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外伝 ~ヨツバ王国編~
神獣VS聖馬
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「ガアアアアッ!!」
「ぐうっ……うおおっ!!」
「駄目だ、逃げろ!!」
カゲマルは小袋を構えてフェンリルに投擲しようとしたが、先ほど小袋の中身を知ったフェンリルは二度も同じ攻撃を喰らわないために標的をカゲマルに変更させる。それを見たレナは咄嗟に魔法を発動させてフェンリルに攻撃を仕掛けようとした瞬間、突如として馬のような咆哮が森中に響き渡った。
「ヒヒィイイインッ!!」
「ガハァッ!?」
「何っ……!?」
フェンリルの巨体が唐突に吹き飛ばされ、小袋を投げようとしていたカゲマルは立ち止まり、目の前に現れた「白馬」を見上げる。その体長は普通の馬よりも遥かに大きく、フェンリルと同等の巨体を誇り、更に額の部分には水晶を想像させる程に美しい白角が生えていた。それを目撃したレナ達は白馬の正体が「ユニコーン」だとすぐに悟る。
「ユニコーン……!?」
「…………」
何処からともなく出現したユニコーンはレナ達を一瞥した後、すぐに自分が突き飛ばしたフェンリルに視線を向け、威嚇するように頭の角を構えた。フェンリルの方も派手に吹き飛ばされたはしたが損傷はないのか、すぐに起き上がると怒りで全身の毛を逆立たせてユニコーンに襲いかかった。
「ウォオオオンッ!!」
「ヒィイイインッ!!」
「うわぁっ!?」
巨獣2体が同時に相手に攻撃を仕掛け、森中に雄たけびが響く。フェンリルは両前足でユニコーンの胴体を掴み、ユニコーンも負けずに蹄でフェンリルの胴体を押し込む。お互いが竜種に匹敵する戦闘力を誇るため、攻撃を仕掛けるだけで地面が罅割れ、周囲の大樹が震える。
ユニコーンと戦闘を開始した事でフェンリルの注意は完全にレナ達を見失い、自分に攻撃を仕掛けたユニコーンに集中していた。この隙を逃さずにレナは倒れているハンゾウを抱き上げ、エリナを担いだカゲマルの元へ向かう。
「今の内に逃げよう……聞こえる?」
「何を言っているのかは分からんが、お前の唇の動きで伝えたいことは分かる……俺の言葉は通じているかは知らんが」
「大丈夫、俺も伝わってる」
先ほどのフェンリルの咆哮のせいでレナもカゲマルも耳が遠く、お互い何を言っているのかは理解できない。だが、カゲマルもレナも唇の動作だけで相手が何を話すのかを見抜く「読唇術」と呼ばれる技能スキルを習得しており、互いの顔を見た状態ならば何を話しているのか理解出来る。
フェンリルがユニコーンとの戦闘に夢中になっている間にレナ達はこの場を離れるため、急いで移動を行う。だが、ウルとアインは放置出来ないレナは2匹の方に振り返ると、既にアインが目を回しているウルを担いで駆け出していた。
「キュロロロッ!!」
「アイン!?お前、平気なのか?」
サイクロプスであるアインは耳が小さい事が理由なのか、あるいは聴覚が特殊なのかフェンリルの咆哮を耳にしても特に変わった様子は見せず、ウルを背中に抱えて急いで逃げ出す。レナ達もエリナとハンゾウを抱えて駆け出し、どうにかその場を抜け出した――
――数十分後、どうにか危機から逃れる事が出来たレナ達は小川を発見し、全員が体調を完全に取り戻すまで休憩を行う。エリナとハンゾウも無事に目を覚まし、川の水で顔を洗って意識を完全に取り戻す。
「ぷはぁっ……死ぬかと思ったっす」
「あれが伝説の魔獣でござるか……危うく、鼓膜が破れる所でござった」
「俺は「防音」のスキルを習得していたからどうにか気絶は免れたけど、それでも耳鳴りが酷いよ……」
「回復魔法で治せばいいだろう……鼓膜であろうと人体の一部ならば治療出来るはずだ」
「ウォンッ……」
「キュロロッ」
全員が生き残れたことを安堵する一方、まさかフェンリルと遭遇する事など夢にも思わず、全員がため息を吐き出す。アトラス大森林に入った直後にまさか伝説の魔獣と戦う羽目になるとは思わなかったが、それよりも気になる事は旧都で住処を作っているはずのユニコーンが出現した事である。
「あのユニコーンのお陰で結果的には助かったけど、どうしてユニコーンがここに居るんだ?旧都までまだ距離があるんでしょ?」
「そうっすね、ここから移動するにしても2日は掛かる距離なんですけど……」
「獲物を探して縄張りから離れたにしては随分と遠い所まで移動しているでござるな?」
「考えても仕方あるまい。また、奴等と遭遇する可能性もある以上、急いでここを離れるぞ」
「クゥ~ンッ……」
「どうしたウル……落ち込んでいるのか?」
会話の最中、アインに背中を摩られながらも悲し気な表情を浮かべるウルを見てレナは不思議に思い、慰めるように頭を撫でる。するとウルは申し訳なさそうにレナの顔を舐めとった。
「キュ~ン……」
「うわ、本当にどうしたんだお前……あ、そっか!!同じ狼型の魔獣に負けた事を気にしているのか?そういえば滅多に狼の魔獣と戦う事なんてなかったもんな……」
「ウォンッ」
ウルは自分と同じ狼型の魔獣であるフェンリルに敗北した事が堪えたらしく、悔しがるように鳴き声を上げた。だが、相手は伝説の魔獣である以上は仕方がない事であり、レナは慰める。
「仕方ないよウル、お前はまだ子供なんだし、負ける事だってあるよ。でも、次に会った時は今回のような結果にならないように頑張れよ」
「ウォオンッ!!」
「あたしとしては出来ればまたフェンリルと遭遇するような機会は御免ですけどね……」
フェンリルに対して強い対抗心を抱いたウルはレナの言葉に頷き、次に遭うときは無様に敗北はしない事を誓う。しばらくの間は休憩を行うと、エリナが出発を促す。
「そろそろ出発しましょうか。あんまり一か所に長居すると魔獣に襲われる心配もありますし、それにヨツバ王国の兵士もここへ訪れるかもしれません」
「でも、まだ森の出入口に入ったばかりなのに兵士がこんな所まで現れるのかな?」
「逆だ。出入口の付近こそ兵士の見張りを増やして外敵からの侵入を警戒するのは当たり前だろう」
「では、すぐに出発しようでござる」
休憩を終えると、レナ達は移動を再開して森の中を進む。エリナの道案内のお陰で迷う事はなく進めるが、もしも案内役が存在しなければ延々と続く森の中で報告感覚を失い、何時何処で襲ってくるのかも分からない魔獣に警戒しなければならず、普通の人間ならば生き残る事は出来なかっただろう。
移動の最中、レナはフェンリルと遭遇する前に察知した人間達の事を思い出し、今更ながらにどおうしてアトラス大森林の中に人間が存在したのか気にかかり、アイリスと交信して真実を探る。
『AIRISU』
『何でローマ字で呼んだんですかっ……一瞬、打ち間違えたのかと思いましたよ。本当に久々の名前ネタですね』
『そんな事よりも情報を教えてくれナビ子』
『誰がナビ子ですか、ちょっと可愛いと呼び名だと思ったじゃないですか……えっと、どうして森の中に人間が居たのかですね?結論から言えば彼等は密猟者ではありませんよ』
『そうなの?でも、それならなんでこんな場所に……』
密猟者が無断でアトラス大森林に侵入し、素材を回収していた時にフェンリルが襲い掛かったのかとレナは考えていたが、アイリスによると彼等は密猟者ではなく、もっと複雑な事情を抱えた人間達らしい。
『あの人達はヨツバ王国で暮らしていた人間達です。意外な事に思われるかもしれませんけど、ヨツバ王国では森人族以外の種族が多数暮らしています』
『へえ、そうなの?』
『最も彼等が暮す事を許されているのは王都以外の地域に存在する里だけです。王都で暮らす事が許されているの森人族のみで他の種族は立ち入る事も禁じられています。まあ、それはともかく、さっきの人達はヨツバ王国内で暮らしていた王国の間者、つまりは王妃が送り込んでいた密偵です』
『密偵?』
思いも寄らぬ言葉にレナは驚くが、アイリスは彼等がどのような経緯で襲われたのかを事細かに話す。
※おまけ(報告?)
アイリス「そういえば正月の投降はどうするんですか?前回の時は更新しまたけど、碌に休めずに風邪をひいて結局は読者の皆さんに迷惑を掛けましたよね(´ω`)ヤレヤレ」
カタナヅキ「ううっ……面目ない(;´・ω・)」
ということで正月は1月1日だけ休ませてもらいます。余裕があったらもしかしたら閑話を投降するかもしれません。
「ぐうっ……うおおっ!!」
「駄目だ、逃げろ!!」
カゲマルは小袋を構えてフェンリルに投擲しようとしたが、先ほど小袋の中身を知ったフェンリルは二度も同じ攻撃を喰らわないために標的をカゲマルに変更させる。それを見たレナは咄嗟に魔法を発動させてフェンリルに攻撃を仕掛けようとした瞬間、突如として馬のような咆哮が森中に響き渡った。
「ヒヒィイイインッ!!」
「ガハァッ!?」
「何っ……!?」
フェンリルの巨体が唐突に吹き飛ばされ、小袋を投げようとしていたカゲマルは立ち止まり、目の前に現れた「白馬」を見上げる。その体長は普通の馬よりも遥かに大きく、フェンリルと同等の巨体を誇り、更に額の部分には水晶を想像させる程に美しい白角が生えていた。それを目撃したレナ達は白馬の正体が「ユニコーン」だとすぐに悟る。
「ユニコーン……!?」
「…………」
何処からともなく出現したユニコーンはレナ達を一瞥した後、すぐに自分が突き飛ばしたフェンリルに視線を向け、威嚇するように頭の角を構えた。フェンリルの方も派手に吹き飛ばされたはしたが損傷はないのか、すぐに起き上がると怒りで全身の毛を逆立たせてユニコーンに襲いかかった。
「ウォオオオンッ!!」
「ヒィイイインッ!!」
「うわぁっ!?」
巨獣2体が同時に相手に攻撃を仕掛け、森中に雄たけびが響く。フェンリルは両前足でユニコーンの胴体を掴み、ユニコーンも負けずに蹄でフェンリルの胴体を押し込む。お互いが竜種に匹敵する戦闘力を誇るため、攻撃を仕掛けるだけで地面が罅割れ、周囲の大樹が震える。
ユニコーンと戦闘を開始した事でフェンリルの注意は完全にレナ達を見失い、自分に攻撃を仕掛けたユニコーンに集中していた。この隙を逃さずにレナは倒れているハンゾウを抱き上げ、エリナを担いだカゲマルの元へ向かう。
「今の内に逃げよう……聞こえる?」
「何を言っているのかは分からんが、お前の唇の動きで伝えたいことは分かる……俺の言葉は通じているかは知らんが」
「大丈夫、俺も伝わってる」
先ほどのフェンリルの咆哮のせいでレナもカゲマルも耳が遠く、お互い何を言っているのかは理解できない。だが、カゲマルもレナも唇の動作だけで相手が何を話すのかを見抜く「読唇術」と呼ばれる技能スキルを習得しており、互いの顔を見た状態ならば何を話しているのか理解出来る。
フェンリルがユニコーンとの戦闘に夢中になっている間にレナ達はこの場を離れるため、急いで移動を行う。だが、ウルとアインは放置出来ないレナは2匹の方に振り返ると、既にアインが目を回しているウルを担いで駆け出していた。
「キュロロロッ!!」
「アイン!?お前、平気なのか?」
サイクロプスであるアインは耳が小さい事が理由なのか、あるいは聴覚が特殊なのかフェンリルの咆哮を耳にしても特に変わった様子は見せず、ウルを背中に抱えて急いで逃げ出す。レナ達もエリナとハンゾウを抱えて駆け出し、どうにかその場を抜け出した――
――数十分後、どうにか危機から逃れる事が出来たレナ達は小川を発見し、全員が体調を完全に取り戻すまで休憩を行う。エリナとハンゾウも無事に目を覚まし、川の水で顔を洗って意識を完全に取り戻す。
「ぷはぁっ……死ぬかと思ったっす」
「あれが伝説の魔獣でござるか……危うく、鼓膜が破れる所でござった」
「俺は「防音」のスキルを習得していたからどうにか気絶は免れたけど、それでも耳鳴りが酷いよ……」
「回復魔法で治せばいいだろう……鼓膜であろうと人体の一部ならば治療出来るはずだ」
「ウォンッ……」
「キュロロッ」
全員が生き残れたことを安堵する一方、まさかフェンリルと遭遇する事など夢にも思わず、全員がため息を吐き出す。アトラス大森林に入った直後にまさか伝説の魔獣と戦う羽目になるとは思わなかったが、それよりも気になる事は旧都で住処を作っているはずのユニコーンが出現した事である。
「あのユニコーンのお陰で結果的には助かったけど、どうしてユニコーンがここに居るんだ?旧都までまだ距離があるんでしょ?」
「そうっすね、ここから移動するにしても2日は掛かる距離なんですけど……」
「獲物を探して縄張りから離れたにしては随分と遠い所まで移動しているでござるな?」
「考えても仕方あるまい。また、奴等と遭遇する可能性もある以上、急いでここを離れるぞ」
「クゥ~ンッ……」
「どうしたウル……落ち込んでいるのか?」
会話の最中、アインに背中を摩られながらも悲し気な表情を浮かべるウルを見てレナは不思議に思い、慰めるように頭を撫でる。するとウルは申し訳なさそうにレナの顔を舐めとった。
「キュ~ン……」
「うわ、本当にどうしたんだお前……あ、そっか!!同じ狼型の魔獣に負けた事を気にしているのか?そういえば滅多に狼の魔獣と戦う事なんてなかったもんな……」
「ウォンッ」
ウルは自分と同じ狼型の魔獣であるフェンリルに敗北した事が堪えたらしく、悔しがるように鳴き声を上げた。だが、相手は伝説の魔獣である以上は仕方がない事であり、レナは慰める。
「仕方ないよウル、お前はまだ子供なんだし、負ける事だってあるよ。でも、次に会った時は今回のような結果にならないように頑張れよ」
「ウォオンッ!!」
「あたしとしては出来ればまたフェンリルと遭遇するような機会は御免ですけどね……」
フェンリルに対して強い対抗心を抱いたウルはレナの言葉に頷き、次に遭うときは無様に敗北はしない事を誓う。しばらくの間は休憩を行うと、エリナが出発を促す。
「そろそろ出発しましょうか。あんまり一か所に長居すると魔獣に襲われる心配もありますし、それにヨツバ王国の兵士もここへ訪れるかもしれません」
「でも、まだ森の出入口に入ったばかりなのに兵士がこんな所まで現れるのかな?」
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「では、すぐに出発しようでござる」
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『誰がナビ子ですか、ちょっと可愛いと呼び名だと思ったじゃないですか……えっと、どうして森の中に人間が居たのかですね?結論から言えば彼等は密猟者ではありませんよ』
『そうなの?でも、それならなんでこんな場所に……』
密猟者が無断でアトラス大森林に侵入し、素材を回収していた時にフェンリルが襲い掛かったのかとレナは考えていたが、アイリスによると彼等は密猟者ではなく、もっと複雑な事情を抱えた人間達らしい。
『あの人達はヨツバ王国で暮らしていた人間達です。意外な事に思われるかもしれませんけど、ヨツバ王国では森人族以外の種族が多数暮らしています』
『へえ、そうなの?』
『最も彼等が暮す事を許されているのは王都以外の地域に存在する里だけです。王都で暮らす事が許されているの森人族のみで他の種族は立ち入る事も禁じられています。まあ、それはともかく、さっきの人達はヨツバ王国内で暮らしていた王国の間者、つまりは王妃が送り込んでいた密偵です』
『密偵?』
思いも寄らぬ言葉にレナは驚くが、アイリスは彼等がどのような経緯で襲われたのかを事細かに話す。
※おまけ(報告?)
アイリス「そういえば正月の投降はどうするんですか?前回の時は更新しまたけど、碌に休めずに風邪をひいて結局は読者の皆さんに迷惑を掛けましたよね(´ω`)ヤレヤレ」
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