最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

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第三章 大戦国

四百十五話 ″優しいヤツ″

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シフリギヤ・キャロイ 過去 後編

ごく稀に貰える外出券を今日は貰った、セキュリティが逃げちゃダメとは言ったが外出券を貰えば外に出ていい

「僕は久しぶりに外の空気を吸ったよ、久しぶりの外出券で外出をするよ。今回もみんなの手伝いをしようか」

「あれ?キャロイじゃねぇの、久しぶりだな」

「君は…………シャコンツ君、久しぶりだね」

外出券で外に出たら話しかけてくれる友達

彼の名はシャコンツ・ジェスン

キャロイの姿を見てすぐに駆け付けてくれた

彼は優しくて外出したらいつも絡んででくれる

「もしかしてよ…………外出券を手に入れたとかか!」

「その通りさ、外出券を手に入れて今日は外出出来るのさ。今日もみんなの手伝いをしようと思ってね」

「おお、いいな!今日も手伝いだ!」

キャロイはシャコンツと共に手伝いへ

  シャコンツはキャロイの優しさとみんなの助けをしている姿を見てかっこいいと思って友達になったらしい、シャコンツには一度シフリギヤ家のことを話したのだがそんなの関係ねぇと流されてこれからは友達だからと友達らしいことをしたかったとのこと。だからシフリギヤのことはキャロイと呼んでいてタメ口で話したりして友達らしいことをしていた、ただ未だに色んなことを遊べていないから遊びたくはあるのだがシャコンツはキャロイのやりたいことに毎回付き合ってくれているヤツだった
  そんな優しいヤツと友達になれて彼は嬉しかっただろう、たまにしか会えないのが残念な気もしているがそれを気にしていたら前はシャコンツに叱られたので考えるのはやめたらしい。たまに会えるのこそがめちゃくちゃ嬉しくて会えるまでワクワクしてくれていた、友達が出てきた時は嬉しそうに迎えてくれて友達がこちらに来てくれた時はこちらも嬉しそうだった。シャコンツこそが本当の友達で居てくれている

「………………」

「どうかしたか?なんか嬉しそうな顔しやがって」

「いや、友達が出来て嬉しいと思っているよ」

「な、なんだよ急に!/////」

素直な気持ちを言われて照れたようだ

今まで素直な気持ちなんて言わなかったのに友達の前だと言える

友達だからこそ素直な気持ちで居られるわけだ

だからシャコンツには感謝をしている

「友達になってくれてありがとう、君のおかげで素直になれる気がするよ」

「そうか…………親の前では中々素直になれなくても友達の前だからなれることだもんな、俺の前では素直なヤツでいい」

「ありがとう」

そう言ってくれた

  お母さんとお父さんとお兄ちゃんの前では素直になれなくても友達の前では素直になってもいい、わがままで素直なヤツでもいいからただ笑ってくれるだけでいいから素直でいてくれと言われた。こんな優しいヤツが友達になってくれたなんて本当に自分で良いのかっていうくらいに優しいヤツだった、でもシャコンツもキャロイの優しさに惹かれて友達になろうと思ったわけだからお互い様というわけになる。どちらも優しさで判断して友達になろうとしていたから問題はナッシングというわけだ
  色んな人を助けていたおかげかキャロイはみんなから褒められるようになってシフリギヤ家の評判も良くなっている、今日食べられなかった朝ごはんを他の人に貰って食べているがお母さんとお父さんから朝ごはん禁止と言われたことに関しては広めなかった。シフリギヤ家の評判を下げないように言わずにこれまで生きてきた、だからこれからもずっとそのことは誰にも言わずに生きて行こうとは思っている

「ん?今度はどうした?なんか悩んでそうな顔してんぞ、キャロイ」

「大丈夫さ…………ちょっと修行で疲れているだけだから、久しぶりに外の空気を吸うとスッキリするね」

「だろ?外出券を手に入れた甲斐があるだろ?」

頷いた

お母さんとお父さんに感謝をしている

だから家族には憎めなかった

こういう休憩の日をくれるから

「表では素直になれないのはキャロイと真逆の性格じゃねぇの」

「毎日厳しいからそうみたいだね、でもシフリギヤ家という名を汚さないように僕をビシバシ鍛えあげているからね」

「良い人なんだが悪い人なんだか分かんねぇな……………」

優しいのか優しくないのかが分からない

  裏ではちゃんと優しいのだがそれを表に出すことは不可能でキャロイと全くの真逆の性格になっている、なんであそこまで捻くれてしまっているのかは分からないがシフリギヤ家の名が恥じぬようにあんなにビシバシと修行されているのだろう。じゃなきゃあそこまではビシバシと教えないだろうしででもお兄ちゃんだけはずっとキャロイに厳しくしているというか弟を見下していた、なんでお兄ちゃんだけだと思っているかもしれないがそれはこちらも分からないくらいに感じられない感情だ
  お兄ちゃんが優しいことなんて今までもこれからも無いんだろうが実力を認めさせたら見下しも無くなるだろう、だからキャロイはお兄ちゃんを見返すために頑張っているのだが中々スピードは上がらなくて苦労している。どうしたらスピードが上がるかなんて分からないがご飯もまともに食べなきゃスピードも上がらないのは当たり前だろう、足の力で走るわけだがだんだんと足の力が無くなっているからそういうことだ

神書国内を歩いていると

「お、才能ねぇガキが歩いてやがる。よぉ、ガキ」

「兄上……………」

「兄か…………そのガキっていうの辞めた方がいいぞ」

「あ?」

兄はシャコンツを見た

シャコンツが喋った瞬間に睨み始めた

確かにガキというのは辞めた方がいい

でもシフリギヤ家のヤツに言うのは良くない

「てめぇ、俺に言ってんのか?」

「当たり前だ、才能ねぇ才能ねぇと笑うことしか出来ないヤツが…………キャロイの努力を知るわけもないもんな」

「あ?んだとこら、ガキが」

「ここで暴れたらシフリギヤ家の名が汚れるぞ」

チッと言って一歩下がった

  お兄ちゃんは今シャコンツに手を出そうとしていたがシフリギヤ家の名が汚れるからそれだけはやめておいた、お兄ちゃん自体がシフリギヤ家の名を汚したら今度はお兄ちゃんが標的になるかもしれないから辞めた方がいいだろう。これは家に帰ったら何か言われてしまうんじゃないかとかキャロイは思っている、だがシャコンツがそれを言わせないがためにああ言ってくれたのだろうがお兄ちゃんはそうは行かないだろう。シャコンツに言われてその隣にキャロイが居たから余計にそうなるだろう
  見下していた兄ではあるがそれを体験したからこそ余計に恨まれてしまうんじゃないかとか思っているがそんなことをさせないのがシャコンツであった、もし親友に手を出そうというのであればシャコンツが許しはしないだろう。お兄ちゃんはシフリギヤの名が汚れないようにキャロイに手を出すことは無いだろうが舌打ちは変わらないだろう、舌打ちは日常らしくて毎日のように舌打ちをされていたのだが折れない

「忠告はしておくが……………キャロイに手を出したりしたら許さないからな」

「チッ、わあったよ。手は出さねぇよ」

「ああ、それでいい」

兄は帰って行った

シャコンツが追い払ってくれた

ここで問題を起こせばきっと評判は下がる

それを分かってやらなかったわけだ

「ありがとう、君のおかげで助かったよ」

「気にするな、親友のためだしな」

「本当にありがとう」

シャコンツは照れた

  兄が来た時にどうなるかと思っていたがシャコンツのおかげこの場はなんとかなった、親友とか言ってくれたからキャロイはより嬉しかった。帰ってお兄ちゃんに舌打ちはされるだろうが何か言われることは無いだろう、何か言われたらすぐにシャコンツに言えばいいだけだ。シャコンツはお母さんとお父さんに言って評判を下げてくれるはずだ、そうすれば兄はちゃんと反省して謝ってくれるはずだからそうした方がいい。ちゃんと反省しないヤツにはちゃんと反省させるべき理由がある
  ずっと舌打ちして見下しているのはいいが見返されて逆に笑われる未来がそこそこ見えている、だからキャロイは努力し続けてお兄ちゃんを見返してやるのがいいだろう。見返してやれば兄は必ず悔しがって来るはずだからだから必ず努力は大事になって来る、スピード一家を超えるくらいの最強の戦士になればいいだけだ。立派な戦士となってスピード一家を見返す時が必ず来るだろうからまずは努力することが大事だ

「努力をし続けろ、兄を見返すなら。それだけだ」

「分かっているよ、ちゃんと努力はし続けるさ」

「それでいい、もしなんか言われたりとかやられるような事があったら言うんだぞ」

親友が必ず力になってくれる

だから悩み事はすぐに打ち明ける

それが一番大事なことだからだ

一番大事なことは一番に覚えておくこと

「努力は必ず報われるからな」

「諦めないつもりでいるよ、努力を」

「ああ」

努力を諦めない

  諦めなければ必ず報われると思っているかもしれないがそうでも無い人も居る時は居るから失敗した時は慰めてやるといいだろう、慰められるのが好きじゃないヤツだって居るかもしれないからその時は放っておいてやった方がいいだろう。放っておいてやらないと縁を切られたりとか怒ってきたりとかするかもしれないからその時はそっとしておくのが一番だ、でもキャロイは諦めずに泣かずにずっとずっと頑張っているのにスピードは上がらずにいてずっとずっと修行をさせられているわけだ
  キャロイと話している時はめちゃくちゃ厳しいかもしれないがただ単にお母さんやお父さんは素直になれないだけで本当は息子のことを愛している、だから感情を表に出したいのだがやっぱりシフリギヤ家の名が恥じんでしまうと笑われてしまうので一番スピードが無いキャロイを修行させてスピード一家として受け継げるような子にしたかった。だが中々スピードが上がらないから家族は厳しくしているわけだ

「最初はここみたいだね、今回はここからお手伝いをしよう」

「ああ、了解だ」

「ここの魚屋は今回も美味しそうだな」

「そうだね」

最初に来たのは魚屋

魚屋の商売をよく手伝っている

魚屋の店主も感謝している

毎回売れているからだ

「おお、キャロイとジェスン。今回も来てくれたんか…………ありがとう、今日もよろしゅう」

「「はい!」」

「よっしゃ!今日も頑張るぜ!」

キャロイとシャコンツは手伝いを始めた

  今回は魚屋から手伝いを始めたが魚屋でやることは簡単だ、魚をお客さんに売って商売をするということだけをすればいい。その間に店主は魚を捌いて商品を置くからキャロイとシャコンツはお客さんに魚を売ればいい、魚を売ることが出来たら店主から刺身を受け取ることが出来る。よくぞやってくれたというお礼に毎回刺身をくれる、みんからも手伝ったら色んな食べ物をくれる優しい国だった。優しい人ばかりだった、手伝っていれば必ず恩返しは返ってくる。だから手伝っていた
  恩返しをもらうと疲れが取れている気がしてだから貰いたかった、恩返しというのをしてもらってどれだけ疲れが取れるかを確かめたら物凄く取れたから手伝いをした甲斐があったと思った。今回もシャコンツと共にやって行くわけだが今回も中々上手く行って商売やら手伝いやらが上手く行ってご飯はたらふく食べられた、空腹状態だったのが満腹状態となって元気いっぱいになったキャロイはルンルンで家に帰った

門の前に兄が立っていた

「兄上…………」

「決闘だ、カス弟。もちろん殺し合いだ…………てめぇにイライラしてんだよ、クソ嫉妬してんだよ。てめぇをこの世から消し去りたいくらいになァ!」

「何を言ってるんですか兄「黙れ!」っ!」

こうなるとは分かっていた

でも実の兄といきなり殺し合いだなんてしたくもない

だが兄はキャロイに斬りかかってきた、物凄いスピードで

キンッ!

「兄上!意味が分かりません!僕は殺し合うつもりはありません!」

「俺はあるな、だから死ね!」

「っ!」

聞く耳を持たないようだ

  兄は聞く耳を持たずに弟と殺し合いを続けるがなんで急こうなったかはキャロイが一番分かっているはずだ、兄はずっと影からコソコソコソコソとキャロイの姿を見ていてめちゃくちゃ嫉妬しているのをちゃんと感じている。だがキャロイは気のせいだと勘違いしてそれを無視していたがそんなことは無かったらしい、兄はシャコンツからあんなことを言われてキャロイの幸せそうな顔を見て嫉妬しないわけが無かった。でも嫉妬したからって殺し合いする必要は無いのだろうが兄にはあるのだろう
  何でこんなにも恨まれたりとか嫉妬されているのかはキャロイにはまだ分からないがスピードに恵まれてもないヤツが他で恵まれようとするなということを兄は言いたかったのだろう、恵まれてもないヤツを嫉妬するのはただの憎いヤツにしか見えないのだが嫉妬するのも無理は無い。才能あるヤツと才能無いヤツとで先に嫉妬を迎えるのは才能あるヤツだろう、才能あるヤツが才能無いヤツを見下して嫉妬をする

キンッ!

「兄上!お辞め下さい!」

ブンッ!と剣を振りかぶったらクソでかい光の斬撃を放った

ザクッ

「かハッ……………」

「兄…………上……………兄上ッ!!」

これが原因でそれから力を抑えていた

力制限が出来なくて人を殺してしまうから

~回想終了~

キャロイは立ち止まった

「でも僕は…………戦友を一人で戦わせるほど、最悪なヤツではない!乗り越えられなくても乗り越えてみせるよ、必ず…………っ!」

戻った

ギラームside

「っ!」

ザーーーーーーーッ

キャロイが戻って来るまでなんとか耐えている

  だが耐えきれないかもしれないからもうちょっとだけ早く戻って来て欲しい所ではあるが中々戻れないだろう、過去をまず乗り越えないと乗り越えられないと戻って来れないと思っている。戦友を大事に思っているキャロイは必ずこちらに戻って来るだろう、だって過去より戦友の方が大事だから大事にしないと絶対に戦友が目の前から居なくなってしまうからだから必ず戻って来る。ピンチの時に必ず駆け付けてくるヒーローみたいな英雄のヤツがキャロイだったら頼もしいと思い始めるだろう
  過去に兄を殺してしまった、そんな過去はもう前に起こったことだからずっと引きずっているのはダメかもしれないがやっぱり過去のことは気にしてしまう。乗り越えられないなら本当の戦士にはなれない、本当の戦士になるには過去を乗り越えないといけない。スピードが出始めていても過去を乗り越えないと戦士にはなれない、兄が死んでからお母さんとお父さんは自分を責めなかった、むしろ強くさせてくれた

「終いだコラァッ」

キンッ!

「っ!」

ザーーーーーーーッ

「来たなコラァッ!シフリギヤ・キャロイッ!!!!」

「ようやく来たか………シフリギヤ…………いや、キャロイ」

「来たよ、ストラ」

立ち上がった

「残念でクソみたいな僕を是非とも引っ張ってくれるかい?」

「当たり前………センディア様を心配させた分………働いてくれ」

「ああ!」

「友情来たコラァッ!来いよコラァッ!!」

シフリギヤ&ギラームvsロックンロール

第3ラウンド開始
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