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神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第2部 《精霊の紋章》
4話 忍び寄る影
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「エリオ、マーリン、世話になったな」
「いえ、アルザックさんの戦いはとても勉強になりました」
「ははは、お前はなかなか筋が良いからな。
きっと俺よりも強くなれるさ」
「じゃあ、私達は行くわ。
宿をありがとう」
「ああ、ありがとうな。
お前の師匠ってのが見つかる事を祈ってるぜ」
ゴブリン退治の翌日、昼前に俺とマーリンは村を後にした。
「じゃあマーリンは王都に住んでたのか?」
「住んでいたって言うか、学院に通っていたのよ。
それで卒業して師匠の所に帰ろうとしたら手紙が来て旅をして師匠を探せって書いててね。
あーもう!
絶対見つけてぶん殴ってやる!」
マーリンと他愛もない話をしながら歩いていると前方から馬に乗った集団が近づいて来た。
揃いの鎧を着ている。
どうやら騎士の様だ。
俺とマーリンは街道の端に寄り、道を開ける。
騎士達は走り去ると思ったのだが、俺達の少し前で止まると、他の騎士より少しだけ豪華な鎧を着た騎士がこちらに近づいて来た。
「私はパーフェ男爵様に仕える騎士、ソリオだ。
お前達は冒険者か?」
「はい、そうですが……」
「ならば、ギルドカードを確認させて貰おう」
俺とマーリンは下馬したソリオにギルドカードを見せる。
「確かに、確認した。
問題ないだろう」
「何かあったのですか?」
マーリンの問いにソリオは頷き答える。
「パーフェ男爵領にある村が2つ、壊滅している事が分かったのだ。
村人は全て身体が石になっていた。
中には粉々に砕けている者も居る」
「身体が石に!」
マーリンが驚きの声を上げる。
「ああ、私達はパーフェ男爵様の命により、各村を回り、村人の安否を確認しているのだが、何か知っている事はあるか?」
「はい、私は学院に通っている頃に身体が石になる奇病を患った友人の妹の為、石化について調べた事があるのですが、身体が完全な石に変わる事はなかなか有りません。
友人の妹は特異体質から来る病でした。
石化と言われるバジリスクの視線やコカトリスのブレスは石化の様に身体が固まる麻痺の事です。
そうなると村人全員を石に変えられる物と言えば……」
「心当たりがあるのか?」
「考えられるのは石化の邪眼です」
「石化の邪眼?石化の魔眼なら有名だが?」
「石化の魔眼はバジリスクやコカトリスと同じ麻痺の一種です。
しかし、石化の邪眼ならば完全な石に変える事が出来るはずです」
「そうか……実は壊滅した村の周辺で魔族を目撃したと言う証言があるのだ。
村の壊滅に何か関わっているかも知れんな。
この情報はパーフェ男爵様に伝えよう。
協力、感謝する」
ソリオはそう言うと馬に乗り、仲間の騎士と駆けて行った。
===========================
魔王の1人、コルダールの配下の魔族、グラーは精鋭の30人を引き連れ、魔王コルダールと共に人間の国、ミルミット王国の奥地まで潜入して居た。
目的の場所まであと少し、途中いくつかの小さな村を皆殺しにし、漸く目的地に到着した。
グラーはコルダールと別れ、30人の部下を引き連れ目的地の村に入って行く。
コソコソなどしない。
途中、ついでに滅ぼした村と同様、正面から入り正面から叩き潰すだけだ。
村人の姿が見えないが、村の中心地、広場のようになっている場所に1人の老人が立っていた。
「おい、爺さん。
この村にエリオって奴が居るはずだ。
死にたく無かったら大人しくエリオって奴を出してもらおう」
「かっかっか、魔族がエリオになんのようじゃ?」
意外にも爺さんは魔族である自分に怯えるでもなく尋ね返して来た。
「爺さんは知らなくて良いんだよ。
言わないなら殺す」
俺が軽く指をふる合図で隣にいた部下のボイスが爺さんに近く。
筋骨隆々の大男であるボイスなら、あんな爺さんなど息をするように殺せるだろう。
その後、エリオとやらを探せば良い。
ゴォ
グラーが爺さんから意識を外した時だった。
とてつもない轟音にボイスの方を振り向くと、そこにはボイスの下半身のみが残されていた。
「は?」
ゆっくりと倒れるボイスの下半身を見たグラーの口から溢れたのはそんな言葉にならない言葉だった。
「敵を前に余所見とは、まったく、最近の若い者はなっとらんわい」
グラーが再度爺さんの方を見ると爺さんの周りには雷を纏った黒い塊がいくつも飛び回っている。
「な、お、お、お前、お前は!」
グラーにはその姿に見覚えがあった。
20年程前、魔族と人間の間で起こった大戦争でまだ新兵だったグラーの所属していた部隊を壊滅させた人間の魔術師、幸運にも逃げ延びたグラーは、後で知った事だが、その人間はミルミット王国の筆頭王宮魔導師だった。
「お前は、黒雷のフリジオか⁉︎」
「ん、なんじゃ小僧、お主、20年前の生き残りか?」
バカな!なんでこんな化け物が田舎の村に!
「くっ! おい!おい!」
隣に居た部下を呼ぶが返事が無い。
部下の方を見ると絶命した部下の右目に矢が突き立っていた。
「な、何が……」
部下の目に刺さった矢の尾羽は真っ赤に染められている。
その矢の話は聞いた事があった。
森の中で何処からともなく飛んで来て兵士の右目を貫いて命を奪って行く。
「この矢…………赤弓のメルビンか!」
真っ赤な弓と赤い矢羽を使うエルフの弓士だ。
「クソ!撤退だ」
グラーはそう叫び、踵を返し村から出ようとするが、そこには今まで存在しなかった巨大な壁がある。
「なんだこれは!」
グラーが壁を斬りつけるが壁は砂で出来ており斬りつけようともすぐ元に戻ってしまう。
グラーはこれも知っていた。
20年前の大戦争で渓谷に巨大な砂の砦を創り出し、魔族の進軍をたった1人で10日間も足止めしたのは若干14歳の天才魔法使いだと言う話だ。
グラーが砂の壁の上を見上げると恰幅の良い中年の女が立っている。
「今度は砂城のラーナか⁉︎」
「ふん、あんた達の好きにはさせないよ!」
「ぐぅ!」
呻くグラーにフリジオがゆっくりと近づきながら語りかける。
「エリオは我ら人間の希望、わしらはエリオを護る為、精霊に導かれし者、貴様ら魔族にエリオを……『勇者エリオ』を渡すわけには行かぬ!」
「クソ!散れ!お前ら!誰でも良い、村人を人質に取れ!」
グラーの指示に一斉に走り出す魔族の精鋭達だったが建物の中や木の陰から現れた村人達に次々と倒されて行く。
村人達の動きはとても田舎の村人の動きではない。
それは熟練した戦士の動きだった。
そして、手に持つ武器も並み大抵の物ではない。
少なくともちょっと田舎で名を馳せた様な冒険者が手に出来る様な物でほなかった。
「ぐぁぁあ!」
また1人、部下が倒された。
倒したのは2人組の村人だ。
まるで獣の牙の様な剣を右手に持った男と、まったく同じ剣を左手に持った女だ。
「金狼のバルと銀狼のリンダか……」
かつて、『双頭』と呼ばれた2人組の冒険者だ。
脆弱な人間の中に僅かに存在する力ある者、まさか、そんな奴らがこんな山奥に大挙して待ち構えているとは思わなかった。
「この村は精霊の導きで作られし勇者の揺りかご、この村に弱者など居らぬ」
フリジオがこちらを指差した。
その指輪先には黒い雷。
グラーは己の死を悟った。
ゴォ
耳をえぐる様な轟音の後、グラーが目を開くと自分とフリジオの間に1人の男が立っていた。
「あぁん、てめぇグラーよぉ、こんなジジイ共に何を手こずってんだよぉ?」
そこに居たのは自らが忠誠を捧げた主、魔王コルダールだった。
「いえ、アルザックさんの戦いはとても勉強になりました」
「ははは、お前はなかなか筋が良いからな。
きっと俺よりも強くなれるさ」
「じゃあ、私達は行くわ。
宿をありがとう」
「ああ、ありがとうな。
お前の師匠ってのが見つかる事を祈ってるぜ」
ゴブリン退治の翌日、昼前に俺とマーリンは村を後にした。
「じゃあマーリンは王都に住んでたのか?」
「住んでいたって言うか、学院に通っていたのよ。
それで卒業して師匠の所に帰ろうとしたら手紙が来て旅をして師匠を探せって書いててね。
あーもう!
絶対見つけてぶん殴ってやる!」
マーリンと他愛もない話をしながら歩いていると前方から馬に乗った集団が近づいて来た。
揃いの鎧を着ている。
どうやら騎士の様だ。
俺とマーリンは街道の端に寄り、道を開ける。
騎士達は走り去ると思ったのだが、俺達の少し前で止まると、他の騎士より少しだけ豪華な鎧を着た騎士がこちらに近づいて来た。
「私はパーフェ男爵様に仕える騎士、ソリオだ。
お前達は冒険者か?」
「はい、そうですが……」
「ならば、ギルドカードを確認させて貰おう」
俺とマーリンは下馬したソリオにギルドカードを見せる。
「確かに、確認した。
問題ないだろう」
「何かあったのですか?」
マーリンの問いにソリオは頷き答える。
「パーフェ男爵領にある村が2つ、壊滅している事が分かったのだ。
村人は全て身体が石になっていた。
中には粉々に砕けている者も居る」
「身体が石に!」
マーリンが驚きの声を上げる。
「ああ、私達はパーフェ男爵様の命により、各村を回り、村人の安否を確認しているのだが、何か知っている事はあるか?」
「はい、私は学院に通っている頃に身体が石になる奇病を患った友人の妹の為、石化について調べた事があるのですが、身体が完全な石に変わる事はなかなか有りません。
友人の妹は特異体質から来る病でした。
石化と言われるバジリスクの視線やコカトリスのブレスは石化の様に身体が固まる麻痺の事です。
そうなると村人全員を石に変えられる物と言えば……」
「心当たりがあるのか?」
「考えられるのは石化の邪眼です」
「石化の邪眼?石化の魔眼なら有名だが?」
「石化の魔眼はバジリスクやコカトリスと同じ麻痺の一種です。
しかし、石化の邪眼ならば完全な石に変える事が出来るはずです」
「そうか……実は壊滅した村の周辺で魔族を目撃したと言う証言があるのだ。
村の壊滅に何か関わっているかも知れんな。
この情報はパーフェ男爵様に伝えよう。
協力、感謝する」
ソリオはそう言うと馬に乗り、仲間の騎士と駆けて行った。
===========================
魔王の1人、コルダールの配下の魔族、グラーは精鋭の30人を引き連れ、魔王コルダールと共に人間の国、ミルミット王国の奥地まで潜入して居た。
目的の場所まであと少し、途中いくつかの小さな村を皆殺しにし、漸く目的地に到着した。
グラーはコルダールと別れ、30人の部下を引き連れ目的地の村に入って行く。
コソコソなどしない。
途中、ついでに滅ぼした村と同様、正面から入り正面から叩き潰すだけだ。
村人の姿が見えないが、村の中心地、広場のようになっている場所に1人の老人が立っていた。
「おい、爺さん。
この村にエリオって奴が居るはずだ。
死にたく無かったら大人しくエリオって奴を出してもらおう」
「かっかっか、魔族がエリオになんのようじゃ?」
意外にも爺さんは魔族である自分に怯えるでもなく尋ね返して来た。
「爺さんは知らなくて良いんだよ。
言わないなら殺す」
俺が軽く指をふる合図で隣にいた部下のボイスが爺さんに近く。
筋骨隆々の大男であるボイスなら、あんな爺さんなど息をするように殺せるだろう。
その後、エリオとやらを探せば良い。
ゴォ
グラーが爺さんから意識を外した時だった。
とてつもない轟音にボイスの方を振り向くと、そこにはボイスの下半身のみが残されていた。
「は?」
ゆっくりと倒れるボイスの下半身を見たグラーの口から溢れたのはそんな言葉にならない言葉だった。
「敵を前に余所見とは、まったく、最近の若い者はなっとらんわい」
グラーが再度爺さんの方を見ると爺さんの周りには雷を纏った黒い塊がいくつも飛び回っている。
「な、お、お、お前、お前は!」
グラーにはその姿に見覚えがあった。
20年程前、魔族と人間の間で起こった大戦争でまだ新兵だったグラーの所属していた部隊を壊滅させた人間の魔術師、幸運にも逃げ延びたグラーは、後で知った事だが、その人間はミルミット王国の筆頭王宮魔導師だった。
「お前は、黒雷のフリジオか⁉︎」
「ん、なんじゃ小僧、お主、20年前の生き残りか?」
バカな!なんでこんな化け物が田舎の村に!
「くっ! おい!おい!」
隣に居た部下を呼ぶが返事が無い。
部下の方を見ると絶命した部下の右目に矢が突き立っていた。
「な、何が……」
部下の目に刺さった矢の尾羽は真っ赤に染められている。
その矢の話は聞いた事があった。
森の中で何処からともなく飛んで来て兵士の右目を貫いて命を奪って行く。
「この矢…………赤弓のメルビンか!」
真っ赤な弓と赤い矢羽を使うエルフの弓士だ。
「クソ!撤退だ」
グラーはそう叫び、踵を返し村から出ようとするが、そこには今まで存在しなかった巨大な壁がある。
「なんだこれは!」
グラーが壁を斬りつけるが壁は砂で出来ており斬りつけようともすぐ元に戻ってしまう。
グラーはこれも知っていた。
20年前の大戦争で渓谷に巨大な砂の砦を創り出し、魔族の進軍をたった1人で10日間も足止めしたのは若干14歳の天才魔法使いだと言う話だ。
グラーが砂の壁の上を見上げると恰幅の良い中年の女が立っている。
「今度は砂城のラーナか⁉︎」
「ふん、あんた達の好きにはさせないよ!」
「ぐぅ!」
呻くグラーにフリジオがゆっくりと近づきながら語りかける。
「エリオは我ら人間の希望、わしらはエリオを護る為、精霊に導かれし者、貴様ら魔族にエリオを……『勇者エリオ』を渡すわけには行かぬ!」
「クソ!散れ!お前ら!誰でも良い、村人を人質に取れ!」
グラーの指示に一斉に走り出す魔族の精鋭達だったが建物の中や木の陰から現れた村人達に次々と倒されて行く。
村人達の動きはとても田舎の村人の動きではない。
それは熟練した戦士の動きだった。
そして、手に持つ武器も並み大抵の物ではない。
少なくともちょっと田舎で名を馳せた様な冒険者が手に出来る様な物でほなかった。
「ぐぁぁあ!」
また1人、部下が倒された。
倒したのは2人組の村人だ。
まるで獣の牙の様な剣を右手に持った男と、まったく同じ剣を左手に持った女だ。
「金狼のバルと銀狼のリンダか……」
かつて、『双頭』と呼ばれた2人組の冒険者だ。
脆弱な人間の中に僅かに存在する力ある者、まさか、そんな奴らがこんな山奥に大挙して待ち構えているとは思わなかった。
「この村は精霊の導きで作られし勇者の揺りかご、この村に弱者など居らぬ」
フリジオがこちらを指差した。
その指輪先には黒い雷。
グラーは己の死を悟った。
ゴォ
耳をえぐる様な轟音の後、グラーが目を開くと自分とフリジオの間に1人の男が立っていた。
「あぁん、てめぇグラーよぉ、こんなジジイ共に何を手こずってんだよぉ?」
そこに居たのは自らが忠誠を捧げた主、魔王コルダールだった。
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