最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

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精霊の国

二百十七話 どうしても忘れられない、大切な人

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レン、クレア、リンジェ、エレナ、武翠、シャルで次の場所へ出発した

次の場所は精霊の国、キャシーが居る場所であった

「ようやくキャシーと再会出来るんだな、まだアイツらに捕まったまんまだ、助けなきゃな」

「そうですわね、でもいきなり入国していきなり斬り掛かるのは流石に無理がありますわ。だからまずは正体がバレないように、身を隠す必要がありますわ」

「私達も有名になってきた訳だからな、隠さないと一目でバレてしまうかもしれない」

「そう、特にお兄様とか即バレですわね」

「やっぱり俺かぁ…………」

「一番はレンだね、私もリンジェもそう」

「うん、警戒しないとね」

       精霊の国に入ったら、まず変装すること、これをしないと相手にバレる可能性があるからだ。有名になってきたのはいいが、有名すぎて覚えられている可能性がある。バレてしまったら、精霊の国から必ず追い出される、そう、奴らに。キャシーを攫った奴らに追い出されてしまうためだ
         そいつらの名はフィリン、ラフィ、アックス。こいつらがキャシーの事を連れ去って行った。あの時は簡単にやられたが、今度はやられる訳にはいかない。あの時はまだ本気ではなかったアックスが本気を出すとどれだけ強いのか知りたいものだ、だがいきなりあっては多分負けるだろう

まずは変装して、様子見をするしかない

精霊の国には直ぐに着いた

「変装はどうやってするのぉ~?変装魔法なんて持ってないしぃ~」

「まぁ、そこは入って服屋に行くしかないな」

「でもバレるかもしれないよ?」

「それはん~、それはその時だな。事情を話してどうにか説得するしかないな」

「流石に無理矢理すぎるんじゃないか…………?」

「変装しないとバレるから仕方ないよ、レンの言う通り、どうにか説得するしかないね」

「そうだねぇ~そうと決まれば行こぉ~」

「ああ」

        見つかれば見つかったで説得してどうにかするしかない、これしか方法は思い付かなかった。いやこれしか方法はない、だからこの方法を選んだ。変装しないでウロチョロするより、変装してウロウロした方が確実にバレない。バレたら、きっとアイツらに襲われるだろう。なるべくバレたくは無い、だがキャシーを助ける時は正体を現す
         正体を現してヤツらを倒してキャシーを取り戻す、また一緒に旅をするんだ。キャシーが居なきゃ、この旅は終わらない。そう感じた、だから救うしかない。大事なキーマンをヤツらに渡す訳にはいかない、大事な仲間でもあるから渡す訳にはいかない。そしてあの時の攻撃を倍以上に返してやりたいという復讐心を持って精霊の国へと入っていった

精霊の国

精霊と契約者が居る国だ

「可愛い精霊ばっか居ますわね、賑やかですわ」

「音楽も流れてるねぇ~精霊らしい音楽だ~」

「さてと、服屋へ早速行こう。周りにバレない内に」

「そうだね、バレちゃうと騒ぎになっちゃうから」

「りょうかぁ~い、それじゃあ早速行こう~」

「行こー!」

        身を隠すため、服屋へと向かった。精霊契約している人間に事情を説明したら、ちゃんと聞いてくれたし、ちゃんと理解してくれた。国民の人々はヤツらを苦手としていて、今すぐにも追い出したいくらいなのだが、権力が上のため、追い出すことは出来ない。だから事情をしっかりと聞いてくれた
          聞いてくれたし、情報もしっかりくれた優しい店主。ちゃんと身を隠せる服を店主はおすすめしてくれた、今回の場所ではバレずに行動すること。バレずに情報を入手すること、バレずにやらないとヤツらにバレて、戦う羽目になるからだ。そんなことになったら、情報が分からないまま、戦って負けてしまうかもしれない

だからまずは情報を聞き出すために、変装して人々に情報を貰いに行く

変装して、店を出た

「大丈夫だよね…………バレないよね………..」

「きっと大丈夫、変装してるからね。ていうか、レンはなんでそんな派手なの…………」

「え?これ、かっこいいかなって思ったから買ったんだけど………かっこ悪かった?」

「いや……………」

(レンってもしかして服選びのセンス無い?変装だからあんまあーだこーだ言うのはなんだけど…………)

「だいぶ目立ちますわ、お兄様の服」

「え?マジで?そう言うなら着替え直そうかな…………」

「もうそのままで良いと思うが…………」

         着替え直すくらいならもう今の服で行くしか無かった、服にお金を何度も使うのは流石にやばいと思ったレンは今の派手な服で行動することにした。派手すぎて逆に目立つか心配だが、レンのお気に入りのため、クレア達は気にしないでおいた。変装にセンスの欠けらも無いレンは何を思って服を買ったのだろうか、派手好きはあんまイメージが無い
           レンの服が派手すぎて、周りの視線が痛い。視線が痛い中、レンだけは気にせず歩いていた、それはそれで凄すぎる気がしてしまった。こんな視線が痛い中、堂々と歩ける人物は多分レンだけだろう。この視線に気付いていないだけなのか、ただ無視しているだけなのか、褒められたいのか、何を考えているのか分からないレンであった

そして詳しそうな人物を丁度見つけた、その人に話をかけた

「ん?アックスの野郎っか、アイツはっなぁ…………なんというか、ズル賢いっ奴やの…………」

「うわぁ…………確かにズル賢かったわ…………」

「ったろ?そうアイツはズル賢いっつんだよ」

「なるほど…………アックスっていう人はズル賢い…………」

「メモらなくていいと思うぞ…………ズル賢いなんてただの飾りみたいなもんだ」

「???」

「なんなんですの、それ……………」

「だから飾りだって、な?レン」

「ん??」

「私が悪いのか?これ」

「「「???」」」

        ずっと何を言っているのかが理解出来なかった、ズル賢いが飾りとはなんなのだろうか。それを理解出来ず、ずっと頭の中がハテナだらけだった。そしてレン達は情報、ズル賢いだけを手に入れて次の場所へと移動した。ズル賢いはレンも知っていたため、あまり情報にはならなかった。アックス、アイツは強い。ちゃんと強かった、あれでもまだ本気じゃない
        もっと情報を集めないと分からないまま戦うことになる、そんなのは不利すぎる。だから必要な情報をどんどん集めていくしかない、集めていってキャシーを救い出す。大事な仲間をちゃんと取り返さないと、精霊も精霊で多分強いはずだ、あの時攻撃はしてなかったが、確かに強いと感じた

なら情報を集めて、有利にして戦った方がいいだろう

そして歩いてる途中

「ん?」

「なんかラブラブなカップル多いね、本当に幸せそうな国」

「馬鹿クレア!その話題は禁句のはずだ!」

「え?ぁ…………ご、ごめん!レン!」

「……………良いカップルだな…………みんな、幸せそうだ………」

「…………レンさん…………」

「クレアちゃぁんが~その話題だすからぁ~」

「わざとじゃないもん…………」

「良いいんだ………良いんだよ………もう終わったことだから………」

そうもう終わったこと

終わったことのはずなのに

どうして、、、、どうして、、、、

なんでなんだよ、なんでなんだ…………なんでこんなにも…………

「涙が流れてくんだよ…………もう終わったはずなのにな………ごめんっ…………」

「ぁ…………えっと…………」

(頭が無理矢理終わらせようとしても、心はまだ終われない。傷はまだ残ったまま、私、言い過ぎちゃったかもしれない、あの時、レンさんに…………)

涙は流れ続ける

終わらない、終われない、頭が忘れようとしても心は忘れられない。こんな時に、情報を集めてる時に涙が止まらない

涙を拭いてもどんどん流れていく

「なんでっ…………止まら………ない………止まら………ないよっ………こんなっ時に………」

クレア、リンジェ、エレナ、武翠、シャルが優しくレンを抱き締めた

後悔、絶望、喪失感、全てが残る


旅に必要な壁、これは必ず必要な試練


これを乗り越えて行くしか無かった
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