最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

文字の大きさ
218 / 464
精霊の国

二百十八話 守りたい、みんなの笑顔を

しおりを挟む
泣き止んだ後はまた情報集め、まだ心は終わっていないが、ここで立ち止まる訳にはいかない、だから再び歩き出す

「本当にもう大丈夫なのか?レン」

「グズグズしてたら、キャシー助けらんないだろ。それに今は仲間が居るしな」

「お兄様…………」

「言うねぇ~じゃ~あ~隣で~私達がいつまでも支えてあげるよぉ~」

「おう、頼むわ」

「隣には私が居るからね、レン」

「ああ、なんならずっと居てくれ。誰かが居ないと寂しがるだろうしな」

「うんっ」

         寂しくならないようにみんなは傍にいることにした、これ以上仲間から犠牲が出るとレンは本当に精神が崩壊してしまうかもしれない。だからこれ以上犠牲が出ないために、強くなってレンを不安、精神崩壊させないように生きていく。仲間と大切な人を失ってからどんどんどんどんおかしくなっている、これ以上仲間や大切な人を失ってしまうとマズイだろう
          だからもう失わせない、失わせたくない。レンもレンで強くならなきゃ仲間や大切な人を守れない、これからどんどん強くなってくる敵に対抗出来なくなる。だから日本で更に自分を強化させた、あの状態で強くなって暴走状態も抑えられるようにして、どんどん強くなる敵に対抗出来るようにする

歩いている途中・・・・・

「そういえば、武翠さん」

「ん?なんだ?」

「パンドラさんはどうしましたの?貴方の隣に連れていたパンドラさん」

「パンドラ?あぁ…………パンドラはローズ王国に保護してもらったんだ」

「あぁ、だから居ない訳だな。武翠の傍に…………でも大丈夫なのか?災害を起こしたって聞いたが」

「心配ないと思うな、今のパンドラは大丈夫だ」

「良かったよぉ~、パンドラちゃぁんは歴史に残る程の災害を起こしたからねぇ~」

ローズ王国

リノアside

「レンが心配…………ずっと心配…………」

「心配しすぎだ、リノア。レンなら大丈夫だ、例え心が折れても周りには仲間が居る。きっと支えてくれているはずだ」

「心配のしすぎ…………でもやっぱり心配、レンは折れても確かに立ち直れる。だけど、よっぽど酷いことがあれば、誰でも自害する」

「確かにな…………私も心配になってきた」

         2人はレンの精神状態を心配している、これ以上酷いことが起きれば、自害してしまうんじゃないかって心配している。精神状態は当たっているが、まだ自害するほど精神状態は落ちていない。レンの元から離れたリノアはずっと王国で心配していた、ずっとずっと心配していた。向かおうかと思っていたが、もちろんルリシアに止められた
          必要な時以外、リノアとルリシアとクレインはレンのもとへ向かえない。何故なら、来てしまったら、レン自身が強くなれないから、仲間達が強くなれないからだった。しかもこれはレンからお願いされたことだった

あれはリノアとクレインが英雄ギルドから離れる時のことだった

~回想~

事情を説明された直後・・・

「え?必要な時以外は………来ないで欲しい………?どういうこと?」

「あぁ、いやっ、あの。別に悪い意味じゃないんだ。弱いから離れろとかじゃなく、これは俺達のためなんだ。リノア、クレイン、2人がいたら………俺は2人に頼っちまう、だから一時的に離れて欲しいんだ」

「……………分かりました、リーダーの気持ち、なんか分かる気がするので…………僕はリーダーから離れます。リノアは?」

「私は…………離れたくないけど、でもレンのためなら離れるしかない。でも必要になったら呼んで、お願い」

「ああ、必要になった時は必ず呼ぶ、絶対にだ」

        と、レンとリノアとクレインは別れた。レンはもっともっと英雄ギルドを強くすべく、こういう決断をした。これ以上、みんなを頼りたくなかったからだ。頼ってしまうと自分が弱気になってしまうため、強くなれないから別れを告げた。強くなるためには英雄ギルドじゃないメンバーと離れて、英雄ギルドだけで強くなる。また頼りっぱなしになっあつしまう
         そんな頼りっぱなしの形では絶対にダメだと思った、だから頼らず英雄ギルドだけで強くなりたかった。でも必要になった時は必ず呼び出して一緒に協力して、一緒に倒す。これが絶対の約束だった。強くなった後の英雄ギルドと共に戦えることを願っていたのだが、リノアがあまりにも心配していた

レンの元から離れてずっと、朝昼晩、ずっとだった

~回想終了~

ずっと不安と心配だけが残る2人の前に現れたのはクレインだった

「ずっと心配しても仕方ないと思いますよ、彼を心配していても彼の所までは届かない。僕達は今出来ることをするだけですよ」

「そう………だな………心配ではあるが、修行もしなくては。レンの力になれるようになりたいな」

「私も力になりたい、レンの、仲間の力に」

「ならば、練習するだけですね。僕達は…………いや、僕達も強くなってリーダーの助けになりましょう」

「おーーー」

「お、おーーー」

       中々揃わないおーーを言う2人、リノア、ルリシア、クレイン。この3人はまたレンの隣に立てるように、またレンと一緒に戦えるように3人は強くなる。そのために沢山修行すること、心配や不安は残るが、心配していてもレンの所までは届かないし、今はレンは遠い場所に居るため、援護も出来ない。だから強くなって迎えに行くしかない
         白馬の王子様みたいに迎えに行って、ヒーローみたいに助けて一緒に戦って勝てるように修行をすることが大事。心配ではなく、レンには期待して、強くなるのを期待して修行を続ける。駆け付けられるタイミングがあったら、そのタイミングで出発して、レンの元へ駆け付けて助ける

これが今、出来ることと、今後出来ることだった

「一体どうすれば強くなるんだ?」

「うーん…………」

「それを考えていませんでしたね、どうやって強くなるか………と、誰かの傍で強くなって行きましたからね」

「私もそうだね…………騎士団や、レンの傍で強くなっていった。木刀で戦い合う?」

「それもそうですね、木刀で戦いましょう」

「ああ、そうだな」

レンside

あれからずっと情報を集めていたレン達はまだ国を歩き回っていた、すると周りが騒がしかった

「つ、遂にバレたか………?」

「そんな訳無いよ…………多分」

「多分が怖すぎるだろ、まぁ、無いとは思うが・・・・多分」

「2人とも多分って言うのやめてくれぇぇっ!」

「隣で騒がないでくださいまし、耳が痛いですわ」

「エレナが冷たいっ、私が悪いのか…………?」

「「さあ~?」」

「リンジェとシャルは私を否定しないでくれぇぇっ!」

「ぷっ」

「「「あっはははは!」」」

        この会話に思わず笑ってしまった、これだ、これが楽しいんだ英雄ギルドは。こういう時に笑い合い、楽しく過ごすのが一番楽しいと思った。みんなは辛い思いを無くしてくれる、無意識なんだろうが、それでも嬉しかった。それでも笑い合える英雄ギルドが楽しかった、それがやりたかったことなのだろう。なんでなんだろう、凄く楽しいと思える
           でも戦いの時には必ず頼りになって頼もしい仲間達、どんな困難でも、どんな辛いことがあっても支え合って生きていく、辛いことがあった翌日に楽しい、という感情を取り入れてくれる。そんな英雄ギルドはレンは好きだった、ずっと一緒に居たいと思ってしまった。出会ってきた仲間ともずっと一緒に居たいと思ってしまった、こんなに贅沢を考えていいのだろうか

でも、それでもずっとずっと、一緒に居たいと思った


これ以上のことは避けたい、必ず守りたい


もっと強くなって、みんなの死を避けたい


そんな、皆を守れる、立派な英雄に俺はなりたい


いや、必ず守ってみせる


未来なんて変えさせない


この世界を攻略してやるよ


覚悟しろ、所詮ゲーム野郎が
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

科学×魔法で世界最強! 〜高校生科学者は異世界魔法を科学で進化させるようです〜

難波一
ファンタジー
「魔法ってのは……要はエネルギーの制御だろ?」 高校生にして超人的な科学知識を持つ天才・九条迅は、ある日、異世界アルセイア王国に「勇者」として召喚された。 だが、魔王軍との戦争に駆り出されると思いきや—— 「お前、本当に勇者か? 剣も魔法も、まともに使えないのか……?」 「科学的に考えれば、魔法ってのはもっと進化できるはずだ!」 剣も魔法も素人の迅だったが、「魔法を科学的に解析し、進化させる」という異端の方法で異世界の常識を根底から覆し始める! 魔法の密度を最適化した「魔力収束砲」 魔法と人体の関係を解明し、魔力を増大させる「魔力循環トレーニング」 神経伝達を強化し、攻撃を見切る「神経加速《ニューロ・ブースト》」 次々と編み出される新技術に、世界は驚愕! やがて、魔王軍の知将《黒の賢者》アーク・ゲオルグも迅の存在に興味を持ち始め—— 「科学 vs 魔法」「知能 vs 知能」 最強の頭脳戦が今、幕を開ける——! これは、「魔法を科学で進化させる勇者」が、異世界を変革していく物語! ※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。

俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨
ファンタジー
普通の高校生として生きていく。その為の手段は問わない。

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話

ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。 異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。 「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」 異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…

勇者じゃないと追放された最強職【なんでも屋】は、スキル【DIY】で異世界を無双します

華音 楓
ファンタジー
旧題:re:birth 〜勇者じゃないと追放された最強職【何でも屋】は、異世界でチートスキル【DIY】で無双します~ 「役立たずの貴様は、この城から出ていけ!」  国王から殺気を含んだ声で告げられた海人は頷く他なかった。  ある日、異世界に魔王討伐の為に主人公「石立海人」(いしだてかいと)は、勇者として召喚された。  その際に、判明したスキルは、誰にも理解されない【DIY】と【なんでも屋】という隠れ最強職であった。  だが、勇者職を有していなかった主人公は、誰にも理解されることなく勇者ではないという理由で王族を含む全ての城関係者から露骨な侮蔑を受ける事になる。  城に滞在したままでは、命の危険性があった海人は、城から半ば追放される形で王城から追放されることになる。 僅かな金銭で追放された海人は、生活費用を稼ぐ為に冒険者として登録し、生きていくことを余儀なくされた。  この物語は、多くの仲間と出会い、ダンジョンを攻略し、成りあがっていくストーリーである。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

処理中です...