錬金術師の召喚魔法 ゴーレム擬きで世界征服?

無似死可

文字の大きさ
118 / 270
 第13章 魔法学院(マテーダ王女)編

1308.加盟店計画

しおりを挟む
 先ほど、リンダから思念伝達で、連絡を受けた。看板や包装用の袋などのデザインが出来上がったので、確認して欲しいということだ。

 早速、私は、リンダに会いに転移魔法で、移動した。

 「リンダ、早かったね」

 「えぇ、頑張ったわよ。これだけど、どう?」

 「良いと思うよ。それから、加盟店用の物は、もっと小さいサイズにして欲しい。支店と区別したいから」

 「わかったわ。それ以外は、どう?」

 「後は、問題ないと思うよ。それから、今後の計画を話しておくね。

 『テラ・ワールドの本店から、支店へ商品を送り、販売してもらう。場合によれば、無人販売用の機械を使っても良い。配送には、テラ・ワールドの本店にある、転移用の魔法陣を使う。

 加盟店には、支店と同じように商品を卸すが、支店へ卸すときは、商品代金は、不要だが、加盟店の場合は、販売価格の20%引きで降ろす。後は、販売店に任せる。ただし、販売出来た商品に関しては、5%の手数料を貰う。売れなかった商品は、引き取る。ただし、引き取り期限を商品受け取り後1ケ月とする。

 加盟店は、テラ・ワールドの商品の類似商品は販売できない。その他の商品については、加盟店が他から仕入れても良い。

 加盟店は、入会時に金貨20枚を登録料として、支払うこと。
 また、月金貨5枚を相談料として支払うこと。』

 これが、今回考えている、テラ・ワールドの加盟店計画だよ」

 「それで、加盟店はあると思うの?」

 「さあ、どうかな? これは、実験だよ。失敗したら、また、考えるよ」

 「そうか、やってみないと分からない物ね。一つ気になったのが、商店に商品を卸していた錬金術師は、どうなるの?」

 「当面は、赤のポーションを売っていくので、他の商品を創れば、問題ないよ。もし、創れないのなら、失業するね」

 「結構な数の失業者がでない?」

 「まあ、やってみないとね」

 「まあ、やりながら、改善しましょうか」

 「うん。ありがたい。そう言って貰って。ただ、今、致命的な欠陥があれば、教えてね。私、結構抜けているから。自慢じゃにけどね」

 「はい、はい、よく分かっていますよ」

 「良かった。リンダに分かって貰えている。嬉しいな?」

 「いつ、スタートする?」

 「それは、リンダに任せるよ。加盟店の用紙も作っておいてね」

 「いいよ。後は、このリンダに任せてよ」

 「はい。お願いします」

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 後日、リンダから、連絡が入った。明日から、始めるということだ。暫くは、目が離せないね。

 シロッコスから、連絡が入った。兵士の家族の移民は、順調に言っているらしい。ほとんどが、一緒に暮らしたいと言っているらしい。それと、住居が無料で、提供されることも影響が大きいようだ。

 ただ、巫女の件は、大きな進展がないようだ。やはり、宗教がらみは難しいようだ。別のことを考えないとだめかもしれない。

 レンゲーから、ちょっと、変わった報告が入った。それは、ソーロン帝国の南に大きな大陸ががあり、どうも、そこから魔物の侵攻があるようだ。それに対抗するために、ソーロン帝国は、高さ20mにも及ぶ高い壁を作っているようだ。しかも、その厚みが2mもあり、通常の攻撃では、破ることができないほどの物らしい。一定の間隔で、見張り台と大きな鉄の門があるそうだ。その門は、鉄でできており、厚さ50cmにもなるそうだ。

 いままで、勘違いをしていたようだ。ソーロン帝国が、軍備を強化していたのは、他の国を攻めるためではなく、魔物の侵攻から、帝国を守るためだったようだ。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 今日は、色々と動き回ったせいで、授業に参加することが出来なかった。明日は、授業に出よう。そう思いながら、魔法学院の自分の部屋で、ベッドの上で、頭から、布団を被って、眠り込んでしまった。

 「コン、コン」

 誰かが、ノックしている。こんな夜中に誰だろう。私は、寝たふりをして、様子を見ていた。

 「コン、コン」

 また、ノックしている。今度は、ドアを開けようとしている。この部屋には、結界が張ってあるから、私が許可して者以外はいてくることはできない。

 あれ、中に入って来た。私の闇魔法の結界が破られた。これは、一大事だ。私は、耳を澄ましながら、侵入者の様子を窺っていた。

 すると、いきなり、布団の中に忍び込んで来た。思わず、私は、侵入者の両手を掴み、ベッドの上に押し付けて、自由を奪った。それから、光魔法で、部屋の明かりをつけた。

 「誰だ、こんな夜中に!」

 「テラ、私よ。手が痛いわ」

 「あっ、ごめん。てっきり、強盗か何かだと勘違いしたよ」

 「何度もノックしたのに、返事がなかったから」

 「ごめん、寝込んでいたみたいだ」

 「本当に、ノックしたのよ。でも、返事がないから」

 「わかったよ。ごめん」

 「今日は、どうしたの? 授業に出なかったでしょ。魔法学院の中を探し回ったのよ」

 「今日は、色々、しないといけないことがあったんだ」

 「テラは、よく、こそこそ、何か、してる。何、してるの」

 「何でもないよ。家の用事だよ」

 「うそ、家族はスピアだけって、言ってたよ。だから、家の用事なんて、あるはずないよ」

 「嘘ではないよ。本当に、家の用事だよ。私の事が信じられないの?」

 「そんなことないもん。信じているもん」

 急に、幼子のような喋り方を始めた。どうしたらいいの? こりゃ、また、大変だ。授業に出ても、休んでも、何をしても、捕まってしまう。その後、安心して、寝るまで、ずっと相手をする羽目になった。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

無能勇者の黙示録~勝手に召喚されて勝手に追放されたので勝手に旅に出ます~

枯井戸
ファンタジー
力も強くない、足も速くない、魔法も使えないし、頭も大してよくない、どこにでもいるちょっとオタク趣味の主人公・東雲真緒が白雉国に勇者として転生する。 同期の勇者はそれぞれ力が強かったり、魔法が使えたり、回復ができたりと各々の才能を開花させ頭角を現していくのだが、真緒に与えられた才能は異世界転生モノでよく見る〝ステータスオープン〟のみだった。 仲間には使えないと蔑まれ、ギルドには落第勇者の烙印を押され、現地人には殺害されかけ、挙句の果てに大事な人を亡くし、見ず知らずの土地の最底辺で生きていくことになった真緒だったが、彼女はまだ〝ステータスオープン〟の可能性に気づいていないだけだった。 ───────────── ※投稿時間は多少前後しますが毎日投稿は続けていくつもりです。 ※タイトルは予告なしにガラリと変わる場合があるのでご了承ください。 ※表紙は現在の主人公のイメージ図です。もしまた別の国へ行く場合、彼女の装いも変化するかもしれません。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~

ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国の辺境で、ただ静かに生き延びたいと願う少年、ヴァン。 彼に正義感はない。あるのは、前世の記憶と、母が遺した『物理法則を応用した高圧魔力』という危険な理論だけだ。 敵の大軍が迫る中、ヴァンは剣も振るわず、補給線と心理を切り裂く。 結果、敵軍は撤退。代償も、喝采も、彼には無意味だった。 だが、その「効率的すぎる勝利」は帝国の目に留まり、彼は最高峰の『帝国軍事学院』へと引きずり出される。 「英雄になりたいわけじゃない。生き残りたいだけだ」 謎の仮面メイド『シンカク』、命を取引に差し出した狼耳の少女『アイリ』。 少年は選択する。正義ではなく、最も費用対効果の高い道を。 これは、合理が英雄譚を侵食していく、学園ミリタリーファンタジー。 【※作者は日本語を勉強中の外国人です。翻訳ソフトと辞書を駆使して執筆しています。至らない点もあるかと思いますが、物語を楽しんでいただければ幸いです。】

ギルドの受付嬢はうごかない ~定時に帰りたいので、一歩も動かず事件を解きます~

ぱすた屋さん
ファンタジー
ギルドの受付嬢アイラは、冒険者たちから「鉄の女」と呼ばれ、畏怖されている。 絶世の美貌を持ちながら、常に無表情。そして何より、彼女は窓口から一歩も動かない。 彼女の前世は、某大手企業のコールセンター勤務。 営業成績トップを走り抜け、最後には「地獄のクレーム処理専門部署」で数多の暴言を鎮めてきた、対話術の怪物。 「次の方、どうぞ。……ご相談ですか?(クローズド・クエスチョン)」 転生した彼女に備わったのは、声の「真偽」が色で見える地味な能力。 だが、彼女の真の武器は能力ではなく、前世で培った「声のトーン操作」と「心理誘導」だった。 ある日、窓口に現れたのは「相棒が死んだ」と弔慰金をせしめようとする嘘つきな冒険者。 周囲が同情し、ギルドマスターさえ騙されかける中、アイラは座ったまま、静かにペンを走らせる。 「……五秒だけ、沈黙を差し上げます。その間に、嘘を塗り直すおつもりですか?」 戦略的沈黙、オウム返し、そして逃げ場を塞ぐイエス・セット。 現代のコールセンター術を叩きつけられた犯人は、自らその罪を吐き散らし、崩れ落ちる。 「あー、疲れた。一五分も残業しちゃった。……マスター、残業代三倍でお願いしますね」 これは、一歩も動きたくない受付嬢が、口先だけで悪を断罪し、定時退勤を目指す物語。

処理中です...