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闘技祭 決戦編
アルミナの実力
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「首刈り!!」
「ほうっ!!鎌の戦技まで扱えるかっ!!」
氷の鎌を構えたアルミナがジイに向けて刃を振り翳し、咄嗟に鉄槌で受け止めるが通常の剣や槍と違い、特徴的な刃を持つ鎌を防ぐのは難しく、攻撃を止める事には成功したがジイの顎髭が少しだけ刈り取られる。数十年も剃っていない自慢の髭を切り付けられた事にジイは腹を立てて弾き返す。
「このっ……舐めるな小娘っ!!」
「おっと」
鉄槌を振り回すジイに対してアルミナは武器で受け止めるのは不利だと判断し、アルミナは回避に専念する。小髭族は巨人族にも劣らぬ腕力を誇り、更に体格が小柄な分だけ小回りが利く。ジイは鉄槌を回転させながら遠心力を加えた一撃を放つ。
「回転」
「くっ……!?」
振り抜かれた鉄槌に氷鎌の刃を砕かれ、アルミナは後方に撤退する。しかし、ジイは逃さずに跳躍して頭上から鉄槌を振り下ろす。
「その程度か小娘!!」
「調子に乗り過ぎだよ」
上空から接近してくるジイに対してアルミナは背中の杖を握りしめ、タザンの鉄球を受け止めた時のように雪の結晶を想像させる盾を作り上げる。だが、ジイは全体重を乗せた一撃を氷盾に放ち、氷の欠片が周囲に散らばる。
「何っ!?」
「油断しとったのはお主の方だったな!!」
ジイは氷盾を破壊した鉄槌をそのままアルミナの肉体に振り下ろすが、彼女は右に回避して直撃を避ける。しかし、完全には交わしきれずに左腕に鉄槌が掠ってしまい、アルミナの左腕の骨に罅が入った。
「ぐうっ……氷鎖!!」
「おっとと!?」
地面に着地する前にアルミナは右手を向けてジイの左足に氷の鎖を絡ませ、着地を邪魔して顔面から地面に叩きつける。その隙にアルミナは距離を取り、腫れ上がった左腕を確認して眉を顰める。
「油断していたつもりはないが……流石は歴戦の強者」
「いつつっ……中々やりおるわい」
顔面から勢いよく地面に叩きつけられたにも関わらず、ジイは鼻血すら出さずに顔を抑えながら起き上がる。打たれ強さも尋常ではなく、しかもタザンを上回る攻撃力を見せたジイにアルミナは笑みを浮かべ、次の攻撃を仕掛けた。
「氷槍!!」
「なにっ!?」
アルミナは背中の杖を取り出し、ジイに向けて構えると彼女の周囲に無数の「氷の短槍」が出現した。その光景を目撃したジイは慌てて鉄槌を構えるが、十数本の氷の槍がジイに向かう。
「なんの、回転!!」
「へえっ……」
迫りくる氷の槍に対してジイは鉄槌を回転させて次々と放たれる氷槍を叩き壊し、全ての攻撃を防ぐ。その光景を確認しながらもアルミナは杖を握りしめながら接近すると、ジイに向けて杖を突き出す。
「氷戦槍!!」
「ぬおおっ!?」
突き出された杖先から氷の刃が誕生し、杖を巨大な槍に変化させてアルミナは突き出す。ジイは鉄槌で受け止めようとしたが踏み止まれず、後方に吹き飛ばされてしまう。
「ぐはぁっ……!?」
「まだまだっ!!」
地面に倒れこんだジイに対してアルミナは突き出した杖を構え、今度は氷の刃を変形させて巨大な「鉄槌」を作り上げ、勢いよく叩きこむ。
「氷鉄槌!!」
「ぐおっ!?」
ジイに目掛けて巨大な鉄槌が衝突し、派手な土煙が舞い上がる。その光景を見た観衆は歓声と悲鳴を同時に上げるが、攻撃を仕掛けたアルミナは手元の感触に違和感を抱く。
「な、舐めるな小娘がぁっ……!!」
「おおっ……!?」
氷鉄槌を両手で受け止めたジイが鼻血を噴き出しながらも身体を起き上げ、力尽くでアルミナの氷鉄槌を振り払う。流石に立ち上がることは予想外だったのかアルミナは素直に驚いた表情を浮かべるが、ジイは鼻血を腕で拭いながらアルミナに笑いかける。
「血が滾るわい……これほどの強敵、久々じゃっ!!」
「……それはどうも」
「なんじゃい?その覇気のない返事は……まさか今の攻撃で儂を仕留められると思っておったのか?甘いわ小娘がっ!!がはははっ!!」
盛大な笑い声を上げながらジイは自分が落とした鉄槌を拾い上げようとするが、何故か拾い上げようとした瞬間に鉄槌が離れてしまう。
「ぬっ?」
不思議に思いながらもジイは鉄槌を拾い上げようとしたが、まるで磁石が反発するようにジイの伸ばした腕が近づくと鉄槌は離れてしまい、彼は慌てて両手を伸ばして掴み取ろうとするが鉄槌は生物のように逃げてしまう。
「こ、これはどういう事じゃ?」
「ああ、すまない。わざわざ敵に武器を拾わせるほど僕も甘くはないんだ」
ジイが何事かと鉄槌を調べると、何時の間にかアルミナの右手から生成された氷鎖が鉄槌に絡まっている事に気付き、拾い上げようとするたびに彼女が引き寄せている事に気付く。単純な手に引っかかっていた自分にジイは頬を赤くするが、アルミナは容赦なく鎖を引き寄せて鉄槌を奪い取る。
「おっとと……流石に重いな。これは僕でも扱いきれそうにないか」
「こ、小娘っ……!!」
「卑怯とは言わせないよ。それで貴方は武器を失ってもまだ戦えるのかな?」
「ええいっ……止めじゃ止めじゃっ!!」
身体を負傷し、武器を奪われたジイは大きなため息を吐きながらその場に座り込み、降伏するように両手を上げる。別に武器無しでも戦えない訳ではないが、素手で魔術師に戦闘を挑むのはあまりにも無謀であり、ジイは降参を宣言した。
「ほうっ!!鎌の戦技まで扱えるかっ!!」
氷の鎌を構えたアルミナがジイに向けて刃を振り翳し、咄嗟に鉄槌で受け止めるが通常の剣や槍と違い、特徴的な刃を持つ鎌を防ぐのは難しく、攻撃を止める事には成功したがジイの顎髭が少しだけ刈り取られる。数十年も剃っていない自慢の髭を切り付けられた事にジイは腹を立てて弾き返す。
「このっ……舐めるな小娘っ!!」
「おっと」
鉄槌を振り回すジイに対してアルミナは武器で受け止めるのは不利だと判断し、アルミナは回避に専念する。小髭族は巨人族にも劣らぬ腕力を誇り、更に体格が小柄な分だけ小回りが利く。ジイは鉄槌を回転させながら遠心力を加えた一撃を放つ。
「回転」
「くっ……!?」
振り抜かれた鉄槌に氷鎌の刃を砕かれ、アルミナは後方に撤退する。しかし、ジイは逃さずに跳躍して頭上から鉄槌を振り下ろす。
「その程度か小娘!!」
「調子に乗り過ぎだよ」
上空から接近してくるジイに対してアルミナは背中の杖を握りしめ、タザンの鉄球を受け止めた時のように雪の結晶を想像させる盾を作り上げる。だが、ジイは全体重を乗せた一撃を氷盾に放ち、氷の欠片が周囲に散らばる。
「何っ!?」
「油断しとったのはお主の方だったな!!」
ジイは氷盾を破壊した鉄槌をそのままアルミナの肉体に振り下ろすが、彼女は右に回避して直撃を避ける。しかし、完全には交わしきれずに左腕に鉄槌が掠ってしまい、アルミナの左腕の骨に罅が入った。
「ぐうっ……氷鎖!!」
「おっとと!?」
地面に着地する前にアルミナは右手を向けてジイの左足に氷の鎖を絡ませ、着地を邪魔して顔面から地面に叩きつける。その隙にアルミナは距離を取り、腫れ上がった左腕を確認して眉を顰める。
「油断していたつもりはないが……流石は歴戦の強者」
「いつつっ……中々やりおるわい」
顔面から勢いよく地面に叩きつけられたにも関わらず、ジイは鼻血すら出さずに顔を抑えながら起き上がる。打たれ強さも尋常ではなく、しかもタザンを上回る攻撃力を見せたジイにアルミナは笑みを浮かべ、次の攻撃を仕掛けた。
「氷槍!!」
「なにっ!?」
アルミナは背中の杖を取り出し、ジイに向けて構えると彼女の周囲に無数の「氷の短槍」が出現した。その光景を目撃したジイは慌てて鉄槌を構えるが、十数本の氷の槍がジイに向かう。
「なんの、回転!!」
「へえっ……」
迫りくる氷の槍に対してジイは鉄槌を回転させて次々と放たれる氷槍を叩き壊し、全ての攻撃を防ぐ。その光景を確認しながらもアルミナは杖を握りしめながら接近すると、ジイに向けて杖を突き出す。
「氷戦槍!!」
「ぬおおっ!?」
突き出された杖先から氷の刃が誕生し、杖を巨大な槍に変化させてアルミナは突き出す。ジイは鉄槌で受け止めようとしたが踏み止まれず、後方に吹き飛ばされてしまう。
「ぐはぁっ……!?」
「まだまだっ!!」
地面に倒れこんだジイに対してアルミナは突き出した杖を構え、今度は氷の刃を変形させて巨大な「鉄槌」を作り上げ、勢いよく叩きこむ。
「氷鉄槌!!」
「ぐおっ!?」
ジイに目掛けて巨大な鉄槌が衝突し、派手な土煙が舞い上がる。その光景を見た観衆は歓声と悲鳴を同時に上げるが、攻撃を仕掛けたアルミナは手元の感触に違和感を抱く。
「な、舐めるな小娘がぁっ……!!」
「おおっ……!?」
氷鉄槌を両手で受け止めたジイが鼻血を噴き出しながらも身体を起き上げ、力尽くでアルミナの氷鉄槌を振り払う。流石に立ち上がることは予想外だったのかアルミナは素直に驚いた表情を浮かべるが、ジイは鼻血を腕で拭いながらアルミナに笑いかける。
「血が滾るわい……これほどの強敵、久々じゃっ!!」
「……それはどうも」
「なんじゃい?その覇気のない返事は……まさか今の攻撃で儂を仕留められると思っておったのか?甘いわ小娘がっ!!がはははっ!!」
盛大な笑い声を上げながらジイは自分が落とした鉄槌を拾い上げようとするが、何故か拾い上げようとした瞬間に鉄槌が離れてしまう。
「ぬっ?」
不思議に思いながらもジイは鉄槌を拾い上げようとしたが、まるで磁石が反発するようにジイの伸ばした腕が近づくと鉄槌は離れてしまい、彼は慌てて両手を伸ばして掴み取ろうとするが鉄槌は生物のように逃げてしまう。
「こ、これはどういう事じゃ?」
「ああ、すまない。わざわざ敵に武器を拾わせるほど僕も甘くはないんだ」
ジイが何事かと鉄槌を調べると、何時の間にかアルミナの右手から生成された氷鎖が鉄槌に絡まっている事に気付き、拾い上げようとするたびに彼女が引き寄せている事に気付く。単純な手に引っかかっていた自分にジイは頬を赤くするが、アルミナは容赦なく鎖を引き寄せて鉄槌を奪い取る。
「おっとと……流石に重いな。これは僕でも扱いきれそうにないか」
「こ、小娘っ……!!」
「卑怯とは言わせないよ。それで貴方は武器を失ってもまだ戦えるのかな?」
「ええいっ……止めじゃ止めじゃっ!!」
身体を負傷し、武器を奪われたジイは大きなため息を吐きながらその場に座り込み、降伏するように両手を上げる。別に武器無しでも戦えない訳ではないが、素手で魔術師に戦闘を挑むのはあまりにも無謀であり、ジイは降参を宣言した。
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