かに鳴っていた
「ね、太一君。残っているお肉食べちゃいましょうか?」
「あっ…そうだな。そうすっか…」
静寂の中、ただ黙りこくっている状況に耐えられなくなった梨香が、残りの飛騨牛を一緒にたいらげようと太一に促(うなが)した
……………………………………………
「やっぱり飛騨牛は美味しいね…」
「松坂牛も美味しいけど、また違った美味さがあるよな…」
……………………………………………
何とか話題を作ろうと努力はしてみるのだが…突然訪れた2人きりの時間に、お互い口数が激減してしまっていた
「ふぅ…美味しかったよ。ご馳走さん」
「お粗末さまでした…」
どうしても会話が弾まない2人。しかし、それも仕方のないことで…直前まであれだけ両方の親から「サッサと引っ付いてしまえば良いのにな」やら「早く孫の顔が見たいものだ」などと言われまくったので、どうしても互いを意識してしまう
「亜沙美だったら話しやすいんだよなぁ…」
「(๑°ㅁ°๑)えっ!?亜沙美ちゃん…」
「あっ!いや、何でもない…」
この重い雰囲気に耐えかねたのか?太一は思った事を無意識に口に出してしまった
(亜沙美とは…いっつも馬鹿なことを言い合って、思ったことを何でも言い合えるんだよなぁ…)
あまりの空気の重さから【亜沙美】の名前を口に出してしまった
太一とはしては思わず名前が出ちまった…程度にしか感じていなかったが、梨香はそうではないようだ。太一は気がついていないが、亜沙美の名を口に出されてから明らかに表情が険しくなっている
親から「太一君となら…」と言われているその相手から別の女の名前を出された梨香は、親の期待に応えたいという義務感からなのか?単純に乙女としての嫉妬なのか?は分からないが、明らかに亜沙美の存在を意識させる出来事になった
「Σ(゜□゜)あっ!梨香」
「えっ!?どうかしましたの?」
「服に脂が飛んでるぞ」
「大変!シミになっちゃいますわ!着替えてこないと…一緒にお風呂も済ませてしまおうかしら…」
「そ、そうだな。俺は待っているから入ってこいよ……あー、もちろん覗いたりなんかしないからさ」
「……………………………………………」
親戚の異性の女の子の風呂を覗かないよ
あくまで太一は当たり前の事を言ったと思っている。「そう?なら遠慮なく」とか言って梨香は着替えも兼ねて「スっ」と風呂場に行くものと思ったのだが…梨香はその場で考え込んでいるようだ
(ど、どうしよう?なんで私(わたくし)こんな事が気になってしまったの?………太一君は…亜沙美ちゃんとだったら…一緒にお風呂に入ったりした事あるのかしら?…無かったとしても出来るのかしら?)
直前に太一から聞かされた【亜沙美】の名前に、梨香は自分では太一に緊張させてしまっている。亜沙美が相手なら太一はそうはならない。と考えていた
じゃあお風呂を一緒にする。という内容だったら、どうなんだろう?そんな疑問が頭から離れなかった。梨香は勇気を振り絞って質問した
「(/// ^///)あ、あの太一君…あの…お風呂…一緒に…入りませんか?」
「Σ(*oωo艸;)エェ!?り、梨香…お前…イキナリ何を言ってんだよ?」
お淑やかで礼儀正しい同級生。それが太一の梨香という女性の評価だったが…それが一変する程の誘いを受けたのだから太一の慌てようももっともだろう
「えっ!あっ、違うの…その…太一君さ。亜沙美ちゃんとなら…もう、一緒にお風呂に入った事があるんだろうな。って…だから…」
正直なところ、太一は梨香にも亜沙美にも恋愛感情にまでは達していなかった。ただ、友達以上~恋人未満。といった所か?
「ナイナイ!…けど、あっ、そうだ!ラブホテルに一緒に入った事が有るくらいだって……」
「( ⊙Д⊙)えっ!?」
「Σ(゜□゜)あっ!!今のはそういう意味じゃなくて…ビジネスホテルと勘違いして入ってしまって…男女の仲とかまでには達してなくてだな…勘違いしないでくれよ」
「ラブホテルに入った事、あるんだ…太一君は亜沙美ちゃんと…ラブホテルに…」
そんな衝撃的な話を聞かされて、間違いは起きていない。などと考えられる女子高生など居るのだろうか?…やはり梨香も太一と亜沙美が合体済みなのかも?と疑念が生まれてしまったようだ
【お風呂場】
「あ、あんまりジロジロ見ないでくださいね。やっぱり、まだ恥ずかしいから…」
「お、おう、分かってるから…」
自分でも分からないが…最近。太一と亜沙美の仲の良さが気になっていた梨香。2人がラブホテルに入った事がある。と聞かされ、彼と小さな頃から親戚関係として親しくしてきたハズの自分は何だったのか?
そんな考えが脳裏をかすめた梨香は、今日このまま何も無かったら亜沙美に負けてしまう!そんな気持ちになってしまい…強引に太一の手を掴んで一緒にお風呂場に入っていた
(取り敢えず一緒にお風呂に入りはしましたけど…これで亜沙美ちゃんに負けていないのかしら?それとも…更に踏み込んだ行為をしないと負けちゃうのかしら?)
今まで男女の関係に至りたい!などの欲求が無かった梨香にとっては、この先どうすべきなのか?答えを見出せないでいる
続く
お互いの両親がイキナリ名古屋ドームに出掛けてしまった為取り残された梨香と太一。雨音だけが静かに鳴っていた
「ね、太一君。残っているお肉食べちゃいましょうか?」
「あっ…そうだな。そうすっか…」
静寂の中、ただ黙りこくっている状況に耐えられなくなった梨香が、残りの飛騨牛を一緒にたいらげようと太一に促(うなが)した
……………………………………………
「やっぱり飛騨牛は美味しいね…」
「松坂牛も美味しいけど、また違った美味さがあるよな…」
……………………………………………
何とか話題を作ろうと努力はしてみるのだが…突然訪れた2人きりの時間に、お互い口数が激減してしまっていた
「ふぅ…美味しかったよ。ご馳走さん」
「お粗末さまでした…」
どうしても会話が弾まない2人。しかし、それも仕方のないことで…直前まであれだけ両方の親から「サッサと引っ付いてしまえば良いのにな」やら「早く孫の顔が見たいものだ」などと言われまくったので、どうしても互いを意識してしまう
「亜沙美だったら話しやすいんだよなぁ…」
「(๑°ㅁ°๑)えっ!?亜沙美ちゃん…」
「あっ!いや、何でもない…」
この重い雰囲気に耐えかねたのか?太一は思った事を無意識に口に出してしまった
(亜沙美とは…いっつも馬鹿なことを言い合って、思ったことを何でも言い合えるんだよなぁ…)
あまりの空気の重さから【亜沙美】の名前を口に出してしまった
太一とはしては思わず名前が出ちまった…程度にしか感じていなかったが、梨香はそうではないようだ。太一は気がついていないが、亜沙美の名を口に出されてから明らかに表情が険しくなっている
親から「太一君となら…」と言われているその相手から別の女の名前を出された梨香は、親の期待に応えたいという義務感からなのか?単純に乙女としての嫉妬なのか?は分からないが、明らかに亜沙美の存在を意識させる出来事になった
「Σ(゜□゜)あっ!梨香」
「えっ!?どうかしましたの?」
「服に脂が飛んでるぞ」
「大変!シミになっちゃいますわ!着替えてこないと…一緒にお風呂も済ませてしまおうかしら…」
「そ、そうだな。俺は待っているから入ってこいよ……あー、もちろん覗いたりなんかしないからさ」
「……………………………………………」
親戚の異性の女の子の風呂を覗かないよ
あくまで太一は当たり前の事を言ったと思っている。「そう?なら遠慮なく」とか言って梨香は着替えも兼ねて「スっ」と風呂場に行くものと思ったのだが…梨香はその場で考え込んでいるようだ
(ど、どうしよう?なんで私(わたくし)こんな事が気になってしまったの?………太一君は…亜沙美ちゃんとだったら…一緒にお風呂に入ったりした事あるのかしら?…無かったとしても出来るのかしら?)
直前に太一から聞かされた【亜沙美】の名前に、梨香は自分では太一に緊張させてしまっている。亜沙美が相手なら太一はそうはならない。と考えていた
じゃあお風呂を一緒にする。という内容だったら、どうなんだろう?そんな疑問が頭から離れなかった。梨香は勇気を振り絞って質問した
「(/// ^///)あ、あの太一君…あの…お風呂…一緒に…入りませんか?」
「Σ(*oωo艸;)エェ!?り、梨香…お前…イキナリ何を言ってんだよ?」
お淑やかで礼儀正しい同級生。それが太一の梨香という女性の評価だったが…それが一変する程の誘いを受けたのだから太一の慌てようももっともだろう
「えっ!あっ、違うの…その…太一君さ。亜沙美ちゃんとなら…もう、一緒にお風呂に入った事があるんだろうな。って…だから…」
正直なところ、太一は梨香にも亜沙美にも恋愛感情にまでは達していなかった。ただ、友達以上~恋人未満。といった所か?
「ナイナイ!…けど、あっ、そうだ!ラブホテルに一緒に入った事が有るくらいだって……」
「( ⊙Д⊙)えっ!?」
「Σ(゜□゜)あっ!!今のはそういう意味じゃなくて…ビジネスホテルと勘違いして入ってしまって…男女の仲とかまでには達してなくてだな…勘違いしないでくれよ」
「ラブホテルに入った事、あるんだ…太一君は亜沙美ちゃんと…ラブホテルに…」
そんな衝撃的な話を聞かされて、間違いは起きていない。などと考えられる女子高生など居るのだろうか?…やはり梨香も太一と亜沙美が合体済みなのかも?と疑念が生まれてしまったようだ
【お風呂場】
「あ、あんまりジロジロ見ないでくださいね。やっぱり、まだ恥ずかしいから…」
「お、おう、分かってるから…」
自分でも分からないが…最近。太一と亜沙美の仲の良さが気になっていた梨香。2人がラブホテルに入った事がある。と聞かされ、彼と小さな頃から親戚関係として親しくしてきたハズの自分は何だったのか?
そんな考えが脳裏をかすめた梨香は、今日このまま何も無かったら亜沙美に負けてしまう!そんな気持ちになってしまい…強引に太一の手を掴んで一緒にお風呂場に入っていた
(取り敢えず一緒にお風呂に入りはしましたけど…これで亜沙美ちゃんに負けていないのかしら?それとも…更に踏み込んだ行為をしないと負けちゃうのかしら?)
今まで男女の関係に至りたい!などの欲求が無かった梨香にとっては、この先どうすべきなのか?答えを見出せないでいる
続く
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