29 / 270
第3章 従魔編
310.貴族の生活
しおりを挟む
商業ギルドのリンダに、それほど、儲けていないって言われたので、もう少し、頑張ることにした。
一つは商品開発だ、もう一つは、宣伝だ。まあ、これまで、何もやってきていないので、少しの努力でも、効果は、すぐ出るだろう。
まず、商品開発だ、自分で考えるのは、苦手なので、誰かの店の真似をすることにした。
まずは、近くの店で流行っているところに行こう。でも、流行っている店って、よく、分からない。
やっぱり、誰かに頼らないとね。さっそく、商業ギルドのリンダに教えて貰うことにした。
商業ギルドに入るなり、リンダを探した。
「リンダ姉、お早う」
「いつもより、元気そうね。どうしたの?」
「リンダ姉に甘えに来たよ」
「そうか、テラちゃんは、まだまだ、子供かなぁ?」
「うん、まだまだ、子供だよ。だから、教えてね」
「何を、教えるの?」
「この街で儲かっている店って、どこにあるの?」
「それは、この商業ギルドの向かえにある商店よ。
まあ、この街どころか、この王国一、儲けているね」
「ありがとう。早速行ってくるよ」
「だめよ。あの店は、貴族しか、相手にしないのよ。だから、普通の人は、入ることもできないよ」
「貴族しか、相手にしなくても、儲かるの?」
「貴族との取引は、普通の人の何10倍、いや、何100倍にも大きいのよ。
だから、一度の取引で、あなたの1月の儲け以上、儲けているわ」
「あー、そうなんだ。そうよね。そうだった」
「あら、あら、壊れちゃったかなぁ?」
「大丈夫です。分かりました」
「そう、参考にならなくて、ごめんね」
「いえ、いえ、リンダ姉は、可愛いです。
また、来ます。バイバイ」
商業ギルドを出た私は、路地裏に行って、隠密魔法を起動した。横にいるスピアにも、隠密魔法を掛けておいた。
「スピア、今、隠密魔法って言って、人目から隠れる魔法を掛けたよ。
だから、暫くは、話したらだめだよ」
「うん、分かった」
私は、スピアの腰に暫く、ぶら下ってから、商業ギルドの向かえにある商店の前にやって来た。
そして、こっそりと、中に入っていった。店の中は、まるで、貴族の家みたいに豪華だった。初めて見るような装飾や家具などが並んでいた。ソファもふかふかで、あの上で一度、スピアと一緒に寝てみたいぐらいだった。
店の中を見て回ったが、商品らしいものは、置いていなかった。ここって、商店のはずだよね。何故、商品がないのかなぁ? わからない。お客が来たようなので、話を聞いてみよう。
「これは、これは、〇〇〇様、遠い所をご苦労様です」
「いや、ついでだよ。この先の貴族にダンスパーティーに招待されてね」
「そうでございますか、△△△様のお屋敷でございますね」
「そうだ。よく知っているな」
「それは、もちろんです。この街一の貴族様ですから、国王にも何度も、お目通りしているとか」
「そのようだな。私は、まだ、無いが、その内にな」
「それは、そうですよ。〇〇〇様ほどの方が、国王の目に留まらないはずがありません」
「まあな。ところで、何か、土産になるような物はないか? この度は、少し急いで来たので、手ぶらなんだよ」
「左様でございましたか。少し、お待ちください」
何か、合図を送ると、近くの従業員が、紅茶とクッキーを運んできた。
「これでも、ご賞味ください。例の品を持ってきなさい」
従業員は、静かにその場を去っていった。しかし、静かだが、素早い動きだ。まるで、アイススケートでも滑っているかのように優雅だ。
暫くして、先ほどの従業員が両手で、品物を持って来た。
テーブルの上に置かれた商品の説明を始めた。お客は、膝を乗り出し、興味津々だ。
商談が成立して、お客は、商品を持っていった。なんと、金貨1000枚の商品だった。それが手土産とは、凄い。
いくらで仕入れたのか、分からないが、最低でも金貨300枚以上は、儲けたのだろう。私の1月分の儲けが一瞬だった。
なるほど、桁違いだった。これは、考え方を変えないとだめだ。商売をするなら、貴族相手だ。
まだ、私は、貴族にあったことがない。どうすれば、貴族に会えるのか、見当もつかない。
考えても仕方がないので、いい考えが浮かばないので、いや、浮かぶはずがないので、貴族の生活を見に行くことにした。
私達の生活エリアと隣接しているが、貴族は、基本的に別の貴族エリアで生活している。
あの商業ギルド前の商店も、あの店は、隠れ家的な店で、本当の店は、貴族エリアにある。
だが、貴族エリアの店に出入口すると、すぐに他の貴族に知れ渡る。従って、先ほどのように、大ぴらに見られたくないときは、普通の人の生活エリアの店に入っていく。あの店は、豪華だが、貴族が普通は、行かない。つまり、貴族からは、見えない店なのだ。
貴族エリアは、兵士によって出入口が警護されている。でも、今の私達は、隠密魔法があるので、大丈夫だ。
無事、貴族エリアに入ってきて、少し気が着いたことがある。それは、貴族がなぜか、こちらを向き、顔を背けているのだ。
私は、思念伝達で、スピアに話しかけた。
「私達、見つかっていない?」
「感づかれてるよ」
「どうしてかなぁ」
「だって、テラも、僕も臭いもの」
「そうか、失敗した」
「一旦、帰るよ」
私は、急いで、スピアの腰にぶら下がって、転移魔法で店まで、移動した。
そして、急いで、風呂場にいって、スピアの身体を洗ってあげた。そして、私の身体をスピアに洗って貰った。これで、臭くなくなったかなぁ。
一つは商品開発だ、もう一つは、宣伝だ。まあ、これまで、何もやってきていないので、少しの努力でも、効果は、すぐ出るだろう。
まず、商品開発だ、自分で考えるのは、苦手なので、誰かの店の真似をすることにした。
まずは、近くの店で流行っているところに行こう。でも、流行っている店って、よく、分からない。
やっぱり、誰かに頼らないとね。さっそく、商業ギルドのリンダに教えて貰うことにした。
商業ギルドに入るなり、リンダを探した。
「リンダ姉、お早う」
「いつもより、元気そうね。どうしたの?」
「リンダ姉に甘えに来たよ」
「そうか、テラちゃんは、まだまだ、子供かなぁ?」
「うん、まだまだ、子供だよ。だから、教えてね」
「何を、教えるの?」
「この街で儲かっている店って、どこにあるの?」
「それは、この商業ギルドの向かえにある商店よ。
まあ、この街どころか、この王国一、儲けているね」
「ありがとう。早速行ってくるよ」
「だめよ。あの店は、貴族しか、相手にしないのよ。だから、普通の人は、入ることもできないよ」
「貴族しか、相手にしなくても、儲かるの?」
「貴族との取引は、普通の人の何10倍、いや、何100倍にも大きいのよ。
だから、一度の取引で、あなたの1月の儲け以上、儲けているわ」
「あー、そうなんだ。そうよね。そうだった」
「あら、あら、壊れちゃったかなぁ?」
「大丈夫です。分かりました」
「そう、参考にならなくて、ごめんね」
「いえ、いえ、リンダ姉は、可愛いです。
また、来ます。バイバイ」
商業ギルドを出た私は、路地裏に行って、隠密魔法を起動した。横にいるスピアにも、隠密魔法を掛けておいた。
「スピア、今、隠密魔法って言って、人目から隠れる魔法を掛けたよ。
だから、暫くは、話したらだめだよ」
「うん、分かった」
私は、スピアの腰に暫く、ぶら下ってから、商業ギルドの向かえにある商店の前にやって来た。
そして、こっそりと、中に入っていった。店の中は、まるで、貴族の家みたいに豪華だった。初めて見るような装飾や家具などが並んでいた。ソファもふかふかで、あの上で一度、スピアと一緒に寝てみたいぐらいだった。
店の中を見て回ったが、商品らしいものは、置いていなかった。ここって、商店のはずだよね。何故、商品がないのかなぁ? わからない。お客が来たようなので、話を聞いてみよう。
「これは、これは、〇〇〇様、遠い所をご苦労様です」
「いや、ついでだよ。この先の貴族にダンスパーティーに招待されてね」
「そうでございますか、△△△様のお屋敷でございますね」
「そうだ。よく知っているな」
「それは、もちろんです。この街一の貴族様ですから、国王にも何度も、お目通りしているとか」
「そのようだな。私は、まだ、無いが、その内にな」
「それは、そうですよ。〇〇〇様ほどの方が、国王の目に留まらないはずがありません」
「まあな。ところで、何か、土産になるような物はないか? この度は、少し急いで来たので、手ぶらなんだよ」
「左様でございましたか。少し、お待ちください」
何か、合図を送ると、近くの従業員が、紅茶とクッキーを運んできた。
「これでも、ご賞味ください。例の品を持ってきなさい」
従業員は、静かにその場を去っていった。しかし、静かだが、素早い動きだ。まるで、アイススケートでも滑っているかのように優雅だ。
暫くして、先ほどの従業員が両手で、品物を持って来た。
テーブルの上に置かれた商品の説明を始めた。お客は、膝を乗り出し、興味津々だ。
商談が成立して、お客は、商品を持っていった。なんと、金貨1000枚の商品だった。それが手土産とは、凄い。
いくらで仕入れたのか、分からないが、最低でも金貨300枚以上は、儲けたのだろう。私の1月分の儲けが一瞬だった。
なるほど、桁違いだった。これは、考え方を変えないとだめだ。商売をするなら、貴族相手だ。
まだ、私は、貴族にあったことがない。どうすれば、貴族に会えるのか、見当もつかない。
考えても仕方がないので、いい考えが浮かばないので、いや、浮かぶはずがないので、貴族の生活を見に行くことにした。
私達の生活エリアと隣接しているが、貴族は、基本的に別の貴族エリアで生活している。
あの商業ギルド前の商店も、あの店は、隠れ家的な店で、本当の店は、貴族エリアにある。
だが、貴族エリアの店に出入口すると、すぐに他の貴族に知れ渡る。従って、先ほどのように、大ぴらに見られたくないときは、普通の人の生活エリアの店に入っていく。あの店は、豪華だが、貴族が普通は、行かない。つまり、貴族からは、見えない店なのだ。
貴族エリアは、兵士によって出入口が警護されている。でも、今の私達は、隠密魔法があるので、大丈夫だ。
無事、貴族エリアに入ってきて、少し気が着いたことがある。それは、貴族がなぜか、こちらを向き、顔を背けているのだ。
私は、思念伝達で、スピアに話しかけた。
「私達、見つかっていない?」
「感づかれてるよ」
「どうしてかなぁ」
「だって、テラも、僕も臭いもの」
「そうか、失敗した」
「一旦、帰るよ」
私は、急いで、スピアの腰にぶら下がって、転移魔法で店まで、移動した。
そして、急いで、風呂場にいって、スピアの身体を洗ってあげた。そして、私の身体をスピアに洗って貰った。これで、臭くなくなったかなぁ。
0
あなたにおすすめの小説
アリア
桜庭かなめ
恋愛
10年前、中学生だった氷室智也は遊園地で迷子になっていた朝比奈美来のことを助ける。自分を助けてくれた智也のことが好きになった美来は智也にプロポーズをする。しかし、智也は美来が結婚できる年齢になったらまた考えようと答えた。
それ以来、2人は会っていなかったが、10年経ったある春の日、結婚できる年齢である16歳となった美来が突然現れ、智也は再びプロポーズをされる。そのことをきっかけに智也は週末を中心に美来と一緒の時間を過ごしていく。しかし、会社の1年先輩である月村有紗も智也のことが好きであると告白する。
様々なことが降りかかる中、智也、美来、有紗の三角関係はどうなっていくのか。2度のプロポーズから始まるラブストーリーシリーズ。
※完結しました!(2020.9.24)
異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない
葉泪秋
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3)
「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー)
ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。
神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。
そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。
ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。
早く穏やかに暮らしたい。
俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。
【毎日18:00更新】
※表紙画像はAIを使用しています
転生幼子は生きのびたい
えぞぎんぎつね
ファンタジー
大貴族の次男として生まれたノエルは、生後八か月で誘拐されて、凶悪な魔物が跋扈する死の山に捨てられてしまった。
だが、ノエルには前世の記憶がある。それに優れた魔法の才能も。
神獣の猫シルヴァに拾われたノエルは、親を亡くした赤ちゃんの聖獣犬と一緒に、神獣のお乳を飲んで大きくなる。
たくましく育ったノエルはでかい赤ちゃん犬と一緒に、元気に楽しく暮らしていくのだった。
一方、ノエルの生存を信じている両親はノエルを救出するために様々な手段を講じていくのだった。
※ネオページ、カクヨムにも掲載しています
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
聖女召喚に巻き込まれたけど、僕は聖者で彼女よりも優れた能力を持っていた。
アノマロカリス
恋愛
僕の名前は、凱旋寺聖(がいせんじひじり)という厳つい苗字の高校2人生だ。
名前から分かる通り、僕の家は300年続く御寺の一族だ。
その所為か、子供の頃から躾は厳しく育てられた…が、別に跡を継ぐという話は出た事がない。
それもその筈…上に、二人の兄と姉がいるからだ。
なので、兄や姉が後継を拒まない限り、跡目争いに巻き込まれるわけではないのだ。
そんなわけで、厳しく育てられては来たが…抜け道を探しては良く遊んでいた。
…という、日頃の行いが悪い事をしていた所為か…
まさか、あんな事に巻き込まれるなんてなぁ?
この物語はフィクションです。
実在の人物や団体とは一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる